皆様こんにちは。人生のヒントは番組パーソナリティの私、りりこが毎回トピックを決めて、皆様の人生のヒントになるようなお話をしていくポッドキャスト番組です。
はい、今回はサイエントークさん主催の科学系ポッドキャストの日の企画参加エピソードです。
科学系ポッドキャストの日は、毎月10日頃に様々なポッドキャストがホストとなるトークテーマ企画でございます。
今月のテーマは境界、つまりボーダーとかバウンダリー、境目のことですね。
企画に参加されている他の番組さんでも取り扱われていたので内容が少し被ってしまうのですが、個人的に今の自分の課題としても改めて向き合いたいことなので、今回は教会の中でも自他の教会というのをテーマに話していきたいと思います。
そもそもなんで自他の教会の話をしたいと思ったのかと言いますと、私自身他人に期待しすぎて勝手にメンタルブレイク、つまり病むということを幾度となく経験してきてるんですが、
世の中には私みたいな勝手に期待しすぎる性格の人が意外と多いみたいで、それはインターネット上のコンテンツのコメントとかレビューなんかでも見受けられるんですけども、
過度な期待をかけたのは自分なのに、自分の常識や価値観の範囲を超えると裏切られたとか傷ついたみたいな感覚になっちゃって、極端な反応だと犯罪の被害者みたいな振る舞いをしてしまうという場合もあるんですよね。
人は大なり小なりどうしても相手に期待をしてしまって、自分の思い通りにならないとどうしても腹が立ってしまうっていうものなんですよね。
他人への期待っていうのは自分と他人の境目でもある境界線がぼやけているために起きているっていうことでもあるんですよね。
後ほど詳しく説明しますが、他人と自分との境界線を引くことが、そういった自分にとって良くない反応を起こすことを防ぐことにつながるっていう話ですね。
期待期待って何回か言ったんですけど、そもそも期待とは何ぞやっていうことで辞書で調べてみました。
期待っていうのは良い結果や状態を予期してその実現を待ち望むことだそうです。
自分が予期した通りの現実にならなくてショックを受けるみたいな感じのことは誰でもあると思うんですけども、だからといって何にも期待しないのもされないのも悲しいよねっていう話で。
期待が大きかった時にその通りになったら喜びもその分大きいわけですけど、逆の場合は落胆が大きくなってしまうわけで、それは期待される側にとってもその期待がプレッシャーになってしまったりもしますよね。
だから期待をありすぎても良くないししないのも良くないっていうので適当なバランスの期待っていうのも難しかったりするわけですね。
期待をすることそのものが悪いんじゃなくて、期待したからといって必ずしも自分の思い通りにはならないっていうことが分かっていればOKなんですけども、
そもそも期待して思い通りにならなかった時にショックを受けるのは自分の思い込みが原因なのでそこを自覚する必要があるんですね。
裏切られたって感じてもそう感じてるのは自分自身だっていうことに気づきましょうっていうことですね。
では期待しやすい人の特徴を3つほど挙げます。
まず1つ目、現実を正しく見ることができず思い込みや妄想が激しい。
期待する相手を含めて現実を正しく見ることができてないっていう状態ですね。
自分にとって都合のいい思い込みや妄想が加わることで期待がどんどん膨らんじゃって現実離れしていってしまうっていう感じです。
例えば仕事の努力は人並み程度なのに自分は誰よりも頑張ってるし当然評価されるに違いないって思ってる場合、
自分は人並みの努力しかしてないっていう現実を正しく認識できてないわけですね。
自分は誰よりも頑張ってるっていうのは自分が勝手に思ってる評価なので、
実際の周りの評価とのギャップで失望したりとか理解されてないって感じてしまうって言ったことが起きます。
次2つ目、べき思考、はず思考が強い。
べきは実現していないことに対する予想とか憶測を示すときに使われる表現で、
はずは当然そうなるべき道理であることを示す表現なんですけども、
例えばこれだけ仕事を頑張ってるから昇給があるべきとか、これだけパートナーに尽くしているから感謝されるべきとか、
自分が笑顔で挨拶すれば相手も笑顔で挨拶し返してくれるはずとか、いつも仕事を手伝っているから相手も手伝ってくれるはずなどですね。
いわゆる自分ルールっていうものをたくさん持ってる人ほど、相手も何々するべきとか何々してくれるはずといった他人への期待も大きくなってしまうわけなんですけども、
そういった予想とか期待が外れたときに受けたショックを自分の中で処理できなくて、期待をかけた相手に対して不満やイライラをぶつけるっていうことにつながってしまう場合もあります。
続きまして3つ目、価値観が狭く極端な思考が身についている。
世の中には自分と違う価値観を持っている人がたくさんいるっていうことを理解できていないケースですね。
自分の中の当たり前を相手に求めてしまって、その通りにならなくて傷ついたって感じてしまうってことですね。
不安が強くなればなるほど、正論や極論などのわかりやすくはっきりした理論や思考に影響を受けやすくなるんですけども、そういったものにすがっていればいちいち不安にならなくても済むんですよね。
極端な陰謀論者とかもこの類だと私は思っています。極端な思考とか強い思い込みにこだわって思考停止状態になってしまうと意外と精神的には落ち着いていられるらしいんですね。
ツッコミを入れる隙がない正論なんかわかりやすいからこそ、わざわざこれは本当に正論なんだろうかって深く考える必要もないので、のみ入り込んでしまいやすいっていう特徴があります。
今挙げた期待しやすい人の特徴3つ。私の場合は1が一番多いかなと思うけど、2のケースも3のケースもありました。
それぞれ例を出すと、1のケースにおいては私は自分の世界に浸ってるっていうことが結構多いので妄想しがちなんですね。
それがいつの間にか膨らみすぎて現実とのギャップでショックを受けちゃいやすいんですよね。
2つ目は個人的なチャットとかのやり取りで返事してもらえるはずって思っちゃったりとか、これはあんまり思わないようにはしてるんですけど、
心のどっかでは多分小さく期待しちゃってるっていうのがあるんだと思います。それで期待通りにならなかった時に、ああーってちょっと思っちゃったりする部分があるなーぐらいの感じですけど。
3つ目の特徴の例では、自分の中の当たり前を相手に求めちゃって、その通りにならずに不満が溜まってしまったっていう、まさにこのケースが最近ありましたね。
改めて自分と他人は別人だから考えの行き違いとかコミュニケーション不足とかによってすれ違いとかも起きやすくなっちゃうよねっていうの。
大人にとってはなおさら当たり前のことだと思うんですけど、この歳になってもね日々学びですね本当に。
はい、そして期待しすぎないための解決策もいくつかご紹介します。
まず一つ目、自分が他人に期待していることを意識する。自分が具体的にどのようなことを他人に期待をしてしまっているのかをきちんと把握することが重要ですね。
他人に期待をするということは、他人からの承認を求めることでもあって、自分ルールを他人にも守ってもらおうとする一方的な要求でもあるんですよね。
だから自分が期待しすぎてるなーっていうふうに自覚できたら、今自分ルールを一方的に相手に押し付けてるかもって一回冷静になってみてください。
次二つ目、相手のことをよく知ろうとする。勝手に期待をしてしまう人は相手のことをよく知ろうとしないで足りないイメージを自分の頭の中の都合のいい思い込みで保管する傾向があるみたいですね。
自分勝手な思い込みで相手のイメージを決めてしまうんではなくて、相手はどういう考え方や価値観を持っているかっていうのを相手の目線に立って考えたり寄り添うっていうことが大切ですね。
なるべく話し合ったりとかして相手とのコミュニケーションを通して親睦を深めることも勝手に期待と失望を繰り返さないようにするコツですね。
次三つ目、期待していることを相手に伝えるようにする。
人間ってのはエスパーとかテレパシーが使えるわけじゃないので、お互いに自分の気持ちを言葉や態度にして伝えようとすることで初めて気持ちを理解してもらうスタート地点に立てるわけで、
自分が期待していることを言葉にはせず察してもらおうとする人もいますけども、察してほしいっていうのは言ってしまえば独りよがりな行動なので、
言葉にして相手に伝える努力をしていないのであれば、いつまで経っても自分の思いが伝わらないっていうことが起きてしまうんですね。
運よく相手が察してくれたとしても、相手が察した内容が自分が思ってたこととは全然違って失望してしまうみたいな場合もあるかもしれないですよね。
だから自分の思いを伝える努力をせずにただ察してほしいって思うだけでは、自分から相手にコミュニケーションを取るのを放棄しているようなものなので、ちゃんとコミュニケーションを取るようにしましょうっていうことですね。
ちなみにこの察しては私がやられた側でありました。正直、え、何勝手に楽しようとしてんだって思いましたね。その時は。
続きまして4つ目。自他の境界を引く。お待たせしました。境界の話です。
この自他の境界っていうのは、自分と他人の考え方や人格との間にきちんと一線を引くっていうことですね。
人は人、自分は自分。よく言う言葉ですよね。先ほどの期待しすぎないための解決策の一つ目で言った自分が他人に期待していることを意識するっていうのとも少し重なりますが、
他人が言ってきた内容について過剰に反応しないで常に冷静に自分と他人を観察するっていうことも大事になってきますね。
他人は自分の思い通りに動くものではないとか、自分がこう思うからといって他人が同じだと考えるのはやめようって考えることで、
イライラしたり失望したりするっていうストレス反応を減らすことができて、心のセルフケアになります。
ちなみにストレス反応を含めて、つい最近3回にわたってストレスの話もしていますので、気になる方はよければそちらも聞いてみてください。