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カランコローン、いらっしゃいませ。喫茶クロスロードへようこそ。
この音声配信は、本好きな人たちがぐらっと集まる喫茶店をコンセプトに、店員3人組がゆるーく話してまいります。
ふと、一息つきたいときに聞いてくださいね。
10月9日、第19回の配信です。
本日は、ソライアン・ナッシーの2人でのトーク会です。
10月は、食欲の秋がテーマで、ご飯の話が続いていくんですが、
まあ、お腹が空いても、少ななければご飯はないわけですよね。
そうですね。
トークのメンバーもみんな子供がいるわけなので、大人みたいに、
ちょっと今日は外食で済ませちゃおうとか、そんなに毎日できる環境ではありません。
ちなみにナッシー家は、旦那さんも家事はやってくれる方、掃除とか私より上手なんですけど、
料理という家事は好きじゃないと前に言われたことがありまして、
まあ、ここだけ切り取ると、ちょっと冷たいと思われる方もいらっしゃるかもしれないんですけど、
まあ、その一言が、新婚の時のその一言が決定だとなって、
我が家では料理は主に私が担当しております。
はい。
適材適所だからね。
そうなんです。
私自身、作り置きのものを何日も食べ続けるのが、そんなに好きじゃないなと思っており、
育休中の今は、それなりに料理をしているわけなんですが、
疲れた時、娘が最近食べてくれない時などに、
すごーく今日はご飯作りしたくないという気持ちになることはあります。
そんな時はとりあえず、余り物をかき集めて晩ご飯にならないか考えてみたり、
冷凍食品や惣菜を組み合わせてみたりしています。
ナッシーのお家事情をセキュララに語ったところで、
ソラヤン家はどんな感じなのか聞きたいと思います。
うちもセキュララに語らせていただくんですけど、
冒頭からマジですいませんって感じなんですけど、
ソラヤン一家は旦那さんが学生の頃、飲食店のキッチンでバイトをしていたので、
めっちゃ料理うまくて、
料理うまいっていうか、もう手際がいいんだよね。
なので彼がうちの台所は完全に握っていて、
ただ調理は得意だけど、こんだてを考えるの結構大変だから、
私は集の大まかなこんだてを考え、提案し、
あとは作業要員として従事しているっていう感じです。
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すごいこのレストランの厨房が再現されている感じを
ソラヤンの家で想像しちゃったらなんか面白いなっていう。
そう、だから夜必ずうち台所の指名作業あるんだよね。
めっちゃピッカピカにしないといけない。
でもうちすごいシンプルな食生活で、
平日朝全部同じメニューで、平日の朝はご飯、納豆、
豆腐、わかめ、ネギ、油揚げのお味噌汁。
平日の夜も主菜、サラダ、お味噌汁、ご飯。
月曜日必ずお魚。で、課目がお肉料理の何か。
サラダも基本セットレタス、トマト、普遍で、
その上にお豆乗せたり、ツナが乗ったり、
昨日はさつまいもサラダ乗せたりみたいな。
金曜はちょっとお先に合うものを作ったりするみたいな。
で、うちはご飯作りやってられねえよっていうのが
結構頻繁に来るから、そういう時は、
これはだいたい鍋ですね、鍋。
最近ってさ、鍋の素スープって知ってる?
知ってる知ってる。
あれすっごい充実してて、あれに助けられてます。
あれを買って、手っ取り早く栄養取れるし、
雑炊おいしいし、鍋最高みたいな。
夏はでも暑いから、鍋ハック使えないから、
今度超適当アクアパッドみたいなの作ってて、
で、うちのおすすめは赤エビなんだけど、
お出汁がよく出る魚介類と、玉ねぎ、パプリカ、
好きなキノコとかをフライパンに入れて、
オリーブオイル、塩コショウを白湧いて、
グツグツして食べる。
それもうまい。早いし。
で、残ったスープをパスタにくぐらせたり、
チーズリゾットみたいなの作って、うまい。
すごいシンプル。
ちゃんと赤エビがおいしいとか言ってるところらへんに、
旦那さんのこだわりもちょっと。
でもこれソラヤン推し?
ソラヤン推しなの?旦那さん推しなの?
なんかね、2人毎週絶対に、
一緒に買い物に行くっていうのはずっとやってて、
それは結婚する前から。
へー。
そうそうそう。
ね、じゃあ今日何入れるみたいなので、
なんか赤エビ安いから入れてみようぜとか、
なんかそういう感じ。
今日はなんかサバの色がなんか良さそうだから、
サバにサバ買って帰ろうとか、
なんかそういう感じ。
まあこんなふうに書く過程で、
だいなりしょうだり、
ごはんづくりやってらんねーぜ、
の変は起こっていると思うのですが、
そんなときに読んでほしい本として、
今日紹介したいのは、
土井よしはるさんの
71歳でよいという提案です。
71歳とは、
ごはんを中心とした汁と、
菜、
おかず。
おかずは、
野菜の菜の字を書いて、
おかずと読みます。
この本の中では、
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ごはんとお味噌汁、
そして、
漬物が食事の原点ですよ、
と書いています。
なんなら、
ごはんとお味噌汁、
そして、
ごはんと、
具沢山の味噌汁があればいいんです、
とも、土井さんは言っています。
そして、
この本に書かれているのは、
料理のスタイルの提案ではあるのですが、
それと一緒に、
どんなふうに暮らしたいか、
を考えていくことから、
さらには、
どんなふうに生きたいか、
といった、
数学的な話にも広がっていくところが、
面白いと思います。
土井さんにも読んでって、
読んでもらったんですけど、
はい。
冒頭で話した通り、
我々の家はかなりこの、
土井思想に近い食生活だなって、
やっぱ思ってて、
なので、土井さんの本読んで、
安心したっていうか、
そうだよねっていうか、
でも、この本、
いろんな印象に残ったところが、
たくさんあるんだけど、
私が特に残ったのは、
台所の安心は、
人間の心の平和につながる、
っていう箇所で、
そういう位置づけで、
この方は考えてるっていうことを、
まず知ってもらえたら嬉しいな、
っていうふうに思うんだけど、
ご飯を作ってもらったとか、
家族で一緒に食べたってことが、
何よりも人の心を安心させる、
根っこみたいな部分になるんだな、
っていうのを、
そうだなって思わされる箇所で、
私は、
中高生から社会人、
2年目くらいまでは、
バイトとかで、
夜遅くまで家にそもそも帰らない、
みたいな、
一人暮らしだと別に帰る理由もないし、
家に帰らない、
夜まで家に帰らない、
みたいな感じだから、
ご飯も、
結構適当なことが当たり前、
みたいになってて、
でもその時ってやっぱ精神的に、
ちょっとザワザワしていたのかな、
っていうふうに思ってて、
話したとおり今の旦那さんが、
料理めちゃくちゃ得意で、
スーパーだったから、
付き合い始めてすぐ、
ご飯あるからさっさと帰ってきてよ、
みたいな感じになって、
いつまで会社にいるの、
みたいな感じになって、
あ、そうか、帰らなきゃいけないか、
みたいな、
早くお家に帰れるように、
仕事とか用事とかをちゃんと調整するようになって、
7時とかに帰って、
2人でご飯食べて、
みたいなことをしてから、
やっぱものすごい精神が安定したように、
思っていて、
ご飯を一緒に食べると、
ご飯を一緒に作るとか、
作ってもらうって結構大事なんだなって、
改めて思って、
だから我が家はLDKで、
なんて説明したらいいか分かんないけど、
半アイランドみたいなキッチンだから、
リビングのどこにいても、
キッチンの人が見える、
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逆もしかりなんだけど、
台所が中心の構造になっていて、
作ると食べるが、
実続きであることを、
家族全員が意識できるように、
みたいなことは2人とも思ってて、
ご飯を作っている、
食べているっていうのが、
家族の安心の基礎になるように、
したいねっていう、
2人の思想が、
どいさんにも認めてもらったのかな、
みたいなものすごい大事なことだなって、
改めて思った。
でもなんか、
この本それ以外のところも、
ちょっと良すぎる気がする。
最初にこの話してよかったのかな。
でも今ちょっと、
ご飯あるから早く帰ってきて、
早く帰ってきてよ、
早く帰ってきてよ、
って感じがちょっとあった。
ナッシーのお家はさ、
本を2人で話すじゃん。
すごい話、
突然変わるんだけど。
びっくりした。
私と旦那さんって、
趣味に関する共通項って、
なくって、
本当になくって、
だからこそ唯一、
料理っていうところでは、
一緒っていうのを、
心がけているのかもしれない。
大事な時間では。
もうそれ以外はさ、
2人ともずっと好き勝手してるからさ。
料理がでも、
料理がそこで中心になって、
勝つという風に、
お家の設計もなってて、
それを体現してる。
ちなみに私の方はなんですか?
レストランの料理と、
家庭料理が違うということを、
はっきり言ってもらったのが、
すごく花火になった本です。
考えてみれば、
当たり前なんですが、
入食初期って、
頑張って作りたい気持ちもあって、
でもそれが、
料理を作るというハードルを、
どんどん隠していたんだなと、
今振り返れば思います。
でもちゃんと、
メニュー名のつかない、
野菜の炒め物とか、
ん?これ、
入れてもいいんだっけ?
みたいなのが入って、
きそ汁でも、
作っていいんじゃないかな、
と思うきっかけになったのが、
この本です。
最近、私は、
ズッキーニを味噌汁に入れるのに、
ハマっています。
いや、絶対おいしいと思う。
なんか、茄子、
そう、茄子よりドロドロしない、
ちゃんと食感が残るよね。
味噌には馴染むというか。
あとなんか、
いやもう、料理の味噌汁なんて、
こんなんでいいんですよ、
みたいな写真でさ、
わーって出してくれてるじゃん。
写真の中でね、
キラキラのさ、
きれいなものがいっぱい出てくる中でさ、
こんなんでいいんですよ、
と、みたいなさ、
適当でいいんですよ、
みたいなぶった切ってもらえて、
いいよねって。
そこがまず、
この本の一番素敵なところだと思う。
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その後に、
この台所の平和とか、
そういう話になっていくんです。
先にさ、台所の安心って話をすると、
この本ってすごい格式高くて、
なんかもっと私たち、
料理頑張んなきゃいけない、
みたいな本なのかなっていう、
それとは真逆だっていうことで。
そうだね、そうだね。
確かに、そこの部分の学びは大きいんだけど、
一番聞きたいのは、
毎日の料理、
どんなに頑張らなくても、
みんなちゃんとできてるよ、
みたいな晴れ時計の話もあるじゃん。
そうそう、晴れ時計のね、
歴史が進んでいく中で、
いろんな国のいろんな料理とかが入ってきて、
晴れ時計が、
ごっちゃごちゃになってきてしまった結果、
料理のハードルが上がってきているんじゃないか、
みたいなね、
話とかもね、
あったりして、
食べることって、
生きることだからみたいな。
そんな、生きることって泥臭いし、
いいんだよ、みたいな。
そういう感じなのかなって。
晴れは本当に、
地上の中の一場面じゃん。
料理は労働ですからね、みたいな。
皆さんも、
11歳という前案、
食べて、
日の食生活に、
気を付けてくださいね。
ここまでで、
トークテーマは終了ですが、
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