1. 声の大人エレベーター「黒ラヂオ」
  2. Session13:妻夫木聡×小沢一敬..
2023-09-11 18:40

Session13:妻夫木聡×小沢一敬(前篇)

お笑いと芝居、とは?

深くないようで深い、いい加減なようで意外と真面目なトークセッション。今回は俳優・妻夫木聡さんとお笑いコンビ・スピードワゴンの小沢一敬さんが登場。実は初対面の2人。今回は妻夫木さんがネタの書き方からコンビの仲について、またコントと漫才の違いなど小沢さんの仕事を質問することから収録はスタート。すると次第にお互いに仕事の共通点をいくつも発見。「妻夫木さんのことむちゃくちゃ好きになりました」と小沢さんが惚れるほど盛り上がった2人のトークは、ぜひ本編で。


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サマリー

お笑いコンビスピードワゴンの小沢一敬さんと俳優の妻夫木聡さんは、ツッコミとボケの関係性やお笑いの仕事について話しています。彼らは名古屋で行われた藤井壮太さんの勝利の講演会について話し、藤井壮太さんの考えや舞台に対する想いについて語っています。

お笑いコンビスピードワゴンとは
俺結構漫才って突っ込みのものだと思ってて
ぼけって正直って何言ってもいいと思うの
変な奴が変なこと言えば
それが面白いかどうかを
これ面白いんですよって伝える仕事が突っ込みだと思ってるから
大人とは、幸せとは、人間とは
人生のあれこれが聞けば聞くほどますますわからなくなる
深くないようで深い
いい加減なようで意外と真面目なトークセッション
声の大人エレベーター
黒ラヂオ
本日は私、俳優妻夫木聡と
スピードワゴンの小沢一敬の
2人でお送りいたします
よろしくお願いします
お願いします
僕、初めましてでいいでしたよね
そうですよね
でも、昨日イメ出てきてくれたよね
いきなりくらった
ややこしいでしょ
小沢節をいきなりくらいましたね
ごめんごめん
嬉しいですね
いやいや、とんでもない
こんなまでいただけるのは
とんでもないです
じゃあ早速小沢さんのプロフィールを紹介させていただきます
義務的にやってください
小沢和弘さんは1973年10月10日生まれ
愛知県千田市出身
1998年12月に
糸田純さんとともに
お笑いコンビスピードワゴンを結成
甘い言葉を武器にテレビやラジオで活躍中
難しいやつからいきます
小沢さんにとってお笑いとは?
でもね
本当に何も考えてないの
今はお笑いが一番好きだから
お笑いやってるけど
だから、お笑いより好きなものができたら
どうなるかは分からないぐらい
でも笑い好きよ、本当に
じゃあまたいきます
漫才とは?
漫才ね、何でしょうね
でもね
漫才って
俺は本当に
二人が仲いい
っていうのが見えたらいいなっていうだけなのよ
なんだろう
漫画でも映画でも
バディモンも
もちろんあるじゃない
映画でもドラマでも
やっぱりバディモンって
ボケとツッコミの関係
二人の関係性の面白さじゃん
それが例えば
その二人が遭遇する事件の面白さもあるけど
二人の関係を見せたいわけじゃん
なるほど
だからやってる内容なんかより
やってる時の関係が大事なんじゃないかなって
すごい漫才は思うけどね
だから漫才も若い時は
誰も見たことない設定でやりたいなとか
こんなシステムを開発したんだとか
今でもやっぱりそういう気持ちは多少あるけど
やっぱり究極は
二人の関係性が
それはリアルな相方を思う気持ちとか
そういうものが必要なもんですかね
でもね
純にこんな話したことないから
やりながら
そうなるといいなと僕は思ってるけど
これ僕一つ聞いてみたいんですけど
小澤さんと伊藤さんはすごく仲良いですよね
仲良いコンビだと思いますよね
一般的で考えると
仲良いコンビと
仲悪いけど
仲良いことでは集中してできるっていうコンビがいるとして
仲良い仲悪い
どちらの方がいい漫才ができると思いますか
これさ
だからさ
昔はさ
俺らが若い頃は
仲悪い方がいいって言われてたのよ
というのも
一緒に飲み行かない分
別の話が増えるわけじゃん
片っぽはA地点に行って
片っぽはB地点行くから
二種類の物語が喋れるから
絶対仲悪い方がいいっていう話も
A地だからそれに憧れたんだけど
仲悪いっていいわけないじゃん
やっぱり結局
お仕事って言っても
遊びじゃん人生って
それは仲良いやつと遊びたいよと思うね
なるほどね
そのなんていうか
漫才とコントの違いって何ですか
僕が思うのは
漫才は週刊誌で
コントは単行本と思ってるの
どういうことですか
コントは面白い作品であれば何回も見れるのよ
単行本だから
漫才は例えばだよ
昨日お前ん家行ったけど
来てくれたねっていう会話から始まる漫才だとするじゃん
昨日お前の家行った
その時に見たんだけど
なんで勝手に見てるのよっていう会話があるとするじゃん
二日後に見て
昨日お前ん家行ったんだけどさって
二回見ちゃったら
もう芝居だってバレちゃうじゃん
なるほど
人間と人間の会話やってるじゃん
コントは役と役の会話じゃん
だから何回も読めるから単行本だけど
漫才は週刊誌だから
一回読んだら終わりっていう考えなの
なるほど確かに
二回目見たら
前も初めての振りしてるじゃんと思っちゃう
初めての振りするのが上手いっていうのが芸なんだろうけど
基本は一回しかやりたくないっていうね
自分は自信があるけど
観客にはあまり響かないネタと
観客には響くけど自分的には自信がないネタ
どっちのほうがいいですか
これでもね
じゅんはやっぱウケるネタがいいのよ
僕はどっちかというとやりたいネタがあるんだけど
だから良かったのかなと思うバランスがね
俺はこっちやりたいって言って
じゅんはこっちやりたいとか
そういうのも含めて甘いが生まれたってことですからね
そうかもね
ですよね
なるほどね
それでも受けなかったら当然
続けるってことはだんだん難しくなるじゃないですか
僕たちの芝居と一緒で
芸能界のジャンプ
やっぱり演劇とかやってても
お客さん来ないと結局収益にはならなくてっていう
自分がやりたいことを優先しますかそれとも
本当のこと言うと優先はじゅんのやりたいこと優先してると思う
じゅんは小澤さんのやりたい方をやれ
小澤さん優先するからって言うけど
結局じゅんが乗ってないと結構むずいのよ
なるほどね
これはだから言い訳かもしれないけど
俺結構漫才ってツッコミのものだと思ってて
ボケって正直言って何言ってもいいと思うの
変な奴が変なこと言えば
それが面白いかどうかを
これ面白いんですよって伝える仕事がツッコミだと思ってるから
俺漫才って結構ツッコミのものだよなって
ボケは自分の世界を見せるじゃん
だからある意味ではボケのものなんだけど
それをどうみんなに面白く見てもらうかはツッコミ
だから先輩たちとか後輩たちとか同世代でも
例えば三村さんだとか上田さんだとか
小杉や後藤ややはりさんとか
ツッコミ面白い人たちやっぱ漫才とかネットコントとか
やっぱツッコミうまいよなって思っちゃうもんね
確かにそうですね
どちらかというと一般的な考え方としてですけど
ネタを描いてる人がボケのパターンが多いんですかね
そのネタを描いてるボケの人が司令塔みたいな
イメージがちょっとあったんですよ
今の時代そこまで関係ないかもね
小杉やはりだってやはりさん描いてるし
あーそっか
だからいわゆる我々はダウンタウンさんというものを目印というか
あの存在があるからあれが全てだと思って始めてるし
みんなも多分それだと思ってるから
圧倒的なボケがいてそれが面白いみたいな
やっぱダウンタウンさんって松本さんマジすごいけど
やっぱ濱田さん恐ろしいもん
めちゃくちゃ面白くしてくれるじゃない
だから理想のコンビなんだけどもちろん
確かになツッコミ
やっぱそうかどう調理してくれるっていうのを
シェフがいない限り無理や
だからさこれ間違ってるかもしれないけど
お芝居っていうか映画もそうなのかなと思う時あるよ
役者さんはある意味ボケなのよ
好き勝手に自分の思った芝居やるとする
それを監督っていうツッコミが
この角度でこの顔でこれを流そう
ってやってるのかなと思ってる
だから役者さんのほうが監督より
キャーキャー言われるのはボケのほうが人気あるよね
分かんないけどでもそうかなと思うよ
嫉妬は?
僕はねだからよく言うんだけど
僕が吉本駿のNSCの同期が
ブラックマヨネーズ、チュートリアル、自調課長
野生爆弾、超新宿とか
桑畑大原とか高原敏とかみんないて
ブラマヨが1位の時もあった
チュートリアルが1位の時もあった
自調課長が1位の時もあった
だから嫉妬とかしてても意味ないから
順番だよなっていつも思ってる
結構芸能界ジャンプ説っていうのを俺唱えてて
ジャンプってご存知?漫画の
はい当然
例えばワンピースっていう人気の漫画は
よく拍子やるじゃん
だからそれを言ったらダウンタウンさんとか三馬さんだな
で新連載始まると
新連載一発目拍子やらせてもらえるじゃん
はいやらせてもらいます
だけど10週で打ち切られる可能性もあって
拍子もやれないかもしれない
でも拍子全然やらないけど
ずっと連載続けてたコチカメみたいな感じとか
ジョジョとか
だから芸能界ってジャンプだよなって思うの
拍子は回ってくるのが多い人
新連載やれば例えばM-1で優勝したら
一発目拍子やらせてもらえる
だけどずっと連載続けるのは大変だよな
でジャンプも今はないけど
俺らの時代でいうジャンプ放送局みたいな
投稿コーナーみたいな生き残り方もあるよなとか
結構そう思ってるから
だからきっと役者さんもそうなんだろうなと思うの
だから同世代とか
ある世代にすごい才能集まる時あるじゃん
ありますあります
この人が1位この人が1位みたいな出方するけど
順番だよなっていつも思うの
じゃあ小澤さんはライバルは必要だと思いますか
僕はあんまり考えないしなくていいと思ってるけど
あいつが何々やったけどお前悔しくないのって
いや別にだって俺あいつじゃないし
そうですよね結局は
じゃあ私から聞きますね
よく役者さんの世界とかでも言われる言葉
天才
天才というのは存在するのでしょうか
僕は存在しないと思いますね
というとじゃあめちゃくちゃ
例えばだよ
足立由美さんとかさ
天才子役
足田マナちゃんとか
なんか足立由美の名前出すのはあんまりよくないのかもしれない
やけに近いところ出してきたなと思って
遠いのよもはや遠いのよ
もう一番遠くなっちゃった
一番遠いのよ
一ついい?
あれ知ってる?藤井壮太さんの質問のやつ
いや僕知らないですそれは
藤井壮太さんの勝利の講演会
藤井壮太さんが何年か前に名古屋で勝利の講演会みたいなのやったの
そこには一般のお客さん1000人ぐらいいる
そして藤井壮太さんの他に藤井壮太さんの師匠みたいな人
藤井壮太さんと同世代の勝利の人
4人ぐらいの人で勝利のファンに向けて勝利の話をしていた
で最後一般のお客様からじゃあ質問タイムです
何か質問ありますかって言ったのよ
そしたら一般のお客様が言うわけ
もし本当に勝利の神様が存在するとしたら
何をお願いしますかって
一人の騎士は最近年取ってきて体力が落ちてきて
長い勝利売ってないから若い頃の体力が欲しいとか
もうメンタルが自分弱いんでメンタルを強くしてほしい
で一人は圧倒的に強い力をくださいっていう
藤井壮太さんの答え知ってる?
いや知らない
藤井壮太さんもし勝利の神様がいたら何をお願いしますかって言ったら
本当に勝利の神様がいるなら一曲を手合わせ願いたい
俺ねちょっとこれしかもゼロ秒で答えてるんだよ
大喜利とか見て考えもなく本当にだから普段からそういうことを思ってる人なんだと思った
すご
すごくないこの話
あの若さでもう恐ろしいんだよ
いや天才的ですね
天才だと思っただから好きでしょうがないんだよね
そっかそっか
もうシンプルに好きなんだ
舞台との関係
それだから神様がいるなら一回戦ってみたい
そうですよねだって神様ですもんね
強くしてもらいたいとかそのような何だろう
孫徳の欲じゃなくて勝利のことをもっと知りたいから戦ってみたい
負けてもいいから戦いたいってことですもんね
正気の神様ですもんね
そうか
いやすっげーなー
でも自分でかっこいいとか何も考えずに本当にシンプルに出てきた言葉なんでしょうね
これが俺好きすぎて
会う人会う人に結構芸人に何お願いするって聞いたことある
アンタチャブルの柴田さんいい答え言ってたねまずね
勝利の神様が願い事叶えてくれるなら柴田さん何お願いするって言ったら
負をもっと自由にしてやってくれって言ってた
負が不自由すぎる一歩しか歩けないのはかわいそうだった
やっぱ違うの映画と舞台とドラマじゃ
いや全然違いますね
何が好きなの
やっぱり映画なのかな
芝居することには変わりはないんで全部それぞれの良さがあるから
どれっていうのをチョイスするのは難しいけどやっぱり育っててくれたのはやっぱり映画なのかな
あの緊張感はやっぱり
一言で言うと映画舞台ドラマ
さっき俺漫才とコント言ったんだから映画と舞台とドラマでしょうね
えー
でも自分にとってでいいよ
映画は文化
ドラマは流行
舞台はパッションなのかな
情熱
な気がするかな
でも言ってる意味はわかる気がする
すごくパンと今浮かんだ言葉で言うとですけどね
ドラマも今はどんどんDVDだとかそういうもので残るようになってきましたけど
昔はやっぱりそういう文化あまりなくて見て楽しむというか
どちらかというと消化することが多かったんですよね
でも映画ってやっぱり一回見ただけで消化しきれないことも多かったりとか
ずっと残って自分の心のアルバムに収まるじゃないですか
だからもう一回見に行きたいだとか
やっぱりお金を払って自分でその何て言うんですか
見たいものを買ってるわけで
その楽しみは確実にあると思うんですよね
自分の作品にしたい
残すものっていうイメージが少しあったと思うんです
だけど舞台に関しては逆に真逆で
その場で消化するというか
その場で一緒に見てる客までも一緒に
爆発して爆発して終わっちゃえっていう
そういう感じなんですよどちらかというと
好きな瞬間とお笑いの仕事
見てる側が客じゃなくて
見てる人もむしろ同じこの舞台を共有してる人なんですよね
観客部俳優部とかいろいろあるとしたら
観客部っていうものがあるような気がするんですよ
その舞台における背景の一つに観客部が
これ不思議なんですけど演じてる側からすると
お客さんが変わるだけで芝居変わるんですよ
だから映画とかドラマは完成したら正解が流れるじゃん
舞台は毎日正解が違うわけでしょ
そうなんですよ
正解がわからないんですよね
これが答えだと思って僕たちは演じてないんで
だからその結末だって
そうじゃないですかみんなそれぞれ個性が一緒で
みんなそれぞれが同じ答えを持ってなくていいんですよね
それも自由だと思うんですよ
みんなはそれぞれこういう結末だよねって
想像力を働かせてることが僕たちしめしめって思うことだし
想像力を生ませるためにやってることなんで
だってこんな綺麗な青空があると思わなかったって言ってるって
青空ないですね当然
だけど私にはあの青空見えましたっていう人がいっぱいいるわけですよ
僕も当然見えながらやってるんですけど
その青空ってどんな青空なんだろうって
雲全くないんですか
それとも太陽が少し沈みかけてるんですか
いろんな青があると思うんですよね
なんかその青を僕も聞きたいし共有したいんですよね
今むちゃくちゃ舞台を熱く語ってるけど一番好きなのは映画だって言ったよね
あれあれあれ
舞台一番好きな人のテンション
いやもうねちょっとね舞台ってほんとね
でも俺らもうだからバラエティ番組
漫才ライブとかロケとかいろいろあるじゃんお笑いの仕事って
だからやっぱりねそれぞれ好きな瞬間があるしね
そうですねまあ気持ちいいのはもう明らかに舞台なんだろうな
まあやってる時は気持ちいいとかよくわかんないけど
終わった後みんなでお酒飲んだりだとか
舞台は稽古をやって
我々でもライブとかでもみんなで稽古割りで飯食いに行くのが楽しいとか
楽しいですよね
それがやりたいもん
前半これで終了ということなんですけど
ありがとうございます
何かこうありますかこう感想
いやこんなこと言うとマジ気持ち悪いこと言うよ
今までだからテレビや映画で見させてもらって会うこと初めてじゃん
気持ち悪がらないでねめちゃくちゃ好きになった
好きにならせてくれてありがとう
いやいやそれほんと気持ち悪いじゃないですか
ありがとうございます
次回は9月下旬に小澤さんとの黒ラジオ後編をリリース予定です楽しみに
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