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はい、人生に心地よさを。シンギングボウルで聴く。エッセイ&物語。語り手はひとみです。
つばさ通信教育という、小学校受験の会社を経営したり、教材を作ったり、絵画を教えたり、また、くじもぐらというドラムとキーボードのユニットで作詞作曲して歌を歌ったりしております。
さて今日はですね、映画を見ました。これね、めちゃくちゃ久しぶりに見たんですよ、私ね。
結構前はね、去年とか月1回くらいのペースで行ってたのに、なんかね、なんだか空いてしまって久しぶりだったんだけども、ゴールデンカムイ見ました。
これがね、もうめっちゃ面白くって、今ね、あのゴールデンカムイ見たよっていう人を横に連れてきた。それでもうなんか朝までちょっと1回語りたいなっていう気分なんですが、あれ続きあるよねっていう感じでした。
あるんだろうね。そう、私あのごめんなさい、アニメとかコミックの方知らないので、いやーすごいなぁと思って、なかなか衝撃を受けた映画だったんですけども、実は今日ゴールデンカムイの話ではなく、エッセイなんですけども、えっとセーラームーンの話なんですね。
なんでここに繋がるんだというところなんですけど、この映画を見て、そのセーラームーンの大好きだった時の気持ちを思い出したんですよね。それをエッセイにしました。ではあとがきでお会いしましょう。
今日は映画を見た。ゴールデンカムイだ。
映画の紹介や感想は置いておき、ともかくも一言で言って、女性が強い映画である。
私は基本的に女性が強い映画が好きである。ただ、強いだけではない。ひどいようだが、男の子が女の子を守ろうとして逆に守られる強さが良い。そのシーンになるとドキドキする。
さて、中学生ぐらいまでに感動したものや影響を受けたものは、今の人生の土台となっていることが多い。私の人生の土台となったのは、中学生の時に見たセーラームーンなのだ。
セーラームーンはコミックの中でこういうシーンがある。大好きな彼のマモちゃんはタキシード仮面というちょっと、ちょっとだけ強い感じの人になっていて、いつもセーラームーンを守る役なのだが、セーラームーンは心も体も強くなってゆき、ある日マモちゃんを守る。
そして、女性が男性にキスをするという。そしてここは任せてという。私は痺れた。私もいつかあれをやると決めて生きてきたのだが、残念ながら好きな人や旦那さんが何かに襲われるシーンは皆無である。
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強い女性が好き。この意識は良いことだと思っている。だが、今まで実は弊害もある。私は男の人に奢ってもらうのが非常に嫌なのだ。ご飯に連れて行ってもらうとする。
ここは出すよ、みたいな感じになると、突如として私の中の眠っていたセーラームーンは出現する。私が出します。その勢いに大体の人が理由がわからないような顔をする。ここでは支払いこそが敵なのだ。払おうとする男の人を私が守る。
弱いと思っていたか、というようなある種、遠山の金さんのような気持ちにもなる。おそらく誰一人として私のセーラームーンに気づいている人はいないと思う。知っている人は旦那さんだけであると思う。
ともかくも、平成3年、セーラームーンが出てきてから少女漫画界は変わった。少年は少し弱く描写されることが多くなり、女性は強くなったと思う。私もやってみたい。
旦那さんが敵に、もしくは今日見たゴールデンカムイのように大きなクマや狼に襲われるところを私が矢で射抜く。この痛快さはおそらくドラえもんが映画で窮地に陥ったときに出てくるタイムパトロールのような感覚だろう。
私はタイムパトロールが出てくると必ず涙するのである。だが現実はそうはいかない。私は数年前泥棒に出くわした。家に私の机の下にいたのだ。そのとき戦うどころか腰を抜かして全く動けなくなった。
あのときのことを今でも後悔している。なぜあのときこそセーラームーンが出てこなかったのか。
まあ、そういうことはできないにしろ、私は現代のセーラームーンでいたいということで、今日はですね、ゴールデンカムイからセーラームーンの話。
もうこれでも本当なんですよね。ずっとずっと強い女性っていうのに憧れていて、そうだな、ナウシカもやっぱり好きなんですよ。女性が強いなって。なんだけど、ナウシカっていうのはお姫様なんですよね。
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で、そういうことじゃなくて、そういうことじゃなくて、2回言ったけど、普通の恋愛漫画とか少女漫画における一般的な中学生とか高校生、これがセーラームーンだったわけですよ。
で、そういう一般的な女の子が強いっていうところが、たぶん当時の中学生にリンクしたんでしょうね。本当に今でも影響を受けていて、男の子は女の子が守る。これずっとそうです。
もしかしたら、この私の家の構図もそうなってるのかもしれないですね。なんかこう、旦那さんが、うちは主婦なわけですけれども、家事をしていただいたりとか本当にありがたく。でもそうなるとどっちが強いとか言えないですよ。
どっちも共存させていただいて、本当にありがたくそう思ってるんだけれども、でもその私はセーラームーンの強さっていうのは、私4人子供いて1人が女の子なんですけれども、読んでほしいと思ってます。
そう、なんだろうね、これ。で、男の子3人にも読んでほしい。女の子を甘く見るなよというようなね。だけどだんだんだんだんまた時は流れて、今度ちょっと女性が強くなりすぎてるところもあったりとかね、するかもしれませんね。
だけどともかくもですね、今日はね、このゴールデンカムイを見てね、うわ、かっこいいなってまたね、私の中の眠ってるセーラームーンが出てきました。現代の敵っていうのは、まあまさかそういうね、なんか狼とか熊なわけがないんだけれども。
だけどやっぱりなんか、自立とか守るとかっていうところのポジションに、私はなぜかいたいと思っている、今日この頃です。
まあとはいえね、本当に本当に強い人は陰で支えてくれている人なんだけどね、みたいなことは本当にこの年になって丸くなって思うところでもあります。
でもなんかね、誰かを守るんだっていうような家族であってもね、その思いってものすごい原動力になるなって、これはでもね、会社してても思うんですよね。
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一番最初に会社したのは何でかっていうと、こんな教材作ってくださいって言われたんですよ。たぶん300円くらい作ってって言われた。ないから、とか絵を教えてくださいって言われたのね。
誰かが求めてるなら私がやろう、みたいな。なんか人って、なかなか自分のためだったら強くなりにくいなって思いますね。
あの人がいるから頑張ろうとか、あの人を守っていこうとか、でもね、そういうふうに立てるっていうのは実は、実は反対なんだけどね。
守っているつもりで、守られているところも多いんだなって、最近セーラームーンはそういうことを悟ったということです。
ということで、今日は女性の強さ、セーラームーンの話でした。ありがとうございました。また遊びに来てくださいね。