うんうんうん。
もうね、ダメ。
結構そういうのにエンカウントするタイプなのね。
うん、ちっちゃいからかな。
ちっちゃいからなのか、田舎だと人口少ないから起きない話なのかもしれない。
名古屋もな、都会っちゃ都会だからね。
みたいなことなんじゃない?
みんなもね、隣にスポーツ新聞を広げてくるジジイにエンカウントしたら、
落ちる前にエロい広告を抜き取って落としてください。
かしこまりました。
かしこまりました。
はい。
はい、しーなさんの最近流はどんなものでございましょう?
私はどちらかというと、ジジイ側だったかもしれない話をするんですけど。
あ!スポーツ新聞読んでた。
スポーツ新聞はね、買ったことない。そういえば買ったことないね。
着物には入ってたけどね。
あ、そうそうそうそう。
いつの回だったかもう忘れたけど、雑談あたりにしていた。
私のソボンヌのお下がりのウールの着物の中にスポーツ新聞が挟まれていて、
それはもう昭和56年だか7年だかみたいなめちゃくちゃ昔のスポーツ新聞が挟まれていた。
中日スポーツだっけあれ?
うん、言ってた。中日スポーツって。
そうそうそうそう。っていうのがね、挟まれてましたってエピソードがありましたね。
はい。
いや、それじゃない。
ごめんね。
飲み会の帰りにさ、タクシーに乗ったの。
はい。
ここに行ってくださいみたいな話して喋り始めたんだけどさ、
すごいフレンドリーなタクシーの運転手さんだったの。
あー、いるね。そういうタクシーの運転手さんね。
そうそう。それはね、ポッドキャストをやってる人たちと飲んだ帰りだったのね。
はいはい。
お見送りまでしてくれたの、そのタクシー乗り場まで。
えー。
じゃあ危ないから最後まで送るよみたいな感じで、タクシー乗るところまで見送ってくれる人がいたわけ。
はい、親切。
親切。おいで、乗ってったら楽しそうでしたねみたいな感じで話を聞いてきたから、
あ、そうそう、なんかあのポッドキャストをね、やってる人たちなんですみたいなホロ酔いの感じもあってさ、ヘラヘラ答えてたわけよ。
はいはいはい。
そしたらなんかポッドキャストって、みたいな感じで、どんな感じなんですか?みたいな。
やってる人たちなんですね、みたいな話になって。
タクシーの運転手さんとかさ、空き時間あるじゃん、そのお客さんを待ってる時間とか。
あ、そうだね。
やったらいいんじゃないですか?みたいな酔っ払った勢いでめっちゃ言ってて。
ん?まさかの聞いてくださいじゃなくて、やったらいいんじゃないですか?って言っちゃったの。
そうそう。
やばいねん。
やったらよくないですか?みたいな。
言ったら、あ、そんな手段があるんですね。え、全然やったらいいっすよ、みたいな。
で、まずあなたのやつを聞くので、なんかこう、どうやったらアクセスできるんですか?みたいな。
すごい楽しい人ですね、みたいな感じで、すっごい盛り上がって喋ってくれたんだけど。
あれ、介護かな?
あ、いやいや。タクシーの運転手さんはおいいくつぐらいの人?
30代半ばぐらいの男性の方だったかな?だから、おじいちゃんとかではない感じ。
え、じゃああれ渡したの?ステッカー。
渡したんだっけな。
え、じゃあもしかしたら聞いてるかもよ。
え、だとしたら今すぐ始めようぜ、ポッドキャスト。
あー、この音声を聞いている椎名玉樹さんをタクシーにお乗せになったタクシーの運転手の男性、30代半ばぐらいの人、大変ご迷惑をおかけしましたが。
だからその楽しさとか、その後にやってくるしんどさみたいなのだったりとか、っていうのがわかっている状態で、もう自分にはその体力がなかったりとか、するっていう状態での振り返りじゃん。
そうだね。
なんか、例えば、私高校9時とかを見てると、すごいキラキラしてんなって思うし、素敵だなって思うんだけど、私一回も高校9時だったことないの。
そりゃまあ、うん、はい。
だから、そのしんどさとか、その楽しさだったりとかっていうのは、一回も経験してないから、
うん、そりゃそうだ。
若さとかキラキラに対する、素敵だなって思う気持ちと、そのオールしてラーメン食べてることに対して、いいなじゃないけどさ、キラキラしてんなって思うのって、ちょっと感情が違うくない?
違うよね。だってさ、高校9時の方が尊いもん。
それはさ、どっちかっていうと、自分が通ってきたか通ってきてないかみたいなポイントだと思ってるんだよね。
あーじゃあ、たるちゃんがさ、バンドをやってたんだけど昔、ロックをね。
うん。
その時とかさ、やっぱ深夜に練習入って、夜の12時から3時ぐらいまでやった後に、24時間やってるラーメン屋行って、ラーメン屋ばっかり行ってんな。
大好きじゃん、ラーメン。
で、みんなで眠いねって言いながら食べて、寝て、ちょっと寝不足でまた大学行くみたいなさ、生活とかってさ、たるちゃんにとって青春なの。
うんうん。
楽しかったし、なんかしんどいこともあったけど、青春だったなと思うもんね。
だから、自分が通ってきたものとしてなのか、通ってないけどキラキラしてんねっていう話なのか、ちょっと分かんないんだけど、
はい。
たるちゃんが恋バナがしたい、恋バナがしたいというので、持ってきましたよ。
イエーイ!夏といえば恋の季節!
それも分からん。
いや、あれだよ、冬になっても冬といえば恋の季節って言ってる。
冬の方が恋の季節だと思ってるかも。
なに、ポケットにさ、手入れてあったかいねみたいな話すんの?
いや、なんかクリスマスとかさ、バレンタインとかさ、恋人が一緒に過ごすとされているようなイベント多くない?
はいはいはいはいはい。
はい、どうしました?たるちゃん。
なんか、冬は恋人がいる人たちの季節なのよ。
はい。
夏は恋人を作ったりする季節だと思ってて、たるちゃんは。
あー、あれね、なんでか知ってる?一夏の恋が起きるのって。
え、開放的になるから。
そうそう、で、なんで開放的になるか知ってる?
え、水着着るから。
あのね、夏になるとね、気温が高くなることによって人体って骨盤がちょっと開くの。
へー。
それが、その、性欲だったりとかっていうのを、自分の体が開放的になるみたいなのに繋がるんだって。
へー。
なんだけど、秋とか冬になるとそれがこう、元に戻っていくというかこう、絞まっていくわけよ。
寒いしな。
そう、だから夏の間に燃え上がった恋が秋になったら終わるとか言われるのは、割と人体の作りにかなってるんだよっていうのを大学の時の芸術の先生が言ってた。
多分それを芸術の先生が言うわけ?
うん。どんな話の流れだったか全然覚えてないけど。
はいはい。
その時に待ち合わせ場所に立っていた夫の人、当時は彼氏は浴衣だったわけよ。
うーん、ね。
あれは、お、なるほど、自分と一緒にどこかに行く時にこうやっていつもと違う格好をしてくれるっていうのは嬉しいもんなんだなっていうのは初めて体験したんだよね、あの時。
うーん。
明らかに特別な格好じゃん、それって。
そうだね。
そして多分それは私に向けられたものであるっていう、それはその行為自体とかその時に込められた気持ちみたいなもの。
うん。
そういうのは嬉しいなって思ったけど、結局私、人生においてそれ一回しか感じたことがないから。
あー。
そもそもね、私のために浴衣を着てくれるような男なんてね、夫の人しかいなかったわ。
うーん。
でも、その一回があるっていうのが大事なんだよ。
うん。
だってさ、世の中にはさ、一回もそんなことしてくれる男の人なんていなかったわっていう人さ、たろちゃんはそうだけど。
うんうんうん。
いねーよ。
いねーよ。
でも花火大会の会場中、カップルで浴衣か女の子だけ浴衣の中に、うち夫だけ浴衣だからね。
いや素敵だよ。素敵だよ。
でも今、花火大会見に行くときは私だけ浴衣だからね。
あー、いいじゃん。でもそれも思ってるかもよ、夫の人。
あ、俺のためにしなちゃん今日も可愛いなーみたいな浴衣いいなーみたいな。
思ってるわけないじゃん、私普段から浴衣着てんのに。
そうかなー。思ってるって口には出さないかもだけど。
いや口に出させよう、その時はこう首を絞めて。
こわ。
恋花抜いてないのかな、私もしかして今浴衣だから思った。
ちょっとね、聞いててね、私さそれ一回きりなんだよねみたいな話してたじゃんさっき。
嬉しいって思った感情。
モンスターかよって思った。
人殺すのありきのロボットが初めて抱いた感情みたいな話するじゃんって思ったもんね。
怖いんだが。
寂しきモンスターだった私。
モンスターが恋の話したらダメだからタロちゃんがしなよじゃあ。
でもその一回を感じさせてくれた夫の人は偉大だよって話だよね。
本当だよ本当だよ。
でもさ、さっきの話に戻るけどさ、デート誘ったとしてさ、それで当日さ、その女の子がね、
じゃあ例えばすごい浴衣で着てくれたとか、その子が普段着物好きじゃない限りね、浴衣で着てくれたりとかさ、
可愛いワンピースで着てくれたりとかさ、男の子だったらさ、ちょっと今日オシャレしてるじゃんとかだったらさ、
嬉しいじゃん。
しーなちゃんの感情のようにさ。
逆に誘ったのにさ、お疲れって言ってさ、ジャージとかさ、だったらさ、しーなちゃんみたいに恥ずかしくて、
その自分の気持ちを隠した誤りジャージを着てきたのかもしれないっていう複雑な人かもしれないけど、
でも大体私が男だったら、あ、脈ないんだなって思っちゃうよ。
すいませんでした。
謝るなよ、過去によ。
でもさ、花火大会とか夏祭りってさ、めちゃくちゃ混雑してるからさ、着慣れない浴衣を着ていくのって、
例えば下駄履いていくとか、自分で着たりとかするんだったら、着崩れが気になったりとか、
着付け師さんに着せてもらうんだったら、今度締め付けが気になったりとかするじゃない?
ってなると、いつもと同じ格好の方が、相手に迷惑をかけないって思う可能性もあるから、
私みたいにもう、自意識が過剰すぎて、いつも通りの格好で行く人もいるかもしれないけど、
そうじゃなくて、相手に迷惑をかけないために、いつも通りで行くっていう人も多分いると思うの。
えぇ、意義あり。
なんですか?
中高生の子はそんなこと考えないでいい。
今日の私の可愛い格好を誰々くんに見て欲しい。
その気持ちが引き取られた瞬間に、グダンギ着物好きおばさんが、
大丈夫?着崩れてない?って言って追いかけてあげる。
怖い。
でもね、自分のためにオシャレするって、
普段はね、たろちゃんは自分のためにオシャレするじゃん。
うん。
でも相手のためにちょっと綺麗な格好するとか、オシャレするっていうのはすごい大事だと思ってるんだよね。
なるほど。
なんでかっていうとさ、たろちゃんが大学生の時に付き合ってた人がいるんだけど、
どこ行くにもスウェットなの。
うんうんうん。
すごい嫌で。
ほうほうほう。
だって上下だよ。
例えばさ、オシャレのストリート系の人でさ、下スウェットのズボンにTシャツ着て、ジャケットとかじゃないのよ。
うん。
マジでドンキで売ってるパジャマみたいなスウェットで、嫌で私はそれが。
うん。
私はデートのためにちゃんと洋服選んでお化粧してるのに、せめてジーパン履いてよって。
うんうんうんうん。
言ったらなんか、俺は苦しいから嫌だみたいなこと言うの。
はいはいはいはい。
いっそ裸足でいろと思ったもんね。
裸足だと一緒に歩けないよ。
いやもう家から出るなと思った。
えーそうか。
うん、すごいそれでなんか苦しくて、結局その人がね、お金を使い込んだり、ストーカーになったりして別れたんだけどさ。
なんかそれってさ、身内だから、親しい間柄だから、何を見せても大丈夫っていうことの証明のようにオシャレしないを使ってるような気がするのね。
あー。え、でも出かける場所は普通になんかイオンとかさ、映画館とかさ。
だからその部分に気を使わなくていいっていうことで、なんかさ、それって今オシャレな話をしてるけど、例えば恋人の前でおならしてもいいみたいな話だったりとか。
あーはいはいはい。
そういうのに近しいような、なんていうの、親しい間柄だからこそ親しい相手を雑に扱ってもいい。
それを許されることによって、自分たちは親しいよねということを証明してるような気分になるっていうことのような気がするんだよね。
で、たろちゃんが感じてたことっていうのは、私のためにこの人は何もしてくれないじゃないけど、
で、タロちゃんはだから独身だと思ってたからお付き合いしたんだよね。
うん。
ちょっと年上だったんだけど、
うん。
共通の知り合いがいて、
うんうんうん。
で共通の知り合いとタロちゃんと喋ってるときに、
うん。
まあでもさ、だれだれくん今さ、奥さんさ、妊娠してるじゃんって言われて、
え?
みたいな。
え、ホラーじゃん。
うん。
うんってなって、
うん。
そのもうさ、その浴衣の楽しいデートとかも全部崩れ落ちるじゃん、心の中で。
うん。
まあね、今までかかっただろうなーってもうデート代を、まあざっくりだけど計算して、
うん。
その人にバッて渡して、
うん。
これで奥さんに上手いもんでも詳しくれやって言って別れたもんね。
えー、すっげー今鳥肌が立ってるんだけど、怖い話じゃんもう。
いやーもうね、でもそしたらさ、結局その浴衣さ、浴衣に罪はないけどやっぱ思い出がついて回るじゃん。
あーそっかそっかそっか。
でタロちゃんいっつも言ってるじゃん、なんか嫌なことがあるとしばらくその着物とか浴衣とか着れなくなっちゃうの。
うんうん。
で、でもなーデザインかわいいしなーと思ってとりあえず洗濯するかと思って、
うん。
でだいぶそのとき、家で浴衣洗うことに慣れてたから舐めてかかったの。
うん。
そしたらさ、染料が出て真っ赤になっちゃって。
えー。
白地の浴衣が。
うん。
その瞬間にわかった。こいつはもうこういう運命だったんだなと。高かったけど仕方ねーやと思って。
えー。
捨てた。
それはなんか、ちょっと一旦気がついたら不倫相手になっていったっていうホラー話もすごい衝撃だったし、
はい。
そこそこ高かったのに真っ赤になってしまって捨てる運命になってしまった浴衣もあまりにも残念で、
うん。
ちょっと私今心に負荷が高いんだけど。
あ、ごめんごめんごめんごめん。
怖いんだけどね。
すごいよね。なんかそういうさ、悲しみと怒りがさ満ち満ちたらさ、その浴衣が白かったのに真っ赤になってさ、捨てる運命になるってさ、
なんかこういうさ、Jポップありそうじゃない?
ありそうだけど、もうなんか色々とぼやかしてJポップにしないと良くないよね、それね。
いやー、皆さんにはね、怖い思いをさせてしまいました。すみませんでした。
恋バナってもっとなんかポップにキャッキャして話すんのかなと思ったら、なんかすげーホラーぶっこんできたね。
なので、今後、既婚者ではありますが、オットットとはデートはするわけですよ。
はいはいはい。
だから、今後どういう夏祭りデートをしていきたいかっていう話なんですが、
はいはいはい。
たろちゃんもオットットも人混みが苦手なんですね。
はいはいはい。うん。
でもね、花火は見に行きたいなと思ってるわけよ。
うんうん。
だから、遠巻きに見るしかないよね。
あの、うちさ、ちょっと歩いたところに花火が見れるスポットがあって、離れてるんだけど、その花火の地点からは離れてるんだけど、
うん。
位置的にまあまあ見えるみたいなところがあるの。
はいはい。
で、まあまあ離れてるから、その花火を干渉しますよっていう会場になってるわけじゃないんだけど、
近隣住民は当然知ってるから、わらわらとやってくるみたいなスポットがあって、
うんうんうん。
ちょうどいいのそこ。
ちょうどいいか。
ちょうどいい。
だから今年もね、行きたいなと思ってるし、
でもその時、じゃあ花火っぽいコーディネートするかっていうとね、してないわ。
ああ、そうだね。それはね、そう。
あ、でも、白地とかちょっと涼しげな感じとかを着るから、やっぱ夏らしい感じでっていうのを目指しているのかもしれない。無意識で。
でも、そうやって、それもさ、ある意味さ、恋じゃないけどさ、人の目を意識してるのか、自分の意識なのかわかんないけどさ、
白の方がいいよなって思ってる、その心配りが素敵だよ。
なんかさ、昔ながらのイベントだと思ってるかも、花火とか夏祭りを。
ああ、確かにね。
だから、マイブームとか、最近の流行りとか、決まってるぜみたいなものよりも、
子供の頃にソボンノが言っていた、浴衣っていうのは涼しげに見えるために作られてるものだから、
白だったりとか、そういう涼しげな色を使ったものっていうのが定番なんだよっていう風に私は教えられて育ったので、
昔ながらのイベントに行くがゆえに、割と昔ながらの価値観で作られたであろう浴衣を着るみたいな感覚とかはあるかもしれない。
だから、ホワイトベリーみたいな、はしゃいだ格好はしないってこと?
そうそう、だからさ、学生時代とかに流行った竹の短い浴衣とかさ、
流行ったね。
そうそう、ピンクみたいな感じとかっていうよりは、白地にスッと紺で模様が入ってるようなものだったりとかっていう方が、
なんとなくこう、私の中のイメージに近いような気がしてるから、
もうこれは一緒にいる相手に見せるためのものっていうよりは、花火大会とか夏祭りとかにマッチした感じっていうのを目指してるかもしれないね。
でもさ、白地に紺の模様が入ってる浴衣ってさ、かわいいなと思うんだけど、
うろちゃん的にさ、あれ結構難しいと思ってるよね。
難しい。旅館の浴衣に近い感じになっちゃわない?
そう、なんか旅館の浴衣とか、下手したらさ、昔の入院してる人みたいな感じになっちゃうじゃん。
うんうん。
だから、あれをかっこよく着れる人ってマジで生きてかっこいいと思ってるよ。
わかる。昔ね、持ってたのよ、そういうやつを。
ほいほい。
あの、1回ね、私着物着れるようになりたいなと思ってチャレンジして挫折した時期があるんだけど、
うんうん。
その1回挫折した頃に持ってた浴衣なんだよね。
おー。
でもやっぱね、白地だったから汚れやすくって、もう中古で買ってるやつだったからさ、
うん。
その段階でまあまあこうクタッとしてたのもあるけど、
うん。
その元々ついてたシミみたいなのがね、どうにも取れないのが気になって手放してしまったんだけど、
うんうんうん。
でもあれ着て、近所の、近所のよ、寿司屋とかに行くのはちょっとイケてる気がしてた。
えー、今年新たな白地に紺の浴衣をお迎えして寿司屋チャレンジしたらいいのに。
待って待って、あの、すごい浴衣買うの煽ってくるけど、
え?はい。
あれね、もう1回いいやつあったらちょっと着たいなって思うけど、
うん。
意外に白地に紺の模様の浴衣でいいなって思うやつに、なかなか出会いづらいんだよね。
最近生産されてないから、そういう素敵だなって思うものに出会えなくなってるのかもしれないけど。
うん。
ちょっとさ、さっきさ、たろちゃんがさ、相手のためのオシャレみたいな話をしたじゃない?
うん。
昔その、1回ね、浴衣じゃないわ、着物挫折した頃の、当時付き合っていた人と一緒に、
うん。
どっか居酒屋行った時かなんか忘れたけど、浴衣を着て行ったことがあった。
うんうん。
で、その時にポンパドールしたんだよね、髪型を。
おー。
伸びかけてる前髪をポンパドールにして、浴衣を着て、こうサイトもピシッとした感じにして、
ちょっとかっこよさげな感じにして出かけたんだよね。
はい。
その時に、その髪型すごい褒められたのよ。
おー。
でも、なんか私、あんまり嬉しくなかったんだよね。
なんで?
なんかね、その髪型は彼に評価されるために作ったものではなかったんだよ。
おー。
基本的に太郎ちゃんと逆で、私前髪があるタイプだから、
うんうん。
前髪を上げることってあんまりなかったんだよね。
はいはいはいはい。
だから、これって果たしていけるのかしらと思ってやったみたいなところもあったわけよね。
うんうん。
で、その当時はまだ今みたいに普段着物好きになってないから、
はいはい。
別にどんな髪型でも、どんなメイクでも、どんなカバンでもいいのよみたいな感覚では当時はなくて、
着物ってこういうものでしょ?とかさ、
はい。
浴衣ってこういう風に着るものでしょ?みたいな固定概念がまだゴリゴリにあった頃だったんだよね。
うん。
だから、すっきりした髪型の方がいいんじゃなかろうかとか、
多少アイメイクは濃い方がぼやっとしないんじゃなかろうかとか、
そういう、もともと持っていた、見てきた価値観みたいなものに沿って作ったスタイルだったんだよ、その時って。
ほいほい。
当時付き合っていた彼が、すごくそれを、その髪型だったりとかをすごく褒めてくれたんだけど、
うん。
なんか、いつもの私じゃダメなんだなっていう風に受け取ったの。
えー!なんで?難しいね。
うん。
まあ、その、もともとね、自分のルックスについてものすごくコンプレックスがあったし、
うん。
好きじゃなかったし、
うん。
当時付き合っていた彼が、私の見た目を好きじゃないということを私知ってたんだよね、なんとなく。
あー、はいはい。
だから、それいいじゃんが、なんか、すごく褒められてるというよりも、いつもよりマシだっていう風に受け取ったのかもしれない。
あー。
だから、彼の前で着物とか浴衣を着たりとかするのが、なんか逆に怖かったんだよね。
へー。
へー。
複雑だにゃー。
うん。なんだろうね。なんか、それを突きつけられるみたいな気がしていて、
うん。
なんか、その、もともとがさ、さっきも言ったさ、中高生の頃にさ、張り切ってるのを見透かされるのが恥ずかしいみたいな、
はいはいはい。
自意識から来てる人間がさ、で、しかも自分の見た目好きじゃないじゃない?
あー。
で、その感じでさ、こう、着物着れるようになりたいなと思ってやってるスタイルに褒められるとさ、
あ、普段の私ってダメなんだみたいな方向に、こう、自意識が向いてしまうっていうのはね、そんなにね、外れた流れじゃないと思うの。
はいはいはい。
私、そこからよくここに来たと思わない?
ほんまやね。思えば遠くに来たもんだよね。
ほんと。ほんと。着物ありがとうね。でもマジで私の自己肯定感みたいなやつとかって、
うん。
マジで着物着るようになって使われたものだから、
できたよ。
最近のこと、最近のことよ、私のこの感じって。
この、バシッとさ、自分の意見言ってさ、いいと思うよ。やっぱりはっきり。
ねー、だから、ね、今日さ、恋バナってもっとキャッキャした話かと思ったら、たろちゃんは気が付いたら不倫な話するしさ。
はい。
私はもう、自意識お化けの話するしさ。
だから、
うん。はいはい。
だからこそ、この、街中ね、着付け師さんに着付けてもらったであろう浴衣姿の方とか見ると、
うん。
眩しいのよ。
おー。ピッチリガッチリ決まってる人が。
うん。
それはさ、今自分が、
うん。
自分も浴衣、自分で着れるじゃん、着物だって。
そうだね。
で、それで、なんか人に着せてもらった人が眩しいの。
眩しいね。
もしかしたら彼女、または彼らからしたら、自分で着てて、しかもその、
明らかに自分のチョイスでこの人は浴衣とか着物着てるなって思ったとするじゃん、椎名ちゃんを見て。
うんうんうん。
あれは多分人様に着せてもらったんじゃなくて、普段からああやって着てる人なんだなって思うじゃん。
うん。
眩しいって思われてるかもよ。
そうだね。自分が着物着たいなあでも着れないなあの時は、
うん。
明らかに自分で着てる人たちっていうのはわかるようになる。
その着付け師さんが着てくれてるこのピシッとしたやつじゃなくてさ、自分で着てる感じってやっぱちょっと違うじゃない。
うん、違うね。
それがわかるようになった時。
うん。
全部着物でわからなかった時とかはあんまり感じてなかったけど、
うん。
なんていうの、それがわかる、ゆるっと着付けてる自分らしく着てるっていうのがわかるようになった時はやっぱそれが眩しかったから、
うん。
その気持ちはね非常にわかるし、それがわかるあなたはもうこちら側に薄ら片足を突っ込んでいるよっていう、
いい沼だよみたいな気持ちにちょっとなるんだけど。
こわすぐ勧誘しようとするじゃん。
こわ。
こうやってまあいろんなエピソードがありましたが夕方に関して。
いやそうだよ。
今どっちかっていうとさ、恋に付随して浴衣とか着物とかが着てるっていうよりもさ、我々どっちかっていうと浴衣とか着物に恋してるじゃん。
うん。
史上に出回ってる紫の中には、あなたに似合うやつはちょっと少ないよねみたいな話なのかさ。
2番目の意見かな。
客観的に見てそれじゃないやつの方が似合うような気がするよっていうこと。
あと、別に紫は差し色で使えばいいと思うし、あとシンプルに私はイエベアキーじゃないですか。
だいたい思いっきりブルベなので、私が着れない色を着るんじゃって思ってるかもしれない。
ジェラシー入ってるってこと?
せめて私が好きだけど着れない色をお前が供養してくれみたいな。
カルマを背負わせてる?ごめんよ。
イエベのカルマをブルベに背負わせる。なんて最低なイエベ。
あれさ、たろちゃんよくこの間のいい奥様コスプレみたいな話するじゃんか。
自分が似合う色を着て、相手が似合う色を着たら、その色って喧嘩しないのかな。
相性悪くなったりしないのかな。
これが不思議とうまくいってますよ。
じゃあ本人に似合ってればいいんだね。
本人に似合ってるのが一番だと思いますよ。
だって夫の人も夫とも配偶者だからさ、
たとえその人が好きじゃないものを着ても許されることがわかってるじゃん。
わかってる。
それ着物のいいところじゃない、結婚のいいところだなと思ってるんだけど。
許し合えないと結婚しないしね、そもそもね。
それは本当にそう。
まだ結婚して、入籍して数ヶ月ですけど、本当にひしひしと感じますよ。
そうやって許されるから何でも好きに思い通りに着れる中で、
もし椎名ちゃんがまだ夫の人と付き合ってるとするじゃん。
結婚してないのね。
それは付き合ってた頃に心とか年齢を戻せばいいの?
それとも結婚して10年以上経つのにこの10年間は付き合ってるの?
それだと複雑だから前者にしよう。
だけど普段着物好きである今の着物とかマインドとかそのままにして、
デートに行くとするじゃん、浴衣で。
どういう基準で選ぶ?
でも今もそれはデートですよっていうプランの時ってあるじゃん。
結婚記念日にどっか行くみたいなやつとか、
今日は一日張り切って二人でどっかに行こうねみたいな、
デートっぽいデート、近所の居酒屋に晩御飯作るのめんどくさいから飲みに行くとかじゃなくて、
みたいな時とかはその時に自分が一番可愛いと思っているコーディネートだったりとか、
夫の人が前褒めてくれた着物および長着を使っているようなコーデを組むことが多いから、
比較的褒められたくて着るし、褒めてって口に出して言うもんね。
いや可愛いそれは、褒めて。
素敵であろうっていうことを結構口に出して言ってしまうので、
変わんないんじゃないかなそこは。
でもそれはさ、たられ場の話をしといて恐縮なんですけど、
10年間培ってきた夫婦生活の中でさ、褒めてって言ったら褒めてくれることが確定演出じゃん。
でもね褒めてって言って褒めてくれない人と付き合いたくない。
いや本当それはそう。
だって私髪切る日とか仕事の代わりに髪切ってくるとかをよくやるからさ、
出勤する前に朝とかに会うじゃんか。
そういう時とかに、私は今日髪を切ってくるので帰ってきたら可愛くなったねって言うんだよって言ってから出かけるわけ。
どういう反応していいか困ることもあるかもしれないけど、
一旦可愛くなったねって言ってくれっていう。
大事。
だから言ってほしいことは全部伝えていくスタイルなので。
じゃないと私は自意識をこじらせている過去があるからさ。
自分の思うように褒めてくれなかったら不満だってなるぐらいだったら絶対自分で希望を伝えたほうがいい。
そりゃそうや。察してはね、やっぱりちょっとしんどいわ。
そう。私も察しないしあなたも察しなくていい。
でも私も化粧してさ、見て今日めっちゃアイメイクかっこよくない見てって言う。
でしょ?一緒じゃん。
いやでも今ね、喋ってて思った。そのポンパドールを褒めてくれた当時付き合っていた彼には、
きっと私は髪を切ってくるから可愛いって言ってねっては言えなかった気がする。
それは年齢のせい?それとも相手のせい?
あのね、たぶん私が他人と関係性を構築するっていう術を持ってなかったんだと思う。
だから自分を認めるだけの糧も持っていなかったし、いや持っていてもそれの活用方法がわからなかったし、
相手と交渉するだけの手段を持っていなかったっていう話だから、別に彼が悪いわけでも、
人識は過剰だったと思うけど、その若さのせいとかっていうよりは、それができていなかったっていうことなんじゃなかろうかと。
そういう複雑な気持ちとか手段がないとかっていうのをさ、
中高生とか小学生の甘酸っぱい中でも一際きゅんと狂うことをやってる現役の方々ってさ、
無意識にそれ故に浴衣とかオシャレとかに力を借りるんじゃないかな、夏祭りとかに。
なるほどね。でも今ちょっと思ったんだけどさ、
何?
自分が恋愛をしているさなかぐらいの頃だった頃のことを振り返ってね、
すごい人混みに行くわけじゃん、夏祭りとか花火大会とかに行くってなったら、
今の交渉力を持ってたとしてね、
全部解説しちゃう気がするの、下駄が痛くなるかもしれません。だからご迷惑おかけするかもしれませんみたいな。