おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、薬剤師である私、うっちーが薬のことや健康のことなどで、ラジオ機の方や患者様からの質問などを紹介しながら、質問に答えたり、薬や健康についての話をしていくというラジオです。どうぞよろしくお願いしまーす。
今回、ポッドキャスターでありますおじさんなおとぶっとのどすこいさんからテーマをいただきました。誠にありがとうございます。
今回のテーマも少し関わってきますけども、どすこいさん、第2次であるご長男誕生誠におめでとうございます。
どすこいさんと相方のしらねさんさんで配信されておりますおじさんのぶっとさん、通称おじふとさん。
アマチュアポッドキャスターワードや日本ポッドキャス協会主催の配信リーダーで賞をとらえている有名番組様でございまして、
30代男性であるお二人が、情報型にあてる現代におきまして、情報のインプット型を起こしてしまっている、そんなおじさん二人の頭の中をアウトプットするという日常雑談系の番組でございます。
最近ではどすこいさんが出産立ち合いをした時には、筋肉が役に立ったよという出産と筋肉を合わせた配信されたりなど、いろいろなことを面白おかしく配信されておりますし、
また、しらねさんさんは国内や海外など様々なところへ出かける方でして、いろいろな都市の話を聞きたいよという方のおすすめの番組でございます。
最近でも青森県であるとか、ネパールの話をされております。
また、本日17時からの配信ではおじふたさんセカンドシリーズ最終話を迎えられるかと、どすこいさんに第二者が生まれたことで育児に専念されるとのこと。
セカンドシリーズもめちゃくちゃ面白い配信、本当にありがとうございました。まだサードシリーズ配信もとても楽しみにしております。
今回いただきました質問メッセージを先に読ませていただきますと、
うちお手つきの際でいいんだけど、子供のカロナールって使わなかったとしたらどれくらい期限効果が持つものなの?
あと保管方法、冷蔵庫とかももしあれば教えてほしい。
本当お手つきの際で大丈夫ですというメッセージをいただきました。誠にありがとうございます。
ということで今回のタイトルはこちら。
薬の保管はどうすればいいですか?
ということで今回薬の保管方法であるとか、薬ってどれくらい持つものなのかという話をさせていただきます。
こういった薬の保管場所の話、目薬でも飲み薬でもどこに置いておけばいいの?
室温で大丈夫?冷蔵庫じゃないとダメ?といった質問を本当によくいただきます。
実際薬局とかでも保管方法とかを丁寧に説明することってあんまりなかったりもしますので、
家に帰られた患者様からあれ?薬ってどこに置いておけばいいんだっけ?という話を家に帰ってから電話や薬局にいただくこともよくあります。
実際薬は保管方法が悪いとダメなのか?効果が落ちたりするのか?という話をさせていただくんですけども、
また他にも光によって薬の質が悪くなるものもあったりします。
例えばワーファリンという薬、血液晒さにする薬でして、納豆とか青汁を控えてくださいねなんていう風に健康番組とかでよく説明される薬の一種だったりもします。
このワーファリン、蛍光灯の光では大丈夫と言われているんですけども、日光の当たる場所に薬を当てておきますと、
56日間、8週間日光に当てておきますと薬の効果が76%まで下がると言われております。
光によって薬が分解されてしまって質が悪くなると言われております。というように錠剤の質が悪くなったりするので日光もまた注意が必要だったりもします。
その他にも温度。温度が高すぎますと質が悪くなったり変形する薬もあります。
例えば座薬なので冷蔵庫で保管をお願いしたいという薬とかは、室温によっては薬が溶けてしまうこともあります。
他にも湯べら軟膏、ビタミンEが入っている軟膏なんですけども、この軟膏も普段冷蔵庫、冷蔵保管をお願いするんですけども、
15度以上の温度でこの湯べら軟膏を保管しておきますと薬が黄色く変色してしまうと言われております。
温度によってビタミン成分が変質してしまうなんて言われております。
その他にも注射、よくインスリン注射とかですね。
インスリン注射、普段は冷処で保管しておくんですけども、
使う前になると血路対策とかであえて室温で少し置いといてねなんていうふうに説明するんですけども、インスリン注射。
なので、よくドラマとかでも糖尿病の子供とかがインスリン注射を持ち歩いてるっていうシーンがあると思いますけども、
インスリン注射は使う直前まで冷蔵庫に入れておく必要はないです。室温でもある程度保管はできます。
一応室温でも高温と光を避ければ3週間から4週間はいけると言われてるんですけども、
ただ高温状態が続きますと薬の成分が壊れてしまって効果が下がる、遅いがあるなんて言われております。
なので一応インスリン注射とかも凍らすのは凍らすので良くないんですけども、
冷蔵庫とかで2度から8度くらいの冷蔵庫の普通の温度で保管してくださいねなんていう話をさせていただきます。
というように薬、それぞれいろんな薬がありますけども、
湿度とか日光、温度とかによって質が変わるものというのがあります。
なので注意が必要だったりもします。
こういった湿度とか日光、温度とかを気をつけていただければ薬の保管問題ないんですけども、
よく薬の温度、室温でいいですよ、平温温度で大丈夫ですよなんて説明を薬剤師させていただくんですけども、
この湿温って何度くらいっていう話をさせていただきますと、
部屋の温度という意味での湿温、これ温度として1度から30度かなり幅広く設定されておりますけども、
湿温は1度から30度というかなり融通が効く温度でございます。
なので湿温で保存でいいですよっていうのも大体普通に置いておけばいいんだっていうところですね。
こたつの中とかエアコン、あったかいエアコンの風が直接当たったところは避けてくださいねぐらいの気持ちでいいかなと思います。
この説明で大体うまくいってたんですけども、ここ数年やっぱり温度、部屋の温度が30度を超えてしまうという方もよくいらっしゃいます。
夏場とかですと湿温が33度、34度とかもたまにいらっしゃいます。
そこらへんとかも加味しまして、冷蔵庫の保管というのを進めることが結構あります。
冷蔵庫の温度は2度から8度くらいと言われてるんですけども、
逆に言いますとよく冷蔵庫に入れといてくださいねっていう薬は大体この2度から8度ぐらいで保管してくださいねっていう意味で薬局の方は説明してるんですけども、
この2度から8度というのは湿温である1度から30度の中に入っております。
なので湿温の保存の薬を冷蔵庫で保管していただくのは全く問題ないです。
また冷蔵庫の中の湿度、温度ではなく湿度は10%から20%くらいと言われまして湿度も高くないです。
また光の問題、冷蔵庫を開けた時には光が出てきますけども、これ蛍光灯の光だったりします。
薬の変質、物にもよりますけども、大体の光に弱いという薬は直射日光がダメでして蛍光灯の光が大丈夫というものも多いです。
また直接光を当てなければいいので薬局で薬をもらう際とかに薬が入っている袋、薬体なんて言いますけども、その薬の袋とかに入れていただければ問題ないです。
その袋とかに入っていればよっぽど薄い袋とか透明な袋とかでない限りは直射日光の当たるところに置いておいても大丈夫です。
基本的に薬体に入れていただきまして冷蔵庫を保管していただきますと、湿度、温度、光、これらをすべてクリアしたりもできます。
なので薬局としては困ったら冷蔵庫入れておいてなんていう話をすることもあるんですけども、ただ冷蔵庫に薬を入れるのは嫌だという方も多いと思いますし、
そういう場合は冷蔵保管の指定とかがない限りはエアコン近くでなくて、よく言う引き出しとかタンスこういったところの中に入れておいてくださいねっていう話をすることがあります。
こういったタンスとかの引き出しの中ですと30度超えることもないと言われておりますので、夏場の部屋の気温が30度超えそうとか怖い方は冷蔵庫のことを勧めますけども、
そういう方でなければ大体はエアコンから離れたところの引き出し入れておいてくださいねっていう話をさせていただくことがよくあります。
実は僕過去になんですけどもそのエアコンのあったかい風、冬場とかにエアコンをよく使っている方の部屋でそのエアコンの直角を荒れたことで薬が変形したという方もいらっしゃるので、
一応エアコンのすぐ近くは控えてくださいねっていう説明はよくさせていただいております。
こういったところが一般的な薬の保管方法でございました。では薬っていつまで持つのかという話をさせていただきます。
まず普通に薬をもらう場合、例えば錠剤とかカプセルとかがシートのままに入っている状態であるとか、
目薬、シップ、その他いろんな薬ですけども、
もしも薬局とか病院で薬をもらう際に聞けるようであればこれいつまで期限を持ちますかっていうのを聞くのがやっぱり早いです。
よく薬の保管期間とかネットで検索かけたりしますと錠剤とかは6ヶ月から1年くらいですと言われたりもするんですけども、
これ結構違ったりもします。薬局によってよく仕入れている薬とかいろんな患者様に出ている薬とかですと、
常に新しいものとか仕入れられるので薬によっては2年3年とかそれ以上期限が持つものもあったりするんですけども、
その逆であまりその薬局では仕入れてない薬とかですと、
昔仕入れた薬がそのまま保管されていると、久々にその患者さんにお渡ししたとなると、
実は期限が3ヶ月切っているなんてこともあったりします。
なのでこの薬期限いつまで持つのかなって不安な時はもうその薬局とかのスタッフに聞くのが一番早いです。
また中には薬自体に期限がいつまで持つかこれ書かれているものもあったりします。
例えば疾風や目薬、インスリン注射とかそこらへんはよく書かれております。
使用期限という文字とともに2026.5というふうに書かれたりするんですけども、
これは期限が2026年の5月まで持ちますよということを示したりもします。
なのでもし目薬とかそういったところに期限が書いてあるなと思えば、
そこまでは持つんだなと思っていただければまずはいいと思います。
また他にも粉薬とかですと、メーカー製造会社が作っている粉薬1本1グラムそのままもらったなという時とかであれば、
そういうところに期限も書いてあったりしますので、粉薬これぐらいまで持つんだなと思っていただければいいかなと思います。
ただここらへんなんですけども、これはあくまでしっかり包装されているものでございます。
後ほどもちょっと触れさせていただきますけども、目薬とかは1回封を開けるとルールが変わってくるので、
そこらへんについてあくまでもらった時のままよく、既製品通りじゃない時の話をこれからさせていただきます。
薬局で薬をもらう際には薬局の方で工夫を加えているという場合があったりします。
例えば何種類も薬が出ている方とかで薬の飲む数が多すぎて混乱してしまう。
そんな飲み忘れとか飲み間違い防止のために各薬をシートから取り出して1回分ずつにパックしてあげるという、
朝の薬であれば朝1回分はこれですという風に済むようにパックしてもらうという行為。
一方化なんて言いますけども、この一方化をした状態というのは当然薬をシートから出しております。
他にも薬局で手を加えるものとしましては粉薬とかもありますよね。
粉薬、本当は既製品であれば1本1gで済むんですけども、子供によっては1回1gは多すぎる。
なので1回0.3とか1回0.5とか調整しなきゃいけないとなると、
薬局の方でそのお子様の体重とか前例に合わせて量を調節しますよね。
既製品のものから出しますよね。
これも粉薬とかでも、液体のシロップ剤とかでもあったりします。
なので何種類かある粉薬とか液体のシロップ剤を混ぜてお渡しするようなこともあったりします。
こういった行為、薬をシートから出すとか粉薬とかも既製品から出してしまうという行為、
こういった時にはどうしても湿気とか温度に対して弱くなったりもしますし、また薬をどうしても空気に触れさせてしまいます。
となりますとその空気と一緒にどうしても菌とかが混入してしまうことがあります。
なのでこういった一方化を行うとか、粉とか液体の薬を調節したり混ぜたりしている時とかは、
本来の期限よりも早く処分する必要があったりします。
だいたいの目安になりますけども、一方化した場合はその薬を3ヶ月ぐらいで廃棄してくださいという話をします。
粉薬もやっぱり混ぜたりとかその子に合わせて調節したとか、そういったお渡しした場合はやはり3ヶ月ぐらいで廃棄してくださいねなんていうふうに説明します。
液体のシロップ剤とかでも薬によっては冷蔵庫の保管とかであれば3ヶ月ぐらいは持ちますよというデータもあったりして、やっぱり3ヶ月ぐらいかなと思われがちなんですけども、
液体の薬の場合、薬の調節のために水を混ぜたりすることがあります。
例えば1回3.3ミリグラムぐらいがベストなんですけども、1回3.3ミリを毎回測ってもらうのは大変だな。
なので1回4ミリとなるように、こっちの方で水とかシロップでかさ増ししておきますね、調節しておきますねなんてことがあったりします。
薬の成分の量は変えないんですけども、その1回測りやすくするためにかさ増しをすることがあるんです。
こういった時、水を混ぜたりしますとこれによって菌が繁殖しやすくなるので、室温保管であれば数日ぐらい、冷蔵庫保管であれば2週間前後で廃棄するよう説明することもあったりします。
基本的には液体タイプの薬は特に冷蔵庫保管が無難だったりします。どうしても温度が高いよりも低い方が菌の増殖を防げるので、
液体混ぜたやつとかは冷蔵庫入れておいた方がいいですよなんて説明をよくさせていただきます。
また、軟膏とかの塗り薬。ある薬とある薬を混ぜて薬局の方で混ぜた状態でお渡しさせていただきますよなんてこともあったりします。
こういった混ぜる時にも同時に空気が増えますので、それによって菌が混入したりもします。
なので混ぜた軟膏とかですと4週間から8週間ぐらいで廃棄お願いしますなんて話もします。
また、軟膏。1回封を開けてしまった時も同時に1回封を開けたことで菌とかが入りやすくなりますので、
やっぱり既製品の軟膏でも1回封を開けたら1ヶ月から2ヶ月ぐらいで捨ててくださいねなんて説明することは多いです。
その他のものとしては、吸入薬。吸入器・喘息の方とかで薬を吸うタイプのお薬ですね。
あとは目薬とかの話もこれからさせていただきますけども、
こういった吸入薬とか目薬とかは開封前とかであれば使用期限まで持ちます。
例えば、さっきもありましたけど2026年5月までって書いてあれば、開封しなければそれまでは十分期限が持ちます。
ただ、やっぱりどうしても開封してしまいますと空気に出させますので、その空気に触れて菌とかが薬の中に入ってしまう恐れがあります。
それで菌が増殖するとかも恐れがあるので、やはり使用期限より早めの廃棄をお願いしますということはよくあります。
まず吸入薬。吸入薬に関しては製造メーカーとかによって使い途中のものがいつまで持つかというのは、長時間の試験とかをしているかどうかとかの違いもありまして、
一概には吸入薬って何ヶ月以内という説明はできないです。
メーカーによって本当にバラバラな見解です。
なので、ここらへんの吸入薬もざっとですけども、使っている薬があるなと思えば反応していただければいいんですけども、
参考までに室温で高温多湿、触者に避けた場合の保管としてなんですけども、
まずレルベアという薬は使い始めてから6週間くらいを目安に廃棄してください。
シンビコート、パルミコートなどタービヘラタイプというのは薬は2ヶ月くらいと言われております。
スピリーバという薬の中で、その中でレスピマットというカートリッジを薬に装着するタイプ、これは3ヶ月くらいと言われております。
その他、アドエアフルタイドなどのディスカスタイプ、これは特に使用制限に設けられておりません。
なので、期限まで持つよというのがメーカーの回答でございます。
ただ、アドエアフルタイドの中でもエアゾールタイプ、口につけてボタンというか薬の部分を押すことで、
シューッと薬を吸うタイプのタイプ、これは一応使用期限がやっぱり同じように使用期限まで使えますよという制限はしているんですけど、
ただ定期的に口につけるところを掃除してくれという文言が入っております。
吸入薬に関しては、メーカーはバラバラなんですけど、大体これぐらい持つんだなというのを参考にしていただければいいんですけども、
目薬、目薬は大体なんですけども、使い始めたら、1回封を開けたら、1ヶ月くらいでの廃棄をお願いしております。