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2018-05-15

第71回 「向田邦子さんについて」

1981年航空機墜落事故で突然この世を去った向田邦子さん。テレビドラマ脚本家、小説家として「寺内貫太郎一家」「あ・うん」「父の詫び状」「隣りの女」など数々の名作を残し、今でも時代を超えて愛され続けています。そんな向田邦子さんに「日本人女性の良いところをいっぱい身に付けて育った人。尊敬しています」と伝えたいと北川からのメッセージ。妹の向田和子さんが描いた「向田邦子の青春~写真とエッセイで綴る姉の素顔~」を参考にお話ししています。

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kitagawa@kiqtas.jp


00:00
北川八郎 人生を変える出会い
こんにちは、早川洋平です。
北川八郎 人生を変える出会い、今日は第71回をお届けします。
北川先生、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
さあ、今日も引き続き鎌倉オフィスからなんですが、実は収録前に先生からイチゴジュースを振る舞っていただいたんですけど、
先生、いつもスムージーというか、ああいうジュースって作ってるんですか?
はい、金井さんという方から送っていただいたんですね。健康のために。あれに今はまってますね。
そうなんですか。
フルーツを朝パッと、野菜とかパッと飲むというのは。
簡単でいいですよね。
朝食をやめにして、あれを飲んでますね。昼もやめにして、あと夜だけみたいな。
確かに胃腸に優しいですよね。
うん。
あまり朝からご飯をどかって食べられない時もあるし。
うん。
ということで、今日はどんなお話を先生、していただけるのかということなんですが、久々に先生、手元に本ですね。
そうですね。
本のご紹介でしょうか、今日は。
そうですね。向田邦子さんのことを書いた、向田邦子さんの妹さんの和子さんという方がいらっしゃるんですけども、その方が書いている本があってですね、何冊かあるんですけども、
はい。
それが、向田邦子さんの生き方は、すごく全然自分の印象と違う人だったんだなというのがよくわかる。とてもいい人なんですけどね。
そうなんですか。
きちんと生きている人で、事故で亡くなったんです。
大きいですよね。
ね。
27年もっとか。
今の若い方たちはほとんどテレビで知らないと思うんですけども、昔のテレビの脚本をかなり書かれた方なんですね。
はい。
エッセイとかもね、かなり書いてて、面白いものもありますけど。
本とか、それから、寺内勘太郎一家とか、あんなのを彼女が書いたといいますかね、なかなか面白い人生を送った人なんですけど、寺内勘太郎一家とか、そうなんでしたね。
確かに、若い人のせいでも、僕もそうかもしれないですけど、名前は知ってますし、エッセイをちょっと読めばいいんですけど。
エッセイをちょっと読んだこととかはあるんですけど、先生おっしゃったように、どういう方だったのかとかっていうのは、あんまりね。
そうですね。父親は、ちょっと古い、昭和の初めに生まれた方だから、昔の考え方をしっかり背負ってて、どういうのかな、例えば、必ず朝はお母さんと一緒のお父さんを、どんなことがあっても朝は送り出すとかですね。
03:00
ああ。
何かを自分たちが、自分が支えるんだとか。
うん。
何か、読んでみると、涙が出るほど頑張ってる人っていいますかね。
はい。
自動な努力を当たり前として取ったっていう、いくつかちょっと言葉があるんですけどね。
はい。
何て言う言葉なんていうかな。何かすごく、彼女が言ってるのは、自分でできることは時、自分でできることは時。
はい。
まあ、自分でできる時や、自分でできることは、こう、他の人に一切頼まないって言いますかね。
ああ。
自分で、ちょっとこれしといてくれっていうことを一切しなかったって。
そうか。
自分でできることは自分でしなさいっていうのを、自分でするっていうのを決めてたって言いますかね。だから、他人頼みを一切しないで。
人に、そういう意味では任せなかったってことですね。
うんうん。自分でできることは頼んではいけないって言いますかね。
で、人に頼もうっていうことは、自分ができないことを頼むことはいいけれども、自分でできることは全て自分でこう、やった。
うん。
で、人に頼むときは、逆に人の才能を伸ばすためにやったって言いますかね。
そこまで考えて全てやってた。
そうそうそう。うんうん。すごいなって言うから。
ああ。
自分ができることがあっても、この人にさせることによって、この人がその才能が伸びたりなんたって言うときは、まあさりげなく頼んでこれしてるわけじゃないですか。
うんうん。
さりげなく頼んでこれしておいてくれるとか言って、チャンスを与えてたっていうね。
そうか。そういう意図というか、あれば自分ができることでも任せたことはあった。
そうね。だから、なんかそういう配慮がすごく効いてて、まあ素晴らしい人だったっていうことがこう、わかるんですね。
だから、自分の洋服とか帽子とか、まあ当時の最先端、昭和の、あ、そういうわけじゃなかった。戦後すぐの頃の洋服を全部自分で作ってたっていう、まあ帽子も洋服も全部自分で。
ええええ。
あらゆるものを全部で作って、それも写真が出てるんですけど。
確かに。
お洒落なんですね。
お洒落ですね。
で、まあ結婚もせんなかったんですけども、まあ好きな方がずっといたって言いますかね。姉はこう、何事も好き嫌いで決めてた。奥は深かった。で、なんか、骨董とか美術がとてもこう、好きだった。で、骨董と美術には卒業がないっていう風に言ってたとか、いろいろなことが。
ええええ。
なんか、いろいろな感じだって。
ええ。
で、一つは、苦手なことや、それから面倒くさいことを率先してやってたって言いますかね。だから、なぜそうするのって言ったら、それを乗り越えると人生が広がるから、そこで次の才能が生まれるから、苦手なことをまず率先してやってみて、それを乗り越えた時の喜びが大きい、そのことを私は知ってるみたいなところがあって。
すごい。
なんか、先週の放送じゃないですか。
うんうん。
でも、その方が、ちゃんとしてる方なんですね。
ああ、そうですね。だから、僕ら、精神代は僕は怠くてばっかりいたんですけど、向田邦子さんは若い時から、それを、もう二十歳の頃からそういう生き方をしてたって言うんですね。だから、そういう人は自然に世の中に出るんですね。でも、言ってるんですね。自分は大したことなかったっていう、なんか、すごい謙虚な、なんか、ことを言ってますね。
06:23
あの、向田邦子さんはね、先ほどお話しあったようにもう亡くなってしまいましたが、もし、先生、向田さんが会えたら、何か聞いてみたいことが一つあるとしたら、どんなことを聞いてみたいですか?
んー。聞いてみたいこと。
は、話したいことでもいいですけど。
ああ、そうですね。やっぱ、やはり、尊敬だけしかないですね。なんか、教わることはたくさんあると思うんですけども、なんか、あなたは素晴らしい方ですねっていうことを言いたいぐらいですね。
うんうん。
なんかすごい日本人の女性のいいところをいっぱい学んで身につけて育った人なんだなっていうか
そういう意味では先生こう今第3のルネッサンス
男性中心からまた女性が出てきてそこからまた今全てそれを調和して超越してっていうところ
そういう意味で今男性もちろんですよ女性もこの本今読むといいかもしれないですね
そうですねなんか私が小さい頃はよくあの気立てがいいって言葉があったんですね
あのあそこの人たちはあの子あそこの子は奥さんがとても気立てがいいとか
あの子は気立てがいいまあ女性に対してですけどそういう言葉を使ってたんですけども
彼女もなんか昭和のその一番いい時期の身だし並みとか生き方見しつけと言いますかね
それを受けて身につけた方でなんかその
はい
気立てがいいって言葉がぴったりの人だなぁっていう本を読んで感じましたね
だからなんかまたそういう時代が来てほしいなぁと思いますね
きちんと生きていくことやしつけや洋服やその乱れないって言い方もすごくいいなぁってピシッと生きると言いますかね
そうですね
だからぜひ皆さんも読んでもらってこうこういう方が本当にいたんだってことを
うん
言ってもらいたいですね
先生いいですかちょっとこの辺
先生が今日向田さんの本たくさん出てますが
今日ご紹介くださったのはですねこの文春文庫から出てる向田邦子の青春
写真とエッセイで綴る姉の素顔
妹の向田和子さん編長なんですけど先生おっしゃったように本当に
なんでしょうこれポケットサイズですけど紙の質も結構良くて
で写真がね向田さんの写真がいっぱいあって
写真が
本当に
おしゃれっていう言葉使うの簡単ですけどなんか本当にこの向田さんほどおしゃれってことはぴったりな方いないなっていうふうに感じますね
もう一つこの方の本であの向田和子さんの本で向田邦子のゆうごんっていう本がある文庫本があるんですけどね
09:04
それもまたなんかとてもいいんですよね写真はあんまり出てないんですけども
あのとにかく家にある古着をこうリフォームして全部作ってたと言いますかね
へー
だから新しい服を作らなくてもいいんですよ
で作り直すのが当然だった時代を全部それやってたって言いますかね
だから戦後間もない時期のが向田邦子の青春だったんですけども
なーにもなかった時にファッションと言いますかね
はい
あの外国映画から受けた影響でそれをモノマネしてこうとてもオードレイブ版のようなシンプルななんか
あの美しい服を自分で作って着てたって言いますか
うん
だから写真見るとこれ自分で作ったのかと思えないほど
ねー
すごい全部自分で作ったらしいですね
読むのも楽しいし見ても楽しいですね
それを妹たちや家族にも全員にも作ってあげてたって言いますかね
すごいですね
食事もなんかとにかく人が喜ばれることは何でも率先してやってた
だからなんか人が喜ぶことをこう労を厭わずやれる性格だったっていうか
それを身につけてたって言いますかね
なんかその生き方っていうのはやっぱりしてると世の中に出ていくんだなーって思いますよね
自然と
自然と
だから放送会に入ったりその本のお茶会に入ったり
森杉一彩さんたちと知り合ったりとかしてるんですけども
その人たちからみんなから変えられたって言いますかね
そうか
先生がこのご紹介くださった本を私まだ拝読してないんですけど
なんかその話聞いただけ確かに僕もなんか
そうですね
向井文夫さんのイメージとなんか違う感じがしますね
僕も全然あのなんか顔の印象と本の内容から違う方をイメージしてたんですけど
ちょっとこの偶然この本を手にして読んでみて
あーなんかやっぱりなんかこう印象できちんとその人のことを人生で知らないといけないなと思いましたね
なんかすごく素敵な人なんだな
いや素敵な人じゃないな
きちんと生きた
身につけた人なんだな
日本人のいいところの女性のいいところを身につけて育った人なんだなっていう感じがしますね
なんかすごく偉いな
そういう時代の一番いいところを身につけた最後の人のような感じもしますね
ガハハーと笑うようなことはきっとなかったと思うんですけども
はいということで
でまあ僕はね
言いたいのはまあ
もしもいいなんか
そういう人や出会いや言葉にや生き方が
もしも出会ったならばですね
こうなんか正面を見つめその道をまっすぐ歩めって言いたいですね
12:02
なんか人生の重い扉が開くまでまっすぐあるなら必ず開くっていう感じがしますね
まあそれが今生に生まれた意味につながるんじゃないかな
できないことや
辛いことや辛いことや辛いことや辛いことや辛いことや辛いことや辛いことや辛いことや辛いことや辛いことや辛いことが
辛いことや辛いことや辛いことや辛いことや辛いことや辛いことや辛いことや辛いことや辛いことをやることによって
人生の本当はあなたを待ってる扉が開くのではないかな
だから途中で投げ出すな
そうですね
そんなことを感じさせてくれる本かもしれない
やがてこの重い扉が開くだろうと思いますよね
はいということで
今日は久々に本の紹介をしていただきました
この本
春文庫から発売中の
無垢奥にこの
青春ということでした
本といえば先生今年頭にリリースされた
奇跡を呼び込んだ断食も引き続き
皆さんまだ手に取っていない方は
ぜひ読んでいただければと思うんですけども
改めて今リリースされてから
もう4ヶ月5ヶ月経ちましたが
今改めて奇跡を呼び込んだ断食に
何か一言先生書いた本に
そうですね
自分の本の宣伝するのはすごい苦手なんですけど
宣伝じゃないですよインタビューですよ
大丈夫です
宇宙の力といいますかね
沈黙の持つ力というものに
神といいますかね
善択すれば我々の運は
こんなにも変わってくるし
自分が望む方向に進めるんだということを
書いたつもりなんですね
だから皆さんもぜひ
そのことを読み取ってほしいなと思いますね
自分の望む方向に行けるということを
示唆した本だと思うんですよね
ぜひ皆さんご一読をいただければと思います
さあこの番組では
皆様からのご質問ご感想を募集しております
詳しくは北川八郎公式ホームページ
もしくはメールアドレス
今日は第71回をお届けしました
北川先生ありがとうございました
ありがとうございました

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