あー、なるほどね。
ニュースとかで、詐欺の報道っていっぱいされてて、
なんでこんなに引っかかるんやろうなって、まあ正直思っちゃう自分もいるわけじゃないですか。
うーん、まあ、めっちゃ流れるしね。
うん。ただやっぱその一方で、なんかそういうこと思ってたけど、
体験してみると、あ、ここって全然伝わってないんじゃないかなっていうところがあったんで、
そこをちょっと今回話しておきたいなと思って。
あー、まあ言ったら、レポートというか。
うーん、そうですね。実際引っかかってみて、実はこうなんすよって話をね、ちょっとしたいな。
僕が引っかかったタイプの詐欺、あのほんと類似の詐欺たくさん起こってるんで、
ちょっとその中の一つの詐欺、ニュースから引用したいんですけど、
はい。
これNHKのニュースですね、茨城ニュースウェブ。
水戸の64歳女性、警察官を名乗る詐欺で3500万円余り被害。
警察官を名乗る人物から、あなたに資金洗浄の疑いがかかっている、などと電話があり、
話を信用した水戸市の64歳の女性が指定された口座に、
3500万円余りを振り込んで騙し取られる被害が起きました。
で、ちょっと集落しますけども、
逮捕した男の家からあなた名義のキャッシュカードが2枚見つかった。
あなたに資金洗浄の疑いがかかっている。
先行捜査というものがあり、資金調査を受ければ身の潔白を証明できると説明され、
指定された口座にですね、合わせ3587万円を振り込んでしまったという詐欺事件なんですけども、
これがまあ今年の4月ですね。
なので僕が詐欺に引っかかったちょうど1週間前ぐらいに起こってた事件なんですけれども、
引っかかった詐欺もほぼほぼこれと同じ流れなんですね。
うーん。
ちょっと前提として話しておきたいこととして、
めっちゃ当たり前のことなんですけど、
ニュースって情報がやっぱりこう、端折られているわけなんですよね。
うーん、そうね。
まあ全部が全部、書かれへんこともあるし、
まあ短く伝えなあかんからな。
そうですね、まあ要点をちゃんと押さえて書かないといけないというのは当然あるんですけど、
ただまあ僕も今回詐欺引っかかって、
犯人と話してた合計の時間って、3、4時間ぐらいずっと喋ってるんですね。
あー、結構喋ってんなあ。
それがやっぱりこうやってニュースとかで十数行ぐらいのボリュームのニュースになると、
まあ確か10分、15分間かなって感じがするよな、電話でとか言われると。
急にこう電話かかってきて、振り込んでくださいって言われて、
振り込んじゃったみたいな感じに聞こえると思うんですけど、
まあまずそれはちょっと違うんですよっていうこと。
確かにな、それ結構重要な指摘やね。
そうですね、あとですね、これはもう当然ニュースでは報道されないんですけど、
騙された被害者側の身の上とか、まあ状況、精神状態っていうのは当然報道されないわけじゃないですか。
だからまあめっちゃ焦ってたかもしれへんし、なんかめっちゃ落ち込んでる時やったかもしれへんし。
あー、それあるわな。
だから普段だったら引っかからないような冷静な人だったとしても、
条件とか重なったら引っかかることも全然あるんじゃないかなというところ。
うーん、なるほどね。
まあちょっとこの辺りは前提として話をおきたくて、
今回僕が引っかかった詐欺の詳細について話していきたいんですけど、
僕はですね、4月の24日、まあ普通に平日で働いてたんですけど、
午前中ですね、9時過ぎぐらいに急に電話がかかってきて、
大阪府記ですっていうふうに言われて、
大阪府県の大島明っていう名前を名乗る警察官から、
捜査に協力してくださいっていうふうに言われたんですね。
正直ちょっと拒否する理由がなかったんで、
ほいほいちょっと答えてしまったんですけど、
その内容としては、こういう事件が起こってますと、
この犯人の名前に聞く覚えありますか、
こういう銀行に口座開設した記憶ありますか、
とかなんかそういう感じの質問をね、簡単にされるんですね。
話しながら調べたら、まあ本当に実在する事件の犯人とかなんですね。
ニュースで出てくるような。
で、詐欺グループの犯人が資金洗浄に使った口座の中の一つ、
まあそれがですね、僕の名義で開設された口座で、
そのキャッシュカードが犯人の家から見つかったっていう、
まあ先の事件の話ですね。
で、本当に大量のキャッシュカードが見つかったんで、
あなただけじゃなくて、もうすごい量見つかってるんで、
その名義人一人一人に電話かけていって、
今調査してるんですよ、みたいな事言われるんですね。
だからまあ自分だけじゃなくて、
大量に今そういう調査をしてるんやっていう。
で、それを言われた時に、
僕が一番最初に思った事としては、
僕この詐欺受けてる日っていうのが、
結婚式の2週間前とかなんですよね。
ああ、なるほどね。
結婚してる事を今初めてこの番組では言ったけど、
結婚式の2週間前だったんで、
その特に影響が出たらまずいっていうのを一番最初に思っちゃったんですよ。
まあなんかバタつくよな。
普通の精神状態ではないよな、さすがにな。
そうそう、準備も忙しいし、仕事も忙しいし、
すごい時間をかけて、お金もかけてきたイベントが2週間後にあって、
それが影響出たら一番まずいなと思ってしまったんで、
それまでに何とかして、
これをさっさと終わらせないといけないっていう意識が最初に働いちゃったんですよ。
なるほどな、それ言われるとちょっとなるほどなって感じするわ。
それで順次事情聴取を行ってるんで、
電話で事情聴取をさせてくださいみたいなこと言われるんですね。
それもさっさと終わらせちゃおうとこっちは思って。
で、事情聴取っていうのは録音されるから、
他の人の声とかが入らないところに移動してくださいって言われて、
でも仕事中やからちょっとそれできないですねって言うんですけど、
もう向こうもしつこいから、いやお願いしますと言われて、
もうしゃあないんで会社の応接室みたいなところを使って、
密室をね自分から作り出してしまって、
そこで事情聴取をすることになったんですけど。
うーん、それまでは会社のデスクかなんかでパソコンをしてるところで電話してたみたいな感じか。
えっとね、会社のデスク周りとかじゃなくてちょっと廊下の方に入れて電話してたんですよ、それまでは。
あーはいはいはい、フロアにいてずっと喋ってるあれやからな、一回外出るみたいなのあるよね。
でまぁ個人的なことやしな、出るわな。
そうそう、会社の電話じゃないから、プライベートの電話やからちょっとそういう離れたところにいたんですけど、
そこじゃダメですかって言ったら、いやダメですって言われて、で結局応接室借りて、
まぁこれも今思い返せばすごいバカバカしい話なんですけど、
ビデオ通話にするんでって言って、その操作用に大阪府警が今使ってるっていうLINEのアカウントを紹介されて。
あーだからそこで、はじめは電話番号だったんがLINEになった。
そうそうそう、でまぁなんか事情聴取は画面ついてないとダメなんでみたいな。
まぁ僕が言うと小説な説明なんですけどもっと専門的なそれっぽい説明をされて、
でLINEに誘導されてビデオ通話するんですね。
最初ビデオ通話開始すると、アイテム映ってて、警察の制服着た人が、
私こういうものですって言って警察の手紙を見せられるんですよ。
だからまぁ偽物ですけどね、コスプレなんですけど。
で、向こうは電話のビデオ通話を切って、僕だけがビデオを映し出されている状態で、
まぁ事情聴取が始まるんですけど。
なんで切んねんって感じやな、あっちをな。
そうなんですよね。だから僕だけが一方的に見られてるみたいな状況で。
あぁ、そっか。まぁそれも撮ってんのかな、多分な。
だから顔とかも多分撮られてるんですよ、僕の顔も。
で、電話とかもね、まぁこれも変な理由ですけど、
通話と同時に犯人と通話の履歴がなかったかっていう電波の解析をするから、
電話を絶対に切るなと言われるんですね。
一回切っちゃうとやり直しになるから。
で、電話切ったら事情聴取を拒否したもと見なされるんで、
容疑を晴らすのがより時間かかることになっちゃうんでっていうのを言われるんですね。
うーん。
まぁほんまかいなと思うけど、これがもしほんまやった時のリスクがデカすぎるんですよね。
嘘やと思って切ればいいんですけど、もし仮にほんまやったら、
まぁさっきも言ったけどやっぱその指揮に影響が出てしまうから、とりあえず従うしかないと。
で、ビデオ通話もしてるんで、密室の中で他の人と話せないし、
スマホも触れないっていう状況を作り出されるわけなんですよ。
うーん、なるほどな。
で、事情聴取をね、拒否するんですけど、
銀行メインどこ使ってますかーとか、
最近一番大きかった額の入出金はどれですかとか、すごいそういう話を、
ほんとずっとされるんですけど、
途中で僕の名前と住所が書かれた逮捕状の画像が送られてくるんですよ。
うーん。
で、まぁLINEの通話で画像でさ、ピロンって逮捕状送られてくるのちょっと今考えたらおもろすぎんねんけど。
うーん。
やっぱその、自分の名前が書かれてる逮捕状って結構ショッキングなんですよね。
あー確かに確かに。
その住所はそこで言ってるってことか。
そうそう、だから事情聴取でね、言っちゃってるんですよね。
言っちゃってんのなー。
それで一気に作って印刷して、それを送ってきてるんですよね。
うーん。
で、それでまぁその事情聴取が、ほんとにビデオ通話で2時間ぐらい延々とされるんですね。
うーん。
その後、通話する人が警察官から検察事務官を名乗る人に変わって、
ここからあなたが容疑を払うためにどういうプロセスが必要かというのを説明しますねっていうふうな話になって、
さっきの事件のニュースでもあったような資金調査のために口座に振り込んでくださいと。
ここで初めてお金を振り込んでって話が出るんですよ。
だからもう2、3時間話してようやくそこでお金の話が出てくると。
うーん。
これもちょっと細かい話なんですけど、
銀クムに振り込むときに、警察官一緒に行きますんでって言われるんですよ。
だから、最悪嘘やったとしても、そこで犯人の顔見れるわって僕は思ってたんですよね。
おー。
あっ、そん時もう嘘かもとは思ってるんや。
なんかね、それがちょっと説明が難しいんですけど、
ほんまかって思ってんのと、でももう2時間言われ続けてるから疲弊もしっきり言ってる状態で、
ちょっともうろうとしてて。
なるほど、なるほど。
で、実際お金を振り込めって言われると、ほぼ全財産ぐらいを振り込めって言われるんですよね。
うーん。
いやちょっと急に、僕生活もあるんで、全財産はーみたいなことを言うと、
吐き気が悪くなるというか、黙りこくるみたいな感じになって、
ん?ってそこでちょっと僕も思ったんですね。
そうしたら、そういう警察官一緒に行きますんでって言われたから、
その最寄りの銀行を言ってくださいって言われたから、
そっから東府で行ける銀行をいくつか言ったんですけど、
あ、そこちょっとダメですねみたいな感じで、結局一人で行かされるんですけど。
うーん。
そのままなんかこう、銀行にビデオ通話切るなって言われてるから、ずっと繋いだ状態で銀行まで行って、
なんかその銀行をね、僕着いて、ほんと自動ドアバーっと開いて、
で、その時ちょうど12時過ぎぐらいで、
あー、混んでる時間やな。
そうそうそう。昼休憩の間に手続きしに来たりしてる人もいるから、
多分銀行がかなり混んでる状態ですね。忙しい時間帯で。
うーん。
自動ドアが開いた瞬間に、バタバタ働いてる銀行の人らの姿、風景っていうのがこう、
完全にバーンと飛び込んできて、なんかその時に真面目に働いてる人たち、
で、僕はさっき数時間前にあった電話一本で、今は数百万振り込もうとしてる。
いや、おかしいおかしいおかしいって、なんかそこで急に目覚めたんですよ。
あー、なるほどね。
なんか不思議なもんで。で、それで電話当てて切って、
大阪府警スペース詐欺で調べたら同じ事件が出てきたんで、いや詐欺やんこれってなって。
うーん。
よくよく考えたら詐欺に決まってるやんって、そこでようやく冷静になって、
交番に行って事情を説明したっていうのが事の全末なんですね。
何かこう自分の中で論理と論理が噛み合って嘘やって気づいたわけじゃなくて、
なんかこうすごく肉体的なものだったんですよね、感覚的な。
そこでいろんな人らの姿を見て、
マインドコントロール、催眠から目覚めたみたいな感覚に近くて。
そこは僕も初めて知ったし、
あと、その後僕交番に行って、
何が一番違ったかっていうと、
言葉が全然違うんですよ、やっぱり。
なるほどね。
物々警察官っていうのは、
難しい用語とかバンバン使って、
ここまでいいですか、ここまでいいですかって言って、
ちょっと待ってください、ここってこういう意味ですかって言ったら、
ここはこうです、次いいですかって言って、
どんどん難しい言葉で相手を追い詰めていくんですけど、
その後本物の警察と話したら、
そういう難しい言葉って絶対使わないんですよね。
警察としても仕事なんで、
普通の人に理解してる言葉遣いしかしない。
確かにな。
なんで、なんか、体験して、
自分の中では、すごく先に引っかかったっていうのは、
なんかちょっと恥ずかしいことやし、
馬鹿にされるようなことかもしれないですけど。
まあちょっと喰らうよね、自分自身としてもね。
そうそうそう。
でもなんかどうしてもやっぱこれをちょっと話しておきたかったなっていうふうに思って。
なるほどなるほど。
まあ言っといた方がいい体験ではあると思うしね。
そういう場でもあると思うから、心の人たちは。
そう、他の人が被害に遭わないためにもね。
みんなってどれくらいそういう経験あるんかな?
ああ、確かにな。
いやでも結構みんなあると思うよ。
しかしその詐欺って言葉の重みがあると思うけど、
意外とそれってみたいなって。
まあ今思い返せば詐欺やったかもみたいなのもあるやろうしね。
うん、結構あると思うな。
僕も一人暮らしを大阪でしてる時に、
それも警察官を名乗る、本当警察の格好をした人が家に急に訪ねてきて、
それも手帳みたいなのチラッと見せられて、
震災とかがあった後やから、いろんな記録とかがなくなってて、
この新しくアパート入った人の住所とか電話番号の称号をしてるんですみたいなこと言われて、
書いてもらわないと、なんか例えば巻き込まれた時にわかんなくなっちゃうんで、
あなたが誰かとかここに住んでたかどうかとかわかんなくなるから書いてほしいみたいな。
ってこと言われて、パトカーで来てますか?って、下泊まってますか?って聞いたら、
えー、そういうことなら、また気が向いた時にやってくれたら、バシッってことがあって、
やっぱ詐欺だったなってその時に思ったこととかもあるし、それでも20歳ぐらいかな。
で、震災の時に記録がなくなってみたいなとか、結構リアリティーあったから。
確かに確かに、なんか言っちゃいそうではあるな、いかにも。
そうそう、若かったからちょっとかましたれみたいな、俺の悪意もあって、
本物の警察の人でもそういうこと言おうと思ってるぐらいの嫌なやつだったから、
それであったっていうのがあったし、こないだもね、電話シリーズだと、
会社にいろんな人から電話かかってくるから、それは僕が営業した先とか、
正直俺が覚えてない人みたいな人とか、初めて、紹介でとかで電話かけてくる人も結構いるのね、日々。
だから俺まで繋がってきちゃうんだけど、で、僕宛に荷物を届けたんだけど、届いてますか?みたいなところから始まって、
いや、来てないっすね、みたいな。で、なんか言っていくうちにだんだん、お会いしたいんですけど、みたいなとか、
具体的にそれは何のお話なんですか?って言っても、いや、こういうことでね、すごいふんわりしたこと言われるのよ。
ああ、はいはい。だから結局、その本質の詐欺の部分ははずっとはぐらかされてるから。
そうそうそう、ふんわりしてて、で、それはなんかこう若い、なんかさ、ちょっと気の弱そうな女の子で、
多分それってちょっと悪党商売のテレアポなんやけど、初め、あ、いやなんか届いてないかもとか、
あとその、そもそもお客さんだとはじめ思ったら電話出てるから、その邪剣にできんくて、で、ある程度話聞いちゃって、
あ、いやいやいや、って途中でなって、あ、すいません、もう、あいあいあい、ガチャン、みたいな切る、みたいなって感じ、みたいなとかもあったりするかなあ。
パッと思いつくことで、そんなどうかなあ。
確かに僕も営業やってると、ほんと個人情報って漏れてるし、会社にかかってくるんですよね。
本場のお客さんが最初わかんなくて話聞いちゃって、あ、詐欺やったんかいってなって、気づいてバッて切るみたいな、めっちゃ多いですね。
そういうギリギリの本場の商売やってる人、まあそれは詐欺なんやけど、ビジネスだと思ってそういうことをやってる人って結構いるから、ややこしいよなあ。
確かになあ。
とかかなあ。
そっか、じゃあ意外とやっぱり来てるもんなんですね、いろいろと、詐欺の手口というかね。
なんかいきなりあるもんですね。まあなんか今スパムメールとかすごいんやけど、もう職場にも俺の個人の携帯がすごい飛んできてて、それこそ警察ですみたいな、でもそれがすごい巧妙になってて、アドレスもすごい近しいもんになってたりとか。
山戸運輸とかでもあるしね、そういうのね。
そういうのほんと巧妙になってるなあと思うなあ。
いやなんか僕、そういう詐欺とかの話を聞くときによく思うんだけど、なんかそんなんありなんやっていうね、当たり前かもしれんけど、例えばなんかそのちっちゃい頃にね、カンニングとかさ、万引きとかそこらへんって、なんか自分の頭の範囲の中に想像しうる悪意というか、
そしたらその天使と悪魔の悪魔が囁くレベルの話ね、もちろん僕は絶対しないですけど、カンニングも万引きも。そういうレベルの悪意だと思うんですけど、なんかそういう詐欺の話とかって、なんかもうそういう自分の中に存在する悪意って思いつかないレベルのものすぎて、なんかだから引っかかってまうんかなみたいな。
なるほどな。たぶんその辺が、僕とたぶんてらだの育った環境がちょっとちゃうんかなと思ってて、俺の周りってほんまにそういうことがなんで悪いんと思ってる奴の方が多かったのよ。 なるほどね。
高校生ぐらいまでの環境って。だからその、別に万引きすることって半分一切でもあるんやけど、悪いことはわかってるけど、欲しかったんやからそれがなんであかんねんみたいな、ハックするとか騙すっていうことに、逆にそっちの方がかっこいいと思ってるし、欲しかったものっていうことが、なんか肯定しちゃってるみたいな感じのヤンチャーの子が結構多くて、俺の周りって。
ああ、いや中でもね、それもわかるというか、今回この詐欺に引っかかったことを誰かに話したりすると、めっちゃアホやんみたいな、バカやんみたいな反応をされることもあるわけよ。だから、なんかこうやっぱ騙される側が基本的に下で、騙す側、相手をハックする方が上みたいな感覚?
そうそう、わかるし、だからそういう悪意を僕も結構持ってて、そういう育ちだからだなってすごい今話しながら思ったけど、当てちゃうこととかも結構あるから。
なるほどなあ、いやあ、でもなんか今回やっぱさ、自分が引っかかって、さっきも言ったけどさ、その騙される側がやっぱり圧倒的に下というか、なんかその騙されてる人のさ、なんか滑稽さみたいなイメージってやっぱあると思うんだよな、僕の中にもあるし。だから話すの恥ずかしいっていうのもあると思うんだけど、なんかそのフィクションの中とかでもやっぱそういうものって、結構ちっちゃい頃からみんな触れてきてると思うんすよね。
俺らださんはその民放バラエティ見てないっていうのが一個あると思うけど、やっぱね、そのロンドンハーツとか、全盛期だったから俺らって。だからそのブラックメールとか、女の子のフリしてメール送って呼び出すみたいなこととか、まあそういうのがもうバラエティで万がんやってて、でも正直俺の周りはめちゃめちゃやってた、そういうこと。
ああ、そうなんよ。まあでもそれは言ったら、まあされた側は当然不快やけど、よくない発想かもしれないけど、かなり詐欺の予防にはなってんじゃない?あれが。
まあだからそれは正直、すげえ疑心暗鬼になったのね、その時の、当時の小学校から高校までの、みんなそういうことやってくる友達、友達だったんだな、まあ友達だな、が、そういうことしてくるから。で、特にその中では俺って真面目な方だったから、唯一。だから、まあ一番仕掛けたいやん、そういうやつを。
うん、まあそういう人を、こうやっぱりいい子ちゃんみたいなのをバカにしたいみたいなね、気分があるんでしょうね。
そうそうそう、とかで、もういくらでもやられたし、だから中学生とかにいろいろやられて、高校ぐらいになったらもうそういう相手にならなくなったから、でもそういう契機結構あるな、今思えば、俺は。結構やられたから、そういう疑う感結構あるのかもしれへんな。
ああ、なるほどね。いやあ、なんかそういうの、大学の頃さ、僕の所属してるグループじゃなかったけど、テスト前に偽のテスト範囲みたいなのをグループラインで流して騙すみたいなことやってる人とかいたしね。
ああ、いやだからなんかそういうのって正直バラエティの影響だと思うね。俺は論破だと思うんやけど、とか、まあ強みのダウンタウンとかもさ、なんかすごいレベルの高いドッキリ未だにやってて、まあ面白いなと思って見ちゃうんだけど、なんかああいうのって、騙す側みたいなのがほんまにかっこいいと思ってる部分があるのね。
そうやね。
で、それって結構真面目に社会的に結構やばいことやってるよっていう。
いやあ、そうやんなあ。だから、僕やっぱドッキリが年々見れなくなっていっちゃってんのよな、それで言うと。なんかやっぱり倫理的にダメな方なのに、やっぱ強者側じゃないですか、騙す方がね。そういうものを良しとしてる感じみたいなのが。
そうそうそうとか、あとやっぱ2chとかネットカルチャー、オタク側は結構当時のゼロ年代インターネットってやっぱりもっともっと悪意の塊だったわけよ。
ああ、そうね。まあ釣りすれというかね、釣りみたいなのめっちゃあったしね。
そうそうそう。2chで有名なさ、名前のとこに節穴さんって入れたらIPが出ちゃうっていう仕掛けとか、こいつどこどこから見てんだとか、どこどこのやつなんだってわかるとか、なんかそういうもあったし、だからなんか面白いみたいなもんにはなんかそういう自分がやられる足すくわれるみたいなのがめっちゃあるんと育ったみたいなのも結構あんのかなあ。
でもそういうの僕はほんと嫌だったんだよね。それがかっこいいと思った。なんでそんなことするんだろうって結構思ってた真面目な子ではあって。
いやあ、そうね。確かに。
でもそういうハックするとか盗んでくるみたいな、だからなんか音楽でも別に真面目に借りるんじゃなくて、違法ダウンロードして取っちゃうっていう方が、なんでわざわざ金出すの、盗めんじゃんみたいな。
はいはいはいはい。だからその情弱みたいなね。お金払って買ってる方がアホみたいな。
盗んじゃったらゲームとかも結構僕らの世代って大容量で転送できるようになって、ファイル共有ソフトとかで、いろんなゲームとかも落とせるようになっちゃって、え、なんで金払うみたいな、え、盗めるやんみたいな感覚の子結構多いっていうか。
そうね、確かにそれはなんか僕もわかるかも、そういう人いたなみたいなことは。
いるやろ。なんかそういうのって本当にずっとあって、なんかストリートみたいな、90年代以降、それって悪趣味、露悪にもつながんのよ。やっぱなんかストリート的なもんとかって、なんかをサンプルしてくるとか、
あの、スプリームがカルバンクラインの広告に、はじめにこう、スプリームって勝手にボックスロゴのやつ貼って、有名になるみたいな。あとあの、WACKってあのアイドル事務所のね、ビスとかの、あそこってあのマクドナルドのWACK反対にしてるんやけど、あれがかっこいいと思ってるやんか、あれって。
だからまあそういうちょっとパロディ的なものがね。 そうそうそう。だからそういうなんか盗んでやるよっていうもんが、かっこいいっていう感覚が多分ある世代って、まあそういうの作り手としては僕らのちょっと一世代上、40代とかの人だと思うんだけど、そういうストリート的な露悪で育って、かっこいいみたいな思ってるみたいな。WACKと藤井健太郎とかが仲いいとかもなんかそういう感覚があって多分。
ああなるほどな。なんかでもそういうパロディっていう以上になんかこう乗っ取ってるみたいな感じ? そうそうそう。ゲームで勝つとか賢いやつの方がかっこいいみたいな。で、とにかく負けない。やる側っていうことが強いみたいなね。なんかそこがかっこいいと思ってる人が正直多分めっちゃ多くて。
確かにな。 俺はそういうもんとずっと戦ってるつもり。 うん、なるほどね。まあ確かに。 うんうん。悪って何が悪いのっていう感じなんやろな。悪ってことはむしろいいって思ってるから。 ああなるほどね。 うん。いやそっちの方がいいよねみたいな。いやだってもっと政府とかもっと大きいものの方が悪いことしてるよねみたいな。っていうこと言う人多い。それなんか悪いことする人って。
でもわかるかもね。 で、やられるんだったらやる側にならんとはあかんと思ってんの。 ああでもそういうローリーめっちゃ好きじゃない?その弱肉強食やからみたいな。 うんそうそう。やられる前にやっとかんとやられるからっていう。まあその人たちもやられた経験があるんだと思う。 うん。人を食わないとっていう。
うーん。 だからめっちゃ噛ますとか。 ああ。 そう、何回も妙にオラついてくるとか。 いやー。 で、なんかムズインがオラついてくるやつってやっぱね、それより強くオラついた方が早いのよ話が。 ああ。そこのオラつき勝負でやってるから。
そうそう。何回やってくるんだったらその上にガンってやった方が話早いこと多いねん。 じゃあ結果として自分もオラつかなあかんくなっちゃうっていう。 そうそう。めっちゃ腰低くいくっていうのが一番かっこいいと思ってるんやけど、でも俺に生み込まれたなんかこうそう嫌なマッチョ性でもあり、嫌なオラつきもありで、パーンてやると、やったろかなっていう感じで俺もガツンっていっちゃうっていうことは全然あんのよ。
そうね。 だからなんかその本能的な部分もあるし、俺もそういう感覚で正直インストールされてる感あるから、いややらんとやられるからなみたいな。いい子の方が絶対損しちゃうやんか。
いやーでも僕はなんかやっぱりまずオラつく力がないっていうのもあるし、それに対してただただ誠実に対応することがなんか僕の中のプライドになっちゃってて、でもまあ多分弱いしバカにされるし頼んないしっていう風に移るやろうし、なんかでも何のメリットもないですよ正直そういう人に誠実さを見せることって。
だから僕も今日こういう話をしてて、僕はただただダサい人間やと思うんですけど、戦うためにはやっぱり難しいですよね。だから騙されてはいけないしでも騙してもいけないっていうことがいかに難しいかっていうことを今すごく感じてますね。
なんか奥底に持ってるナイフチラッて見せるみたいな、やっぱやっと関東みたいな感じで俺はどうしよう思っちゃう。そんなこと本当はしたくない。めっちゃ腰低いかっこいい人っていうのも見たこともあるし、俺はそのてらだと一緒にいるのもそういう部分もあるんで。てらだはやっぱ嘘つかんから絶対。
そこがめっちゃいいとこだと思ったよね、本当に。だから信頼して任せれてるし一緒になんかやれるんだけど、でも俺はそういうことしちゃうこともめっちゃあるしっていうのはちょっと今話しながら思うな。
なるほどな。
本当に。
いやー、そうなってくるとさ、本当その騙さ側が言う世の中がそうなんだからっていうことがどんどん正しくなっていっちゃうよね。
そう、それには本当反抗したいんやけど、騙されたんだったらそいつのことやってもいいみたいな、すげえ冷達なところが多分僕にはある。先に殴ったんだったら僕、後々殴ってもいいよなって思ってるとこがあるとか。
あの人として扱ってこーへんかったんやからお前のこともっと扱わんからなっていう。
なるほどね。お前と同じ土台で戦わせてもらうでっていう。
そうそうそう。もちろん俺は抵抗するで。
ここでちょっと古めのネット見。
そうそうっていう部分があって、なんかそれって多分俺の中にあるヤンキー的な部分っていうとか、なんか多分そのチャチープライドでもあんねんな。
いやなんかでもね、僕それはめっちゃ大事やと思ってて、なんか僕今回騙されて、僕個人の人生やったら全然僕が転げ落ちようと多分いいんですけど、もう今家族がいるし、まあもちろん例えば友達とかねチームというものをやったりしたときに、かまさずに負けていく人間って足でまといでしかないから、なんかそれが結局誰かにも迷惑かけることになるんやっていうのをすごく僕は思ってて。
僕が今回話した個人情報っていうのが、まあもしかしたら僕のパートナーに迷惑かかる可能性もあるわけやから、だからもう一人の人生じゃない、いいんすよね。だからそういった意味ではチーム、友達とか家族とかそういったものを守るときに、それができない人間っていうのはやっぱりちょっとどっかで直さないのだって思っちゃうとこは。
俺が見てみたらずっと腰の低いかっこいい大人みたいな、なんかそういうに毅然と対応するかっこよさみたいな。だからペンに下に行くことなく強さをガシッと出すみたいな。それって別に俺はそのナイフとかで刺そうとしてるけど、そうじゃないみたいな。暴力振ろうとしてないけど、ガンとこうなんなんですかそれはっていう感じで、ちゃんと戦えるみたいなやり方が多分あって。
そこに行きたいですよね、やっぱり。
そういう人見てきたから。
そうね、いやー。
そうなりたいなと思う。
確かに、なんかもうどっそりと誠実で戦えるものがね、欲しいですね。
今年は誠実が流行る。
あ、誠実が流行になるの。
うん。今流行ってるらしい誠実。
今流行ってるらしい誠実。
ああそうなんですか。いや、流行りに越したことないですよ誠実は。
誠実が流行る。今の若い子とかも誠実っていう子が一番モテるよねみたいな感じになってるらしい。
ああいいじゃないですか。いい時代が来てるじゃないですか。
いい時代にしていこうと思ってる。誠実が今年は流行る。
ちょっと流行予想がね、出ましたんで、ぜひ皆さん誠実を流行らせていきましょう。
それでいきましょう、ほんとにね。
はい。
ということで、今回も聞いていただきましてありがとうございました。
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それでは皆様、ごきげんよう。