ぺけたん 津田くんさ、表現者ってかっこいいですよね。
津田 はい。すごい、なんか…。 ぺけたん かっこいいよね、表現者って。アーティストってかっこいいよね。
津田 高校生。すごい。 ぺけたん いやいやいや、かっこいいじゃないですか。かっこいいじゃないですか。
ぺけたん まあ言うて、我々もね、一応声優みたいな、表現者の一端をね。
ぺけたん 表現者ってかっこいいですよね。 津田 表現者。
ぺけたん 無計画大学生みたいな、発言されましたけど。
津田 いやいや、でもまあ、かっこいいなと思うじゃないですか。
ぺけたん まあまあまあ、やってるし、音楽をやったりとか、声優になったりとか、いろいろやってるんですけど。
でも、表現者ってさ、聞くとかっこいいじゃん。かっこいいとこばかりフューチャーされる。
ぺけたん まあでも、表現者って一括にしたら、ちょっと中身によっては違うかもしれないけどね。
津田 でもなんか実際さ、まあそれこそ声優とかもそうだけどさ、結構地道だったり地味だったりする部分ってあるじゃない。
ぺけたん はいはい、もちろんもちろん。
津田 それこそ音楽とかもさ、いや僕曲作ってます、クリエイターですって言うとかっこいいけど、
実際こうパソコンの前でさ、ぽちぽちぽちぽちドラマを打ってさ、ギターを100回くらい撮り直してさ、ああみたいな。
で、ネットでこうソフトの使い方を検索したりとかするわけですよ。
すごいやっぱ地味な部分もめちゃくちゃあるというか。
ぺけたん まあでもそれもそれでかっこいいけどね、何回も繰り返しやってるのとか。
津田 まあそれはそのかっこいいさはあるけどさ、こうきらびやかみたいな派手な感じは別にそんなにないというかさ。
あとそれに加えてこう、まあ趣味でやる分には自由にできるけどさ、例えば食っていくとか売れるみたいになるとさ、
もうやりたいことに加えて、じゃあそれをどう売れる形にするべきかだったりとか。
ぺけたん プロ対アマの話みたいなね。
ぺけたん みたいなこう、ちょっとビジネスっぽいこともやっぱ必要になってきたりするじゃないですか。
津田 もちろんもちろん。
ぺけたん まあそういうね、ちょっと今回はその、そういう表現みたいなものの痛いとことかダサいとことか、しんどいとこ、嫌なとこみたいに。
みたいなところに焦点を当てつつ、こうポップな青春モノに仕上げた作品。
津田 ジーセン・ジョー・ヘブンズ・ドア!
ぺけたん いやいやいや、確かに確かに、確かにかなり当てはまってたけど今回は違います。
ぺけたん 今回は眠るバカについて紹介しようかなと思っております。
津田 お願いします。
ぺけたん 眠るバカ、今映画もやってまして。
津田 映画やってるよね、実写の。
ぺけたん そうですね、映画にもちょっと触れつつ。
ぺけたん あとその、そうですね、眠るバカのその、え、ダサイクルって知ってる?
津田 ダサイクル?
ぺけたん あ、知らない。聞いたことない。
ぺけたん あ、じゃあ、それも不売線。
ぺけたん あの、ダサイクルってすごい有名なネットミームがあるんですけど、
ぺけたん 眠るバカそれの元ネタにもなってるんでちょっと、
ぺけたん まあ、これが元ネタなんだみたいなところもありつつ、紹介していこうかなと思います。
津田 お願いします。
ぺけたん はい、それではそろそろ始めていきましょう。
ぺけたん こじらせ。
津田 平成。
ぺけたん やわ。
ぺけたん 皆さん。
津田 こんばんやわ。
ぺけたん こんばんやわ。
津田 こじやわの津田と。
ぺけたん この番組はいろいろとこじらせているめんどくさめの我々二人が、
ぺけたん 生まれ育った時代である平成のサブカルチャーについて、
ぺけたん お互いの好きなものを押し付け合い、
ぺけたん 独自の視点で語り合っていくラジオ番組です。
ぺけたん という感じなんですけど、眠るバカって知ってますか?
津田 名前だけ。
ぺけたん どんな作品かも何にも知らない。
津田 知らない。映画のポスター見たなーみたいな。
ぺけたん そう、今やってるんでね。
ぺけたん やってるんですけど。
ぺけたん 漫画。
津田 アニメもやってたよね。
ぺけたん アニメ化もされている人気漫画の作者、石黒雅一先生の名作でして、
ぺけたん そうなんだ。
ぺけたん 今実写の映画もやっているというところです。
ぺけたん 映画なんですけど、乃木坂フォーティチックの久保しおりさんと、
ぺけたん 平井さんの妹さんの平井優菜さんのダブル主演で今やってるんです。
津田 妹さん役者やってらっしゃるんだ。
ぺけたん 知らなかった。俺も知らなかった。
ぺけたん 平井って珍しい名字だなと思って調べたら、妹さんなんだみたいな。
ぺけたん やってるんですけど、映画がめちゃくちゃ良くて。
ぺけたん ちょっと僕、酔いすぎて2回見に行ったんですけど。
ぺけたん 結構僕は原作中なところがあって。
津田 はい、よく言うよね。
ぺけたん そうそうそう。アニメとか映画とか見てもやっぱ原作が一番でしょと。
ぺけたん 作者の大元のものがあるんだからみたいなのがあるんですけど。
ぺけたん 結構今回も原作を超えることは正直ないんじゃないかと思って見に行ったんですけど。
ぺけたん 映画本当にめちゃくちゃ良すぎて、2回ってちょっと2回めっちゃ号泣して帰ってきたっていう感じ。
ぺけたん でもめちゃくちゃ良かったなっていうところ。
ぺけたん なんでちょっとぜひ原作を知ってる方も映画も見てほしいなっていう感じで思ってるんですけど。
ぺけたん まあ例によって例のごとくネタバレをしまくって話してはいくので。
ぺけたん いや映画ちょっと見てからって人は見てもらって。
津田 じゃあ見てからしましょうか。
ぺけたん いやいやいやいや。
津田 じゃあ今から映画館行ってくるんで。
ぺけたん お前はダメだ。
津田 ええ。
ぺけたん お前はダメだ。
ぺけたん まあちょっとその辺の踏まえてちょっと話していこうかなと思っております。
津田 はいお願いします。
ぺけたん じゃあまず概要から話していこうと思うんですけど。
元々は2006年に連載開始されて2008年にかけて1年ちょっとぐらい。
2006年の冬ぐらいから1年ちょっとぐらい連載されていた。
ぺけたん そんな長くないね。
津田 漫画作品全1巻です。
ぺけたん さくっと読める。
津田 そう。で作者は先ほど申し上げた通り石黒正勝先生。
それでも街は回っているとか天国大魔教とかが代表作の漫画家さんです。
読んだことある?石黒先生の漫画って。
ぺけたん ない。
津田 1個もない?
ぺけたん そう。それも街読みたいなーってずっと思いながらここまで来ました。
津田 それも街なんで気になってるの?
ぺけたん なんかめっちゃ人気じゃない。
津田 シンプルに。人気だからちょっと面白そう。
ぺけたん だしなんか日常系っぽいけどなんかSFっぽさもあるみたいな話は聞いてて。
津田 そうそうまさに。
ぺけたん なんか面白そうだなーっていう印象があって。
津田 そう。俺も調べて西雲賞取ってんだと思って。西雲賞ってSFの賞だよね。
ぺけたん 僕SF富城さんが大好きで、日常系とか結構短編ものを書いてるんだけど、
もうほんと文字通り藤子F富城先生が言ってた通り少し不思議のSFが入ったような日常漫画と。
津田 サイエンスフィクションじゃなくて、少し不思議の略のねSF。
ぺけたん そうそうそう。そうです。で、短編の一つが世にも奇妙な物語でドルマックされてたりとかしてる。
日常ベースなんだけどちょっと変わったこと、不思議なことが起こるよみたいなのが結構得意な作家さんですと。
なんだけど眠るバカについてはSF要素はほぼなくて、本当に青春ものというか大学生の青春漫画みたいになってるので、
そういう意味ではちょっと確かに異色作家って感じですね。不思議なことは別に起こらないというか。
ぺけたん ちょっとあらすじみたいなところを早速話していくんですけれども、まず主人公が2人いまして、1人がイリスユミさん。
イリス。ガメラ3。
ぺけたん そんなすごいかっこいい顔でまっすぐこっちを見て、ガメラ3。
イリス覚醒。
ぺけたん イリスユミさんですね。
その辺は名前の語源というか、なのかな。神様。イリスって神様の名前?
ぺけたん そうそう。神様。作中でもそんな神様いたよねみたいな。ちょっと別に本筋は関係ないけど、そういう話は出てくる。普通の大学生の方ですと。
ぺけたん 1年生かな、多分。明示されてないけど多分1年生とかだと思う。
ぺけたん 2年生かな、ちょっとわかんないけど。1、2年生ぐらいです。
ぺけたん で、このイリスさんは特にやりたいこととか夢とか趣味とかも特に全くない。本当に普通の大学生の女の子で、学生寮に住んでますと。
ぺけたん で、バイトは不良本屋みたいな感じのキャラクターで、ちょっと映画版だとそれに加えてというか、かなりお酒が好きみたいな設定がちょっと強化されてる。
1年生と飲んでいいのか?
ぺけたん 2年生だわ多分。じゃあ多分2年生だわ。逆算すると2年生かも。
だから2年生だね。
ぺけたん そうだね。めちゃくちゃ飲んで、やりたいことない。ただこう、モラトリアムを満喫してるというか、とりあえず飲んでみたいな。結構そういう感じの大学生。
ぺけたん ウェイ系ではないんだけど、ちょっとインキャップ寄りだとは思うんだけど、やりたいことがない。普通に大学生、とりあえずなんとなくやってますみたいな。
で、もう一人の主人公がクジライルカ。
ぺけたん クジライルカ?
クジライルカ。
ぺけたん クジライルカ。
そう、クジライルカ。
ぺけたん ああ。
クジライルカ。
ぺけたん ああ。ナルトのキャラみたいな。
確かに。クジライルカ。かなりナルトっぽいな言われてみれば。畑カカシみたいなね。
で、この子はもう金髪の女の子で大学の3年生かな。
ぺけたん うん。あ、上なんだね。
先輩。で、学生寮に住んでてこの子も。
イリスと一緒の部屋に住んでます。2人で。
ぺけたん あ、部屋一緒なんだ。
部屋一緒。で、先輩って呼ばれてる。
で、このルカさんはイリスさんとは逆でというか、バンドのボーカルをやっていてプロを目指している。
だから、なけなしのバイト代とかスタジオ代とかライブの出演料とかに消えてて、いつもお金がない。
で、漫画版だとイリスさんがちょっと天然っぽくて、このクジライルカがツッコミみたいな感じなんだけど、
映画だと俺の印象だけど、なんとなくイリスさんの方がしっかりしてて、
先輩はリアルなバンドマンというか、ちょっと小微笑でバイトとかも続かないみたいな感じになってるかなって印象。
ぺけたん ちょっと変わってるんだ。
ちょっとさえずらいな。ちょっと尖ってる。
ぺけたん どっちが?
ルカさん。尖ってる。尖ってるし、いろいろ物は言うんだけど、じゃあ妖怪かって言うとそうでもない。尖ってるんだけどちょっとこじらせてるというか、みたいな感じのキャラで。
眠るバカこの2人、正反対の2人、やりたいことが全然ない大学生と、やりたいことがある大学生の2人の物語ですよというのが大枠な感じですね。
基本は日常コメディみたいな感じで、後半ちょっと話動くんだけど、前半はもう2人が日々過ごしていく中で大学生活をしながら楽しく遊んだりみたいな感じの話になってるんだけど、
その主軸にあるのは冒頭でも言った通り、表現者とはみたいなのとか、やりたいこと、人生の目標、何も目標がない人って良くないことなの?みたいなのが結構軸にあるような物語になってるよっていうのが結構大枠ですね。
もうちょっと深掘りすると、イリスは何もやることがない。だから先輩に対しては、先輩ってやりたいことがちゃんとあって、かっこいいですね、すごいな、自分と違う世界の人だって思ってるし、先輩には先輩で、
やっぱその活動していく中で、いつ売れるかもわかんないし、自分に才能があるかもわかんないし、何かお金をとりあえず使ってるけど、これ意味あんの?みたいな葛藤もあったりっていう、何か人には人の時刻があるみたいな、そういうところをフューチャーしてる感じで、そのままただでも何かぬるま湯の大学生活が続いていて、物語後半でちょっとある事件が起こってエンディングに向かうっていう流れですと。
具体的にどんな物語だったりエピソードが作中で繰り広げられていくのかっていう話をちょっと紹介していけたかなと思うんですが、ちょっと冒頭にも言った一番有名なダサイクルの話からしようかなと。
全然わからん。
そのツイッターとかでちょいちょい出るのよ、このダサイクルの部分から。もしかしたら知ってるかなと思ったんだけど、このダサイクルって何って話をすると、一言で言うと、表現者たちだけで需要と供給が成り立っているダメなサイクルのことをダサイクルと呼んでいますと。
これがネットミームで使われる時のちょっと嫌な使われ方の話をするんだけど、誹謗中傷とかに結構使われたりしてて、例えば芸人とかミュージシャンとか何かしら活動してる著名人に対してアンチの人が、いやお前ダサイクルだよなみたいな。
何かっていうと、仲間うちだけでライブやって、全然お前の音楽売れないよとか、仲間うちだけでライブやってて、芸人、面白くないから売れないよみたいな、アンチが結構表現者を批判するときに嫌な使われ方を結構してたりして、たまにツイッターとかで上がってくる。
見たことね。
まあちょっとこれが原作、ちょっと嫌な使い方もしてるネットミームなんだけど、原作ではどんな文脈で出てるのかっていう話をしようかなと思うんですけれども。
まずこの主人公イリスちゃん、フルファンでバイトしてるんだけど、ここにイリスちゃんのことが好きな中崎っていう男性の先輩がいるのね。
こいつが、ちょっとこの漫画の中でも結構目立ったギャグキャラというかなんだけど、とにかく死ぬほどウザいキャラクターなんですよ、中崎っていうのが。
で、どんなウザいかっていうと、イリスちゃんがフルファンをやるバイトしてたら、ちょっと面倒なおじさんの客に絡まれるわけ。
いるじゃん、たまにちょっと話しかけてくるタイプの店員さんに。で、そこで絡まれ終わった後にやってきて、いやー大変だったね。
俺だったら、ああいうやつ殴っちゃうよ。地元で悪いんだってさ、みたいなイキリをかましてきたりとか。
結構いろんな叱りとか、あらゆるイキリみたいなのをやりまくってる人なんだよ、中崎さん。
で、この人に、今日バイト上がったらお茶しない?みたいな。言われて、イリスちゃんはクソ足りないなと思って。
今日大学の先輩のライブ行くんで。この大学の先輩っていうのはルカちゃんなんだけど、先輩って男?みたいな。めっちゃ食いついてきて。
いや、女ですって。あ、女!女だよ、みたいな。女なんだ。その音楽ってどんなの聴くの?俺詳しいよ、みたいな。
一応インディーズなんですけどって言ったら、中崎が、インディーズ?知ってる知ってる知ってる知ってる。インディーズめっちゃいいよね。
インディーズのことをバンドだと思ってるんですよ。インディーズミュージシャンとかじゃなくてね。
俺音楽関係知恵多いから、インディーズに合わせてあげれるよ、みたいな。言ってきて。どの曲一番好き?っつって。
あの、お前ウザいんだよって曲ですって、イリスが返すっていう。みたいな。みたいな、ちょっとウザいやつが。中崎っていうのがいるんだけど。
中崎が、ある日就職をするからバイトを辞めると。ってなって。でもイリスはもう嫌いなんだけど。
まあなんか、いなくなるんだったら最後に、デートでもして、飯でもおごらせてあげようかなって言って、中崎と二人でデートに行くのよ。
で、そのデート行った店が、中崎の行きつけのお店なんだけど。店中にこう、ちょっと変なアート作品がめっちゃ飾られてて。
その、店長の働いで、アーティストの卵のために店買いをしてんだよみたいな。いいっしょ?めっちゃアートっしょ?みたいな。
表現者ってマジかっこいいよね。俺もビンビン感じる。みたいななんか。みたいなことも、中崎に行ってくるわけ。もうもう、ウザさすごいんだけど。
で、まぁその、イリスも、はぁーみたいな。そうですか?みたいな感じなんだけど、そこに店長がやってきて。
その、店の?
その、なんか、アートショップの店長が、元気いいみたいな。
お、中崎くん。
いや、今回ちょっと中崎くんの門出と、彼女の未来のために、僕から一曲、おごらせてもらおうかなって言って、その店長の中で歌いだすわけ。
うん。
聴いてください。新曲。レジェンド。レジェンドって曲歌いだすわけ。
キモすぎるー!ってなって、帰ってその、先輩に話すわけ、その。
いや、ちょっと今日デート行ってきたんですけどと。もうなんか、自称アーティストがなんかこう、まあ管を巻いていて、めっちゃキモかったんです、みたいな。
話をしたときに、先輩が言うのが、あ、それダサイクルだね。っていう感じでも、そのダサイクルっていうのが出るわけ。
何それ?って言うと、自称アーティストが集まって、そいつら同士だけで、見る、褒める、作る、褒められる。
みたいなものをこう、繰り返して、自己研修学をずっと、その中だけで回っているみたいな。
のがまあ、ダサイクルですと。でこの自称アーティストっていうのは、やってて楽しい程度の練習はするんだけど、本当に身になる苦しい修行は別に辛いからしないと。
そして一方的にこう発表できる個展はするけれども、コンテストとかオーディションとかは、身の程知ってしまうのが怖いから受けない。
その中でこう、慣れ合いの中で自分が才能があると錯覚していく。これがダサイクルだと。
それはむずいよね。
そうなんだよね。
なんかこういう話で言うとさ、得意とか得意じゃなくて、楽しいと思うことやればいいじゃんみたいな話もあるじゃん。
あるね。
とはいえだよね。楽しい。
え、なんかちょっと話取れるんだけどさ、内容から。
須田くんさ、そのとにかく楽しいことある?別に身にならなくても、成長とかなくても。
これやってるの楽しいなみたいな。これはもう間違いなくみたいな。
えー。うーん。
あー、でも最近はポッドキャスト楽しいよ。
やるのが?聞くのが?
やるのも。聞くのも。
聞くのも楽しいし、こうやって番組とか考えてしゃべるのも。
やって、計画立てて、このプランで番組進めていったらこんぐらい進むかな、この感じでウィークエンド出せるかなみたいな。やってて、それが実現できるのが結構今楽しいかもしれない。
そうなんだ。いやありがとうございます。
何が?
いやいや僕はあんまり楽しくないです。
楽しくないの?ポッドキャスト。
ここがちょっと語弊があるからちょっと。
やめる?今。
すいません、今日で卒業。
相方じゃあちょっと募集します。概要欄のGoogleフォードまで。
いやいやいややるんだけど、ここちょっと俺難しくて。
今俺聞いたけど、俺ちょっと浮かばないのよ実は。
何かっていうと、ポッドキャストも楽しいんだけど、でも台本考えてる時とかはしんどいって思う時もあるのよ。
うまく話せるってどうだろうなこれとか、なんか長くなりそうだなとか。
めっちゃ書いたけど、今日一日かけてこれどうなんだろうとか思うこともあるし。
音楽とかもそうなんだよね。楽しいは楽しいんだけど、どっかでふと、でも俺より上手いやついるしなとか。
これやってて何になるんだろうみたいな変な冷静さとか出てきたりとか。
あとゲームはめっちゃ楽しいんだけど、これもまた良くなくて、たまに言ってると思うんだけど。
やってるって楽しいんだけど、俺8時間とかできちゃうわけ。楽しくて。
これ何にも意味ないよなみたいな。
このゲームで俺がトロフィーを100点取ったとして、俺の人生には何のいいことはないよなみたいな。
生産性みたいなことがよぎっちゃったりして。
本当に俺これだけしてたら楽しいっていうことがあるかって言われるとちょっと分かんないんだよね。
でもゲーム、今例が出たから。
ゲームの例で言うと、ゲーム楽しくてトロフィーコンプリートとかするんだったら、
じゃあそこを生産性付与すればいいだけなんじゃないかなって俺は思っちゃうんだよね。
だから例えば、君前やろうとしてたけどゲーム実況とかやるのも一つの手だし。
それはちょっと意思高いですよ。
ゲーム実況やりたいの、それは。
でもそれは楽しいからとか付加価値じゃなくて、
このゲームみんなに面白いって分かってほしいけど、みんなゲーム機持ってないんだよな。
じゃあゲーム実況してみんなにこれの面白さ伝えたいな。
みたいな感じでゲーム実況したいなって思ってるわけね。
それは目的があるからなわけで、楽しいからではないわけ。
だからそこの目的が、じゃあ多分本当に楽しいからの目的ではなくて、
その生産性を求めたやつじゃん。
じゃなくて、普通に垂れ流すだけとか。
ハードル下げるみたいなこと?
別にただやるのに加えてただ流すだけみたいな。
編集しなきゃとか、形整えなきゃとかってやるからハードルが上がっちゃうみたいな。
今だったら生放送で全然できるから、
全然カメラだけ用意して、流すだけ。
生放送でやってるところを見せるだけ。
みたいなぐらいでやるんだったら、
全然なんか本当に深夜にずっとゲームやってる人って、
今は結構いるけど、でもそれでも8時間とかってなかなかいないし、
トロフィーコンプリートする人そんなに、
俺のイメージではそんなに多くない。
いるとは思うけどね。
そこむずいな、俺自意識出ちゃって。
どうせやるならちゃんといい形にしたいよねとか思っちゃうし。
完璧主義。
完璧主義ってよくないんだよね結局。
考えるのはいいことなんだけど、
考えて動かなかったら結局無駄だから。
ハードルが上がってって、
超えるまでって、
1個ギア入れないと動けないっていう状況が結構俺の中であって。
俺も昔そうだったからあれだけど、
結構もったいないなっていうのは気づいて。
そもそもなんだけど、
でもその、なんだろうな。
仮にそれをやったとしても、
なんつうんだろうな。
ただ配信をするだけでいいじゃんのその一歩すらめんどくさいというか。
なんつうんだろうな。
本当に純粋にこれやってるとき、
マジで全てが楽しいなみたいなことって立候ないのよだから。
いやでも、
それを言ったら多分誰もないんじゃない?
ないのかな。
何かしらめんどくさいことは多分あると思う。
俺もポッドキャストやるときに、
この間のその映像の回を撮りました。
映像の編集めんどくさいのよ。
そうそうそう、それそうだよね。
安心じゃないけどそうだよね。
それはあるよね。
楽しいからこれも楽しいなっていうわけではない。
全部まるっと、
何が何でも無条件に楽しいかって言われたら、
そんなことはないけど。
でもまあ、他のことに比べたら全然楽しくできるし、
その結果も出てきたら嬉しいし、みたいなことあるから。
なんでもかんでも、
まるっと全部苦じゃないですっていう人は、
そんなにいないんじゃないかな。
まあ全員のこと俺が知ってるわけじゃないからあれだけど。
なんでもやろうと思ったら、
まあだいなりしょうなりめんどくさいことはあるよ。
あ、そうか。
何話したっけ。
笹子がこの番組やめるっていう話。
いやいや、ちょっとちょっと、
すごく曲解してない?
楽しくないからやらないっていう話。
いやここまで、楽しくないっつーか。
いや今楽しいよ別に。
楽しいんだけど、
ただ楽しくないことも何してもついてくるというか。
いやもうそりゃしょうがない。しょうがないからね。
楽しいだけのことってなんかないよなっていう話よ。
いかに工夫するか。
で、あとはもうハードル下げるか。
ハードル一回下げて、
下げたところから始めてちょっとずつ上げていけば、
いいとは思うし。
そうなんだよね別に。
やるとやんないには運手の差があるもんね。
本当にそうなんだ。
だからこそ完璧主義ってもったいないなっていうのもあって。
完璧主義だからたどり着けるたぶん世界もあるんだろうけど、
ちょっとコスパというかその、なんか。
いやでも、考えて動かない完璧主義ってたぶんどこにもたどり着けない。
もちろんもちろんもちろん。
いや今のは動いた話。
動くにあたって、
カロリーかかるんだけど、
でもそのぬるっと始める人とやっぱそこに違いはあるだろうから。
まあまあまあ。
そしたらルカがラストアンコールでもう一曲やります っていうわけそしたら裏方の人もみんなえっってなる
サプライズ そう
作詞 私 鯨いるか
ザワザワ えっ名前? 読み明かした 作曲
ピートモス ピートモスのバンド名ね ピートモス&イリスユミ 眠るバカっつってここで眠るバカを歌うっていう
でもディレクターとかプロデューサーも えっ何やってんのみたいな おいっみたいな
止めろ後裏端持っちゃってるから止めれないみたいな感じになって こうやばい名前カツアーで判明みたいなシナリオに書き換えないとみたいな
やばいやばいみたいになってもうお客様挙党みたいな 新曲?みたいな
違うぞいつもと雰囲気が 感じなんだけどイリスだけがうわっ先輩!みたいな感じで叫んで
でまぁ漫画 ペラッてめくると見開きでさっきも先輩遠くなったって言ってた イリスとルカがすごい近い距離で向かい合ってるみたいな
イリスというかみたいになって先輩が最後歌い終わった後に口パクで何かを言って 最後に先輩が私に何か言ったように見えた
その後先輩はギターを捨てて 客席に飛び出して逃亡してそのまま行方不明に乗ったっていう
なのそれ? 最後に
セルフテロというか 急に? そうなんかこうおとなしくメジャー路線に乗っていたと思っていた先輩がもう最後ちょっとロックな
ことをして そのまま行方不明になる
ここはちょっと演出上手くて隠して先輩は失踪した つって行くんだけどこれがちょっと上手くて
ちょっと端折ったんだけどこの漫画の1話の最初も 隠して先輩は失踪したから始まる
それはなんか別な理由それともその最後のやつの ところからシーンが始まるとかじゃなくて全然日常の中で
なんかダブルミーニングみたいな感じ 1話で先輩が田口の車を奪って逃走するっていうのが1話なんだよ
じゃあ全然違うところで逃亡してるけど同じワードを使って 漫画を読むと1話を読んで
ただの導入だなというか先輩がこの後逃走するっていう 1話のね導入なんだなんだけど最後で読むと
この最初の隠して先輩は失踪したはこの作品全体のモノローグというか だったんだっていう
そういうことね
そうそうそうのがわかるっていう演出になって結構やるのよ
あのジョジュストリックみたいなの大好きだから石黒先生は こうだと思ってたら最後はあそっちだったのみたいなの結構
よくやる人なんだけどそういう感じになってると
なるほど
でまたしばらくして学生流に声が響き渡る
先輩起きてください
でも何疲れてんだよーっつって布団から出てきたのは 先輩ではなくてイリス
でイリスと先輩が住んでた部屋には今新しい後輩がいて イリスが今度は先輩になっている
で後輩が掃除してたらCD出てきたんですけどって出したのが先輩のバンドのCD
これかけて聞いてみてもいいですか
イリスはごめんダメージしまっといて
えっなんでですか
すいませんもしかして 元彼の思い出のCDですかみたいなことを後輩が言うわけ
そしたらイリスはそれに対して振り返って ただなんか寂しそうにちょっと微笑んで
終わり 眠るバカ終了
みたいな 先輩のその後は不明
ちなみに眠るバカは真相版が出まして
真相版
真相版には書き下ろしの短編が入る っていうので結構みんな楽しみにして
俺も買ったんだけどネタバレする別に続きではなかった
後日短とかではない
そうだから後日短もしかしたらって思ったんだけど
普通にただのイリスとルカの一緒に住んでた時の日常のちょっと別の話
ちなみにちょっと映画ちょっともうちょっと説明しておくとなんか
何のもない話なんだけどその書き下ろしの短編は
なんかこうルカがギターを家で弾いててジャーンみたいな弾いてて
今の曲かっこいいですね何ですかっつって
今ただチューニングしただけだよっつって
えずるいみたいなチューニングだけなのにめっちゃかっこいいみたいななんか
マシーンがあるんだけどこれ多分映画と合わせてて
映画だとルカ毎回ライブやる前にチューニングをするのよ
っていう癖があって多分それに欠けてるんだと思う
チューニングっていうのを軸にというか
これはその真相版は映画が出た後に
そうそう最近出た最近出たマジで先月に出た映画と同時に出た
多分映画でちょっと足された
これも足したのは石黒先生が言ったらしいんだけど
なんかここでチューニングを言ってたらかっこいいよねみたいなって
なんか映画に足されたシーン出したんだけど
その眠るバカがそのタイミングで出た真相版の書き下ろしもチューニング
かっこいいよねみたいな話になってたからまた合わせたんだろうなみたいな
作者の意向というか考えも結構映画に反映されてるんだね
入ってるっぽい俺も色々調べてインタビューとかなんだけど
なんかちょいちょい先生の意見とかが入ってる
保証がかっこいいよねとかこうしてくださいみたいな
いいですね
あと続編で言うと
続編があるの?
実はあってあのねなんだっけちょっと待ってね
眠るバカの続編
起きる天才?
いやいやいや全然関係なく
京子と父さんっていう短編集がある
これは別に全く眠るバカと関係あるとこも触れられてなく
ちょっとなんか破天荒なお父さんと真面目な京子という娘のコメディ単行本なんだけど
妹がいてこの京子と父さん京子には
妹はちょっとなんか最近連絡がつかないみたいな感じでずっと続いてるんだけど
実はその妹がルカっていう
失踪したから
そうそうでこの京子と父さんの最終回では
ずっと失踪してた妹から電話が来て
妹はなんか昔ちょっと売れてたんだけどミュージシャンやって失踪してそっから連絡つかずみたいな話があるから
じゃあそれルカじゃんってなってるっていう
一応続編ではある
姿は出てこないけどなんとなくわかるみたいな
あとあの単行本この京子と父さんの単行本には眠るバカ番外編2
遥か遠さっていう回があって
あのルカが女子寮に入学する1年生の時の話が一応載ってる
後日談ではないんだけど過去編が載ってる
最初イリスが来る前1年間どうやって過ごしたのかみたいな
の一応あるっていうのはちょっとおまけ話っていうか
みたいな感じで眠るバカはそういう感じで話が進んでいくんですけど
進んでいくとか終わるんですけども
まあそんな感じですよ
まあ本当に作風中等して表現自分の好きな表現
売れる表現やりたいことを目的みたいなのを大学生のモラトリアムの中に
なんか結構さらっと描かれてる感じがしたね
そう
それがめっちゃ良くて
2人で飲み行くシーンがめっちゃ増えてるのよ
映画だと結構そのどうでもいい会話みたいなのめっちゃ充実してて
それが2人の仲の良さみたいなところがめっちゃ表現されてて良くて
しかもここなんか結構アドリブらしくてそのかなり生感がめっちゃ良かった
でそこがあるから後半の先輩が遠くに行っちゃうみたいなのが
漫画よりやっぱ寂しく思えるというか
あんなに仲良かったのに離れていくんだみたいな寂しさに繋がったりとか
あとはそのそれから1年先輩はAになってどんどん売れてったみたいなので
漫画だと1ページで終わりなんです売れていく過程なんだけど
Aがまだそこも結構ちゃんと描かれてて
例えばなんかこうまだ先輩が家に居た時2人でよく行く安井坂屋があるのよ
そこでなんか2人で酔っ払いながら
なんかもう最近音楽いつも同じ曲かかりますよね店内BGMみたいな
いやなんか先輩の曲とかかかってくれたらいいのにみたいな
なんかそういう話があったのでもその後Aになってから先輩がかかるわけ
かかるんだなるほどね
一人で先輩と2人で行った飲み屋に一人で飲みに行って
一人で飲んでる時にかかったりとかするわけよ
あ本当にかかってるみたいな
あとはなんか風呂本屋でバイトしててもかかったりとか
あと家でそのピートモスYouTubeライブ見ようと思ったら
そのライブ映像が消されてたりとか
匿名だからさ
全ての痕跡が消されてるわけピートモスとかっていう
漫画だと1ページで終わってたんだけど
売れてってどんどん離れていくみたいな描写めっちゃくじゅうじゅうしてて
結構見ててうわぁ寂しいみたいな
なるほどね
あとここも大きくてバンドの描写めっちゃ増えたの
あのさっきのあらすじ回数ってバンドメンバーなんでほとんどしてないと思うんだけど
映画は結構バンドメンバー出てくる
なんかライブ前に楽屋でくだらない話してるシーンとか
あとそのOTレコードに呼び出されるのも
漫画だとルカ一人なんだけど
映画だとバンドメンバーみんなで行って
で普通にルカさんだけでいいねっつって返されて
結構メンバーは俺らメジャーデビューじゃねとか言ってたのに
ルカだけかみたいなどうしようかみたいな
もうとりあえず飲み行こうぜみたいな感じでなんか悲しい
なんかルカとバンドメンバーの気まずい感じとか
まず足されてたりとかしたりとか
あと俺がもう一番感動したのがラストシーン
先輩がセルフテロする勝手に自分のバンドの曲やってっていうところがめっちゃ熱くて
あの漫画だとさっき言ったイリスにチケットが届いてイリスで見に行くって感じなんだけど
映画だとバンドメンバーも全員誘われてる
でライブ前にバンドメンバーでもうルカがいなかったバンド解散してて
お前最近何してるのみたいな
俺はまだバンドやってるみたいな
お前は?
俺就職したとかっつって
俺結婚するかも実は
マジ?とかっていう
なんかもうちょっとバンド離れた3人みたいな
なっててライブ中もみんな盛り上がってる中イリスだけがこうぼーっとしてたんだけど漫画だと
映画だとバンドメンバーもそれぞれ
えっこんなんやってるの今みたいな
結構しょげてるみたいなその活躍してるルカもみたいな
なってで最後こうルカが一人でギター持って出てきて
眠ればっか歌うんだけど
眠ればっかのサビから歌い始めるわけゆっくりと
でこうでーでーでーでーじゃーんってギター弾くんだけど
そこで初めて映画のタイトルで出てるね映画だと
ほうほうほう
眠ればっかって出てるね
でそっからルカが歌いだすんだけど
それを見てたバンドメンバーがこう歓喜を余って
まずギターがAメロ終わったタイミングでエアギター始める
観客に出て
ちょっと半泣きでというかそう
そしたらこれは映画の嘘なんだけど