1. 心の砂地#
  2. 第54回『塩もみしてください』

てらださんは料理をめっちゃしています。今回は自分以外の人も食べる料理を2年間作り続けて思うこと、ということから話はスタートいたします。

「塩もみしてください」、「焦げ目がつくまで焼いてください。」、『本能』、《ていうか、てらだは食が細い(自称)のか》「料理を作らなくても幸せになれるこの時代に、 私は料理をしたいのです。」、『神のカルマ』、その脳裏を横切る過去の記憶、ケンタロウのレシピ本から全てが始まった、てらだは果たして、人類の砦たりうるのか、そして潜むリトル山岡、【あなたが料理をする理由】行き着く先は……?


ごま油もオリーブオイルもないこの部屋(at両国)から、世界に向けてお届けします。


第54回の⁠⁠⁠用語集、詳しい解説、補足のnoteは⁠⁠⁠こちら!⁠⁠⁠

https://note.com/lnt91/n/nb7de7e9a4283


《#kokosuna掲示板》 「三十日間の新聞」 ⁠⁠⁠https://note.com/lnt91/n/nc592a8854262⁠⁠⁠ 『心の砂地#』も参加しました! (2023年10月26日収録) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 番組アカウント:https://twitter.com/kokosuna 感想など、投稿していただける場合のハッシュタグは#kokosuna でお願いします! ここすなリンク集→ https://lit.link/kokosuna 番組感想、お便りは kokoronosuna@gmail.com  ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠もしくはこちらのフォームまで!⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ 2023 artwork:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠セキヤ@sekiyanabemotsu⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

2023 spring op theme:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠@k5_y4⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

00:00
2年間、毎日ほぼ料理を作り続けてきたんですけど。
へぇー、毎日?
ま、ほぼほぼ毎日ですね。
いや、すごいよなぁ。
昼も自分の作ったお弁当持って行って、夜も作って、
ま、ほぼほぼ自分の作ってる料理を食べ続けてるんですけど。
いや、すごいよなぁ。
ただ、こう2年作ってきて、ちょっと一番伝えたいことがあるんですけど。
いきなり、スローガンみたいな。
塩もみをしていただきたいですね、皆さんにはやっぱり。
どゆことですか。
塩もみをね。
生の野菜、例えば人参とか特にそうなんですけど、
熱を加えるとビタミンが壊れちゃうんですよ。
はいはいはい、言いますよね。
そういう調理の過程で、
割と野菜とかは栄養が抜けちゃうみたいな話あるよね。
そうそう、ま、熱によって強くなる栄養もあるんですけど、
人参は基本的に生で食べた方がいいとされている。
ただ、ま、やっぱ生の人参食べるのって結構こう、体力いるというか。
ま、一番ちょっとこう生っぽいのが嫌な野菜かなぁ、人参って。
なんかその、よくあるのがさ、カレーを作りますみたいな。
料理下手な人とかでも作れるから、とりあえず。
で、あるあるの描写として、
ジャガイモの皮剥きっていう問題と、
人参が生っぽくないかどうかっていうのが大体あるよね。
あー。
あるあるで。
そうね、こう火をちゃんと通せてなくてみたいなね。
そうそうそうそう。
そう、なんかそういうね、やっぱりこう火を通すと出てくる問題っていうのが、
やっぱ塩揉みね。まずこう人参をこう千切りとかにして、
塩をかけて、3分放置して、揉みまくるんです。
揉みまくると、
揉む?言うてもさ。
大変?
人参固いで?
いや、それがですね、塩をかけることによって揉めるんですよね、これ。
へー。
で、こう揉んで、ま、オリーブオイルとかさ、ごま油とかそういう油とか、
なんかこう、ま、好みのね、調味料とか。
塩味はついてるんで、下味はついてる状態にすると、
こう生の人参をたくさん食べれる。
それはもう、本来炒めるよっていうところを飛ばして、
うん。
生で使えるってこと?
そう、もうそのまま食べれますから。
へー。
それはもう全然やったことないなぁ。
やったことないでしょ。
これね、こう最近気づいて、
生の人参食べ放題やんっていうことに気づいたんで、
僕は一番今、皆さんに伝えたいですね。
塩呑みを?
はい。
ま、時点で、こう、肉を焦げ目つけるまで焼いた方がいいっていうところですね。
おー。
あ、確かに焦げ目がつくまでっていうのがポイントなのか。
そうそう。
03:00
あんまり僕も料理せえへんから、あれなんやけど。
こう、火通ったなって思ったら、やっぱやめちゃいがちなんですよ。
僕もね、こう、火通しすぎたら結構固くなるなっていうイメージもあるし、
焦げってこう、ネガティブなイメージあるじゃないですか。
そうね。
それこそ、古くは肉の焦げたとこ食べるとガンになりやすいみたいな。
そう、そういうなんかマユスバンな情報が。
ほんまなんかやみたいな、あれどっから来とんやろうなぁ。
いや、ただこれがですね、やっぱ焦げ目つけた肉の方が圧倒的にうまいっていうことにようやく気づいたんですよね。
ほんとですか。
し、やっぱ焦げって香りなので、
例えばこう、野菜煮るときとかも。
腹立つなぁ、それ焦げって香りなんでって。
二度と言わんといてくれ。
そんなに?
いや、あの、野菜、例えばポトフ作るときとかも、もう焦げ目しっかりつけて煮るかどうかも、これでもう段違いなんですよ。
うーん。
え、ポトフってさ、そんな、ちょっと待って、俺ポトフ自体がよくあんま分かってないから今。
なんか、肉じゃがみたいな感じのウィンダーが刺さってるなぁみたいなイメージなんやけど。
まあそれで認識はほぼほぼあってますけど、まあポトフは。
で、その焼くとこあるっけ?もう煮るもんやと思ってた。
そう、いや普段は煮るだけなんですけど、煮るだけでポトフと呼んで問題ないんですけど。
うん。
煮る前に、すべての野菜およびソーセージとかベーコンとかに焦げ目をつけるだけで、全く別世界。
うーん。
うん。
言うていい?
はい。
めんどくさい。
いやいやいやいや、まあまあ、その時短のね、時短をおぼきとくんだったら、まあこう、避けていただいてもいいですけど、やっぱポトフってね、大量に作るからさ、飽きが来るじゃないですか。
そうだね、まあまあ確かに煮物気はな。
3日付き合うアイディアと思ったら、やっぱそれぐらいの手間をかけた方が、
なるほどね。
うん、おいしいかなっていうふうにはまあ思う。
まあこのあたりちょっとね、最初気づかなかったんで今、できるだけ伝えることによってこう、知識をね、拡散していきたい。
あのまあ、時短であり僕もめんどくさいんで、ちょっとなかなかできないっていうか、
うん。
あれですけど、まあそのオプションとしてね、持っとくと、そういうことが豊かさだもんね、やっぱり。
まあまあそうなんですよね。
うん。
だからそういうところでこう、まあ最初からやらなくてもいいですよ、めんどくさかったら。
うん。
ただ、こう余裕が出てきたら、こうオプションとして付けることによってこう徐々にね。
うーん。
あとはまあ、単純にその焼き場というかコンロとかが本当にそのワンディスクだけで暮らしてる方っていうのも結構いるわけですよ、現代ね。
はいはい。
そんな2ディスク3ディスク使えるとこないからさ。
あまりディスクって呼ばないですけど。
06:00
うーん。
はい、まあまあまあ確かにね。
だからワンディスクだとやっぱりその、逆に煮物ってありがたいのよ。
そこにずっと入れていったらもう終わっていくから。
うーん、でも確かにそれはそうで。
2個作れないんですよね、ワンディスクだとね。
こう味噌汁作るって、炒め物作って、同時に温めることができないっていう。
そうなんですよ。
まあただね、僕これだけこう料理をさ、作ってきて、なんかこの料理を作らなくても生きていける時代じゃないですか、でも今って。
そうね。
必要なものが多すぎるんですよ料理って、始めるにあたって。
だからもうそれを全部ゼロにしちゃって、作らない。
まあなおかつ今ってそれでもちゃんと栄養が取れるような食事がいっぱいあるし、効率よく買い物とかすれば、まあ冷凍食品とかね、あとまあ外食とかもあるし。
うーん。
そういうのを駆使すれば、なんか別にそんなに多分お金もかからなくなってきてる。
そうそう、意外と経済的にいけたりするしね。
だから今本当に料理作らなくていい時代なんですよね。
うん、かなり、それこそ5年前10年前に比べたらだいぶまたこれは実は変わってんじゃないかみたいな話かもしれないよね。
うーん、まあ特にコロナ禍とかの影響もあったからね、さっきのウーバーイースとかもそうだけど。
うんうん、確かに確かに。
なんかこの時代に僕なんでこんな料理作り続けてるんだろうなっていうことを。
おー、確かにね。
この前ふと考えて、考えた時に空っぽやなーと思って、答えが。
今はカメラが引いてその寺田を引いたところから映すショットになったね、今。
すごい俯瞰ショットになったと思うんですけど、自分を見つめ返したら別に何の哲学とか何の意思もなくただ料理を作り続けてるなってことに気づいてしまって。
まあこの辺なんかな、自分の人生の中でっていうものをちょっと考えてみてそういうことを話したりとか、やっぱ料理に対する距離感って人それぞれやっぱ違う、違っていい部分でもあるので、ちょっとそのあたりもシャークさんと意見交換しながら喋っていけたらなっていうことを思いまして。
はい。
今回はそういう回でございます。
この番組ココロのすなじは様々な文化や日常の気づきをヒントに考え続けることで言葉の記憶装置を目指す教養バラエティ番組です。
私寺田です。
シャークくんです。よろしくお願いします。
ということで本日も始まります。ココロのすなじ。
君のこと好きだって気づいてた
だけど僕は怖くて言えなかったんだ
09:02
春の青さと夏の輝き
君と二人ずっと歩きたいだけ
動機みたいなものがね全然ない空っぽな状態っていう感覚なんですけど
まああえて言うとこういう言葉あんま使いたくないけど
本能みたいなところ
義務感とか
本能ね
まああと欲求とかなんかそういう部分なんかなっていうふうに思ってて
まあまあ食欲っていう言葉があるぐらいですからね
なんか僕は多分とにかく美味しいものが食べたいし
もう極端に言っちゃうと美味しいもの以外あんま食べたくないって思ってるなって
はいはいはい
思っていてまあ当然みんなもそのまずいものわざわざ食べたくはないと思うんだけど
それがこう結構人によって強さがあるなと思ってて
強さが違うなと思っていて
僕は結構自分の作ったものにせよ外食にせよあんまり美味しくないなっていうもの
そんな美味しくなかったら微妙だったなって思ったものを食べてしまった時に
一食分を無駄にしてしまったなっていうふうに思うんですよね
なるほど
1日朝昼晩と食べれる枠が3つあるわけなんですけど
僕は食が細いっていうのもあるんですけど
そのうちの1個の枠を無駄打ちしてしまったなみたいな感覚になるんですけど
これってみんなもあるんかなと思って
ニヤリーなことはあるんだけど
外したなみたいなとか
ここじゃなかったなとか
こっちだったなみたいな
きっと僕もあるよ
店入ってとかって
でも多分そこってどっちかというと
お金を使ったこととかについて
どっちかというとコストパフォーマンス的なものの
微妙さみたいなものを感じてるっていう方が強いんかなと思うかな
今ちょっと聞いて思ったの
そういうことか値段とかも入ってくるもんね
あの値段にしてはそんな美味しくなかったなとか
っていう感じがあるかもな
確かにね
値段っていうのは僕の中ではあんま気にしてなかったですね
的確なものを収めたいみたいな意識があって
今日の夜は例えば外食にしてみようっていう時とかに
何が食べたいかわからなくなって
結局なんか2時間ぐらい外歩いて
帰ってきて家でご飯食べるみたいなことやっちゃう時あるんですよね
12:02
そう聞くとちょっと怖いかな
もちろん人といる時は絶対しないんですよこういうことは
ただ自分で決めていいよってなったら
正直そういうことをしてしまう時があるっていうのがあって
ないことないけどな
ちょっといいもん食べたいけどせっかく外食するし
どうしよっかなみたいな感じで
ふらふら歩いちゃうみたいなことはやっぱあるよ
そういう時間あるよね
全然ある
そう言われてみたら結局選ばず家帰ってきてみたいなのも
全然あるはあるかな
なるほどね
ただそこは最新ビデオの棚の前で何も借りれないみたいな話でこれは
神のカルマね
選べないっていうだけなんかなとかいう
いやーそうだなだからそこが
なんかこう
多分プレッシャーみたいなものも自分の中で結構感じていてここで外せないみたいなさ
レベルになってきちゃってるなっていう意識もあって
そこがちょっとあれなんかもな
例えばこう映画とか音楽とか
漫画とかもそうやねんけどそういうものでそんなに面白くなかったなってものを見たときに
微妙やったなーと思って無駄にしたなって思うことはないんですよね
やっぱ微妙なもん見れたことの嬉しさみたいな逆にあるからね
そうそうそう
これはこれで良かったなーみたいなのがあんねんけど
微妙やったなっていうことをね噛み締めれるっていうことのやっぱ経験値が大事なとこもあるからな
エンタメコンテンツも
そうそうだからそこも含めて自分のこう血肉にしていく感覚があるけど
食べ物に関してはそれがないなーっていう風に思ってて
なんで例えば日高屋の微妙な油そばとか食べても
なぜこれが微妙なのかってことはそんなに経験値になれへんってことやな
いやそうですよまさにそれを言おうとしたんですけど
よく一番言われるのは富士そば
僕ちょっとそばアレルギーなんで食べれないんですけど
なんか富士そばの普通さというか微妙さおいしくなさみたいなのがちょうどいいみたいなのが
結構SNSで取り出された時とかあったじゃないですか
なるほどね
確かにゆで太郎っていうそばのチェーンがあるんやけど
なんかね不思議なんよねゆで太郎のそばって
やわめっていうか関西の人が関東に来た時のこっちのやっぱそばのおいしさって結構あるのよ
あそうなんや
全然違うからタイプがおいしいのやっぱりね
でそのチェーンである富士そばであるゆで太郎
僕は特にゆで太郎なんやけど
なんかこの何とも言えん感じハマってまうなみたいな
15:02
それを気づいたらまた言っちゃうみたいなことはあるね
なるほどね
ちょっといろいろ話したんですけど
さっき言った微妙なもん食べたくないとにかくおいしいものが食べたいっていう欲求っていうのが強いなっていうのを考えた時に
食べるっていう行為の価値が非常に高いかなっていう風に思ってて
食べるっていう行為ってめちゃめちゃ最高やなっていう風に多分思ってて
友達とかとこの前食べに行った時とかにめちゃくちゃ料理がおいしかったんですよそこの
玉ねぎのフリットがめちゃくちゃおいしくて
これめちゃくちゃおいしくないみたいな話をしたんやけど
みんなそうやなおいしいなって終わってしまって会話が
ちょっともうちょっと話そうやみたいになったんやけど
みんなそんなもんかっていう
なんかちょっとそこで温度差を感じて
確かにね
僕も最近あんまりね行ってないけど寺田とご飯行く時に
そういう感じの寺田の圧を感じたことは何度もあるね
邪魔ないっすかみたいな
いやそうなんやな
完全にそのライブとか行った時の興奮の顔をしてんのよ
フェスとか例えば友達と行って
何やろうな例えば井上陽水見に行ったとして
フジロックに井上陽水が来るぞみたいなんで
いきなりさ少年時代のイントロ始まったらわーってなるやん
そらねもう往年の名曲ですからね
でチラッと寺田を見たらわーってなるやん
なるなるするやん
その時の顔をしてるね
これめっちゃうまないっすかみたいな時
あーでも同じ感覚やと思うな
ライブとかで名曲聴いてる時と同じテンションやと思うな正直
でも俺にその少年時代のイントロ聞こえてないからさ
そうか
うまいうまいなーっていう
そうねいや僕は少年時代聞こえてない人の顔もいっぱい見てきてるから
さすがに自覚はあるんだけど
ただ僕の中で幼少期のことを思い出した時に
結構明確に食べるってすげえって思った記憶がはっきりこれは覚えてるのがあって
昔結構ね小学校1年生とか2年生の時ぐらいに
公園に行ってひたすら木の実を集めるっていう遊びをよくやってたんですよ
友達とまあ時には家族とやってたんですけど
18:01
木の実ねあんまりねわからへんかな
カラフルじゃないですか木の実って結構
だからまあそれをただただ集めてみんなで眺めて綺麗だねっていうだけの遊びなんですけど
それをこうある日もやってた時にその時兄がいて
兄がその集めた木の実の一つを急に食べ始めたんですよ
食べたらあかんやろ木の実これ食べれへんやろって言ったら
秋組っていう食用の木の実やからこれ食べれんねんって言われて
えそうなんって言って僕もそれ食べたらサクランボみたいな味がして
え食べれるんや木の実ってなって
その時にこれまで木の実集めっていうそのいろんな木の実を集めるっていうx軸で
その軸だけで戦ってたのがなんか急にこう食べれるか食べれないかっていう
なんかY軸みたいなのが出てきて
そっから結構その山桃とか山坊主とかそういう食べれる木の実を集めるっていうことに価値が生まれ始めて
山坊主とかね結構東京だったらなんかなぜか街路樹とかでも植えられてるんですけど
まあさすがに街路樹のやつは排気ガスとか被ってるから食べんほうがいいと思うんですけど
食べれるのすごいなっていうか
自分で食べれるものをこう見つけ出して食べるっていう行為ってめっちゃおもろいなっていう風に
そっから図書室とか行ったりしても果物とか野菜とかそういう植物食べれる植物の本をいっぱい読むようになって
僕が一番お気に入りだった本があるんですけど
山と警告者っていうアウトドア系の雑誌とかを出してる会社がありまして
そこが2000年代中盤ぐらいに産経ポケットガイドっていうシリーズを出してるんですよね
産経ポケットガイドっていうのが文庫本ぐらいの大きさなんですけど
例えば淡水魚とか犬猫とか薬草とかそういう自然物の図鑑小っちゃい図鑑みたいなのをいっぱい出してるシリーズ
これの野菜とか果物とか乗ってる産経ポケットガイドをずっと読んでて
そこに全然見たことない果物とかいっぱい乗ってるわけなんですよね
食べたことないやつマンゴスチンとか南国の果物がいっぱい乗ってて
そんな全然食べる機会ないけどいつか食べてみたいなと思ってて
それでスーパーとか行くとさすがに本物の果物は置いてないけど缶詰とかで置いてたりするんですよね
結構輸入されて今は結構技術が発達してるから
増えてきたけどね
生でマンゴスチンとか売ってるの見たことあるけどその当時は缶詰しかなかったから
缶詰であるやんってなって友達とかと一緒に食べたりとかして遊んだりしてて
僕の中で結構食べるっていう行為がエンタメなんですよね根源的に
21:03
なるほどね
だから美味しいもの食べたいっていうのもあるけど食べるってめっちゃおもろいこと
その中でしかも美味しいものと出会えたらもうさらに最高みたいな
そういう感じの価値観を生み出すような経験をいっぱいしてきてたなっていう
なるほどなー
例えばそういうノイチゴとか食べたりとかあとは花の蜜吸ったりとかね
ありますね
ああいうのとかはあったけど僕もすごい田舎の自信だから自然にまみれて暮らしてたけど
あんまりやってなかったかなそういう感じのことは
なるほどね筒地の蜜を吸うっていうのとかは結構定番でありましたけどね
そうそうそこが遊びの一つっていう寺田の捉え方
でもそれが友達と共有したみたいな感じは僕はやってないけど
まあそうね自然に囲まれて育った人の中ではあったのかもしれないな
結構ある風景かもしれないよね
そういう結構サバイバル感というかこれでとりあえずちょっと食料は確保できたみたいな感覚というか
それもまた楽しかったんですよね木の実とか集めるという行為の中で
ちびっこどもがよく秘密基地作りみたいなね誰しもが田舎はやるんですけど
まあそういう中の一つやんな
そうやな
だから寺田は前ね昆虫食の話っていうのをしてくれてて
虫を食べるんですけど寺田さんは
そのアリが食べたらなんかチョコの味するみたいなもその中の範疇に入ってるってことだよね
クモねクモを食べたらチョコレートの味がする
寺田はなんか偽算でちょっと味がしたみたいな感じかな
酸味だけするんですけど
まあそうですね今ちょっと本当はその昆虫食の方も持続きであるんですけど
ちょっとそのあたりは言うことがぶれるんで今省いたんですけどでも本当にそういうことで
そこが全部一緒なんですよね
食べるっていう行為が円溜めというかおもろいものっていう
感覚が多分結構強いなっていうことを思い出して
そっから結構その図書室とか行く中で料理の本とかも読むようになってきて
それで図書室にある世界の食べ物大百科みたいな本とか読んだりとか
あと家帰ってですね
自分は全然料理せえへんけど
家にあるレシピ本とかを読んだりして
24:01
美味しそうやなーみたいなことをただ見るだけっていうこととかをやってて
そっから結構言ったら自然物さっき言った木の実とかフルーツとかから
なんか料理美味しそうやなっていう方にシフトしていったんですけど
見たことないかなその辺も
家にあるレシピ本みたいなのとか見たりしなかったですか
なんかまああったしちらっとなんかこういうの食べたいとかで
なんかやったような記憶はあるけど
そういう能動的に読んだりとかそういう味に思いを発したりってことはなかったかな
なるほどね
覚えてんのは
当時アニメがまだゴールデンタイムでやってたのかな
中華一番っていうアニメがあったのよ料理のね
料理で戦っていく
料理バトル系のアニメが
そうそうそうがあって
鶏肉丸々一匹の中にご飯詰めて炊いてみたいなやつあるじゃん料理
そのもち米詰めるやつかな鶏肉の中に
そうそうで開いたらその鶏の中にご飯があるみたいな
それがすげー美味そうで
それとかを作ってくれとかいうアニメの影響
これが人によっては例えばミスター味っ子かもしれへんし
焼き立てジャパンかもしれへんし
手綱目のジャンかもしれへんし
そうそうそう分かれへんけど
そういうのでこれやってとか
あーなるほどね
でもそれも覚えてるのはそれ1回ぐらいちゃうかな
あーなるほど
僕なんかそのコンテンツじゃなくて
現実のレシピ本を見てたので
ケンタロウっていう料理家知ってますかね料理研究家
わからんなー
わからないですかねカタカナでケンタロウっていう
2000年代ぐらいに結構いろいろレシピ本を出していて
言ったらですね男の子ご飯的なものの走りの人なんですよ多分
男の子ご飯っていうのは
男の子が食べる満足できるご飯みたいな
表現としてはどうなんだっていうところはあるけど
そういう言葉の流行りの多分走りの人で
えーそうなんだ
そんなガッツリ揚げ物とかジャンキーな物っていうよりは
お味噌汁とかそういう家庭的な料理やなやけど
しっかり食べ応えありますよっていうレシピ本をいっぱい出してて
その人の料理本を僕は結構見てたんですけど小っちゃい頃に
すごいなー
作ることはなかったんですけど
ただやっぱ一人暮らしして初めて作った料理は
けんたろうのキムチチャーハンを初めて作ったのははっきり覚えてる
えーでもそんぐらいなんかも刻み込まれてるんや
やってないのに
ちゃんとレシピ本まで自家から持って行って
もうこれ作ったるぞという
27:01
ついに自分の手でこのキムチチャーハンを作ってやるっていう
なるほど
それ実家ではさやらしてくれへんかった?
実家でなんかねやろうと言わなかったですねそもそも僕は
そこがまたおもろいよなー
僕実家では一切料理をしてないんですよね
しそんなにそのレシピ本読んでさ
食いてえなーみたいな気持ちがあるのに別にやりはせんっていう
そのおもろいよなー
例えばさバンドに憧れたらギターをやっぱさ
秘剣なりにやっぱ手にしたりするわけやった
まずは
なんかそこが料理はいかんっていうのはちょっとおもろいよね
そこに何の線があったんだろうね
野球やらへんけど野球の観戦めっちゃ好きな人とか
どうかなんかな
そうか
そうか
近いとこで言うとね
確かに全然料理をさ家でしてなかったから
母親が作ってくれる料理とかに対して
例えば母親が味付け変えたりとか作り方変えたりしたら
あれなんか変わった
なんかこの調味料足したみたいなことを
真っ先に言うっていう
結構嫌なタイプ
嫌やなー
二度と言わんといてほしいなこれも
ネガティブなニュアンスではないんですけど
なんか普通にね
リトル山岡さんみたいな感じなんや
10代にしてリトル山岡やってたんや
しかもさおいしん坊とか呼んでないやろ寺だって
呼んでないっすねおいしん坊は
やばいよそれマジで
どこから生まれたんその山岡
なんかこれ牛丼にワインみたいな味する
赤ワインちょっと入れてみてみたいな
ちょっとね隠し味でおしゃれだねあるもんね
そういったことを結構言うタイプの子供で
その一方で僕兄がいるんですけど
兄は好き嫌いはあるけど
基本的にその母親の作る料理は
なんでもかんでもおいしいおいしいっていうタイプだったんですね
僕結構その人に料理作るようになってから
何食べてもおいしいおいしいって言ってくれる人って
なんてありがたいんだというか
僕は今多分その欲求以外の部分で言うと
やっぱこの家事として料理をやってる部分が強くて
生活を回すっていう意味でね
料理をしてる部分が強いんですけど
そうなってくるとやっぱこう
仕事終わりとかしんどい時が山ほどあるんですけど
そういう中でやっぱおいしいって言ってくれるから
モチベーションがなんとか保たれてる部分があるなってことに
この2年で気づいて
そう考えたら
僕はなんていうことをしてしまっていたんだっていうことに
リトル山岡やってたときの
リトル山岡自体がすごく恥ずかしくなって
ちょうど1ヶ月前ぐらいに母親に会ったんですよ
30:00
母親に会った時に
なんか僕小さい頃に
料理おいしいってそんな言わんかったし
おいしいとは思ってたけどちゃんと言葉にしてなかったし
そのくせに味変わったみたいなことばっか言ってて
申し訳なかったなっていう話をしたのよ
ありがとうっていうことと
ごめんっていう話を母親にしたら
母親が
いやでもどっちも必要やったっていう風に言われて
兄貴はおいしいおいしいって言ってひたすら食うてるし
それはそれで料理を作る
子育てして
働きながら料理作ってるから
その中で本当にモチベーションとしては
兄みたいに言ってくれるのはめっちゃよかったけど
ただ大人になったときに
例えば僕実家帰ったりしたら母親と一緒に料理作ったりとか
レシピシェアしあったりとかしてるんですけど
そういうことができる人になったのは
めちゃめちゃよかったと思うっていう風に言われて
だから結構料理作る人と
おいしいって食べてくれる人って
どっちも必要なもんなんやなっていうことに結構気づいて
兄は逆に料理今全然しなくて
するとしても結構ちょっとびっくりするような料理を
作るタイプで
本に赤いタコさんウィンナーとか入ってたりするんですけど
怖いわ
でもそれをやっぱおいしいと思っていて兄は
それぞれはおいしいからさ
おいしいとは思うんですけどね僕も
ただ兄と話してて思ったのは
何でもおいしい人って例えば味見をしたときに
それおいしいから
例えばなんかちょっと塩味がきつすぎるなとか
ちょっと何の味が足りてないなみたいなのがわからへん
っていうことを言ってて
なぜならおいしいので
こっから何をすればいいかっていう料理の指針がないみたいなんですよ
なるほどと思って
これ多分あらゆる創作にもよることなんですけど
もっとこうしたいなっていう欲求がある人の方がものを作るんかなっていう
確かにね
まあそういう合成的な実験的なって
あんまり料理に言うのはふさわしくないかなとは思うけど
なんかそういう楽しさみたいなのは多分あるだろうし
っていうところはあるんだよね
これとこれをこう組み合わせたらこうかな
いやこっちかみたいな
その結果がまたある程度方程式はあれど
それからやっていけばその方程式がいろいろね
さらに応用できるっていう面白さもあるし
そうでもすぐなくなっちゃうみたいなね
感じがまた良かったりみたいな
これ人にとってはすごくやりがいのあるね
もんなんだろうなと思ったりもするかな
そうそうだからそういう試行錯誤だったりとか
33:02
なんかビジョンが立ってる状態の方が
絵描くとかさ音楽作るとかも
もちろん既存のものものすごくいいけど
なんかもっとこういうもの欲しいな
でもこの世にはないな
じゃあ作ろうっていうのと
店のものも当然美味しいけど
ちょっと自分が美味しいって思うものを
作りたいなっていうところとかでも
結構地続きやなっていうことを気づいて
だからなんか僕がこう料理を
作り続けてることは空っぽではあんねんけど
そんなことないんじゃない?
なんか欲求っていうものに従うっていうことは
結構大切なことなんかもなっていうことには
徐々に最近気づいてきた
ようやく自分が料理作ってる理由みたいなものが
うっすら見え始めてきたなっていう
うーん
なんでやってるかわからんし
もしかしたら必要に応じて
手だけやってることみたいなんで
続けていったらポンとね
答えじゃないけどなんかが見えてくるみたいなことは
やっぱあるからね
特にそういう生理的な欲求であり
必要なことやからさ
食べることっていうのは
でもそれで言うとね
欲求というか料理作る理由として
僕の祖母ね
母方のおばあちゃんは
僕の実家が近かったこともあって
結構料理をたくさん作ってくれたんですよ
夕食とか
よく行ってたよな
ばあちゃん家に行ったら
ばあちゃん家に毎日学校から帰ってたし
っていうのもあって
おばあちゃんの料理本当にたくさん食べてきたんですけど
おばあちゃんめちゃくちゃ料理嫌いやったらしいんですよ
っていうのを母親から聞かされて
その時に
1ヶ月前あった時にね
ただ孫たちが食べるからっていう理由だけで
ご飯作ってたらしくて
今僕たち兄弟が実家出て行ってから
料理ほとんどしてないらしくて
そういうもんか
そんな理由であんなおいしい料理作れんの?と思って
僕は好きでやってるけど
そうじゃない人があんな料理作れるんやと思って
すごいって思うと同時に
何やろうな
作らせてしまってたんかなみたいな
まあね生きるためのね
あれではあるけど
嫌いなことをさせ続けちゃってたんやな
みたいな感じの感情もあるし
まあまあね
ちょっと考えとかあるよな
うちのおかんもさ
ご飯とか食べに行くんやけど
ほんまに好き嫌い多いのよ
うちの家族
親父はちょっと行かれてるがあれやけど
みんな好き嫌いないのよ
ほんとに
ちょっと苦手とかはあれど
ほぼ何もない
いぬじとかね
36:00
ないんやけど
それって結構
いろいろおかんが割と努力した結果で
割とちっちゃい頃
これ苦手かもみたいなやつも
いろんなやり方で食べさせたり
やってたのね
でも
今もみんな30代とかだから
なると
これあんま好きじゃないねんみたいな
めっちゃ言うねんか
なんでかって聞いたら
子供育てる時は
自分が嫌っていうので
選択肢を狭めたらあかんと思ってて
食べるようにしてたし
今自分も食べてたと
でももうええねんみたいな
食べたいもんだけ食べんねんみたいな
感じにシフトしたって言ってて
すごいね
親から個人に戻ったっていう
そうそう
また戻った時に
言ってて
そんなあれやったんや
こんなに好き嫌い多い人やったんやみたいな
全然
なるほどなあ
そっか
そう考えると
僕がほんまに今
作ってるこの料理的な
料理に対する価値観とかって
スタート地点もスタート地点というか
いやいや
まあ
食べる人とか増えてきて
例えば子供とかが仮にできたとして
子供がめっちゃ好きなもんが
僕のめっちゃ苦手なもんとかやったりしたら
わーってこう
頑張らないとって思ったりするんかな
そうね
まあまあでも
逆にさ
誰かのためにっていうことだったら
頑張れるってことはさ
結構あんじゃん
料理じゃなくても
仕事でもいろんなことでもあるじゃん
これは自分としてはやりたくないかもしんないけど
誰かのために必要になったら
ちょっと頑張れるかなみたいなこともあるからさ
そう考えたらみたいなとこあるけどね
そうやなあ
今なんかいろんな話をしてみて
結構その
さっきおいしいって言ってくれてる人が
おるから続けられるみたいなところがやっぱ
徐々にそういう方にも
傾いてくるんやろうなっていう
そうね
思ったなあ
はい
まあね
それこそ生活に入ってるからさ
あんまりそういうことって
伝えられなくなってきたりすると思うのね
これおいしいねとか
そうやなあちょっとまあ
特に子供からしたらちょっと気恥ずかしい
年齢とかもあるし
そうそうそうとか
その頑固親父みたいな感じ
もうまずどう喋ったらいいかもわからへんから
そういうことも言われへんみたいなさ
まあ
ことも多分さ
わからん俺たちの40代50代
そういう時が来るんかもしれない
でもねやっぱね
はっと思い出せるようにね
したいかなあ
そうやなあ
おいしいねって
こういう言葉がスルッと出てこれる
のど元にしとかなきゃ
うんなんか
そうそうそう
サラダ記念日みたいなね
感じですわ
はいというわけで
心の砂地は引き続きお便りをお待ちしております
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39:00
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ということで今回も聞いていただきまして
ありがとうございました
ありがとうございました
それでは皆様ごきげんよう
39:32

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