さい、凡人の非凡な才能を科学する。この番組は、才能という概念を再定義し、個人、チーム、そして組織にとっての才能の生かし方を楽しく発信していく番組です。
こんにちは、パーソナリティーを務めます、株式会社TALENT代表取締役の高地んこと佐野隆です。
同じくパーソナリティーを務めます、音声プロデューサーの野村隆文です。
ポッドキャスト第4回になりました。よろしくお願いします。
前回は、才能の中の欲求という概念についてお話をさせていただきました。今回はその続き、2ステップ目ということですね。
2ステップ目のやりたいことを見つけるについてお話をさせていただければと思っています。
やりたいことなんですけど、全体のステップのところでお伝えさせていただいたところを簡単に復習すると、やりたいことというのは実現可能なレベルで具体的なことを指してまして、
欲求とは少し違います。例えば、マズローとかマレーの欲求の話を全体のステップのところで少しお話をさせていただいたと思うんですけれども、
欲求というのは本当に不安なものも含めて、やりたいこともいろんなものがあるんですよね。
そういった欲求をフラットに捉えたときに、少しネガティブっぽい欲求も出てくると思うんですよ。こんな不安があって解消したいみたいな。
それを何か具体的にその欲求を解消するためにどんなことをやりたいですかっていうふうに変えると、ポジティブなものに変わっていき、そしてそれがすごく前向きな欲求に変わっていくように映るんですよね。
そうすると結構やりたいことっていうのは、これをぜひともやりたいっていうふうに、人間って結構思う動物でもあるので、やりたいことに変換するってことがすごい重要になるんですけれども、
例えば漫画家で承認欲求が強い方だったら、じゃあヒット作を見出してみんなに認められる漫画を作りたいっていうものになると、すごいやりたいことに変わる。そういったような具合です。
なるほど。じゃあそのネガティブな要素であっても、それを転化させればやりたいことになるってことですね。
そうです。そのままネガティブな欲求を受け入れても全然いいんですけど、意外と受け入れるの難しかったりするんですよね。
なのでそういう意味では、やりたいことに変換するっていうのは少しテクニカルですけど、必要なステップかなというふうに思っています。
野村さん早速なんですけど、またまた来まして、野村さんが前回、欲求として新しいことがしたい、そのためには時間が必要だって話をしてくださいましたけど、
この野村さんの新しいことがしたいという欲求を解消するため、もしくは解決をするためのやりたいことはどんなことですか。
そうですね。それは今の話でいいんですよね。 今の話で大丈夫です。
そうですよね。新しいことをするためには、とりあえず時間を作らなきゃいけないですよね。 はい、そうですよね。
当たり前ですけど。時間を作るためには、やんなきゃいけないことを圧縮するっていうのが結構大事だなと思っていて。
なので、例えば同じことを2回したくないっていうところにつながるんですけど、これまで2時間3時間かかっていた仕事っていうのが1時間でできるようになったとしたら、その残りの1時間分空くわけじゃないですか。
そこで新しいことができるなっていうのは常に考えるんで、いかに1回やったことっていうのをうまく効率的にやるかっていうのは結構気にしますかね。
まずは既存の時間を圧縮するっていう、そして新しい時間を生み出すってことをするんですね。
そうですね、はい。 じゃあその新しい時間を生み出せたら、野村さんはどんなことをしたいんですか。
どんなこと。どんなこと。今直近で言うと、このコンテンツ作りの仕事をしているんで、新しいコンテンツを作りたいなと思っていて。
例えばなんですけど、今はどちらかというと、結構話題の中心が東京というか首都圏のそのネタっていうのを取り扱っているんですけど、
もっと別の土地、例えば海外の別の場所の起きていることっていうのをそのポッドキャストに込めるみたいなことはやっていきたいんですよね。
面白いですね。 はい、それがあんまりないコンテンツにつながるかなと思っていて、できるだけそのあまり東京圏では語られていない情報っていうのをポッドキャストに込めるっていうのはすごくやりたいですね。
結構ネットフレックス番組とかでも海外のレポート取材を日本人に伝えるみたいな番組もあったりしますよね。
そうですね、はい。 確かに。しかも野村さんは新しいことに触れ続けるっていうのがすごい好きだし、そして新しいネタを生み出し続けられるし、
自分自身も満たされるし、人にも提供できてっていう、以前おっしゃってた仕事とそのやりたいことが重なる、縁が重なる部分っていうのをどんどん広げていくような活動をしたいんですね。
そうなんですよね。それが自己満足にならずに、それを受け取ってくださった方々にとっても面白いなと思うものを作っていきたいなと思いますよね。
本当にこれ才能の話って、自分がやりたいことを見つける、その中で自分が得意なできることを見つける、そして社会に求められていることを見つけるっていう、この好循環ができるとフィードバックループが完成するんですよね。
なのでこれをやっていきましょうって話を僕はずっとしてるんですけど、野村さんはすでにそこを目指されてるってことなんですね。
そうですね。おそらくなんですけど、一足飛びに今みたいな状態になったっていうよりも、やりたいことはあって、それが仕事に繋がったらいいなっていうのはあったんだけど、現実問題とはいえぶつかる壁っていうのはあるじゃないですか。
ありますよね。
それを一個一個取り除いていったっていう感じですね。今までの職業人生の中で。
かなり障壁がなくなっていったからこそようやくできるようになったって感じなんですかね。
そうですね。だいぶ減ってきましたね、障壁は。だから逆に言うとここから先っていうのは言い訳がきかないっていうか、もうその環境とどってんだからやってよっていうふうになるわけですよね。
そういうことですよね。どんな障壁があったんですか、野村さんは。
例えばなんですけど、私は結構会社員を一昨年までやっていて、当たり前ですけど会社員をやっていると毎月給料がありがたいことにいただける代わりに会社からその要求されたことっていうのをこなしていかなければいけないじゃないですか。
それがある意味自分の新しいことを見るっていう好奇心を満たしていきたいっていう方向性と、連動しなかった時期っていうのももちろんあって、そういう時は結構ううってくるわけですよね。
できるはずなのにどんどん時間が自分以外のところですごく使われていってしまう。
すごい平たく言うと誰かが起こしたトラブルを自分が火を消すみたいな時期っていうのもあったわけなんですよね。
それはただ会社からすると結構私に期待していたことなんで、給料をいただいた分の価値は返せたかなと思うんですけど、一方でそれをずっとやっていくと自分の欲求は満たされないというか、消耗していた時代っていうのもあったわけなんですよね。
そういうのをいかに改善していくかっていうのは日々やっていましたね。
野村さん多分その経験があったからこそ、巡りが良くないってことに対してすごい敏感なんでしょうね。
野村 そうかもしれない。
そうすると新しいものにたどり着けないっていうところに対して、本当に巡りが良ければ野村さんのリソースも新しいことに会社として貢献できたかもしれないし、そうするとどんどん良くなりますよね。会社としては前進し続けられますもんね。
そうなんですよね。多分個人的な話というか個別具体的な話になっちゃうんですけど、巡りが良くないっていうのは全体としての設計が整っていないというか、仕組みが整っていなくて、こっちでは極地的にうまくいくんだけど、これを別のところに回した時にこっちで矛盾するみたいなことがやっぱりいっぱい起きるんですよね。
はいはいはい。
それに対して毎回毎回尽力で巡りの悪いところを直していかなきゃいけないっていう状態は結構ストレスでしたね。
確かに組織の規模とかが大きければ大きいほど難しいですよね、その全体設計っていうのが。
そうなんですよ。どうしても難しいことなんで、そうするとそれをやり続けるか、じゃあ自分はそこから離れて別のことをやるかっていう選択肢になりますよね。
確かにそうですね。そういう意味で野村さんはやっぱり起業してるっていうのはあってましたね。
そうですね。あるタイミングでちょっと外に出た方がいいかなと思ってそっちに行ったってことですね。
今の話を聞いてても企業の向き不向きもあると思いますし、全員が全員起業するべきって僕は思ってないんですけれども、
自分にとっての欲求と自分にとってのすごい適切な才能っていうところが一番生きる場所っていうのはどこなんだろうって考えて、ようやく野村さんはいろんな経験を経て、
でも企業っていうのはスキルも必要じゃないですか。
そうですね。
ね、それでようやくこの今のタイミングで起業して、結構欲求が満たせて、スキルも使えてっていう状態にたどり着いたって感じなんですね。
そうですね。そこに近づきつつあるってことですかね。
少し戻るんですけど話が。野村さんは改めて、自分が新しいことをし続けるためにやりたいことって一言で言うとどんなものになるんでしょうか。
新しいことをし続けるためにやりたいことですよね。
はい。
何だろうな、人に会い続けるとか、コンテンツを作り続けるとか多分そういうことですよね。
そういうことですよね。じゃあコンテンツとかクロニクルというスタジオの中で新しい作品を生み続けるっていうこと自体が、野村さんにとって新しいことをしたいという欲求と、仕事としてもちゃんと成立していくっていうところを結びつけるものになるんですかね。
そうですね。ひょっとしたらもう別に仕事にしなくても、ある程度インプットをしている時点で自分の何かを満たしているのかもしれないんですけど、ただ現状はやっぱりそれをアウトプットして、それが多くのリスナーさんというか受け手の方々にも面白がっていただけるっていう状態が自分としてはすごい嬉しいなと思うんですよね。