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どうもー。ホップ・ステップ・キタノドロップです。
今日は絵本の朗読イベント、声の文化祭に参加します。
絵本のタイトルは、じゃのめのおくりものです。
それでは聞いてください。
忍者の絵本 じゃのめのおくりもの
忍の里に冬がやってきた。 シンシンと凍えそうな寒さです。
そんな寒い中、忍のじゃのめは一人で悩んでいました。 どうしたのかなぁ。
オロチ、寂しそうだったなぁ。 冬でみんなと遊べないもんね。
蛇のオロチはじゃのめの相棒です。 じゃのめのオロチは昔からずっとずーっと一緒にいました。
オロチは蛇なので、冬がとっても苦手です。 他の相棒たちと違い、
オロチは冬の間、部屋の中で丸まっています。 そして、みんなが外で遊んでいるのを、
部屋の中から寂しそうに見ていました。 じゃのめは、そんなオロチの顔を見て、悲しくなりました。
やっぱり私、オロチに笑ってもらいたい。 そういうと、
じゃのめは、オロチが冬でも外に出られる方法を考えました。 それからじゃのめは、
仲間の忍者に相談したり、本を読んだり、 オロチのためにたくさん頑張りました。
そして、数日後。
これだ!これでオロチも、寒い冬でも動ける! そういうと、じゃのめは早速秘密道具を作り始めました。
何を作っているのかなぁ。 数日後。
今日は寸年の挨拶回り。 寒いけど頑張らなければ。
オロチは、寒さで震えながらも、じゃのめのもとへ行きます。 すると、
オロチ、おはよう。 アンネ、私からオロチに贈り物があるの。
贈り物ですか。 この額当てなんだけど、つけてみて。
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オロチは、じゃのめから額当てを受け取ると、 頭につけました。
すると、どうでしょう。 オロチの体がポカポカと暖かくなってきたのです。
こら、あったげ。 オロチが寒い冬でも外に出られるように、暖かくなるすごい回路を作ったの。
じゃのめが、私のために。 うん。
これで外でも、他の相棒たちとも遊べるし、 任務にも出られるよ。
オロチは、 じゃのめの贈り物をもらって、とっても嬉しく、温かい気持ちになりました。
じゃのめ、大切に済ます。ありがとう。
ふんふん、よかった。
じゃのめ、一つお願いがあります。
何? じゃのめと雪遊びしてみたいです。
私でいいの? じゃのめがいいです。大事な相棒ですから。
そっかぁ、嬉しいなぁ。 私、オロチと雪遊びしたかったんだよね。
そう言って、二人は笑い合うと、 白くキラキラした雪景色に走り出しました。
その日、じゃのめとオロチは、 たくさん雪だるまを作って、笑い合いました。
来年の冬も、一緒に遊ぼうね。 以上です。
それでは、また。
