TALENT TALK)
才能が見つかれば、仕事も人生もうまくいく。この番組では、一人一人に秘められた才能を見つけ、その才能を生かして、自分らしい仕事や人生を作っていくためのヒントを発信していきます。
こんにちは、パーソナリティを務めます。株式会社タレント代表の高千子と佐野隆です。
同じくパーソナリティを務めます音声プロデューサーの野村隆文です。
TALENT TALK シーズン2 第6回です。よろしくお願いします。
お願いします。
前回の第5回ではですね、リニューアルの理由とですね、タレントとしてやっていきたいことについてお話いただきました。結構熱量こもった回でしたね。
そうですね。ポップに話すとか言っておきながら、ついつい熱量が高まって、すっごい真面目に話してしまったんですけど、伝えたいことを伝えきれて、聞いていただけて本当にありがたいと思っています。
そうですね。崩そうかどうしようか、私も迷ったんですけど、いやもうこれは、ドストレートに行こうと。高千さんの思いを語っていただこうと、途中から思いました。
ありがとうございます。止めないでいただき感謝です。
では今回のテーマ、教えてもらっていいですか?
はい。本日は、楽観的な人、悲観的な人、人生がうまくいくのはどっち?というテーマです。
はい。楽観的な人と悲観的な人ですよね。まあ確かに、多方分かれますよね。人生に対するスタンスというか。
そうですね。分かれますし、どっちに良し悪しがあるのかっていう議論は意外とされてなくて、悲観的なメリットもすごいありますし、楽観的なメリットもありますし、どっちにもデメリットもありますよね。
そうですね。なんか何でしょうね、古代ギリシャの哲学者から、楽観的な人と悲観的な人がいたような感じはするんですけど。
確かにそうですね。
人類がずっとこれやってきたテーマな感じがしますよね。
おっしゃる通りだと思います。野村さんはどう思いますか?この観点に関して。
私はまず自分のことから話すと、どっちかっていうと楽観的だと思うんですよ。これ自己認識ではなんですけど。
能天気というよりも、いろいろめちゃめちゃ考えるんですけど、最後はなんとかなると思ってるっていうのが、割と自分の性格だなと思ってまして。
まあ今まで結構大変な時期っていうのもあったんですけど、割となんとかなってきたんですよ。
それは運が良かったことなのかもしれないんですけど、その時はやっぱり楽観的な方が良かったなというふうに思ったんですよね。
つまり最後なんとかなるよっていうふうに思った方が、難しい状況に対して体ごと持っていかれないというか、メンタルごと持っていかれずに、ある意味ちょっと突き放してものを考えたんで、自分としては楽観的で良かったなって感じはしました。
で、上手くいくのはどっちっていう観点で言うと、まあどっちも成立するんじゃないかなとは思うんですけど。
自分としてはそうですね、楽観的で比較的良かったなと思った方ですね。
なんかあの起業家にも楽観的な人と悲観的な人どっちがうまくいくのっていう議論もありまして、悲観的な人ほどすごいリスクヘッジがうまくてっていう方もあったりするじゃないですか。
確かに僕は野村さんと一緒にお仕事させてもらってて、リスクヘッジはかなり惹かれると思うんですけど、最後はめちゃくちゃ楽観的に判断してくださるなってイメージがあって。
伝わってます?これ。
伝わってますよ。僕よく収録直後に、今の話大丈夫でした?って聞くじゃないですか。僕、悲観的なんですよ。めちゃくちゃ。
あ、そうか。確かにそうですね。気にされますね。その辺。
多分ポジティブにやってそうに見えると思うんですけど、とてつもなく悲観的にしか仕事してこなくてですね。
はいはいはい。
ただ最近はポジティブに考える癖をつけるようにしてって、悲観的すぎるとですね、あまりにもブレーキがたくさん多いので、アクセル踏むとき毎回大変なんですよ。
あーそうですね。車でアクセルとブレーキ両方踏むとエンジン壊れますからね。
あ、そうなんですね。全然車のこと詳しくなかったですけど。
摩擦でやられちゃいますから。
あーなるほど。同じ現象が起きるかもしれませんね。
そういうことですよね。すごい負荷をかけながらアクセル踏まなきゃいけないみたいな感じになっちゃいますもんね。
そうなんですよね。しかも結構労力いるんで、メンタル負荷が大きいので、自分自身毎回新しい挑戦すごいする方なんですけど、実はあれはいっぱいリスクヘッジした中でチャレンジさせてもらってるんで、とにかくリスクヘッジを全部考え出して全部潰した上でやってるんですよ。
はいはいはい。
でも失敗してまた落ち込むんですよね。なのでポジティブになるの難しいなーと思ってるんですけど、
はいはいはい。
先日研究コラムで先日弊社から出したテーマがありまして、今日の話に通ずるなと思ってることがあって、これが自己注目という概念なんですけど、
そんな概念が。
社会心理学の分野であるんですよ。自己注目っていうのは何なのかっていうと、自分の強みって何だろうとか、何であの時自分こんなこと言っちゃったんだろうとかっていうふうに自分のことについて注意を向けて考えることっていう。
うーん。
俗に言う内省に近いかもしれませんね。ただ心理学用語で自己注目っていうものがありまして、これの研究とかその捉え方がすごい面白くて、
自己注目にもポジティブ・ネガティブがあるんじゃないかって指摘があるんですよ。
はいはい。
例えるなら毒と薬って紙一重ってこうやって言うじゃないですか。
うん。なんかあれですよね。薬も飲みすぎると毒になるみたいな話ありますもんね。
そうですね。飲みすぎることによって効かなくなるとかもありますよね。
うん。ありますよね。
で、この自己注目っていうのが細かく言うと二つに分かれてて、一つが反数って呼ばれるので、もう一つが小冊って呼ばれるものなんですけど、
反数っていうのはさっき言ったネガティブな結果をもたらしやすいもの。
へー。
なんで過去あんなこと言っちゃったんだろうとか。
あ、はいはい。
なんか過去の失敗とかをずっと反数してしまう。
あーつまりなんかあれですよね。繰り返すというか失敗したことがあった時に、いつまでもそれについて考えちゃうみたいなことですよね。
そうですそうです。これなんか当たり前なって感じですよね。そうだよねーって感じだと思うんですけど、
同時に小冊って言われているポジティブなものに関しては、自分の好奇心とか興味とかそういったものに対していっぱい考えることですね。
自分でどんな人間なんだろうとか、なんで自分は他の人と違うんだろう、どんな才能があるんだろうみたいな。
よくこのポッドキャストでお話しさせてもらってることですよね。
はいはいはい。それってちなみになんですけど、過去の出来事があったとするじゃないですか、でそれを反数としていろいろ考えちゃうことと、
小冊として前向きにっていうかわかんないですけど、考えることってどういう違いがあるんですか。
一つはやっぱり過去の失敗を繰り返してずっと考え続けてしまって、悲観的な感覚になってしまうんですよね。
それが反数というもので、要は過去を振り返りはずっとするけど前には進まないってやつですね。
だからあれですか、失敗した自分がああっていう思いがあって、でもああって言ってるだけでは学びはないですもんね。そういう状態ってことですかね。
そういう状態ですね。で小冊っていうのは好奇心とか自分の興味とかによって動機づけられて、自分ってどんな人なんだろうってワクワクしながら考えてる状態ですね。
自分の内面を哲学的とか分析的にちゃんと考えていて、何かに役立てようと周囲にしている傾向があるっていう状態ですね。
なるほど。失敗したことがあって、この失敗が起きたメカニズムは一体何なんだろうかとか、自分の性格との一体どういう点がこの失敗を引き起こしたんだろうか、ちょっと考えてみようみたいなそういうことですかね。
そういうことです。
確かにちょっと態度は違う感じがしますね。
態度が違うって感じですかね。ありがとうございます。確かに明確に区別化するからちょっと難しいんですけど、態度が違うっていうのは確かにおっしゃる通り正解だと思います。
でもう一つ別の研究があるのが脱中心化っていうキーワードなんですけど、これがすごい面白いんですよね。
脱中心化っていうのは自分の思考とか感情を客観的に観察する能力、メタ認知にも近いです。
メタ認知って正確には認知を認知するぐらいなんで、認知を認知するってここにプラスアルファの情報ないんですよ。
でも脱中心化っていうのは自分の感情とか思考をちゃんと客観的に観察する行動のことを言うので、世の中で言うメタ認知が多分こっちの方が逆に近いかもしれません。
確かにそうですね、私本当思いましたそれ。だからあれですよね、ちょっと俯瞰視点で自分を見るみたいな言い方もされると思いますけど、それは脱中心化ってことですね。
じゃあこれからこの言葉流行らせましょうか、脱中心化。 メタ認知の方が流行りやすいんだよな、それは。
かっこいいですからね。で、この脱中心化ができる人は物事を客観的に捉えるので、鬱になりづらいっていうことが結構指摘されてるんですよ。
そうなんですね。 メタ なので、マインドフルネスとかを用いた鬱の介入っていう観点でも脱中心化をしましょうっていうのは結構ありまして、
さらにですね調査つってさっきのポジティブなものの態度あったじゃないですか、これは脱中心化を高めるっていう研究結果もあって、
つまりは自分のことをポジティブに考えてどうしようかどうしようかなって考える人っていうのは、すごく自分を内的にちゃんと観察する能力っていうのは当たり前ですけどどんどん高くなっていくので、
世の中で言うメタ認知能力が高まっていくみたいな感じになっていくし、逆に言うと半数はそれが高まらないっていう結果が出てきてるんですよ。
なので、どんだけネガティブに内省しても脱中心化、つまりメタ認知のようなものは能力が上がっていかない。
なんかこれちょっとすごい難しい話を今までしてきちゃったんですけど、シンプルに言うと半数ではなく調査ができる人っていうのは、すごく自分を客観視できる能力が高まっていくので、
生のスパイラルに入っていく。なので結果的に鬱にもなりづらいし、不安にも陥りづらくて、自分のことを客観的に理解しながら前に進めるっていうことができる。
野村さんみたいな人とか。
そうですか。ありがとうございます。だからあれかもしれないですね。割と自分も突き放して考えるというか、おそらく自分の特徴はこんなで、世間からおそらくこんな風に見られていて、
この辺は得意だけどこの辺は苦手だから、多分こういう結果が出るよなみたいなことを思うと、それっていうのは脱中心化ってことなんですかね。
そういうことになりますね。
そういうことですね。何となくわかってきた気がしました。
でも脱中心化しようとしなくても、小説ができていれば、基本的に自己理解しようとかポジティブな動機づけで、もっと自分を知りたいなってやってる人はできてしまうっていう傾向があるので、
そういう意味でも結構最近マインドフルネスもそうですけど、コーチングが有効的なのでここにあるよねって。
なるほど。
僕は捉えていまして、一人でポジティブに今のことを考えるって結構難しいと思うんですよ。
でも株打ちしたり褒めてもらえたりとか、「まるまるさんそうなんですね。素敵ですね。」とかっていうのもそうですし、才能に着目するのもそうだと思うんですけど、
才能とかコーチングの対話っていうものが、実はやっぱりこういう脱中心化に役立っていくし、ポジティブに物事を考えられるようになっていくっていう風になるのかなって思いますね。
その観点面白いですね。やっぱりそのコーチングって自己理解を促してくれるものじゃないですか。
はい。
ティーチングとコーチングの違いとかよく言われますけど、ティーチングっていうのは知らない情報を教えてくれるもので、
コーチングっていうのはすでにその人の中にあるものを引き出してくれる。つまり自分を知るっていうことに繋がると思うんですけど、
それっていうのはここで言うと、まあ小説であり脱中心化に繋がるってことなんですね。
そういうことですね。やっぱり自己理解ってすごい効能だと思うんですよ。
これ他にもいっぱいいろんな観点はあるんですけど、なんか自己理解してその自分の自己コントロール感っていう、
要は自分がこのぐらいができるだろうっていう感覚が上がると、行動を踏み出そうとするハードルが一気に下がるっていうのも言われてるんですけど、
それはそうだなって感じですよね。その自分ができるイメージが降ってこないと不安になるので、
人間行動が落とし込めないので、すごい不安な時は多分おそらくハードルが高いことをやろうとしてて、
もしくは自分の能力がわかってないから、ハードルを乗り越えられるのかわかんない。
そうですね、確かに。
なので分析をして、もしくは細分化して、まずステップ1個目だったらこれかなみたいな。
なんか受験勉強と似てますよね。
そうですね。
中1英語から始めれば、誰でも英語ができるようになっていくわけじゃないですか。
そうですね。
急に大学受験から始めちゃうから、英語が苦手な人はそこで挫折するんで、もう一回戻すってことをすると、
自分の能力がまだこのぐらいなんだってことがわかりながら、レベルアップして行動が取れるのかなっていうふうに思うので、
そうやっていくうちに自分の自己効力感とかも上がっていって、もっと前に進めるかもって思って、
やっていく中で自分の癖みたいなものが出来上がっていって、それが才能というものになっていく。
確かに。
これ面白いですね。今の話で思い出したのが、キャリアであり、新しいことをやるでもなんでもいいんですけど、
2つ自己認識できてると私強いなと思うことがあって、
1つは今の時点で客観的に自分を見て、自分は何だったら戦えるのかっていうのを判断する能力だと思うんですよね。
つまりこれは現時点でのスキルとか経験ってことだと思うんですけど、客観的に見てこの辺は人よりも引い出ているから、
これ自己認識間違えると罠に陥るんですけど、何だったら戦えるのか、何だったら仕事に繋がるのかみたいなことを認識する能力と、
3つは何年やったらどこまでいけるのかっていうのを認識する能力も大事かなと思っていて、
これ多分受験勉強とかがそうなんですけど、今の自分の持続だったら3年間ぐらいコツコツと積み上げていけば、
この辺までできるようになるんじゃないかなみたいなことが見積もれると、これってキャリア形成にすごい良いと思うんですよね。
個人的な話をすると、私は結構1年と3年っていうのを1つの目安にしてて、
1年やると新しいことですよ。やると一通りとりあえず手を動かせるようになるっていうのが自分の自己認識なんですよ。
3年やると仕事にできるっていうのが自分のこれまでの経験に即した認識なんですけど、
これは多分人によって個人差はあるんじゃないかなと思うんですけど、そうすると新しい領域が今流行ってるみたいな、
例えば生成AIが流行ってるみたいな時に、1年でなんとなく生成AIが分かって、3年で稼げるようになるかもなみたいな、
その時間軸が分かるんですよね。だから結構そこって考え方としては大事かなと思いました。
なんかすごい面白い観点だなと思ったのが、以前才能方程式ってお話をさせていただいた回があったと思うんですけど、
自分なりの成功パターンを見つけようみたいな。野村さんにとってのその1年と3年は才能方程式の1つなんだなと思いまして、
野村 そうか、そうとも言えるんですね。
自分のやり方、自分のうまくいくイメージ。この方程式の解像度が上がっていき、毎回このパターンで成果が出るってことがつかめていると、
行動コントロール感というのが増して、行動がすぐに促進されるっていう、そういった結果になるので、具体的なイメージと距離感が分かる。
達成の期間が分かるっていうのは、確かにマラソンとかもそうですよね。距離分からず走ってたらしんどすぎて、ペースハイブ分かんないですもんね。
それと同じ現象なんだなって思ったのと、あと今日ちょっとお話ししてて、僕も気づかされたんですけど、
今回で言うとその半数とか小冊が重要とか、何が重要?云々ではなくて、一個一個の自分に対する解像度を上げていったりとか、
ポジティブに考えたりとかっていうのは全部連鎖的に働いているので、すべて一つ一つその自分の中で行動変容をしようかなっていうふうに考え続けていかないと、
実は沼っていっちゃって、改善策、打開策を全く見えなくて迷走してしまうみたいな状態になるので、今見えてる改善した方がいいかなって思うことは、
一つ一つ潰していけばこんな難しい理論を覚えなくても、勝手に良くなって勝手に才能開花していくんだろうなっていうのはちょっとお話ししていて気づきました。
なるほど、確かに。難しい理論を話していただいての結論はそれってことですね。
そうですね。話してて、ややこしいこと逆に言ってるなって思いましたね。
そんなことはないと思いますけど、こういうのを背景で知っておくっていうのは大事だと思いますけどね。
そうですね。知るっていうのも楽しさではありますよね。実際やっぱりロジック的にはそういうのがあるので、