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2021-03-14 09:18

【おはなし回】『みちくさしようよ!』

Kon
Kon
Host
『みちくさしようよ!』
出版:ほるぷ出版
作:はたこうしろう・奥山英治
絵:はたこうしろう

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今日は久しぶりにおにいちゃんと一緒に帰る!
そんなおにいちゃんはぼくの知らない
いろいろな道を知っていて…?

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00:05
みなさん、おはようございます。
こんのゆるラジチアブックへようこそ。
この放送は、子どもも大人もゆったり過ごせるよう、
絵本とともに朝のほんのひと時をお届けします。
はい、今日のお話は、出版、ホルプ出版、
作、畑甲子郎 奥山英二
絵、畑甲子郎の【みちくさしようよ】をお届けします。
それでは、さっそく読んでいきますね。
みちくさしようよ。
畑甲子郎 奥山英二
あ、帽子とられた。
と思ったら、お兄ちゃんだ。
あーい、こっちこっち。
今日は、1年生も6年生もお昼で終わり。
お兄ちゃんと帰るのは久しぶりだな。
帽子、しまっておいて。
お前、先に帰っててもいいよ。
僕はちょっと、みちくさしながら帰るからさ。
えー、僕も一緒に行く。
あ、猫。
お兄ちゃん、どこ行くの?
ちょっと待って。
お兄ちゃん、待ってってば。
お兄ちゃん、どこまで行くの?
はぁ、はぁ。
しっ、静かにして。
じーっとしてろよ。
いいか?
あの塀の上にいるのが、親猫なんだ。
まあ、見てろよ。
何するの?
うわ、飛んだ。
すっごく飛ぶんだね。
おもしろーい。
階段の下に、もっといいとこあるんだぜ。
知ってる?
こんにちは。
いつも見ている小さな畑。
でも、近くで見ると、ひろーい。
奥に大きな木があって、黒い実がなっている。
モンシロチョウが、ふわふわって何匹も飛んでいる。
まるでダンスを踊ってるみたい。
知らなかった。きれいだな。
畑のキャベツを、アウムシがおいしそうにかじっていた。
モンシロチョウの幼虫だよ。
うわ、たまごからチョウまで全部いる。
ほんとだ。すごいね、ここ。
この木の実、知ってる?
03:01
食べられるんだぜ。
えー、食べられるんだ。
何の実?
これは、クワの実。
黒いのがうまいんだ。
ほんとだ。甘い。
だろう?
葉っぱの裏に、かたつむり。
あれ?出てこないね。
生きてるのかな?
貸してみな。
かたつむりは、こうやって水に入れると、
わー、出てきた、出てきた。
ほんとだ。にょきにょき出てきた。
それから、お兄ちゃんは、かばんから定規を取り出した。
何するの?
かたつむりって、すごいんだぜ。
うわー、こんなに細いところでも、上手に歩けるんだ。
おもしろーい。
カッターナイフの歯みたいに、細いところだって歩くよ。
端っこまで来たら、びょーんって伸びる。
伸びた、伸びた。
あれ?どこ行くの?
もっといいとこあるぜ。こっちこっち。
うわー、細ーい。
狭い道。迷路みたい。
おもしろいだろう?
ここを抜けたら、どこに出ると思う?
いつもの公園だ。
秘密の近道さ。
ツツジが咲いてる。
ここを吸うとね、甘いんだ。
ほんとだ、甘い。
アリの行列発見。
すごい、まだまだ続いてる。
いったいどこまで行ってるんだろう?
飴だ。ここに来てたんだ。
アリも甘いものが好きなんだな。
お兄ちゃんは輪ゴムを取り出した。
輪ゴム?何するの?
あらあらあら、輪ゴムがアリを通せんぼう。
不思議だろ?アリは輪ゴムを乗り越えられないんだ。
え?どうしてなの?お兄ちゃん。
わからないけど、匂いが嫌なのかもよ。
お前ちょっと嗅いでみね。
うーん、そんなに嫌な匂いじゃないのにね。
え、神社の裏から帰ろうか。
うん。
じゃあさ、じゃんけんで行こうよ。
僕たちは神社の階段と石畳をじゃんけんしながらゆっくり進んだんだ。
森の中は少しひんやりして気持ちがいい。
なんか空気もいい匂い。
06:01
お兄ちゃん、あの黒い点々は何だろう?
カエルだ。ちっちゃいカエルだよ。
これはヒキガエルの子供だよ。
え?これがあの大きなヒキガエルの子供なの?
日本のカエルの中で一番小さいのはヒキガエルの子供なのさ。
カエルどこまで行くんだろうね。
建物の下へ入って行くのを追いかけてたら。
お兄ちゃん、あれ何?
軒下の乾いた砂が丸くすり鉢の形にへこんでる。
しかもいくつもいくつも。
その中にはアリ地獄がいるのさ。
アリがその穴に落ちちゃうと砂が崩れてなかなか出られないんだ。
アリ地獄は砂をかけてアリを下まで落として食べちゃうんだよ。
アリを落としてみるよ。
ほんとだ。アリ地獄が砂をかけた。
いい葉っぱ見つけた。
ん?葉っぱの飛行機が作れるぞ。
葉っぱで飛行機?
うまく作ればぐんぐん飛ぶんだよ。
見てろよ。こうやってちぎってちぎって。
よーし、それ。
おー、すごい。
僕も作りたい。葉っぱの飛行機かっこいいね。
一回じゃ難しいかもよ。たくさん作って試してみな。
うん、いっぱい作るよ。
うーん、しかしいっぱい作ったな。
でもこれ飛ぶかな?
僕ね、これが飛ぶと思う。
あのクスの木の上から飛ばすぞ。
よーし、いくぞ。
準備はいいか?
せーので飛ばすぞ。
せーの、それ。
わー、飛んだ。やった。
飛行機は公園も畑も越えて風に乗ってぐんぐんどんどんどこまでも飛んでいったんだ。
ただいま。
今日ね、すっごく楽しかったよ。
お兄ちゃん、また道草しようね。
おしまい。
いかがでしたでしょうか。
この絵本ですね、ぜひ絵本として読んでいただきたいんですが、
作中にいろいろな説明があるんです。
クスの木だったり、あ、クスの木は載ってなかったな。
クアの実のところとか、ひきがえるのところとか、
09:00
少しずつね、その内容がね細かく書いてあるので、
ぜひそちらも合わせてご覧ください。
それでは今日もお聞きくださりありがとうございました。
こんでした。ではまた。
09:18

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