ゆいなわさんの聞く人ラジオ。
みなさんこんにちは。ゆいなわさんの聞く人ラジオのお時間です。
前回に引き続き、空想地図作家・今和泉隆行さんにお話を伺います。
今回はまず、空想地図作家の法人化についてから伺っていきます。
これ今、法人化されてますよね。それはなぜしたか?
ああ、いい質問ですね。
これね、変な話なんですけど。2015年、30歳になった時にしたんですけど。
それまでって、28から30の間が自営業の収入が8割、派遣の収入が2割という絶妙な時期だったんですね。
まあ、平均するとって話なので、月によっては12万。
うわー、もっと仕事来い!っていう感じで、夜勤の派遣を入れるということで大変張り合いがあったんですけど。
30になった頃にですね、夜勤に入れなくて良くなったんですね。
あー、ちょうど収入的に満足いくというか、このレベルにきたみたいな。
そう、そこがポイントで。満足なんですよ。
これがもっと私に夜勤があったりとか、欲が増えていったりしたら、もっと仕事増えろとかなると思うんですけど。
もう大丈夫!もういい!って思って、仕事来い!って思わなくなったんですね。
で、この時点でですね、今でもそうなんですけど、私入院したことがないんですよ。
入院したことがない上に、4列シートの高速バスの移動が平気だし、急な大きな出費みたいなのに現実味が湧かない。
けちった生活で、結構満足できちゃって。
これから30代だぞと。これから病気もするかもしれないし、4列バスだけでどうにもならなくなるかもしれない。
ってなると、もうちょっと宅配も必要だろうし収入も上げたほうがいいかもよと、ちょっと雲の上の私が言うわけですよ。
俯瞰してる私が。
ああ、確かにおっしゃる通りです!
おっしゃる通りと言いながらも、全然やる気が出ないっていうか、はい!みたいな。
っていうのがあって。
で、そういう時きっとどうしてるかなと思った時に、
例えば生活レベルを上げることによって、必要なコストを増やして収入を上げることを試みるという話を聞いたことがあり、
家賃上げるとかね。
家賃上げるのとか、月額の費用を上げるのはものすごく好きじゃないんですね。
好きじゃない。
サブスクすぐ切っちゃうって。サブスク苦手なんですよね。
ああ、そういうことですね。
なので、これはないなと。
で、どうしようと思った時に、一発で消えるやつが良かったんです。支出上。
一発で消える?
つまり、ここでそんなに支出がなければ、のんびり仕事が来ればいいなと思うわけですけど、
ここで何十万がなくなると、その何十万を取り返そうという気持ちになる。
そうですね。
なので、一発で何十万が消えるやつだと、その後、もうちょっと仕事して取り返さなきゃというやる気が出るという。
それがですね、法人化です。
え?ちょっと、え?なんか、あ、そうなんですか。
順番がなんかちょっと不思議な感じがしますけど。
変なんですよ。
じゃあ、それだったら法人化だなって思いついたって。
はい、最終的には。
ちらっついてはいましたけど。
もう一個言うと、あまりにも個人の金銭感覚の延長で生きてたので、
見積もりとかに出すと、今でもそうなんですけど、結構わかんないですね。
わかんない?
見積もりの出し方が。
それは私が、2B、法人向けのサービスを買ったことがあんまりないから。
一般消費者なんですよ、金銭感覚が。
だから、週1で2、3時間やって、数十万みたいな見積もりは出せないんですよ。
出さねえよ、そんなの。って思ってるので。
ただ、その時に、個人の金銭感覚ではない、法人としての金銭感覚を別に身につけた方が良かろうと。
結局私、2Cであまり商売をしていない2Bが多いので、
一般の顧客というよりは法人とかが多いと。
そっちの金銭感覚とか取引とか認証をつけていった方が良いだろうなという意味では、
法人というものを作って、別の会計の感覚を回した方が良いだろうなというのはありました。
でも、めんどくさいからやらないんですね。
やらなくていいんですよ。やった方が良いかなと思うんだけど、やらなくていい。
で、今のガツンと切れるとやる気になるんじゃないか、そうでもしないと長期的にやる気にならなくて、
どんどんどんどん絞んでいくぞ、お前大丈夫かっていうのが爆破スイッチになって、
そのボタンを押したわけですよ、法人が。
で、法人化したと。
そうです。
それによって。実際にしたら変わりました?
その時は変わらないです。
あれ?変わらない?
はい。だから30万が切れたことによって、やる気にはなりました。
もうちょっと仕事来い!っていうやる気が出ましたよ。
そこは良かったと思うんですけど、それ別に1年未満の話というか、
いつそれを回収し終わったか忘れたぐらい、瞬間風俗な話だよ、それって。
なので、それは短期的に叶えた気はするけど、そしたらそこから、
今、会社何年目だっけ、10年、11年ぐらいやってるから。
そこまでやらなくていいんですよね。
1年、2年でやって潰せばいいだけの話だと思うんですけど。
その意味では、そんなにやった意味があったかというと、その時はないんですね。
これが10年ぐらいすると、
あ、個人だったから受けられた仕事あったぞって。
ああ、そっかそっか。そうですよね。
だんだん確認を最近することがあるんですけど、
これって個人だったら受けられてました?って聞いたんです。
大きな仕事をいただいた大きな会社さんに聞いたんです。
そしたら、あ、個人だと発注できなかったですって。
おおー、なるほどって。
それ後から分かったというか。
後から分かりましたね。
それは本当ここ5年、もっと言うともっと短いかもしれないですね。
ぐらいで、そういうことがあるぞと。
ここ3、4年だと思います。
個人にしたから逃してない仕事があった。
それ、その時には分かんないんですよね。
分かんないんですよ。
後聞いたらそうだったみたいな。
なるほどね。
クライアントとしては確かにその感じは分かるというか。
ただ、熊泉さん自身はあまり自覚せずに
お仕事来たって受けて。
そうなんです。
そっか。
でもそれによってお仕事の幅も広がっていって、
結果的に後人化しといてよかったということにはならない。
結果良かったですね。
そういうことですね。
一応、そうやって11年とかお仕事されてきて、
これからこうしたいとかってあります?
これからこうしたいがですね、行き詰まったので。
行き詰まった?
あるようでないんですよ。
なぜないかというと、
自分で描くよりも流れに乗ったほうが面白かったからです。
だから結局こんなの仕事にならないよと思っている。
割と普通の感覚を持ったまま。
ただ、私の人見知りのなさによって、
初めましての人にもどんどんいろいろ話をしに行くというか、
それは全然積極的にというよりも、
呼ばれたらホイホイついていく、
受動的解放型の立ちがあるので、
それでどんどん広がっていったとは思うんですけど、
全然自分からビジョンを提示して、
面白い動きをどんどん取っているというよりは、
気づいたら出版、教育、いろんな方向に広がっていったと思った以上に。
そういうことですね。
ということは、つまり自分のアクセルが強いわけではなくて、
人が引っ張っていくという、
臭いを発することだけで生きてきている。
そうか。
宮泉さんは常に臭いを発している状態?
おそらく。
もっというと、これをヨットのように生きてきたなと思ったんですね。
つまり自分で動力、声ではいない、モーターもないけども、
追い風があるときに、歩を張って前に進んでいくと。
そうか。
追い風があったときには、確かに受動的解放型なので、乗っていくわけですよ。
そしたら、なんか思わず、
例えば地図地理のことをやっていると、地図地理の業界かなと、
あるいはちょっと近くで街づくりかなと思うと、
全然出版とか、
出版と教育と現代アートという、当初思っていない方向に広がって、
むしろそちらがメインみたいになってきたわけですよ。
そうすると、新しいところに行くには身を委ねていた方が、
自分がどこに行くために動くとしなくてもいいと思っていたんですけど、
ふと40になりまして、
たぶん行けるところをもう行ったなと。
そういう思いが出てきちゃったわけですね。
次広がるとしたら、2巡目だろうなと。
なるほどね。
私の仕事は、よく持っていると思うんですけど、ほぼ単発です。
継続じゃないんだ。
高校の探究だけ継続なんですけど、あとはほぼ単発です。
よく食ってると思います、本当に。
そうすると、同じ現場で2回目呼ばれるときに、前と同じネタだと呼ばれにくいと。
そうですよね。
あれ同じこと言ってるなみたいなと。
8年前と同じですね。
そうか。
だからマジのリターンズになっちゃうんですね。
はいはいはい。
さっきからちょいちょい面白いことをおっしゃいました。
ありがとうございます。
なので、ちょっとアップデートしたいなと思ったんですけど、
もうアップデートの仕方が分からないんですよ。
それ言っちゃう感じですか?アップデートの仕方が分からない。
分からないです。分からないというか、元から分かってないです。
そうか。自分のやりたいようにやってただけであって。
ただ、何がアップデートに見えていたかというと、
新しくやってきた界隈に対して、どういうふうにこれを出すといいだろうか。
そうか。その出し方はいろいろ。
そうです。
例えば、何かの素材をずっと積んだ状態で、船でいろんなところに連れていかれるとか。
現地ではこういう激辛が流行ってる地域に来たら、じゃあ激辛アレンジしてこうだなっていう。
そういう現場に合わせるアレンジの種類が増えたと思うので、
この10年間で出し方は増えたと思います。
では、肝心の空想地図はどうかというと、
この空想地図のエリアはそんなに広がっちゃいない。
ああ、そういうことか。
あと5年前までは、ここの展示、空想地図に関する現代美術の展示に合わせて、
この都市で拾った落とし物、住んでる人の持ち物とか、そういうものも再現しながら、
五感で感じる都市にしようというのが進めてたんですけど。
それもある程度やると、それ以上何をやればいいかわかんなくなってる。
ああ、そういうことか。
ということで、もう一個言うと、
最近来るのが、高校の探究だけじゃなくて、
メンターとか、そういう人に何かを教える、見逃げるみたいな役割が、
多分これ年のせいなんですけど、ちょっとそういうのが増えつつある。
で、私に何が教えられるっけって話なんですよ。
何かの基礎があって、その後自由型に行った人は、その基礎というものが教えられる。
そうですね。
何の基礎も。
そうですか。
逆に言えば、地理学入門みたいな科目は教えられるかもしれませんが、
絵でして私は今、現代アートがメインになりつつあるので。
そうか、空想地図という現代アート。
つまり作家だと思われている。
作家だと思われているが味噌で、
作家さんですよねって言われると、
確かに本を書いて展示をして、
事実上作家ではあるんですけど、
なろうと志したというよりは、なっていた。
作ってはいましたけど、
作家、家、つまり作ることで生きている。
それを家業ではないんだけども、
メインの看板にして生きていくほどの覚悟はなかった。
作ってるだけっていう感じだったので、
作家として呼ばれて喋ってくれとか、面倒見てくれみたいになってくると、
作家として言えることってなんだっけ?
そうか、そうか。
あとは、作家として今後何をしたいのか、
何を作っていきたいのかっていうのもわかんない。
そうですよね。
特にね、それでやってたわけじゃないし。
そうなんですよ。
そうか、それが今目の前にある課題というか。
そうです。完全にノームですよね。
ノーム。今はノームの中に。
ノームの中にいます。
で、ノームの中にいるんだけども、
何かを確立した人だと思いたい、私を、世の中は。
自分がじゃなくて?
私は何もかも。
そうですか。
この空想家作家という名前を作っただけでも相当なことだと思うんですけど。
言っただけですからね。
そうですか。
別にそれが国勢情報の業種リストに登録されたわけでもないので、何かを成したわけでも。
あと、空想家作家って名乗ると信用が増えて、めっちゃ家を借りやすくなるとかはない。
そうか。
どっちかというと逆。
そうか。
なので、言っただけですから、まあ誰でも言えるわなっていうことですよね。
それを言って、やったことによって10年を食えたわけじゃないですか、言ったら。
そうなんですよ。
すごいですよね。
この10年を食えたことは、私も予想外だったんですよ。
たぶん、完成の法則であと3、4年はいけるんでしょうけど。
40代中盤から後半に行くと前言するなと思います。
ここから加工戦の始まり。
そうか。
じゃあどうするっていうのが、今一気にの中なんですか。
そうです。
何かないんですか、ちょっとだけでも。
それは本当に見えなくて。
で、終年暗い室に入りました。
入りましたって自分で言うんですね。
入ったんですもん。
そうか。
これがプライドのない私の語りなんだと思います。
そうか。
事実ならしょうがない。
そうですね。
じゃあここでどうしましょうかって聞きたいところがあるんですけど。
法人化した理由。
法人化していたから受注できた仕事があったということ。
そしてヨットのように生きてきたとおっしゃいつつ、
今は完全にノームの中にいるのだそう。
そんな今井次さんはこれからどうされていくのでしょうか。
どうしましょうか。
これですね、8月にドーンと来たんですけど。
去年の8月?
そうですね、去年の8月ですね。
中年暗い室の内訳いろいろあるんでしょうけど、
例えば体力がどうだとか、若く見られないとか、
そういうのがいろいろあるんですけど、
あんまりそこはなかったですね。
ちょっとね、体が起こってきてさすがに運動した方がいいなみたいなのがありましたけど、
一番大きかったのが、今までこうやったらうまくいく、
こうやったら楽しいと思っていたことが、
一旦リセットされるなっていう感覚がありました。
それがもう楽しいことがなくなる絶望というわけではなくて、
ここで何か切り替わるっていうのがあって、
そうかと思った時に、
これちょっと今までのやり方っていうのを一旦リセットして、
池の水を抜いてまた入れることが必要かもっていうのが1個と、
もう1個が、
あーもう40まで来た、逃げ来たってちょっと思いたかったんですけど、
いざなってみると、あれ?と思って、
たぶん私、年金あんま受け取らんだろうから、
受け取らんだろうからというのは一応厚生年金はしてるけど、
役員報酬を激下げしてるので、
あんまり積み立てないコースになってるわけですね。
そうするとほとんどもらえない。
普通に会社員やってる人ももらえるから心配みたいに言ってるんですけど、
いわゆる会社員と自営業でもらえる年金が違うのは、
かなり自営業よりです。
ということは70代も働きます。
80代でも働くかもしれない。
そもそも80前後までは働くとすると、
あれ?あと40年あるぞって。
あーそういうことですね。
長っ!
40年どうするの?って。
そうですね。
これが30代の頃は、
その後は後のことなんて読めないから、
後になってから考えようと思ったんですけど、
その時思ってた後にはなっちゃった気がしたんですよ。
そういうことですね。
で、なんか霧の中入るなって。
今までも霧なんですよ。
今までも別に先が見えて、上向きに登ってたわけじゃないんだけど、
だんだんだんだんその霧が、
あ、霧だなってわかる気分。
前はちょっと霧っぽいなぐらいが。
霧だったり晴れたり、霧だったり晴れそうだったけど、
なんか濃いな。
で、なんだけど、
周りの人からは安定して走ってますねっていう風に見られていて、
遠くから見ると霧じゃないように見えてる。
あーそういうことか。
だから遠くから霧に見えてて、私も霧だったらそこにそんなに違和感はない。
でも違和感はないけど仕事は来ないかもしれないですね。
遠くから確実なものとして見られていることはありがたい。
ありがたいけど私は霧である。どうしよう。
ということで、これ結論が出まして。
あ、出たんですか。
大学院に行こう。
へー、はいはいはい。
ということで、4月から大学院に行きます。
この4月?大学院に行くんですか?
行きます。
何の大学院行くんですか?
これですね、現代アート系のところ。
あ、そっちに行くんですね。
美大とかそういうこと?
えーとですね、美大加藤文育や情報科学芸術大学院大学っていうメディアアートが一応中心で、
工学寄りの人もいれば、アート寄りの人もいれば、両方の人がいる大学院だけの大学なんですけど、
そこに行くことにしました。
そっか、それはまあいろいろこう思って、10年くらい過ごして、それだなと思い立って。
そうですね、インプットしたいっていう。
あー、そういうことですね。
やり方がわかんないわけだから。
そっかそっかそっか。
しかも地理の基礎はあるとは思いますけど、作家、もっと言うとアートの基礎ってないんですよ。
だから、どういうものの見方、あるいは現代美術の潮流があるかっていうことも、知識も感覚も乏しいのもありますけど、
自分自身でどういう場所に、どんな人に、あるいはどんな社会にどうアウトプットしていくかっていうところも、まだ未熟だと思います。
あー、そういうことか。
そういう意味で言うと、現代アートの人はそういうことは考えている。
だから応募できるわけですよ、いろんな場所に。
それをやったほうがいいだろうなと。
そうですね、それはいい感じがしますね。
そうするとようやく作家になれるんだと思います。
そっかそっか。今は名乗ってはいながらも、作家ではないところというか。
作家だと言われるから、作家だと書いた。
そういうことですね。
でもそこに別に、作家になりたくないけどなったとかではなくて、これは楽しくはあるし、ありがたくもあります。
非常に他の人でもできることを、人並み以下でやっていて、っていう感じではなく、
なるべく他の人にはない、私しかできないところっていうのの価値の抽出が求められ、
それも自分が工夫し続けるっていうことだとか、
そういう、あとはこう、新しい調理を作ってるかわからないんですけども、
私個人が作ってるものを、個人として面白いねと面白がってくれるとかですね、
そういうことはすごくありがたいし、面白いので、
結果としては楽しんでるし、嬉しくもあるんです。
だけどわからないです。
だからそれを、たぶん、実際のアーティスト、作家さん見てても、
わかる、わかってるっていう人って、あんまいない。
それはそうですね、それは確かに。
ですけど、逆に言うと、それがわからないながらに、止まらずに試行錯誤して動き続けている状況が、
作家としての動き方なのではないかとしたときに、
ちょっと今、動き方もがき方がわかんない。
そっかそっか。
それを一旦、大学院の環境で。
それを今まで私が、食えてなくて、この大学院にかけるんだっていう感じであればいいんでしょうけど、
うっかりこの東京で、仕事、人間関係、その他、
つまり3、4年はいけると言っちゃったんですけど、
3、4年完成の法則で生きていけそうな状態って、ある種ぬるま湯なんですよ。
そうか。
つまり、仕事が忙しい社会人が、合間に研究とか論文とか書いてますっていう感じの、
社会人大学生が許されちゃうかもしれないですね。
で、もともとあったこの空想地図をちょっと改編するとか、
そういう感じで出す、論文なり政策なりっていうふうに切り抜けることもできるんでしょうけど、
それってちょっと池の水を全部抜くことにならないんですよ。
そうか。
たぶん、ちょっとインプットはあるかもしれないし、
収支豪というものを得るかもしれないですけど、
だから構想的には前言していくというか、
順々に後半になっていって、
ああ、ちょっと落ち目だなみたいなことには変わらないと思うんですよ。
ということで、ちょっと習慣を変えたほうがいいなと思って、
なるべくこれは遠方のほうがいいと思って、
実は遠方から探してました。
あ、そうなんですね。
ということで、実はこの大学院は岐阜県なんですけど、
じゃあ岐阜に行くんですか。
引っ越すんです。
引っ越すんですか。
ここで今事務所はどうするんですか。
事務所は保ちますが、家は引っ越します。
ここに泊まることとかできるとか、
東京に用事が当然あって、
そこで加勉できます。
こういうことですよね。
じゃあここに東京来たら泊まって、岐阜県のほうにも住まいを移動させて。
完全に住民票と拠点というか、
自分の生活のベースはそっちに移すということですね。
じゃああと1ヶ月ぐらいで。
そうです。あと1ヶ月ちょっとです。
そうなんですね。
文教区民、16年ぐらい続いた文教区民が終わる。
そんな直前のタイミングですごい僕は切ってしまった。
そうなんですよ。なかなか。
そうなんですね。
文教区にも長く住まれていて、
ご自身の事業もちょっとこどもしようというタイミングで、
新たに大学に行かれるというので、
結構大きなターニングポイントとか。
そうですね。大きな転機の始まりだと思います。
そういうことですよね。
へー、そっか。
だからその先は学びながら、
果たして現代アートの作家というのはどんなものなのか、
そして何をしていくかというのは、
まだそれを言ってから見出していくということではあると思うんですけど。
そうなんですよ。
一旦今いただいたお話で、今までやってきたこととか、
まさに今の思いとか、
そういうところを聞かせていただいたような感じに。
そうですね。今までだとやらなかったことをやってみよう。
ただ何を言われるかわかんないですけど。
何なら今思ってもいないことをやってみようと思います。
そうか、そうか。
私たちは習慣を変える。
今までどっちかというと、学習効率が悪いな、みたいな自覚があったので。
具体的に言うと、この全科目、オールマイティーにいい、みたいな成績を取りにくくて、
何かだけはいいけど、何かは悪い、みたいな風になりがちなんですよ。
だから多分そういう意味では、わかってしまえばわかるんだけど、
わかってしまわないうちは人並み以下っていう、
そういう学習の癖があるなと思っていたんです。
それで10代の頃から、選択と集中じゃないんですけど、
結構、やっても人並みになりそうなものを切ってたんです。
そうなんですね。はいはいはい。
だからその結果、大学受験も私結構落ちてるんですよ。
おおーってくらい落ちていって、それも気にせずに、
まあそうだろうねと思って、あっさり進学はしてますけど。
あと運転免許も持ってないですからね。
だからそういう、運転免許も頑張って人並みぐらいじゃないですか。
他に運転できる人いるから、私やらなくていいかなっていうのもあったんですけど。
そういうのを一旦やり直して、運転もしてみるか。
ああ、そっかそっか。はいはいはい。
あとはちょっとどのぐらいできるかわからないけども、
あんまり今までメディアを使ったとか、デジタル寄りのことってよくわかってなかった。
それさらに言うと、これがまだ20代中盤なら、あんまり上手くないものっていうか、
そんなにセンスなかったり、いや違うでしょみたいなのもできたかもしれないですけど、
うっかり歳を取ったことで、そしてある程度、ググると顔も名前も出てくる状態になったことで、
下手なもん出せないなみたいになってきがちだと思います。
そうすると、うまくいくかわからない新しいことっていうのはやりにくくなるんですよ。
言うて私今から大学院生になるので、それ多分できるんですよ。
つまんないもの作れるんですよ。
だからつまんないものを作るとかやってみるっていう試行錯誤を回して、
習慣をまず変えてみる。新しいことをやってみるみたいな体にしている。
ゆくゆくは10個やったトライの中で1,2個いいのが出てきたならば、
その1,2個出てきた新しいトライで、今まで積み上げていたかもしれない
空想地図なり作家活動なりみたいなことをより肉付けしていったり進めていくエンジンにしていけるというわけですよね。
蓄積ではあるけど止まりつつあるというのが、結局私の空想地図なり何なりの実績のわけですよ。
積み上げちゃうけど別にそれ以上の発展性はない。
その発展性の鍵をあってた時に、それはでも他の人が発展させるのも難しい。
結局ロールモデルのない世界に来てしまっているので、自力でどうにかするしかない。
自力での試行錯誤ってうまくいくかわからないから、自分のやり方を育てていく、つくっていく。
そういううまくいかないかもしれないけど、もともと自発的にはやろうと思っていなかったことをやってみるみたいなところから始まるんじゃないか。
というのが今思っているところですね。
すみません、具体的な話があまりないですが。
いいえ、どうもありがとうございました。
大学院に行こうっていうきっかけみたいなのがあったんですか?
何か出来事とか、その課題に至った何かみたいな。
それ以外なかったんです。
つまり、元をたどれば自力でできる限界があったので、どうしようと思っていて、
インプットしたい、何かを学びたいっていうところですね。
そっかそっか。だったら今そこには大学院がちょうどはまるというか。
だから結構授業を受けたいんですよ。
現代アートの潮流であるとか、メディアがどうであるとか、技術哲学みたいな。
人がどのような技術を持って、人が変わり社会が変わってきたか、伝え方はどうかみたいなね、その辺。
そう思うと、それを身につけられた今泉さんになったら結構強いですよね。
結構強くなるといいですけどね。
自分に対する期待っていうのが。
慣れたらいいけれども、慣らんこともあるし、遅咲きの可能性は十分あるので。
それ何年いくんですか。
2年間。
じゃあとりあえず2年間は行って、その時期に済んで、当然その先はまだ分かんないというか、決められてはないというか、それの流れによるというか。
そうですね。今予想のつかないやつやりたいと思いますね。
今はじゃあ分かんない状態のこと。
今分かんない風になっている方が面白い。
いいですね。そうか。
例えばもし2年後ぐらいに僕が岐阜の方に行って、ちょっと前泉さんまたお話聞かせてくださいって言ったら、もうその時に出てくる何かがあるかもしれない。
あるかもしれないですね。東京でも岐阜でもないどこかにいるっていう可能性と、本質的に変わったので別の形で転生して東京に戻ります。
それもありますよね。
そういうのもあるかもしれないですね。
なるほど。そんな未来の自分も楽しい感じがしますね。
霧が晴れないのであるならば、霧の中の歩き方を身につけたい。
おおー。
霧の中を歩く歩き方を見つけて、より深い霧に行けるようにしたい。
霧を晴らしたいのではない。
そういうことですね。
私の人生は霧であることはしょうがない。
先人が成功したり上手くいったりっていう方向にどうやったっていかないわけではなくて、先人がいない方向に私は行っちゃうから。
それって先人がいない世界ってのはノームなんです。
そういうことですね。
なんとなく歩いてこれちゃいました。今まで霧の中を。
霧の中を歩くことに関しては他の人に多分耐性はあります。
そっかそっか。
でもこれからもより深くなる。深くなる霧の歩き方を私はまだ知らない。
そっか。それをまずは学んで武器にして、より深い霧の中へ。
はい。より深い霧の中でも、これは危ないな、これは行けるな、全然普通に歩いていこう。
焦る感じで走らずに、前見えないのに、
この向こう5メートルはぶつかんないから普通の速度で歩けるなみたいな感じで、スタスタ自分より堂々と歩いていると、
その堂々と歩いている様子を遠くから見て、
あ、なんかこの人に何かお願いしたいな、一緒にやったら面白そうだなって思ってくれる。
そこでちょっと怯えてたりぶつかったりしてると、
え、大丈夫?あのアラフィフのおじさんみたいになる。
それは霧を晴らすかどうかじゃなくて、体感をつけるとか歩き方とか本当に前に進むかみたいな話だと思います。
どこが前かを置いといて。
そうか。めっちゃ面白い、その話。
すごいなぁ。すごいですね。
それは今泉さんじゃなきゃ来れなかった道ですもんね。