確かに最初の頃のコロナはそれがうまくいって、 徹底した隔離だったんで。 すごかったですよね。
3年間のうちの1年半ぐらいで、周りにコロナになった人は1人もいなかったんですよ。 日本だとまあまあ広がってたじゃないですか。
有名人の方は亡くなったりとか思いましたけど、なくて徹底した隔離だったんですよ。 それを普通に、
世界一安全かもしれないみたいなことを書いたら、中国当局の人が喜んでですね、 用書記事を書いたのかと思って、名前が西日本新聞なんで、
日本の半分をカバーしてる大新聞みたいな。 なるほど。大阪ぐらいまで。みたいなカバーがあって。
中国って、中国っていう名前を企業につけていいのは、 国有企業とか国営企業だけなんですよ。
勝手に中国とかつけたらいけないんですよ。 なんで、向こうの感覚で言うと、
日本タイトルってことは、日本のちゃんと公式なものだし、 しかも日本の半分をカバーしてる大新聞みたいな。
もうじゃあすごい新聞だっていう。 その新聞が中国のコロナ対策を褒めたたえてるみたいな。
で、2週間隔離が終わって北京に行ったときに、中国メディアの人に会ったら、 坂本さんの記事読んだことありますよって言われて、
なんでですかって言って、コロナのこと書いてましたよねって言ったら、 私が書いた記事が勝手に翻訳されて、
大連の新聞に載って、それがまた人民日報という 中国共産党の機関紙に載ってたりとかして。
だからちゃんと偉いのは、西日本新聞の坂本記者みたいな、 ちゃんと出典は書いてあるんだろうなと。
なので最初はいい感じで、私もウェルカムだったんですけど。 だけど?
ずっと人権問題とか、少数民族抑圧みたいな報道していくと、 徐々にこいつはちょっとヤバい奴じゃないかってなって、
最終的に7回ぐらい拘束されたりとかですね。 あったりとか。
すっごい波乱万丈な。 この話は話せばもう半日ぐらい話せるでしょ。
この酒、青森で言うとあるときは、内陸部にある町で、 イスラム教のモスクが破壊されてるっていう情報があって、
そこに取材に行ったんですよ。 行こうとして空港に着いて、
本当はそこの空港から30分ぐらいで着くとこなんですけど、 タクシーに乗ろうとして。
中国は日本以上にネットが発達してるんで、 全部タクシーとかも、日本も今だいぶありましたけども、
はるか前からネットで読めるんですよ。 後で考えたら、私もまだその当時甘かったというか、
このネットで読むってことは東京区にとってみれば、 私がどこに行くか全部わかっちゃうんですよ。
タクシーに乗ったんですけど、 いつまで経っても目的地に着かなくて、
地図アプリで見ると全然反対の方向に行くんでしょう。
で、これ運転手さんに間違ってますよねって言ったら、 いや間違ってないって言うんですけど、
運転手さんが誰かとずっと電話で話してて、 中国の運転手さんってよく家族とスマホで話しながらとかするんで、
そうかなと思ってたんですけど、 後から考えたらどうも東京区の人っぽかったですから。
で、道間違ってるぞとか言ったら、 運転手さんが間違った、ごめんごめん間違ってた、
その代わりちょっとガソリン入れたいから、 ガソリンスタンドに行っていいかって言って、
ガソリンスタンドに行って給油をしてたら、 車がバーッて来て、
特警って言って、特殊警察、 アメリカのスワットみたいなのがバーッと来て、
で、私が捕まるのかなと思ったら、 バーッと運転手さんを取り囲んで、
で、この男はタクシー強盗の容疑で、 指名提案されてたと。
で、あなたのことを今日たまたま このガソリンスタンドの監視カメラで見て、
助けに来ましたみたいに言って、 ウェーって言って、
最初監視カメラ息苦しい中国の国と思ったけど、 助かってよかったなって思ってたら、
それでついては今からちょっと事情聴取したいから、 申し訳ないけどあなたも来てくださいと、
ああわかりました行きますよって言って、 タクシーに乗ったら、
なぜか普通、タクシー強盗ってそもそも客を、 客はタクシーを運転手を襲うのが強盗じゃないですか、
でもこの運転手はタクシー強盗を繰り返してて、 あなたを殺して金を取るつもりだったみたいに、
言われて、でも事情聴取するって言って警察署に行く時に、 そのタクシー強盗の車に運転をさせるんですよ。
運転させて助手席にお巡りさんが乗って、 おかしいですよね。
しかも助手席に座っている運転手さんが、 中国の警察で胸のところにカメラがついてるんだけど、
そのカメラを私にずっと向けて撮ってて、 これやられたなと思って私もずっと隠しカメラで、
カメラを持ってて、後にそれを記事に書いたんですけど、 警察署に連れて行かれて、
いろいろ食べ物を食べさせてくれたりとかして、 大変怖い目に遭ったでしょうとか、大変だったですかねとか言うんですけど、
そこから3時間ぐらいずっと待たされて、 結局タクシー強盗の運転手が私にバビジョンみたいなの書いて、
お金を払って賠償するから、 そしてこの後この男は刑事裁判にかけられますみたいなことを言われて、
じゃあまあちゃんと捌いてくださいねみたいな。 で、じゃあところであなたは今日怖い思いをしただろうからもう今から北京に戻ってくださいと。
危ないからと。いやいや別に危なくないし、この街に見たいものがあって。 モスクが壊れてるとはいえ、それを見たかったんですけど、
見たいものがあるから行きたいとかって言ったら、 じゃあこちらがタクシーを手配するからそれに乗って行ってください。
で、警察がタクシーを手配してくれたんですけど、 そのタクシーがまた道を間違えまくって、
結局目的地って言ったとき日が暮れてたんですよ。 目的地、もともと私の知り合いの人が通訳として雇ってたんですけど、
着いたら全然知らない人がもう一人いて、 その私の友達曰く、私の職場の同僚が坂本さんに会いたいと言って来ましたと。
一緒に今日はあなたを迎えますみたいなことを言ってたんですけど、 たまたま初めて見た人がいなくなったときに、私の友達が、
坂本さんあの人は公安、公安って中国の警察。公安の人ですと。 で、坂本さんと私今日朝連絡を取り合って、
ちょっと話が遡るんですけど、私が空港に着いたときにその友達に連絡して、 今から30分ぐらいであなたのところに行きますって言って、
でも坂本さん、モスクがちょっと今壊れてますと。 改造工事をしてるんで、どうしますかって言ったんですけど、
私はいや、もともとそういうモスクが見たいから行くんですよと。 じゃあって言って、電話が来た直後にその友達は、
十何人かの警察に取り押さえられて拘束されてたと。 で、お前は西日本新聞の福岡の日本の新聞記者と何か、
どんなやり取りしたのかと。で、その男はモスクのことを主題に来るんだろうみたいに言われたとかって言って、
で、そこからずっと半日かいろいろ尋問を受けたりとか。 めっちゃマークされとったんですね。
で、そこに私がたどり着いて、で、その公安の人を曰く、今日あなたを歓迎したいと。
で、私はちょっとモスクを見たいけど、モスクは見る価値ない、今工事中だから見る価値はないですよって言ったんですけど、
どうしても見たいと言ったら、一箇所だけ連れてってくれて、行ったら、いわゆる中東のモスク、もともと昔の写真で見ると、いわゆる中東みたいなモスクとかがあって、
ミナレットっていう銭湯が建ってたんですけど、中華風の建築って言うんですかね。
奈良の東大寺みたいな建物になってて。で、建て替えてるんですよ。イスラム風のものじゃなくて中国風ね。
で、中国は宗教の中国化っていうのを行ってて、イスラム教とかも認めてるんですけど、中国共産党の指導のもとに従うならば、イスラム教とかキリスト教とか信仰していいみたいなことになってるので、
モスクをどんどん改造していって、写真撮ろうとしたら写真はダメとか。
で、その後、坂本さんがわざわざ来てくれたんで、あなたをもてなしたいと。で、何が食べたいですかって言って、
せっかくなんで地元の料理が食べたいって言ったら連れてってくれて。
そしたら今日、友達が2人来ますと。
若い2人の女性が来て、坂本さんに、今日は歌手の玉子2人来ましたと。
坂本さんに歌を歌って歓迎したいって言って、チベット族の人だったんですけど、歌を歌ってくれて。
で、この地域の風習で、1曲歌が終わるごとに1杯酒を飲むことになってます。
で、飲んでくださいみたいな泡盛りみたいな、この酒の度数が53度くらいあるやつを。
53度、ファイチュー。
ファイチューみたいなファイチューをですね、白酒と書いてファイチュー。
それで歌う、はーって歌ったら、カンペンカンペンみたいに飲ませて、結構ベラベラになって。
女の人たちは途中で帰ってったんですけど、で、ホテルに連れて行かれて、
その人がですね、もうあなたは今日酔っ払ってるだろうから、明日の朝1番の飛行機で帰ってくださいと。
で、ホテルのスタッフに言ってるから、そのまま空港に行ってくださいと言われて。
で、朝、でも眠れなかったんですよ。
二度と多分この街来れないし、何にもモスクも取材もできてないし、と思って朝になって。
ただ中国のいいところというか、結構ゆるいんで、きっちりホテルの人が来なかったんですよ、私の部屋に。
そしたらと思って私もチェックアウトして、空港に戻って、飛行機に乗るふりをして、
今度は長篠タクシーに乗って、もう一度その街に戻って、回ったらもう至る所でモスクが破壊されてて、
それを後ずっと写真を撮ったり、人の声を話し聞いたりとかして、帰ったっていうのが。
じゃあどうしても阻止したかったんですね。
見せたくなかったんでしょうね。
すごい国絡み。
だから、なんでしょう、たかだか一、地方の消防機関のために芝居を、警察が芝居を打って、
みたいな、やっぽだったんでしょうね。
なんか漫画というか物語というか、なんか不思議な。
ハリー・トラップまでしかないね。
そうですね、別に何もなかったですけどね。