そうですね、一言で言うと経営者のための情報発信入門っていうのがサブタイトルにもなってますけど、
情報発信必要だよねとかSNSなんか気になってるけどやった方がいいのかなやらない方がいいのかなとかやるにしてもどうすればいいんだろうなって思ってる人が
最初に手に取る一冊になるようにと思って作ったので、
これを読んでいただければまず何から始めればいいかとか、
始めるにしてもどうやってやっていけばいいかっていうのが分かる一冊になっているかなと思います。
なるほど。
ちなみに竹村さんの感覚的に言うとやっぱり経営者の方でそれこそ自身の発信、ソーシャルメディアであったりとかも含めてやりたいんだけどまだ始められてない、
もしくはやってるんだけどうまくいってないっていう方が多いっていう印象ですか。
そうですね、多いですね。
僕に相談に来たりとか僕の周りだからっていうのはあるかなと思って、
一般的に言うとやっぱりSNSってまだいかがわしいというか、いかがわしいとまではいかないかもしれないですけど、
燃えたらどうするのとか、インフルエンサーみたいなチャラチャラした経営者がやるやつでしょって思ってる人はまだまだ多いだろうなとは思いますし、
でもそういう人でも結局Xにしろノートにしろツールに過ぎないので、
ただで多くの人に丁寧な言葉を伝えるツールとしては今のところベストだと思うので、
なんかちょっとSNSってどうなのって思ってる人にも届いてほしいなと、
なんかあと炎上が怖がってる大企業の方とかもそんな怖くないんだなというか、
情報発信するツールとしてこうやってやればいいんだなっていうのが分かるといいなと思ってますけど。
なるほど。
まあでもやっぱり今のをお伺いしながら一般的にはまだ炎上のリスクだったりとか、
それこそSNSというもの自体への懐疑的な目っていうのは、
存在するな。
特に僕は海外でも仕事してたりするので、
特に日本はそのバイアスが強いなっていうのは感じます。
なるほど。
この本の中でも書いてるんですけど、
結構炎上って飛行機の墜落と同じみたいな物騒な言い方をしてるんですけど、
やっぱり一個がすごいセンセーショナルに見えるから、
ビッグモーターにしろ何にしろ、
吉本にしろ、ジャニーズにしろ、
企業が全部ああなるんじゃないかって思うんですけど、
意外と飛行機事故と同じぐらいの0.00何%の確率のはずで、
むしろ知られたいのに全然知られないっていうことの方が99%以上だろうなと思ってるので。
それは面白いっすね。
じゃあ竹村さんが経営者の人と話してて、
炎上するのが怖いって言われたら、
え、飛行機には乗りますよね。
飛行機は落ちるけど乗ってますよね。
それ多分移動したいから、どっかメリットがあるからで、
それと同じように、この商品は世にあなたが使った時にどう変化します、あなたが。
っていうことまで伝えようとすると、
やっぱりテレビで独占して自分たちでいいでしょって言うよりも、
SNSで買ってくれた人が私はこれが良かったよ、これを買った時にこれが良かったよとか、
口コミで広がっていくものだと思うんですよね。
それで初めて需要が生まれる。
みんな供給ばっかりするんですけど、需要が生まれるっていう意味で、
やっぱり発信ってものすごく大事になったんだと思いますよ。
そう、だから今の僕が小売商売できてるのって、
須賀健さんとの出会いもありますし、その前から発信ちゃんとしていてフォロワーが、
数年前だとまだ1万人ぐらいでしたけど、でも1万人いれば。
須賀健さん多分最初の頃かな、100万円大丈夫ですかねとか言った時に、
いや世界中がお客さんなんだから1人はいるでしょみたいな。
別に周りの何百人に買ってもらわなくても、どっかのたった1人に刺さればいいんだから、
そっからやってみましょうっていうのを言われた気がして、
確かに1人ならなんかいるかもなって思えたのが。
だから発信って結構両輪で重要なんだなと思って。
それこそ僕もいろんな方のプロデュースのご相談だったりとか、
お仕事の依頼を受けさせてもらいますけど、やっぱり結果が出る人と出ない人を大きく分けているのは、
発信ができている人なのかそうじゃないのかっていうのは多くいいと思います。
そもそもで言うと手前味噌ですけど、うちのおっさんのこんまりさんも、
例えば本という形でしたけど、言葉にし、自分の考えやメソッドを発信するってしたから、
やっぱり今日の状況につながっているじゃないですか。
だからそのまさに発信の能力、そして発信することの行為をしてるかしてないか、
なおかつする限りは100機のアクロバット飛行ではなく、きちんとした届けられるもの、
そして人が読んでもらえるもの、動いてもらえるものにできるかは、
一生の質を変えるぐらい違いを作る技術だなって思っています。
前回のでちょっと思ったので忘れないうちに言うんですけど、
小売商売やる上で発信しておいてよかったなと思うのが、
週刊文春で例えば3万円ですとか、どこどこので20万円ですとか、
仮に設定してるこちらのやりたい金額よりも低かったとしても、
それを発信することで元が取れるっていうとあれなんですけど、
この人週刊文春でも書いてる人なんだとか、
あのバズったノートを書いた人なんだって、
それはクライアントの了解ももちろん得なきゃいけない、
これ僕がやったって言っていいですかっていうのは言わなきゃいけないんですけど、
自分がやったって言っていいです、クレジット入れてもいいですっていうところは、
すごいことですよね。
そうですね。
グミの国道さんが結構読まれたときに、
後半は結構フィナンシェっていう新しいプラットフォームの宣伝、
半分もほぼ宣伝で、
国道さんとかグミさんを知らない人にとってはどうでもいい話なんですけど、
Facebookとかインスタって自己承認欲求満たすような、
そういうプラットフォームはもう終わりますよねみたいなタイトルだったんですけど、
それにコンテンツとして読み始めたら結果的にフィナンシェを知って、
国道さんを知って、何ならちょっと好きになってっていうのを、
全然知らない人が5分か10分ぐらいの時間をかけて読んでインストールしてくれるって、
手前見せながら結構価値高いんじゃないのって、
これだけ無理やり広告を見せようとしたりとか、
動画のYouTubeの途中でみんなに嫌われながら、
お金を払ってでもCMを止めたい時代なのに、
なんでわざわざみんな10分の時間をかけてフィナンシェの話を読んでくれるんだろうって思ったときに、
コンテンツにするって思った以上に価値あるし、
何なら広告の世界をちょっとずつ変えれるかもしれないぐらいの、
自分の中ではちっちゃい革命が起きて、
だから100万円という値段を付けようと思った、付けられるかもって思ったきっかけでもちょっとそれはあるんですけど。
そう、全然違うことをやってるんですよ。だから竹村さんは。
企業が伝えたい、企業にとっていい情報を届けるっていう従来の広告の仕事と違って、
誰に見せたいんでしたっけ、その人って何を知りたいんでしたっけ、
その人と仲良くなるにはどういう順番で話したらいいんでしたっけっていう、
ある種の人対人の当たり前のコミュニケーション。
最初からはじめまして、俺金持ちですっていうやつ嫌われるじゃないですか。
でも、力強いですとか嫌われるじゃないですか。
でもそうじゃなくて、相手の格好ってこういう格好だから、
こういう喋り方とか、こういう内容を言ったらちょっと好きになってもらえるかもなっていうところから、
やっぱ相手ありきなんですよね、コミュニケーションって。
そこをしっかり設計されてて、企業がいい人に見えるっていうことをやってらっしゃいますよね。
これまではSNSとかXノートがなかったから、いきなりブワーって喋らないと伝わらなかったんですけど、
今は割ともう日々伝えられるし、
友達とか親戚のおじさんぐらいの頻度で企業と一般の人がコミュニケーションできるので、
まず自己紹介して信頼を得て、ちょっと好きになってもらってから、
ちなみにこういうの売ってるんだけど興味ありますかっていうコミュニケーションができるから、
ちょうどやっとツールと環境が揃ってきたなっていうのは確かにおっしゃる通り。
なるほど。だからまさにツールと環境が揃ってきたからこそ、
そこにどういった技術でちゃんとした発信を受けるのかっていうところに差が生まれてくるわけですもんね。
そうですね。これまでは雑誌側とか新聞側にディレクター、つまり編集者がいたんですけど、
ツールが民主化したというかSNSって自分でできるっていうことではあるんですが、
企業側にそういえば編集者、ディレクションできる人っていないよねという、
企業側に編集者が付いた方がより効率的で効果的な発信ができるんじゃないですかっていうのが
顧問編集者のコンセプトでもあるなぁと。
なるほど。そしてそれを仕事として取り組みたい人もこの本に書いてあることを実践すると、
そこに歩み出せるかもしれないということですよね。
そうですね。
なるほど。めっちゃその未来いいなぁ。
公理商売とともにぜひ顧問編集者であり、企業側に編集力のある人が増えていくっていう未来は
作っていけたらいいなってすごく思いました。
ということで、まだまだ聞きたい気持ちがあるんですけども、
そろそろお時間になりましたので、最後に竹村さんから書籍のご案内改めてお願いできますか。
はい。社長の言葉はなぜ届かないのかをぜひ読んでください。
ポイントとしては多分その企業の発信じゃなくて個人の発信というか、
だからこれ企業の言葉じゃなくて社長の言葉にしてるのは、
社長だからって企業全としてなきゃいけないとか、それこそDXがどうこうとか、
難しい言葉使いがちなんですけど、今もSNSの世界って人対人であって、
スマホとかブラウザの向こう側の人って企業に反応するというよりは
企業の中の人に反応するので、企業の発信じゃなくて自分の発信というか、
社長をたまたまやってるあなたの発信をしてくださいっていうのをすごく言いたくて、
最後にそれが伝えられたら僕は大丈夫です。はい。ぜひ買ってください。
いやーご案内くださいっていうので、これ伝えられたら大丈夫ですって言われたの初めてでした。
今ちなみにすごいこと気づいたんですけど、パッてAmazon見たら、
氷商売のこれ買った人にはこれ買ってますが、竹村さんの本になってました。
なるほど。
そう、社長の言葉はなぜ届かないのか。
2冊セットで買いますか?みたいなサジェッションが出たりとかするから。
やっぱり親和性高いんですよね、ちゃんとね。
そうかもしれない。ありがたい。
逆もそうでしたよ、竹村さんとか、社長の言葉はなぜ届かないのかのページに行っても、
僕の本が一番最初に出てきます。何なら氷商売の関連の書籍っていうか、