ラノベ作家の視点で、コミカライズがどう決まるのか、作家は何をするのか、など裏側を語りました!
▼本日発売の「俺は学園頭脳バトルの演出家!」第1巻はこちら!
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コミックガルド:https://comic-gardo.com/episode/2551460909967440804
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サマリー
ライトノベル作家の片沼ほとりが、自身の作品「俺は学園頭脳バトルの演出家!」のコミカライズ第1巻発売を記念し、コミカライズの裏側について語る。企画決定から連載開始、連載中の作家の役割、そして収入について、自身の経験を交えながら解説。作家志望者や読者に向けて、コミカライズの魅力や制作の舞台裏を分かりやすく伝えている。
コミカライズ第1巻発売のお知らせと本日のテーマ
はい、どうもこんにちは。ライトノベル作家の片沼ほとりです。 本日はですね、お知らせがありまして、ポッドキャストを今収録しております。
というのもですね、タイトルにもある通りなんですけれども、 俺は学園ズボンバトルの演出家のコミカライズの第1巻が本日発売になりました。
はい、パチパチパチー。 ということで、まあなんかね、記念に
ポッドキャストを収録しようかなと思ったんですが、 もちろん宣伝しようかなとも思ったんですけど、
まあもちろんね、いろいろ語れることはあるんですけど、 もうめちゃめちゃ絵が上手いんですよね、とか。
まあ見てほしいものはいろいろあるんですけど、 まあこの辺についてはですね、正直音声で話しても仕方ないというか、
もう下の概要欄のところに試し読みのリンクであったり、 Amazonのリンクであったりというのを貼っておきますので、
ぜひそちらを見てみてください。 というわけで、今日はですね、僕の発信の内容としては、
なかなかアマチュアの目から、 あるいは読者さんの目から見えないところを話していくというところがありますので、
コミカライズの裏側という話をしていこうかなと思います。 僕自身ですね、今回発売、今日発売された演出家に加えて、
これは以前から始まってるんですけど、 「こあゆめ、おれなき小悪魔の後輩は現実でもかわいいが、夢の中ではもっとかわいい。」
という作品もずいぶん前からコミカライズをしていただいていまして、 まあ2作品やってるのでね、コミカライズってこういうもんだんだよっていうのは話せるかなと思いますし、
作家志望者の方には、 コミカライズするってこんな感じなんだ、みたいな夢がある話として聞いてもらって、
読者の方にもこういうことをやってるんだな、みたいな話を興味深く聞いてもらえたら嬉しいなと思います。
もちろんその中でね、僕自身の体験談としてちょくちょく漏れ出るものがあると思うんですけれども、 その辺も楽しみにしていただければ幸いです。
話す内容としては、順番的には企画が決まるまで、企画っていうのはコミカライズですね、が決まるまでの話であったり、
コミカライズが決まってから、第1話が実際に連載されるまでの話であったり、
あとは始まった後どんなことをやるのかっていう話、あとは終了の話とかその辺語っていこうかなと思います。
コミカライズ企画はどうやって決まるのか
では始めていきます。まずですね、そもそもコミカライズでどうやって決まるのっていうところは、
正直僕もコミカライズが始まるまでというか決まるまで全然知らなかったことなんですけど、本当にわかんないと思うんですけど、
これはシンプルにいろいろあって、結局コミカライズをするっていうのを決めるのは漫画側の編集部なんですよね。
なのでやり方の一つとしては、漫画の編集部、編集者がライトノベルの作品に対して発売前あるいは発売後にこれコミカライズさせてくれませんかっていうふうに打診をするっていうのが一つ。
逆ももちろんあって小説側から編集者がいろんな漫画の編集部にこの作品コミカライズしませんかって言って営業するっていうのが普通かなと思います。
大体この2つのどっちかっていうのがざっくりなんですけど、大体多くの出版社では1つの出版社の中にライトノベルを扱う部署と漫画を扱う部署っていうのがあるんですよね。
なので例えばカドカーだったらカドカーの作品っていうのがライトノベルいっぱいあるわけですよ。
そのリストみたいなのがあって、カドカーの漫画の人だったらその中からいいのないかなーって探すとか。
オーバーラップだったら僕の演出家もオーバーラップ文庫っていうライトノベルレーベルとコミックガルドっていうコミックスのレベルがあるので、そこから探してみたいな話になっていきますと。
基本的には同じレーベル内、出版社内でやることが多いんですけど、それ以外も全然普通にありまして他社に営業をかけるっていうこと。
なかなかまだ始まってもない原作を他社の漫画家が漫画編集者が営業してくることはないんで、始まる前に小説を持って編集者が他社に打診するとか。
あとは小説が発売された後にこの小説を漫画化したら面白いなーって言って他社から打診が来るとかっていうところですね。
あとはシンプルに売れたら漫画にしたいっていう声がかかるとか。
そういうところで企画っていうのが始まっていきますと。
漫画編集者もその企画の立ち上げるタイミング、企画会議っていうのを漫画編集部の中で通すのかなと思うんですが、この漫画家でっていうのがあったりしますと。
で、ここで漫画家がどう決まるかっていうのは色々あるらしくて、一つあるのは漫画家さん、漫画編集者と漫画家さんっていうのは担当の関係なんで、漫画編集者さんがちょっとコミカライズやりたいですってなった時に、じゃあいくつか候補、漫画家さんに合いそうな候補を持ってくるんで読んでみてくださいっていう風にやることが結構多いですと。
で、その中で漫画家さんがこれやりたいですって言ったら話が通っていくっていう話ですね。
で、この場合は漫画家さんが選べるっていうところなんですけど、コンペ形式っていうのもあります。
つまり一つの小説があって、この小説をうちの漫画編集部でコミカライズするんだっていうのはある程度決まっていて。
で、じゃあどの漫画家さんにするってなった時に、いくつかの漫画家さんにコンペとしてネームとかキャラデザインとかを出してくださいと言って、その良し悪しを編集部で判断したり、あるいは原作の方で判断したりということが起こったりしますと。
こういう感じで進んでいきますと。
で、この辺については漫画家が最近不足してるんじゃないかとか、あるいは逆に原作が不足してるんじゃないかみたいな声もあったりするんですけど、まあ人によっていろいろ言っていることが立場によって違うのかなと思うんですけど、やっぱり純粋に良質な漫画家とか良質な原作っていうのが不足してるのかなと思いますけどね。
でも今のところは基本的には概ね漫画家の方が少なく足りてなくて、コミカライズ待ちみたいな作品がいっぱいあって、だからコミカライズ決定はしてるのに漫画家は見つからないみたいなものの方が多いのかなと思いますね。
で、漫画家さんがある程度どれをやりたいというのを選べる。もちろん人気の原作とか売れてる作品とかは人気が高いんでコンペになったり売買屋になったりするんだろうなとは思うんですけど、まあそういう感じですと。
「演出家」と「こあゆめ」のコミカライズ決定経緯
で、じゃあ今これがそういうお話で、じゃあ片沼仏作品の場合どうだったんですかというお話をしようと思うんですが、演出家はですね、まさにそういう割と普通のルートを通った作品でした。
というのも演出家はオーバーラップ文庫、オーバーラップ社のオーバーラップ文庫から出ているわけですけど、こちらの作品は発売前にコミカライズが決まっていますと。小説の1巻の帯にコミカライズ企画進行中なんて書いてあったんですけど、これは何かっていうと、
オーバーラップ文庫の中でこういう作品がありますというのが一覧があって、でコミックガルド、漫画編集部の中にいる編集者さんが、とある服部まさきさんという漫画家さんを買おうとしたのかな。
何かしらの形で縁を持って何かコミカライズやりましょうという話になったわけですね。その中でこういう作品をどういう作品をやりたいですかみたいなのを服部さんに聞いて、その中でコミックガルドの方からこういう作品ないですかというふうに小説部の編集部の方に来たと。
その中でいくつか作品が挙げられて、その中の一つに演出家っていうのがあったわけですね。そのいくつかの作品を服部さんに見てもらったりしたところ、この演出家っていう作品面白いです、やってみたいですっていうことになって始まったというのが演出家の過程になりますと。
僕は直接知らないんで、そうだったらしいよっていうのを編集者さんに聞いたっていう話なんで、どれくらい本当か実際わかんないですけど、こんな感じで選んでもらったっていうのはとてもうれしいですし、そのおかげでというか服部さんもすごい力を入れて楽しく描いてくださってるっていうのを聞いていましてめちゃめちゃいいなと思ってます。
本当にノリノリで楽しく描いてくださってるんだろうなっていうのは漫画の方を読んでいただければわかると思うんで、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです。
これが割と一般的なルートを通った演出家の方なんですけど、小説部の方はちょっと特殊というかかなり珍しいルートを通りました。
これ何かっていうと、結論から言っちゃうと漫画家さんがこの作品やってみたいですって編集者に掛け合ったパターンになります。
どういうことかっていうと、普通は編集者が原作を探しに行くんですよね。
だからこの漫画家さんだったら似合うのはどんな作品かなっていって、いろんな門川の作品、門川の電撃大王子でこういう夢をやってるんで門川の電撃文庫とかファンタジー文庫とかその辺の作品を見て合いそうなやつを持ってくるっていう話になるんですけど、
なかなかいいのが見つからなかったのか、それとも漫画家さんが自分で決めたいみたいな意向があったのかその辺はわからないですけども、
この作品については漫画家の時賀さんが僕の実際の小説を読んで買って、この設定めっちゃいいと、だからこれやらせてくれませんかっていうふうに漫画の担当編集者さんに掛け合ってくださって、それでコミカレーズ成立したという経緯になってます。
これは本当に珍しいらしくて、僕の小説の編集者さんも結構歴の長い方なんですけど、ちょっとこのパターン初めて聞きましたねっていうふうに言ってました。
もちろん時賀さんも楽しく書いてくださっているっていうのを聞いているので、これも漫画を見ていただければわかる通りすごくヒロインが生き生きして書いてくださっています。
という感じで、僕今まで小説作品を3作品しか出していないんですけども、全部新人賞経由の作品っていうのもあるんですが、2つがコミカレーズされているってめちゃめちゃ高い確率ですし、その両方とも漫画家さんがかなり楽しく書いてくださっているっていうのがすごく恵まれてるなというか、すごい運が良かったなと思ってます。
原作者ができることと選ばれることの大変さ
ここの企画が決まるまでって本当に作家に原作者にできることってほぼないです。
今企画が決まるまでこういう話したいよっていう話をしてるんですけど、ここまでに原作者っていうのは全く登場しなくて、決まるまでも僕の方には連絡は来ないんですよね。
なのでもう本当にやれることはないというか、自分の書いた作品を信じるのみっていうことですね。
自分の書いた作品がどこかで編集者だったり漫画家さんの目に留まっていいなと思って選んでもらうのを望むのみというところになってます。
だからラノベ新人賞とかと一緒ですね。ウェブもそうですけど、とにかく作品にすべてを込めて、あとはすべてを祈るだけというかという感じです。
こういう体験を通して思うのは、やっぱり選ばれるのは大変なのかなと思います。
それこそ新人賞だったら倍率100倍300倍とかですし、昨今コミカライズの率がかなりライトノベル増えていて3分の1以上とかはあるのかなと言いつつ、
やっぱりそれもハードルっていうのは高いし、漫画家が足りてないみたいな話もあるんで大変なんですけれども、
だからこそって言っていいかわかんないですけど、漫画家さんも選んでくれた上でやるっていう形になってるのが原作者としてはすごくこれはこれでいいことなのかなと思ってます。
なんかね、やらなきゃいけない作品があふれてて漫画家の方が飽和してるんで、もうちょっとやりたくない作品でもやらなきゃいけないみたいな状況だったら嫌じゃないですか。
だけど今だとその逆で、なかなか原作が選ばれることは少ない、大変になってるんだけど選んでくれたらもうそれは漫画家さんが選んでくれたってことなんで、
モチベ高く一緒にやっていけるっていうところで、なかなか大変だけど楽しいというところはあるのかなと思ってます。
はい、というのが企画が決まるまでの話でしたと。
企画成立から連載開始までの準備期間
これが企画が決まって、漫画家さんと編集者さんでこれやろうって決まって、一応この後に漫画編集部側の企画会議っていうのがあって、
この作品をこの漫画家さんでやろうと思います。なぜならこういう作品の良さっていうのをこの漫画家さんだったらこう活かせると思うからですみたいな企画書を書いて通してっていうところもあるんですけど、
それが終わるとですね、ついに下作者側に連絡が来るということになります。
ここからは企画成立から始まるまでっていう話をしていこうかなと思うんですが、ここは作家側からどういうふうな見え方をするかっていう話をしようかなと思うんですけど、
本当にね、いきなり連絡が来るんですよね。メールでですね、コミカライズ企画進んでまーすっていうのがいきなり来ます。
それはいきなりですよね。マジですか?みたいな返信をするんですけど、この段階では僕は今のところの2回は漫画家さんが誰かはこのタイミングでは書いてなかったかなと思います。
企画が進んでますっていう話と、あとはコミカライズ進めちゃっていいですか?みたいな確認が来ます。
一応ね、原作者側がコミカライズすること自体を拒否するっていうこともできるので、そこの確認が来ますと。
でもとはいえ、一応ね、編集者も念を入れて、まだ確定ではないので、みたいな前置きをして送ってくるんですけど、とはいえある程度この段階で企画は通ってんじゃないかなと思ってます。勝手に。
まぁちょっと中まではわかんないですけどね。
その後にしばらくしてOKですっていうのを送ると、漫画家が誰です?っていう連絡であったり、あとはそれと同時にラフとかキャラデザインのラフみたいなのが送られてきますと。
そのタイミングでこの人でいいですか?っていう判断が入って、原作者側がOKですとか、この人だったらちょっと任せたくないですみたいな判断をすることになりますと。
そういうちょっとこの人だと嫌ですっていう判断をされることもあるみたいですね。
僕はもう本当に二つ返事で、こんな人にやってもらっていいんですか?みたいな感じでOKしたんですけど、そういう過程に入りますと。
はい、じゃあそうなったらいよいよ始まるわけですけど、連載が開始するまでに大体3話ぐらいは原稿を用意するということになってますね。
なので最終的には1話から3話までをきれいにできたっていう状況で連載、webとか紙での連載が開始するときにはそうなってるわけですけど、それまでにいろんなものが送られてくるわけです。
一番最初に送られてくるのはキャラゼザーですね。
これもキャラゼザーも送られてくると、なかなかまたもちろん小説版の時にキャラゼザーが送られてくる時の01とはまた違うんですけど、
こんな風な絵柄で描くんだとか、やっぱりちょっと違うんで感動みたいなのはありますし、
あと演出家の場合だと原作一巻の段階ではまだイラストがなかったキャラが送られてきて、ああ、みたいな。こういう姿か、みたいなの。
そういう原作と同じような感動を味わえたりもしましたね。
キャラゼザーと同時並行だったりしてプロットとか、基本コミカライズはプロットは同じようにやるんですけど、
1話から3話で1話でここまで、2話でここまで、3話でここまでやります、みたいな話だったりですね。
そこからネームが届いて、コメントを返したりして、原稿に進んでいって。
という感じで3話分の原稿が固まるまで進んでいきますと。
だいたい最初に連絡が来る。コミカライズやります、みたいな連絡が来てから連載が完全に開始するまでには、
1年、早くて半年から1年ぐらいかかるのかなというのが業界の相場感な気がしますね。
ここまではずっと準備期間で、どのタイミングで告知していいかみたいな話もあるんですけど、
作家側楽しくいろいろすり合わせる時間ですと。
だいたい3話まででいろんな作品としての形が決まるわけなんですけど、
僕が個人的に漫画家、コミカライズに対してどういう方針を取ってるかみたいなのを裏側としてお話ししようかなと思ってるんですけど、
基本は任せるっていうのが原作者側のスタンスとしていいのかなと思ってます。
もちろん明らかにキャラがブレてますとか、これはちょっと筋が通ってないですねとか、
明らかに悪いところについては良くなりそうな提案っていうのはガッツリしますと。
とはいえ、それらについても最終決定権は向こうにあるので、これはもう漫画家さんの作品ではあるので、
その前提を注意深く共有しながらいろいろ提案しますね。
実際、コアユメと演出家も結構違いというか方針の違いみたいなのはありまして、
コアユメについては、両方読んで、小説と漫画両方読んでいただければわかるんですけど、
結構原作から変えてる部分というかがありますと。
変えてるというか、別に大筋変えてるわけじゃないんですけど、
それぞれを一話にまとめるためにバサッと切ったり、引きを強くするためにちょっと変えたり、新しい演出を加えたりみたいなのを
かなり時谷さんが工夫していただいていて、なるほどみたいな感じで、僕も楽しませていただいていますと。
一方で演出家の方は、かなり原作に忠実に丁寧にやっていますと。
あとは、原作のストーリーどのくらい使うかみたいな話ですし、他にも演出面というか表現面で言うと、
コアユメはヒロインの千春を結構コロコロ表情豊かにデフォルメして、言ったら面白い女みたいな描き方をするとか、
ここは本当に時谷さんの表現の好みみたいなところだと思いますし、
一方で演出家は、端的に言うと結構エッチだなみたいな描き方になってますし、
そこはもう原作者側では指定してなかったところなんですけど、
漫画側のこういう作品で売り出していきたいんだとか、漫画家さんがこういうのを楽しく描けるからこうするんだみたいな、
いろんな事情があると思うんで、その辺は見ながら、相談しながらになっていってますと。
とはいえ、結構提案はしてますね。
特にこの3話までぐらいだと、ネームの時点で、
ここのセリフの方向性とかここの表情とかっていうのは結構言います。
この3話の段階ではある程度準備期間なので修正できますし、
特にやっぱり方向性を決める大事な1話、2話、3話っていうところなんで、
この辺でお互いのこの作品ってどういうものなんだという意思疎通をしてっていうところですね。
基本その後の4話以降とか、しばらく年祭が始まった後は修正がどんどん少なくなっていくのかなと思います。
というのが始まるまでの話ですね。
打ち合わせの進め方と出版業界の特殊性
この辺は結構直々不定期にキャラクターが届きましたとかネーム届きましたみたいな話がバンバン入ってきて、
こっちもがっつりじっくり見て修正とか提案とかいろいろ書いてっていう話になってきますね。
ちなみにこの間のどういう打ち合わせをするかなんですけれども、
基本的には作家側から見て話すのは小説の編集者のみです。
なので漫画家さんと直接話すっていうのはもちろん、漫画編集者と話すっていうのもあんまり良くないんじゃないかなと思います。
やっぱり基本的には漫画は漫画、小説は小説で別部署だったりするので、
お互いにカラオケ会とかキックオフミーティングみたいなのはやらないですね。
これは結構出版業界の特殊なところというか、
普通の会社だったらプロジェクトやるってなったらステックホルダー全員集めてキックオフやろうぜみたいな話になると思うんですけど、
この辺はいろいろ歴史的な経緯として、やっぱりクリエイター同士なんで合わせて喧嘩になったらまずいとか多分そういうことがあると思うんですけどそういうふうになってます。
実際怖い目については一切そういう漫画サイロットの打ち合わせの場っていうのは設けられたことは今のところないですね。
ただ一方で演出家の方については実は漫画編集者さんと話す機会がありまして、
これがどれくらい例外なのかわかんないですけど、
というのもオーバーラップの中だと小説の編集部と漫画の編集部が同じ会にあってめちゃめちゃ密接に関わったりしてるんですよね。
それこそオーバーラップって基本小説の売り上げというよりはコミカライズの売り上げで黒字を作ってる。
両方が一緒に協力して利益を出していくみたいな会社なのでその辺があったりして、
じゃあちょっとせっかくなんで3人で僕と小説の編集者さんと漫画の編集者さんでちょっと打ち合わせしましょうみたいな会がありまして、
ご飯をご馳走になりながらお話ししたこともありました。
でもその時も漫画家さんとお話しすることは今のところはないですね。
もしこういう漫画家さんと話すとか、これ小説でいうイラストレーターとかも同じなんですけど、
機会があるとしたらこういうキックオフとかではなくて車音会とか交流会とかそういう機会かなと思うので、
そういう機会で鳩井さんとかと会えたら嬉しいなと思ってますね。
はい、というわけでここまでが連載が始まるまでの話でしたと。
連載開始後の小説家の役割
じゃあ実際に連載が始まった後に小説家が何をするのかという話をしていきます。
これはわかりやすくて基本的には月に1回同じことをやります。
それが何かというとネームチェックと原稿チェックですね。
なのみこのコミカライズの場合は月1更新が多いかなと思うんですが、月に1回ネームがやってきてコメントくださいみたいな話をされるのでコメントを返しますと。
さっきも言った通り最初の3話ぐらいは結構提案するんですけど、どんどん先に進んでいくと提案がなくなっていったりするんですが、
でもとはいえちょっとここのセリフがこっちのほうがいいですよねとか、
あとここの小回り、たまに思いついたら言うだけ言うんですけど、
ここの小回りこっちにいたほうが良くないですかみたいな話を思いついたら言いますと。
良くなりそうならというのを提案はして最終決定は向こうにあるというところですね。
それが将来原稿チェックというのも月に2回あって、
当然時間差になったりはするんですけど、
8話のネームチェックしてるタイミングで原稿は6話が届くみたいな感じはあるんですけど原稿もチェックしますと。
原稿については皆さんが見るような完成原稿ですね。
これについてはあまり大きな直しとかはできないんですけど、
めちゃめちゃ気になったセリフとかはできるかなぐらいで、
基本的にはOKですって言いながら流しますと。
たまにここをちょっと考えてもらえませんかみたいな相談があったりしますが、
基本的にはその2つですと。
ということで始まった後は結構原作者の負担って少ないですね。
1回1回バーッと見てOKですって返すだけだったらそれこそすぐ終わりますし、
僕は結構じっくり読んで考えるんですけど、それでもかかって2時間とかかなと思うので、
結構稼働少なくコミカライズというのは進んでいきます。
あとはこれが普段の紙媒体、ウェブ媒体の連載の話で、
コミックスの1巻が発売されますみたいな、例えば今回みたいな今日みたいな話があると、
また追加で作業があることもあるんですけど、具体的に何かというと、
今日発売された演出家には編末に小説がついてますと。
これはもちろん僕が1巻発売に伴って寄稿した2ページか4ページかぐらいの短い小説なわけですけど、
こういうのを書いてくださいっていうのがあることもあります。
でも本当にコミックス発売のタイミングでもそれぐらいですね。
あんまりやることはなく、だから基本はもう本当にネームとか原稿が送られてきて、
幸せな気分になって、ありがとうございますって言いながら日々を過ごすというような形になってますと。
そう考えると本当にコミカライズってかなり漫画家さんの作品だなと思いますね。
もちろん元となる小説はそれまで何百時間かけて書いてるからこそ後で楽できてるわけではあるんですけど、
そういう感じで原作者というか小説家は日々を過ごしていますと。
というわけで企画が決まるまで、連載が始まるまで始まった後の話をしてきました。
コミカライズにおける収入について
あとはまあ気になるのは収入の話かなと思うんですけど、
これについてはですねかなり契約によってというか場合によって違います。
今まで言った話もだいぶ場合によって違うところはあると思うんですけど、
どのタイミングで為替するかとかどのタイミングで企画が通るかとかいろいろあると思うんですけど、
特に収入の面についてはいろいろありまして、
ただぼかしながら相場で言うと、
印税については、まあ印税と原稿料2種類あって、
印税が本、コミックスが出た時の収入、原稿料が毎回の連載の収入というのを分けるとすると、
まあ印税率はだいたい2%前後で1%から多くて4%とかなのかなと思いますと。
で、ご存知ですかね、印税率っていうのは何かっていうと、
作家の収入は発行部数×本の値段×印税率で決まっていて、
まあこれ言うとね、なんかある程度収入がバレちゃうんですけど、
まあだいたい原作者が2%で漫画家が8%ぐらいが相場感なんじゃないかなと思います。
調節だとね、だいたい著者1人だと印税率が8%か10%っていうのが多くて、
で、コミカルの場合はその10%とか言うのを原作者と漫画家で1対4ぐらいで分けるっていうことですね。
まあもちろん交渉によってとか関係性とか、あるいは原作がどれだけ力があるかとか、
まあいろいろな面があると思うんですけど、それぐらいです。
あとは原稿料ですね。毎回の連載に伴って原稿料とかあるいは監修費とか言ったりしますけど、
があるかっていうのも、まあこれも場合によって全然違って、
コミカライズの場合だとないっていう場合も結構あります。
で、ある場合は1話で数千何万円ですとか、
あとは1ページあたりで何百円です、何千円ですみたいな話がありますと。
これについてはコミカライズ、小説のあるコミカライズだと結構少なくて、
漫画原作の場合だともっとあるっていう話ですね。
小説の場合はね、ちゃんと小説で印税もらってるでしょうっていうところで当然削られるかなと思うんですが、
漫画原作みたいにちゃんと漫画に合わせて漫画作家さんが書きやすいようにネームにしやすいように作りますみたいな場合は、
もっとちゃんとつきますというところですね。
でもそっちの場合も漫画原作の場合も話聞いてると、
場合によって1ページ何円か1話何円かが全然違うので、
交渉力なのか媒体力なのか色々かなと思いますね。
その他については、さっき言ったコミックスに伴うショートストーリーの機構とかに原稿料が付く場合もあるかなというところですかね。
みたいなのが基本的なコミックスの収入になってます。
コミカライズの魅力と作家へのメッセージ
というわけでコミカライズの裏側っていうのをだいぶ色々お話ししてきました。
コミカライズを僕も2作品していただいて、
それだけでもめちゃめちゃ幸せなのに、毎月素晴らしい漫画が届くだけでも幸せなのに、
お金までもらっちゃっていいんですか?みたいなのを考えながら、
他の漫画家がされてる方とか、かなりみんな言ってますけど、幸せに過ごしています。
というところで、作家志望者の方に関しては、
本当に心理師を受賞したりウェブで書籍化したりしたら、
こういう夢がある、自分自身は絵が全く描けなくても漫画になるっていう、
すごく夢がある仕事かなと思いますので、
ぜひぜひそういう未来も思い描きながら挑戦していっていただければいいかなと思います。
僕自身ね、創作活動とやりつつも創作指導っていう話をしていたりしますので、
ホームページとか見ていろいろ講座とか受けていただければ嬉しいです。
何より最後にですね、本日発売された演出家のコミックス1巻買っていただけると嬉しいです。
もちろんこあゆめの方のコミックスも2巻まで絶賛発売中で、
これも今連載中の話なのでぜひぜひチェックしてください。
その辺のリンクも下に貼っておきます。
それでは今日はここまでにしたいと思います。
ありがとうございました。
33:27
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