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みなさん、こんにちは。こんのゆるラジチアブックへようこそ。
この放送は、子どもも大人もゆったり過ごせるよう、ちょっぴり不思議なお話を、お休み前にお届けします。
はい、今日は先日お話しした、おくびょうなこぞうさん、こぞうさん?ちょっと発音がおかしかったですね。
だから、後半もお話しします。 それではどうぞお聞きください。
おくびょうなこぞうさん。 でかばっか。
さあ、次の日になったらば、 お嬢さんはやっぱり帰ってきたって。
こぞう、こぞう、いまかえった。 ああ、お嬢さん、お嬢さん。
お留守の間に、二晩とも化け物に来られて、 うんと、おっかなかったですよ。
こぞうさんは、お嬢さんにそう言ったって。 ふーん、どんな化け物が出たね。
なんだか夜中に、でかばっかと言ってくるもんがあって、 こわくってこわくって、お嬢さんのおかえりが待ちどうしかったですよ。
こぞうがそう言うと、よしよし、そいつがこんばん来たら、 わしがその化け物を退治してやろう。
お前は、ゆうべやったとおりにしておけよ。 と言って、お嬢さんは、でばぼうちょをとぎ始めたって。
さあ、その晩、夜中になって、 でかばっかがやってきたんだって。
でかばっか、はがひとつ、 うしろにまなぐさひとつある。
こぞう、こぞう、いたか? でかばっか、はがひとつ、
うしろにまなぐさひとつある。 こぞう、こぞう、いたか?
こぞうは、こんどはお嬢さんがいるから、 だいじょうぶだと思って、
はい、いるよ、と、げんきに答えたって。 すると、お化けは、
ちゃわ、もってこい、と言って、 こぞうがちゃわを出してやると、
ピーと、またへんな音がした。 そのたたんに、お嬢さんは、
やあ、と言って、きりつけたのだって。 そしたらば、外のほうで、
パターンという音がした。 お嬢さんは、
うわあ、わしは化けもんをたいじした、 と思ったけれども、
とても外へ見に行く勇気はなかったって。 そこで、お嬢さんとこぞうは、
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そのばんは、まず寝てしまったのだって。 次の朝、お嬢さんとこぞうが起きてみたらば、
との外に、ほしがきがひとくし落ちていたって。 でっかばっかの化けもんは、
ありゃ、との外にほしてあった、 ほしがきのお化けがあったんだね。
さあ、これで、 いんつかもんつか、さけた。
おしまい。 はい、いかがでしたでしょうか。
甘い汁と聞いて、いや何のお化けだろうって思ったら、 ほしがきですね。かきおほしたものですね。
そちらのお化けだった、というわけでした。 はい。
それでは、今日もお聞きくださり、 ありがとうございました。
みなさんが素敵な夢を見られますように、 おやすみなさい。
