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  2. 農家になりたければ、1000平米..
2023-06-25 43:05

農家になりたければ、1000平米の庭を用意しろ



こんにちは!工業高校農業部です。


この番組は、工業高校卒、なぜか農業をしているウシワカ、ますぼうが農業や気になるトピックについて話す番組です。




世間一般、よく耳にする「農家」。


専業?兼業?農家本人ですら知らない「農家」という言葉の定義と農家になるための方法。


新規就農の真っただ中のますぼうが、実体験からお話しします。






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00:00
牛若さん、農家ってどうやってなると思いますか?
えー、農家ですよね。
そんなん、あれじゃないですか?畑に野菜作ったらええんちゃいますか?
いやー、バカですね。
じゃあ、家庭栽園の人は農家なんですかね?
あー、どうなんだ?
工業高校農業部、農家見習いのマスボート。
牛会の牛若です。
はい、第5話ということでですね、ついに僕のパートが回ってきました。
お待ちしております。
えー、今回はですね、農家ってどうやってなんの?とか、僕が冒頭で自己紹介で農家見習いって言ってますけど、
農家見習いって何なんですか?っていう話をね、ちょっとしていこうと思います。
冒頭にね、牛若さんにも問いを投げかけたんですけども、
農家ってどうやってなると思いますか?っていう話ですね。
家庭栽園はどうなんですか?っていう話したんですけども、
実はね、農家ってしっかりとした定義付けがしてありまして、
経営耕地面積が10アール、千平米ですね。
以上の農業を営む世帯。
もしくは、経営耕地面積が10アール未満、千平米未満の時は、
年間農産物の販売額が15万以上の世帯。
この定義上では、だから家庭栽園は農家ではないんですね。
なるほど。
だから家がめちゃめちゃ広くて、
お庭が千平米以上あるお家で、
家庭栽園をしていた場合、ちょっと話変わってくるんですけど、
そんな家はなかなかないと。
さっき千平米に言わしてる豪邸はちょっとアホですよ。
アホですね。
もっとすることはありません。
牛若さん以上にアホですね。
ここでちょっと気になったけど、
耕地面積が10アール以上の農業を営む世帯とか、
販売金額が15万以上の世帯って書いてあるってことは、
これあれですね。家族の話ですよね。個人じゃないですよね。
すごい目の付けどころが違いますね。
そうなんですよ。農家でもですね。
兼業農家とか専業農家って聞いたことないですか?
聞いたことある。
あれですよね。働いとるけど土日だけ農作業というか、
野菜作って、傍ら仕事してとかですよね。
専業だったらそればっかりやってるみたいなイメージですよね。
そう思っちゃいますよね。
違うんですか?
牛若さんも一応農家の一員なんですけれども、
そのようですね。
実はですね、これもしっかりとした定義付けがしてありまして、
03:01
意外と決まってるんだよね。
そうなんですよ。
お役所ですからね。
全部用語の定義みたいなことがずっと書いてあるとか、
書いてある資料とか結構あるんですよ。
それによるとですね、兼業農家。
世間一般的には、平日サラリーマンしてます。
会社員してます。
お休みの日にちょっとお米してますとかっていうのが、
兼業農家っぽいじゃないですか。
ぽいね。文字通りというか。
実はそれだけじゃなくてですね。
違う。
兼業農家の定義っていうのが、
世帯の中に兼業従事者が一人以上いる農家。
っていうことになってるんですね。
ということはですね、
ますぼ私が農業だけやってますってなった場合も、
妻が会社員をしているっていうような状態であれば、
兼業農家になるんです。
へー。
ますぼは農業というか、農作業だけやってるのに、
奥さんが働いてたらそうなる。
そうですね。
兼業になる。
僕は兼業農家ですわ。
へー。
逆に専業農家っていうのは、
世帯の中の人の中に兼業者が一人もいないという、
兼業従事者が一人もいない農家ということで、
家族みんなが農業してるっていう世帯ってことを、
専業農家というふうに枠の中に入るということですね。
はいはいはいはい。
兼業農家の中でもですね、
これまた小分類がありまして、
農業所得を主としている兼業農家が第一種、兼業農家。
その反対ですね。
農業所得の方が少ない兼業農家が第二種。
農業所得を重とするという方。
というような分類分けがされていてですね。
だからね、
専業農家って新規参入の人で、
専業よりは多分兼業の方が多いんじゃないかなって個人的には思ってるんです。
やっぱりね、
周りでも農業だけやってる新規収納の人ってそんなにいなくて、
全体の僕やったら奥さん働いてますし、
周りも奥さん働いてたり旦那さんが働いてたりっていう人結構お見かけするので、
基本今のご時世的に兼業農家なのかなっていう。
仮にご夫婦二人の家族でも両方が農作業にフルコミットしてるっていうところじゃないと専業とは言えないってことですもんね。
そうですね。
昔から農業してますっていうところは結構そういうところ多いんですよ。
兼業農家の定義っていうのは全然直感と反してて面白いですね。
そうですよね。これ騙されがちですよね。
06:01
めちゃくちゃ騙されてましたね。
そういえば増坊さん、冒頭の挨拶で見習い農家って言ってますけど、見習いって。
そうなんですよね。
僕今農家の見習いをしてまして、
見習いって何やねんって話ですよね。農家の定義の話をしてきたんですけど、
でもこれはあくまでも定義の話であって、
世間一般で言う農家になるにはどうしたらいいのかっていう話を含めてちょっとこの見習いの話をしていこうと思います。
そもそも今僕がやってる見習いって何なのっていう話なんですけど、
僕の状態が今どんなのかというと、
去年から親方農家のところについて研修をしてます。
その研修っていうのが一応国の制度になってるんですよ。
国の制度じゃあるんや。
勝手に弟子入りして農家に育ててくださいって言ってるわけではなくて、
今ね、農家の数がどんどんどんどん減っていってるっていうのは皆さん周知の事実だと思うんです。
実際多分減ってますしね。
見方によったら小さい農家が減っていって大規模化していくのが正常な流れやとかっておっしゃる方もいらっしゃいますけど、
実際元あった数から減っていってるというのは事実なんですよ。
国がこういった状況を危惧してまして、農家の担い手を増やそうという努力をされていると。
その制度の中の一つに収納準備資金、経営開始資金。
これ多分古い呼び方やと思うんですけど、農業次世代人材投資資金。
難しいぞ。
農業次世代人材投資資金という、農家を担い手を増やしていきましょうねっていう制度があります。
私マスボーンもこれを利用させてもらって研修をさせてもらっていると。
国が研修生の賃金じゃないですけども、年間150万という金額を研修を受けた人に生活費に当ててくださいねというような形で助成をしていただいています。
助かるね。
本当助かりますよ。
すごいよね。年間150万ね。
そうですね。月に直したら12万ちょいかな。
研修の間の1年2年ぐらい繋ぐには十分な金額かなっていう。
そうやね。農業やりますって言ってたら稼ぎ口のない状況で見習いをするってなったら、まず大変やし、貯金何本あってもたれへんやろし。
こういう研修制度を活用せずに時間がもったいないからということで、いきなり農業につく収納って言うんですけど、就職の農業マンですね。収納。
収納される方もいらっしゃるんですけど、もちろん上手くいく方もいらっしゃるんですけど、結構この場合、利農してしまう人が後を絶たないというか結構数が多いみたいで。
09:10
そういった意味でも研修はしっかりした方がいいのかな。村にも溶け込みやすいですしね。
そういうコミュニティ的な問題はありますよね。
どっちかっていうと多分技術的な話よりもコミュニティに馴染めるっていう方が大事かもしれないですね。
あるわね。
いきなり来て畑貸してって言っても絶対貸してくれないですからね。
お前誰やねんってな。
そうなんですよ。皆さんこれもしかして意外かもしれないんですけど、畑ってマジで貸してもらえないんですよ。
あまり散らしてるイメージあるけどね。
いやあまり散らしてるって思うでしょ。結構ね実際余ってるんですよ。
農地を持ってる地主さんがその農地を耕作してるっていうケースは実は少なくて、その地域の営農組合であるとか、その地域地域に結構お米をまとめてやるスーパーマンがいるんですね。
この田んぼ面倒見れんくなったから何とかさんちょっと見てくれへんやろかって。
でわかった見るわって言って一人で何丁も抱えているスーパーマンの農家さんがいらっしゃったりするんで結構そういう人が今田んぼ見れますね。
一人確かに僕の知り合いにもそうやって何丁もやってる方、おじいちゃんなんですけどいらっしゃいますわね。すごいわこの人。
実際ねそういうところに畑を貸してると、やっぱ返してとは言いづらいので。余ってるんやけど誰かに入って貸せるような状況にある田んぼ畑はそんなにないっていう。
あー。融通きく場所が、融通きく田んぼが今すぐあるわけではないっていうのもあるってことか。
そうですね。物理的に貸せないっていうのとポッドで田んぼなんか貸せへんでしょっていう人が結構多いですね。
そういう意味でも研修で地元に馴染んである程度顔を打ってですね。
でないと畑は貸してもらえないと。そういう意味でも大事な研修制度ということで。
研修っていうかさっきの助成金とかって条件があるんですか?こういう。
一応ね、一応これもしかしたら県によって違うんかもしれないんですけど、他で正規雇用されていないこと。これはもちろんです。そうですよね。
研修の金額不正に受給しながら雇用されてないというのはもちろんのことだと思います。
それに加えて年間1200時間を認定された農家または企業で研修をすること。1ヶ月あたり100時間ですね。
週に直すと大体週3日から4日これを研修に当てることというのが条件になってますね。
研修しているということはその後収納するということになるかと思うんですけども。農業やり始めるわけですね。
12:03
収納の形は結構いろいろありますよ。よくありがちなのが親とか親戚のやってる農業を継ぐっていうパターン。
これは比較的安定してるというか、もちろん大変だと思うんですけど、
あらかじめ地盤があるところを継ぐということなので、お客さんとかもそのまま引き継げることが多いのかなというところで。
僕これやね。
そうですね。牛若さんは。
家族でやってる牧場でみんなで農業をしながら、畜産業、畜産農家なんで畜産の農業をしながら学びつつ経営をしつつという感じなんでね。まさにこの形ですね。
これね、僕らからしたら非常にうらやましい。
いきなり始めるってね、よく考えたらすごいもんね。
農地もある、機械類も揃ってることが多いっていうのは本当に大きなアドバンテージで、農地に関しては本当にタイミングなので、農地を持ってるっていうのは非常に大きなメリットですね。
収納する形2つ目として、雇用されて農業をするという。
農業法人で従業員として働きながら給料をもらうスタイル。
サラリーマンでは?
サラリーマンっぽい収納のスタイルですよね。
農業に触れたいっていうのが収納の動機なのであれば、こういう働き方もありなのかなと。
何がしたいかですよね、農業を通して。
安定してそうね。
お給料がもらえるので技術も蓄積されると。ここから独立を考える人も中にいるみたいですね。
3つ目が僕が得ろうとしている新たに経営を始める。
やったなかい。
これね、やっぱりね、農業、僕今年で28なんですけど、僕とかの年齢で農業したいとかっていう人は大概これだと思うんですね。
独立したいなっていう人が多いのかなっていう。
僕のイメージでいくと僕らぐらいの年齢で農業やんねんって言い始める人は大体会社勤めてたけどそれを脱サラして農業で身を立てるぜっていうイメージがあるよね。
そうですよ。脱サラしたいがちというか。
脱サラしたいがち。独立したいがち?
独立したいがち。そういう人は農業の方向に歩み出すと。
でもね、これはね、やっぱりデメリットが多くてですね。
農業機械とか設備とか揃えるにも何百万、下手したら何千万いりますよ。
15:03
いちごなんかね、やろうと思ったら1千万、下手したら2千万かかるパターンもありますからね。
非常にハードルが高いと。
いちごっていうフルーツ?あれの、一応野菜に入るのかいちごって。
あれのイメージの割には2千万って数字がすごく強烈に突き刺さるね。
いちごって野菜なんですか?
野菜じゃないの?
一回調べてみよう。
いちごは果物ですか?野菜ですか?
果物です。学問的に見ると野菜。生活感覚では果物と言います。
難しいこと言うな。
難しいこと言うね。
三重県は近畿地方ですか?みたいなことやな、これ。
どっちかわからんぞ。
すみません、三重県の人すみません。
いちごは野菜か果物かなんでもええけど、すごいね、初期投資ね。
なんせ大変なことですよと。
普通にだって収納って言ってますけど、企業ですからね。
そうよ、そうよ。収納って言葉でちょっと見越されてるけど、これ。
そう、別物に考えがちですけど、普通に企業なので大変ですよ。
リスクも大きいですしね。
新規収納する人はスタートアップベンチャーってことないな。ゴリゴリの。
そうなんです。
ネットとかでも話に上がるのが、貯金がないけど農業を始められますかっていう。
そういった質問とかYouTubeの動画とかって結構目にすることがあるんですよ。
これね、結論から言うと無理ですね。
なめてる。
さすがに貯金なしでは無理です。
いきなり収納するにしても、これまた後で話すんですけど、助成金をもらえないっていう問題があるのと。
もらえない。
研修をするにしても、その間かかる生活費っていうのがね、どうしても必要になってくるので。
そうやね。
貯金は絶対ないと。
よく言われるのが、400万か500万かっていうのは話によく出てきますね。
そのぐらい貯金ないと無理ですよっていうのは。
なるほど。現実的やな。
農家を志しました。貯金もあります。
農家やりたいな。貯金やった。
ある程度ね、研修を始めるってことはある程度覚悟がいることで後戻りができなくなっちゃうんですね。
そうなの?
さっきもお話ししたんですけど、年150万の助成金制度を活用して今研修させてもらっていると。
この研修のパターンは2パターンあります。
一つは、僕と同じように認定された親方農家のところもしくは農業法人のところで研修を受けるというパターンと、
農業大学校に行ってカリクラムをこなすというパターンがあるんですけども。
18:01
大学で勉強してもいいよね。
結構農業大学校に定員が限られててちょっと狭き分野というのは話には聞きますね。
こっちは全く考えてなかったから実際どうなのかわからないんですけど。
で、学費もかかります。
だから当然知識として得られるものが大きいのは農業大学校のパターンが多いと思うんですよ。
なんか広く学べそうね。
農業大学校とかいっとったら、さっき言ってた村のコミュニティというか、そういうところって全然ノータッチになるわけですよね。
研修が終わった後で。
そうなんですよ。だからね、結局僕が一番大事だなと思ってるのがそこなので。
知識は確かにたくさん身についたとしても、そういったコミュニティに属するっていう面では、親方のところで研修をしてその地域に馴染むっていうの方が収納に関してスムーズに進められるんじゃないかなというふうには思ってます。
で、さっき言ってたある程度覚悟がいりますよっていう研修制度。
それはなぜかというと、研修を始めて女性金150万円をもらいました。
これね、もし農業ちょっとちゃうなと思って、やーめビートン辞めれないんですよ。
え、そうなん?
辞めれるんですよ。辞めれるんですけど、この150万っていうのは返還義務が生じてきます。
まあまあ、そりゃあそんな気がするな。
けどね、冷静に考えてもらったら、この間は無収入なわけですよ。アルバイトとかしてたら別ですけど。
はいはいはい。
で、その150万を当てにして生活してますよね。
そうだな。
当てにして生活してるのは当然消えてると思うんですね。そのお金は。
うん。使っちゃってるわけだから。
っていうのを買いいただいて使った後のお金を返してくれってね、結構大変なことで。
おーい。借金みたいなもんね。
だからね、やっぱりここは心に強く農業するぞって決めてから研修すると。
そのためにもね、その研修の一歩手前の数日だけ、1週間とかお試しでできる制度とかもあったりするんで。
へー。
まあそういう制度を活用できたらいいかなと思うんですけど。
マスボウはそれやったの?その1週間くらい。
やりましたやりました。
何したの?
僕兵庫県なんですけど、淡路島玉ねぎが有名じゃないですか。
あー好きですよ。玉ねぎ。
一旦玉ねぎ農家で研修を。
僕がやりたかった作方とは全然違うんですけど。
作方?
あのーどういった形で野菜を育てるか。
あーはいはい。スタイル的な話。
そうですそうです。全然違うんですけど。
まあそういうインターンシップって言うんですけどね。兵庫県では。
まあ比較的よく受け入れられてる親方さんということで。
1週間だけお邪魔させていただいたんですけど。
まあやっぱね、重量系の野菜は大変ですね。
重量系の野菜っていう表現初めて聞いたんやけど。
玉ねぎは重量系、重たい系に入るってこと?
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重たいですね。玉ねぎとかジャガイモとか大根とかキャベツとか。
まあいうちょっと重たい系の野菜はやっぱ大変なんですよね。
そうやな。一個一個重たそうやな。
収穫して運ぶんでもね、コンテナに入ってるのを。
そうやな。カゴにパンパンに入れて持ってくもんね。
その頃の僕もマジで筋肉なかったので。
今でこそある程度ついてますけど。
だんだんついてきた?
だんだんついてきました。
本当にもうコンテナいっぱいに入った玉ねぎなんか持てなかったですね。
へえ、ひょろいね。
恥ずかしい。
牛かよ、牛。
牛若さん、今これちょっとビデオ通話してるんですけどね。
腕パンパンじゃないですか?
どうやったらそんなに慣れるんですか?
腕だな。腕太ったら。
すごいすごいすごいすごい。
でも腕って自分では気づかないもんね。自分から見た目は。
人に言われるようになって、ああそうなんやって思ったけど。
やっぱり作業やってるとつくね。
牛と命の取り合いをしてるとさすがに腕ムキムキになってくる。
腕ムキムキな人のあるあるやけど、この半袖をたくし上げてノースリーブにしがち。
あーこれするする。
でもこれ俺今シーズン初めてしましたよ。
たまたま今事務所がめちゃくちゃ暑いんで。
もうでも来週くらいからタンクトップで生活するようになると思う。
タンクトップも着がち。
俺はちょっと体ができてきたなって思ったところからタンクトップで生活するようになった。
自信がつくとそういうのが着れるようになりますよね。
筋肉大事やで。筋肉とか体型とか自信にも出てくるからね。
結構インターンシップ活用したりとか、僕も結構慎重でしたね。そういう話聞いてたので。
そうだよね。その頃のまっすぐは色々話してたよね。よく考えたら俺。知り合いのとこに一緒に話聞きしたりしたんで。
あーありましたね。
やったやった。
あったあった。牛若さんのご近所さんではないのか。知り合いの方。
まあまあ近所といえば近所かな。
新規収納された方がいらっしゃって、その方にお話を聞きに行くと。
あれすごい勉強なったね。
なったなった。もうでもあれから2年弱くらい経つんかしら。
あーそうね。それでようやく研修とか始めて、今1年経ったぐらい。武道さんはって感じやな。
もう1年半は経ったよ。
あーほんと。
独立が今年の11月から独立になってるんで。
えー決まってんねちゃんと。
この制度がね、僕がしてるこの研修制度がマックス2年なんですよ。
あー終わりが決まってて。
マックス2年の満期をもって収納という形で考えてますけど。
なるほど。
新規収納ですね。
この新規収納をする場合、研修をしている人っていうのは認定新規収納者っていうね、市などの行政から認定をもらうことができるんです。
24:07
お住み付きってこと?
そうですね。お住み付きあなたはしっかり研修、もしくは勉強して農業するにふさわしい人間ですよ。
っていうような認定をもらえるんですけど、結構ね、でもこれ新規収納で農業するってなった場合結構大事で、各助成金っていうのがこの認定を取っておかないともらえない。認定を取るのが必須条件になってる助成金っていうのがほとんどです。
少し前に言った、研修をせずに収納するパターンっていうのは結構ね、この認定を取るのが難しいですね。
認定を取れないということは助成金を活用できない。
もう一つの認定を取ることで得られるメリット、日本政策金融広報やったかな?
広報ね。いわゆる広報。
いわゆる広報からお金を、ご融資を受け入れると。これがね、すごいところが農業甘やかされポイント2つ目なんですけど、これ無金利なんですよ。
めっちゃええやんけ。おもろなってきたな。
そんなことあると思うんですけどね。何か事業を始めるにあたって、銀行からお金借りると思うんですけど。
まあそうですよな。
それが無金利でお金が借りれるなんかいうことは他の業種ではないんですね。
だいたい牛島君に酷い目をあわされてますからね。
そういうことですね。
で、まあその認定を取らないと広報からの融資も受けられないと。
これ広報っていう言葉大丈夫かな?公康系の金庫の広報。たぶん馴染みのある言葉ではない気がする。
確かに農業知らす前は聞いたことなかったかもしれない。
僕も聞いたことなかったから。
認定新規収納者っていうのになったら助成金がもらう条件を突破できたりとか、広報から融資が無金利で受けられる。やったーって感じやけど。
野良の収納者というか、野良って言っていいのかわからんけど。
そういう認定を取らんと農業を始めちゃった人は助成金使えへん場合もあるし、その広報から融資が受けられない。
そうですね。無金利での融資が受けられない場合がほとんどだと思います。
認定しているね。そんな便利な認定って条件があるんでしょう?
そうなんです。認定を取るのにも誰でも彼でも研修をしたから、認定くださいねって言ってくれるっていう。
そうはとんやかろさえんと。
研修が1年以上が条件。これに加えて認定を取るための計画書作りっていうのが入ってくるんですね。
計画書が結構大変で、独特な書式に作る作物に関して、どの作型で作るか、どれぐらい取れるか、取れたものがどれだけの値段で売れるか、経費は何がかかるか。
27:14
労働時間は何時間か。人件費はそれにいくらかかってくるか。
結構エクセルで、何ページかな?結構なボリュームのエクセルを書くんですけど。
それが大変なので、誰でも彼でも簡単に認定が取れると言ったら、そうではないと。
なるほど。
ちょっと条件がありますね。
そんなこと誰が興味があるねっていうお話なんですが、僕がなんで農業をしようかなって。
聞きたい聞きたい。どういうルートで行ったのよ。
僕も牛若くんも同じ高校を卒業しましたよね。
卒業しましたね。
僕ら大学を出てないので、高校を出てすぐ就職したんです。
しました。
高校出てサラリーマン、会社員をこの場合7年勤めて、あれこれもしかしてなんか面白くないかもしれへんなっていう。
あるあるですけど、仕事を思わない病にかかってしまうんですね。
ありがち。
何がしたいのかなって思った時に。
最初ね、僕前回もちょっと言ったかもしれないんですけど、ちょっと僕プログラミングをたしなんでまして。
そうらしい。
ちょっとITを活用したことがしたいと。
でもね、そんなちょっとたしなんでる程度でIT関係の業界なんかに入るわけがない。入れたとしても絶対劣等感に苛まれると思うんですね。
まあまあ使い物になるかななんかはね。
あくまでも趣味程度なんで、そんなのは現場では通用しないと。
僕の場合ね。
じゃあ何ができるのかな?でもちょっとその辺は生かしたいなって思った時に。
あれ?なんか昔うちのおじいちゃんの畑、ちょっと手伝ってて楽しかったなっていうのがあって。
なんかお野菜作ったり、そういう作物育てるのが僕、たぶん潜在的に好きだと思ってて。
あれ?なんかでも農業とITの活用とかって最近話聞くけど。
言うほどね、まだベンチャーが入ってきてるけども、業界としてたぶんまだ法案はしてないなって思うところがあって。
多分ね、お米作りとかそういうAIを活用したなんとかっていう話とはまた違ってくるんですけど、僕がやりたい作型が水耕栽培で。
水耕栽培の制御とかっていうのが自動化するにあたってはそんな難しいことはしてないと思うんですね。
あれ?これやったら制御できるなと思う。自分のシステムで制御された環境で育った野菜。
30:00
こんなんね、よだれが出るんですね。野菜を食べなくとも。育ってるところを見るともうよだれが出ると思うんですよ。
制御するっていうのは、ごめんなさい、水耕栽培のざっくりとしたイメージやけど、水が流れたりしてるところにスポンジがあってそこにレタスが生えてるみたいなイメージでいいかな。
そこの溶液の溶液濃度とかpHとか温度とか湿度とか二酸化炭素濃度とかっていうのを管理する環境制御っていう部分ですね。
それの制御、温度を変える装置自体は作れないですけど、温度を変える装置に信号を送る部分っていうのは、これもしかしたら自分でも作れるんじゃなかろうかと。
便利なリモコンをね。
そうですそうです。そういうのを自作して野菜を作りたいなって思ったのが僕の農業を志した理由なので。
なんかシンプルに農業をしたい人からしたら不純な動機なんですよ。
そっち方面ですよ。
そんな人おらんやろってよく言われるんですけど。
でも文字通り工業高校農業部っていうところですよね。それが工業の知識が出てきて、それを農業に。
ここで伏線を回収するわけなんですけどね。
なるほどな。
その農業を志して県に相談に行きました。そこで今の同じ柵型の親方を紹介していただいて、研修をしていると。
研修している中で、僕は水耕栽培をやりたいっていうのと、もう一つこれで収納するっていうのは、葡萄もあるんですけどね。
葡萄もしかしたら楽しいなっていうので、葡萄も今していると。
忙しいって言ってたね、葡萄。
忙しいんですよ、今。将来的にもね、僕はアボカド好きなんで、アボカドもできたら面白いねっていう。
機構的な問題もね、クリアしないとダメなんですけど。
あったかいところのイメージあるな。
けど品種によったらね、マイナス6度ぐらいまで耐えれる品種もあったりとかして。
意外とロジはちょっと厳しいかもしれないけど、ハウスやと顔なしでもいけるかなっていう感じ。
アボカドって木で生えるやつやんな?
木で生えます。
リンゴみたいななり方するイメージでいいかな?
そうですね。
木があって、ポロンポロンとかアボカドのあれは実か?実がなるの。割ったら種出てくるもんね。
そうですね。結構ね、国産のアボカドは少ないので、できたら面白いねっていう。
面白い。食べたい。
やり方にもよるんですけどね、やっぱ新規収納で農業一本でいくっていうのは結構ね大変なことで意外と。
うーん、なるほど。
売り方が特別引いれてるとかね、戦争で。
はいはいはい。
とか収量がすごい。
収量?
めちゃめちゃ取れる量。
収穫する量?
33:00
収穫する量がめちゃめちゃすごい。収量オバケとかね。
そういう人だと、収量オバケ。
めちゃめちゃ野菜が取れる人、効率がいい人とかね。
そういう人が農業だけで食べていけるような人だと思いますね。
うーん、なるほどね。
最近はね、半農半Xとかっていう言葉も結構あって。
半農半X?
はい。半分の農に半分のX。Xはこの変数のXですね。
数学でいうとこの何Xって言うじゃないですか。
あー、なんか言ったら農業半分やって、半分なんか別のお仕事するみたいな。
そうですそうですそうです。
っていう働き方も結構最近増えてきてますね。
あー、Xかっこいいねこれ。
僕の場合は半分農業、もう半分をポッドキャストになればいいな。
なー!
大きく出たね。
僕の場合はその自作の農業システムで何かお仕事できたらなというふうに思ってますね。
なるほどね。
何か別の自分の得意なところをお仕事に充てられるような働き方ができたらいいよねっていうのが半農半Xですね。
魅力的ですよね。
そうだよね。移動先多く作るのって大事。どっちか潰してもどっちかなんとかなってみたいな。
やっぱり最近農家さんもね、大変なわけですよ。
あーと言いますと?
農業一本でいくのは大変って申し上げましたが、
最近の燃料費高騰。これ施設栽培をしてる人は特にですね。
あーそうか。そうだな。
加温器なんかをつけようもんならもう化石燃料だいぶ上がってるじゃないですか。
上がってるね。ちょっと落ち着いたっちゃ落ち着いてるけどね、高いよ。
化石燃料めちゃめちゃ消費するんで、加温するタイプの作型の人はね。
けど野菜の値段はね、なかなか上げにくいんですよ。やっぱり一時産業のものっていうのは。
高い野菜買いにくいもん。
上がるとね、本当も目に見えて売れなくなるので、そういったところをご理解いただけると、野菜の値段っていうのもね、
あーなるほどなーって、この値段なのはそういう理由があるのねっていう。
まあそうやなー。消費者っていうのはやっぱり一番目にするところがそこやからなー。
スーパーに並んでる野菜見て、あー高いなーとか思うけど、その裏側ってあんまり上がらんもんなー。
そこがね、やっぱり改善しないとちょっと今のこの厳しい状況っていうのを打破するのはちょっと難しいかなーっていうのは。
現場を見てる人からしたらそう見えますね。
そうやなー。生産者側と消費者側を見てる視点って違うし。
俺も今さっきまで農業、化石燃料使わへんやろって思ってましたからね。
まあ普通にね、老人栽培する分には使わないですよ。
加温するのにはやっぱり経油とか豆油とか使うかな?
豆油、重油とかですかね。
まあそういったところでね、いかに売り方を工夫するかっていうところも、農家には今後必要なスキルになってくるのかなと思ってて。
36:05
よくある戦法としては野菜セットにしてみたりとか、ガキにしてみたりとか、作ってるお野菜をブランド化してみたりとかね。
最近ね、これ最近ちょっとよく思ってるのが、生産者のアイドル化っていう。
今はSNSとかね、結構比較的簡単に発信ができる時代じゃないですか。
そうですね。
野菜は、野菜もちろん美味しいんやけど、この野菜を買いたいんじゃなくて、この人が作ってる野菜やから買いたいっていうところに持っていく。
そっちにね、バリューをつける感じね。価値を。
これね、結構効率いいんじゃないかなと思ってて。
売っとるものが一緒でも、その人から買いたいっていうのはその人でしかないもんやもんね。
もちろん良いものを作らないといけないっていうのは絶対なことだと思うんですけど、
こういうね、ポッドキャストとか、ツイッター、インスタグラムとかで発信していって、この人から野菜買いたいなって思ってもらえるようになればいいなっていうのは目指すところですよね。
こういうポッドキャスト聞いて、マスボが作ってるブドウ食べてみたいわと思う人が増えたりとかしたら。
いや、ほんと。ぜひぜひ。
買おう。アボカド楽しみや。
アボカドはちょっと先の話になっちゃうんですけどね。
ブドウとかやったら来年から出荷できるので、ぜひ。
人柱セットにして。
人柱セット。物騒やな。
ブドウを人柱セットとして売り出しますので。
買えへんっていう人柱セット。
ぜひ買っていただければと思います。
買えへんよ。
やっぱなかなかちょっと勇気いるじゃないですか。一番最初に作ったものをね。
まあまあそうね。自信があってもね。
美味しいですって言って売り出すのはちょっと勇気がいるので、人柱セットとして。
ネーミングが悪い。悪すぎる。
今回どうかなるにはどうしたらいいのっていうことでね。
もうちょっとおしゃべりさせてもらったんですけども。
勉強なりました?
なったなった。
しゃべり下手なので。
いやいやいや面白かったよ。
聞きにくいところがあったら申し訳なかったんですけども。
やっぱ日本の食料自給率ってやっぱ低いんですよね。
結構マクロな話になったね。
先進国の中でも結構最低水準って言われてます。
えーそうなんや。
やっぱ今結構ね、ロシアの戦争のこととかもありますし。
絶対にやってはならないことですけど、もし有事があった場合、
牛乳にばっか頼ってるとどうするんですかっていう話にもね、なってきちゃうので、やっぱどうしてもこれをちょっとでも上げたいと。
日本でね、100%に近かった自給率、お米が100%に近かったんですけど、
これもまあ最近はちょっと減少傾向にあるということで。
ちょっと農業に力を入れないといけないかなっていうところに今なってます。
39:00
けどね、今それもちょっと最近新規就農者を増やしたいっていう追い風が吹いてて、
SNSとかで結構農業に注目が集まってるように感じます。
実際見てたら若者が結構多くて、農について考えてるっていう。
これがね、なんかオシャレっていう風潮がね、ちょっとあるのかなと思ってて。
農業がむしろオシャレと。
やっぱこのストレス社会ね、農という働き方っていうのを興味を持って調べてる人が結構多い。
魅力的に映るっていうことかな。
実際はね、理想とは離れてるかもしれないんですけど、
そういうちょっと興味を持ってもらってるっていうのが、今非常に大きなチャンスじゃないかなと思ってて。
やっぱね、この農業界隈で言うたら28歳なんか赤ちゃんですわ。
うん、バブバブ言うとります。
バブちゃんがね、農業を志してるで、よく言われるんですけど、この業界を変えたいとかって入ってくる人をやゆする人もいるんですけど、
僕はちょっと参入の障壁を低くしたいなっていう。
資金をちょっと低くしたいなっていうのも、そのシステム関係の部分からもね、ちょっとアプローチしていきたいなと思ってて。
開発は僕一人なので、もし開発ができたら非常に安価に提供ができると思うんですよ。
ああ、そういう水耕栽培であったらそれを管理するシステムっていうのをね。
そう、製品化ができた場合ね。
そういった面で、参入障壁をちょっとでも低くしたいなっていう思いがあって、今農に向かって歩んでいるというような状況ですね。
ちょっとでも今後、農業に興味を持ってくれる人が増えればいいなと思っています。
そうですね。
ご静聴ありがとうございました。
いかがですか?
いやー、面白いな。
そもそも、最初の話ですけど、農家ってこういう定義があるんやっていうのはまず知らなかったし、
じゃあなったらなったでというか、なろうと思ったら何せなあかんの。こういう制度があってこうなんですって結構初めて知ることが多かった。
僕自体も畜産って形ですけど、農業に携わる身で、実際農業やってる人が減ってるなーとか、畜産関係でも燃料費の高騰とかも大打撃なわけですよね。
そうですね。
まつわる状況がね、農業に関わる状況が非常にまずい状況になってるっていうのは肌感覚でもわかるんですけど、
でもやっぱりちょっと希望が見えますよね。そういう制度があって、農業を志す若者がちらほら出だしたというか、それはチャンスですし、
農業をやらなあかんなーって思ってたような人も自らもやりたくて、農業やったのでっていう感じになっていったらどんどん日本ももっともっと明るくなるんちゃうかなーって思いましたね。
42:03
牛若さんがさっきほどおっしゃったように、過去の農業ってね、親がしてるからいやいややってる、やらないといけないっていうのが結構そういうパターンが多かったと思うんですね。
継がなきゃってやつね。
そう、継がなきゃいけないっていうのがパターンとして多かったように思います。それがね、今もそういうの多分少なくなってると思ってて、
自ら農業やりたいって言って参入してくる人が入ってくるような状況へ今シフトしてるんじゃないかなっていうのは肌感覚で思いました。
お聞きいただきありがとうございました。工業高校農業部では皆さんの温かいコメントをお待ちしております。
お便りフォーム、ツイッターへのコメント、スポティファイでのレビューなどガンガンお寄せください。よろしくお願いします。
ではまたお耳にかかりましょう。お相手は牛若とマスボウでした。ありがとうございました。
ありがとうございました。
43:05

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