ポッドキャストの配信準備
こんにちは。.fmfmです。UIデザイナーのkiyoeshiが、日々の中でふむふむしたことを、等身大の言葉でお届けするポッドキャストです。
第2回目のテーマは、ポッドキャストの配信についてです。 前回、初めてポッドキャストの配信を無事行うことができました。
音声での発信っていうのは、今回が初めてのことで、まだまだわからないことも多いんですけど、
まず第一歩目を踏み出せたというところで、めっちゃ嬉しいなって思っています。 なので今回は配信に関してここまでにふむふむしたことについてお話ししていこうと思います。
まず、私は完全に形から入るタイプなので、マイクを買いました。 音の細かい調整を自分でやるっていうのは、詳しくないのでまだ難しいので、
オートで調整できる機能のついたマイクを買おうっていうところで色々調べて、 結局、SHUREのMV7PLUSっていうダイナミックマイクを購入しました。
性能はこのマイクしか使ったことがないので、良し悪しっていうのはわかんないんですけど、綺麗に撮れてるなーって気がするのと、
あとはマイクに音をミュートするボタンがついてるんですけど、それがネオにホワホワって光ってて、かっこいいです。
次に名前を決めました。 .ふむふむっていう名前にしたんですけど、
第1回目でもお話ししたことなんですけど、自分がその時々に考えたこと、ふむふむしたことを人間にもAIにも伝わるように言語化をして発信していこうっていう思いを込めて名前をつけました。
で、この.ふむふむっていう名前の最初は、ラジオってFMだよな、2回続けて言うと、FMFMで、
あーふむふむだな、ふむふむしたことを話したいし、いいなって思って、そんな感じで考えました。
で、次にカバー画像を作りました。 カバー画像の作り方は、画像の中にまずどんな情報を入れるかっていうところから考えました。
タイトルである.ふむふむと、あとは私、木上志のポッドキャストであるっていうところを伝える、ポッドキャスト by 木上志っていう情報を入れることにしました。
あとは足材をどうするかなんですけど、エピソードごとにビジュアル、足材を変えられるようにするのもいいかなって思ったので、
マストで入れ込む情報はフレームっぽく組んで、で、中央に足材が入るようなレイアウトにしてみました。
でも、足材を毎回毎回ゼロから作っていくってなると、そこに時間がかかっちゃって大変なので、ここはAIに手伝ってもらおうっていうことで、
MIT JANにっていう画像生成AIツールを使うことにしました。 これは、生成したい画像のイメージをプロンプトとして入力すると、そのイメージに沿った画像を生成できるっていうツールになります。
で、このポッドキャストのメインの画像で使っている、そのオレンジ色の音の波動をイメージした足材があるんですけど、これは自分で作ってます。
で、このメインで使っているこの画像を基準に、同じトーンになるようにMIT JANでビジュアルを生成していくっていうことをやろうって思いました。
音楽と音声の制作
で、今回このエピソードで使っている足材っていうのは、何かが飛んでるっていうイメージで作ったんですけど、
そこで使ったプロンプトは、ダークバックグラウンド、パルシングリングス、レイディエンディングって書いてあるんですけど、これを翻訳すると、暗い背景で脈動するリングで放射状っていう風に書いてて、
で、このワードを自分の作りたいイメージから、このワードに言語化するのって難しいなって思ったので、
まずMIT JANでは生成して公開された画像を一覧できるページがあるんですけど、その画像を生成したプロンプトも一緒にそこで参照ができるので、
それを組み合わせつつ、自分のオリジナルのプロンプトを作って、何度も生成を試していく中で気になるものをピックしていくっていう風に作っていきました。
で、その画像をダウンロードして、イラストレーターに持ってきて、色を調整したりとか、トリミングを行ったりして、既存のドットフムフムのトーンに合わせて完成という形で作っています。
次に音を作りました。この発話の後ろで流れているBGMです。この音の作り方はSNOっていう音楽生成AIを使って作っています。
これもMIT JANと同じように、作りたい音楽のムード、例えばロックとかジャズとかローファイとかJ-POPみたいなムードを入力して生成をすると、そのイメージに近い音楽を生成することができます。
BGMとして使いやすいインストの音楽も作れるし、ボーカルありの曲も作ることができて、自分のオリジナルの歌詞を書いて、それを一緒に生成すると歌ってくれるみたいなこともできます。
今流れているこの曲はアンビエントローファイシティポープっていうプロンプトで作ってて、こんな感じで結構かっこいいものがすぐに知識がなくても作れるので、楽しくて最近いろいろ作っています。
次は音声の収録の前に台本を作りました。
私はアドリブで話すのが本当に本当に苦手なので台本を作って、ある程度話すことを決めてから収録に挑むことにしました。
台本の作り方はまずテーマを決めて、そのテーマに沿って伝えたいことをメモに書き殴りました。
その荒い台本をクロードっていうチャットツール、チャットJPTみたいなツールでレビューしてもらって、もっとこうここはもうちょっと伝えやすくしようみたいなところを一緒に壁打ちしてもらいながら台本を完成させました。
次はついについに音声の収録です。
音声はSHUREのマイクのアプリケーションがあるので、それは使って録音をして、そのデータをAdobe AuditionっていうAdobeのツールを使って音声とBGMを合体させるっていう編集を行いました。
で、音声にどうしても悩みがあったんですけど、どうしてもリップノイズが入ってしまうっていうのと、あとはお家の近くに線路があって電車がよく通るのでガタンゴトンガタンゴトンっていう音が鳴ってしまったんですよね。
で、その電車は電車が来ないタイミングでなんとかこうバババババって撮って撮り直しっていうことをして解消できたんだけど、リップノイズに関してはどうしても鳴っちゃう限界がありそうだなって思ったので、
なるべくAdobe Auditionの機能でノイズをできるだけ抑えるエフェクトがあるので、それを使ってみています。
で、そうやって完成した素材たち、画像とか音声とかBGMとかっていうものをそのポッドキャストで配信できるサービスにアップロードをします。
AIツールの活用と学び
で、今回はSpotify for CreatorsっていうSpotifyが提供しているサービスで配信を行いました。
で、そのツールには文字起こし機能があるんですけど、その機能が現在は一部のユーザーしか使えない状態で、それがいつ使えるかっていうのはわかんない状態なので使えなかったです。
ちょっと音声だけになっちゃって残念なんですけど、使えるようになることを願いつつ今後も続けていこうと思います。
そんなところでここまでが1回目の配信で行ったことでした。
で、本当に思った以上に音声を配信するのって難しいんだなって思いました。
もちろん、例えばVoicyとかStand.fmとかっていう簡単に音が録れるツールアプリがあるっていうのはわかるんですけど、
もうちょっとこう、自分なりに音を組み合わせたりとか、あとはパソコンでやりやすい方がいいなって思ったのがあって、こういう形で配信を行うことにしました。
でもやっぱちょっと大変だった。
で、一番大変だったことは、どうしても完璧を求めてしまうっていうところがあったっていうところです。
一人で配信すると無限に時間が使えちゃうから、よくも悪くも何度もリテイクできてしまいますと。
で、このイントネーションおかしかったなとか、もっと滑舌よく話したいなみたいな気持ちが録音した音を聞いてるとこう出てきて、
で、撮り直しを繰り返していくうちに段々と声が枯れてきて、でまた翌日撮り直すかみたいな具合に、どんどん時間が経って完成するまでに結構時間がかかってしまいました。
で、やっぱこう質より量というか、100点を毎回出すっていうよりは75点ぐらいでコンスタントに配信する方が大事だと思うので、そこは本当に反省しています。
ごめんなさい。
で、やっていくうちに、やっぱ慣れていって話す方法とか、マイクの扱いとか、その音の編集の方法とかっていうところにも慣れていくかなって思うので、
自然と効率よく配信していけるようにはなると思うんですけど、それでも完璧に撮ることを目指しちゃうと時間が余計にかかっちゃうと思うので、
あえて失敗があったとしても、それを許容して出すっていうことを意識して続けていこうかなって思っています。
で、あとは、今回いくつかの生成AIのツールを活用して作ってるんですけど、
AIのツールを使えば簡単に何でも作れるよねって言われることが多いと思うんですけど、AIにはAIの難しさがあるぞって思いました。
もちろんゼロから作るよりは遥かに時間がかからないものもあるし、音楽なんか、私は音楽理論とか全くわからないから、ツールに頼らないと作れないので、
そのツールが簡単に使えるっていうことはすごくありがたいなって思っています。
ただ、その分野の一定の知識がないと、イメージしているものを適切に言語化することができないじゃないですか。
できないってことは、いいプロンプトが書けなくて、何度も何度も生成を繰り返していくっていうことになっちゃって、結局時間がかかってしまうっていうことがありました。
なので、ツールの使い方自体、鉛筆の握り方っていうか、楽器の使い方みたいな、手を動かす部分はAIがサポートしてくれるので簡単になってるけど、
自分の思い描くものを作るっていうためには、AIを指揮するための知識、マネジメントをするための知識がビジュアルアウトプットのクオリティを高めるためには必要なんじゃないかなって思いました。
実際にAIツールを使ってみるとすごく奥が深いので、簡単に何でも作れていいねとか、仕事がなくなっちゃうねみたいなことは、まだまだ言えないなって思いました。
というところで、今回のPodcastの初配信でふむふむしたことはここまでになります。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
また気になるトピックがありましたら、ぜひ聞きに来ていただけると嬉しいです。
ドットふむふむ清谷でした。また次回。