1. 人生を変える出会い
  2. 第183回「歴史に残る名文」
2020-07-07

第183回「歴史に残る名文」

心が落ち着き豊かになる日本の名文を、北川が情緒豊かに読み上げます。


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馬の口と習えて追い迎える者は
日々旅にして
旅を私は住みかとす
個人も多く旅にしせるあり
世もいずれの年よりか
平穏の風に誘われて
漂白の思いはまず
旅に出し
夏草や
ツヤモノのどもが夢の跡
とか言う
平井寺に作った文章が
なんかこれ
読み方が下手だけど
ゆっくり読むとね
すごく
いいんだよね
もうちょっとだけ
もちろん
気にしないでください
熊川旅場の歌っていうのがあるんですね
これもまたいいんですね
昔の歌文章
上手だなーっていうのが思います
小諸なる
皆さん聞いたことあると思うんですけどね
小諸なる古城の太り
雲白く夕日悲しむ
緑なす運びは燃えず
赤草も四苦に善しなし
白金の襖のお壁
火に溶けて淡ゆく
流る
なんか
うーん
言葉は難しいけれども
情景がかぶって言うかね
いいですね
僕小諸祖父の
あのふるさとなんで
よくわかります
千曲川も
まあそうなんだ
赤草も四苦に善しなし
白金の襖
お壁
火に溶けて淡ゆく流る
初春の初春の頃やないよね
雪は残ってる頃
暖かき光はあれど
夜に満つる香りも知らず
浅くの海の針はかすみて
麦の色はわずかに青し
旅人の群れはいくつか畑の
畑中の道を過ぎぬ
この今6月になると
麦の色はもう青くなくて
茶色になってくんですよね
今はもう刈り取る前だから
今頃は青じゃなくて
茶色になってくんですけどね
あーなるほど
暮れ行けば朝間も見えず
歌悲しい
咲くの草笛
咲くの草笛とか
いいですね
聞こえてきそうですよね
熊川
いざよう波の
吉地かき
宿に登りつつ
濁り咲きを濁れるのみて
草枕しばしなぐさん
あーなんか
綺麗だなー
そうですね
なんか正直先生のように
知識がないので
15:00
意味知らないと
なかなかって
かなと思ったんですけど
極端な意味知らなくても
なんか浮かんできますね
読むと文章
難しいんだけど
漢字を見るとね
なんとなくわかる
これも
よさなき子に
この言葉がすごいなと思うんですね
君死に賜うことなかれ
恋人に向かって
作ったのかと思ったんですよ
思いますね確かに
そうじゃなかったんですね
そうなんですね
旅順校包囲軍の中にある
弟を嘆きて
中国の旅順で
戦ってる
日露戦争の時のことなんでしょうね
あー弟よ
君を泣く
君死に賜うことなかれ
末に生まれし君なれば
一番下ということでしょうね
末に生まれし君なれば
親の情けは
まさりしも
親は刃を握らせて
人を殺せと教えしや
人を殺して死ねよとて
二十四まで育てしや
親がお前に刃を握らせ
人を殺せと教えたかん
人を殺して自分も死ねよと言ったか
二十四まで育てたかって言ってるんですね
高江の町の秋人の
旧家を誇る主にいて
親の名を継ぐ君なれば
君死に賜うことなかれ
余人の城は滅ぶとも滅びずとも
何事ぞ君は知らじな
秋人の家の奥に中に行けり
帰って来いって言ってるんですね
あの日露戦争とか
戦前の時の軍国主義の時に
こういう歌を歌って
なんか歩いて広めたっていうのは
すごい度胸がありますよね
確かにそうですね
とてもなかなか
肝が座ってないとね
平坦に行くな
帰って来いって言ってるの
被告人って言われそうですよね
でも
ねえその赤
橋と
ねえ
おとずに出して
こういうのに行くなって言ってるのが
一応一緒にしてるっていう
もう一つだけ
はい
じゃあもう一つ
あの私がこう
高校時代っていうか中学の時に
あの
の時のことを思い出すような
いっぱいあるんですけども
えっとこんな歌があります
まだ揚げ染めし前髪の
りんごのもとに見えしとき
前にさしたる花串の
華ある君と思い切り
優しく
一度きり手を伸べて
りんごを我に与えしは
薄暮れ苗の秋の実に
一恋染めし始めなり
我が心無き溜息の
その髪の毛にかかるとき
楽しき恋の杯よ
君が情けにくみしかな
りんご畑の木の下に
おのずからなる細道は
誰が踏み染めし
片溝と
問い給うこそ
恋しけれ
18:00
なんか中学か
高校時代の子
あの初恋の歌を歌ってるんだけど
なんか言葉と今の言葉と違って
なんかこういいな
人をこう言う言葉がですね
どうこういう初めし始めなり
こういう音の響きとかもいいですよね
人とかね
我が心の溜息の
その髪の毛にかかるとき
自分の母と入ったことが
あなたの髪の毛にかかるとき
恋の作辞を君が情けにくみしかなくて
恋の作辞を君が情けにくみしかなくて
恋の作辞を君が情けにくみしかなくて
恋の作辞を君が情けにくみしかなくて
なんかすごい順調
手も握れなかった
時代の
手を握ること自体はなかった
日本の昔の尊い
なんか言葉ってきれいだな
一度
大学に読んでみてあげたいな
ありがとうございます
なんかいいですね
先生の朗読で読みつつ
しかもさっきの
先生のご自宅からの景色
なんかそこに文字が
出てくるような感じでしたね
なんか昔の
中学高校時代の
女の子を遠くから見て
手も握れないし
そばに話しかけるときも
ドキドキしてた時代の方のが
なんかロマン
今のようにパッとメールで
好き嫌いとか
なんとかしついてしまう
ときめきがないような感じ
あの頃は
ときめきっていう言葉が
あった
ドキドキしてた
ドキドキしてる話だな
まあなんかね
表面的には簡単に
つながれちゃいますけど
本当のつながりというか
ドキドキというか
そういうのって
ちょっと確かに
薄れてるかもしれないですね
まあそういう
ちょっと昔の言葉も
もう一度皆さんも
なんかね
どっかで出会うといいな
と思いました
そうですね
先生こういう
なんだろう
名文というか
そういうのは
なんか
もう昔から
せっせと書き留めてるんですか
何かそれか思うところあって
この1年とかで
なんか書き留めを始めたのかとか
そうですね
名文集
やっぱ僕のように
文章が好きな人や
言葉が好きな人が
あの
なんか
いい言葉を集めた
それがあったんですね
それを見てから
いいですね
その当然集めるだけじゃなくて
それをまたご自身で書いて
さらにご自身で読むっていうことに
なんか深みで
そうですよね
それを出して読むといいんですね
うんときに
なんかすごくいいですね
コウウという人知ってます?
リュウホウとコウウ
そんな詳しくはないですけど
三国志でしたっけ?出てきましたよね
あの時のコウウは最後にリュウホウに負けて
コウウというのは面白くて
ずっと勝つんですよね
一回も負けなかったんですよね
リュウホウは負け続けるんですね
一回だけコウウが負けた時に
もう死ぬんですよね
その時にこんなこと言って
21:00
私の力
力山を抜き木は葉を
時に利あらず
水ゆかず
水ゆかざるをいかんせん
ぐやぐや何時いかんせん
ちょっと読み方が下手だけどね
力山を抜き木は葉を
時に利あらず
水ゆかず
水ゆかずゆかざるをいかんせん
ぐやぐや何時いかんせん
言ってるのは
私の力
山を抜き
どんなこと言う回すほど
強くなった
ってことは
今は負けてしまったけれども
水といいかね
芽は動かない
愛するぐやぐや
お前を放ってしまって
放って一人でしてくるのは
あと寂しいこと
いかねえどうしたらいいだろう
ぐやぐやって
こうグッと自分の恋人
というかね
愛する妻さん
妻を呼びかけてるんだけど
なんかあんなに
英雄でも最後は
恋人の名を
読んで死んでいくっていう
ないかっていう
こうって人がいるんですよね
ロマンチストなんだけど
なんかいろいろ考えさせられますね
ありがとうございます
皆さんいかがでしたでしょうか
今日の先生のこの朗読も素晴らしいですし
またご自身でねみんなで見つけて
触れるっていうのも
素敵だなという風に
思いますまた機会があれば先生ぜひ続きを
お願いします
今日はありがとうございました
さあ番組では
皆様からのご質問ご感想を募集しております
詳しくは北川先生のホームページ
もしくはメールアドレス
北川アットマーク
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北川先生今日はありがとうございました
ありがとうございました

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