今回は、植木屋・芳田雅睦さんにお話を伺いました。
現在は個人として、植木屋・造園関係のお仕事をされている芳田さん。まずは植木屋のお仕事についてから、伺いました。
https://www.instagram.com/kastanie_landschaft/
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https://stand.fm/channels/6513739a0bc9d6e1d690bae1
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サマリー
植木屋の芳田雅睦さんは、個人事業主としての経験を語り、それに関連する仕事の内容や生活スタイルについて詳しく説明しています。彼は、増援や植栽工事に関するさまざまな側面や、日本庭園の文化にも触れています。吉田さんは元々農業に興味を持ち、米農家になりたかったのですが、京都の職人たちを見て造園の道に進みました。彼は、仕事の楽しさは毎日の違いやルーティーンがないところにあると述べ、職人としての心得ややり方、コツを学ぶことの重要性について語っています。
00:03
ゆいなわさんの聞く人ラジオ
みなさんこんにちは、ゆいなわさんの聞く人ラジオのお時間です。
芳田さんの仕事
今回は、植木屋・芳田雅睦さんにお話を伺いました。
現在は個人として、植木屋増援関係のお仕事をされている芳田さん。
まずは、植木屋のお仕事についてから伺いました。
じゃあまず、芳田さんは、お仕事なんですかって言ったら、何をされているんですか?
仕事は、植木屋をやっています。増援関係の仕事をしています。
それは会社というか、所属しているという感じですか?
個人事業主で今やっていて、会社とかには所属せずに、
大学とかの繋がりとか、
昔からお世話になっている親方の繋がりで仕事をしています。
お仕事をいただいたりとか?
いただいたり、手伝いに行ったり。
お声がかかるみたいな感じですか?
そうですね、お声がかかるという感じです。
普段はどんな生活スタイルというか、どこかに通っているわけでもない?
そうですね、毎日場所、現場は違うんで、
だからもう明日はここ、明後日はここ。
東京だったり、神奈川だったり、千葉だったり。
場合によっては先輩の中でも、結構デザインとか設計とかすごい人がいて、
その人の仕事で、例えばカルイザーに行ったりとか。
僕は行けなかったんですけど、コーチとかの方にも行かれたりとかしたんで。
それは、そういうお仕事をいただいている方によりけりで、どこに行くかわからないし。
仕事の具体的な内容
そうですね、よりけりでどこに行くかわからないですね。
オーダーによるというか。
じゃあそこに、例えば明日ここに行くとか、
1日で終わるかもしれないし、長くかかることもある?
そうですね、それは1日なら1日って日程だけ確保してもらって、
手伝いに行くときはそれでできるだけ、
手伝ってというか、なるべく早くきれいに終わるように。
植木屋さんって、僕全然どういう仕事の内容とかがイメージ張ってつかないんですけど、何をするんですか?
植木屋は一番わかりやすいというか、のは庭師ですよね。
要は京都とか、東京でも都立庭園とかの、植栽の方の管理作業の方が、
そうですね、あれが一番わかりやすいかなと思うんですけど、
それ以外にも植木屋って結構、増援というのが大きい部類なんで、
例えば生産植だったら植木の生産、出根層とかの出根層、
昔からあるのはアガパンサスとか、
アガパンサス、種類ってことですか?
そうですね、そういうものだったりとか、ランとかもそうですし、
最近だと観葉植物とかも、
それ以外にも鉱木、低木、筒地とか鉱木とかだと、
いろいろあるんですけど、もみじとか松もそうですし、
それ以外にも植物の生産をする人たちも増援ですし、
卸す人も増援ですし、
増援の福祉としては。
生産者とつなげてくれる仕事ですし、
そこから施工する植栽工事、
例えばマンションとか、公園とかもそうですし、
一着言えば個人のお庭だったり、
あとは最近できたアザブダイヒリス、
あそこの真ん中の植物たちもそういうので植栽、
僕はやってないですけど、
あれもそういう植栽?
そういう植栽が関わってたって聞いたんで。
そういう感じなんですね。
そういう感じです。
なるほど。
なので管理だけじゃなくて、
生産を卸す、工事をやって、最後管理まで。
さらにある意味解釈というか、
伐採とか鉱とかもそういう部類に入る。
学びとキャリアの道のり
そっかそっか。
だから結構広いんですね。
そうして増援みたいな、
駅屋さんはそういういろんなことをやっていくみたいな。
その中で吉田さんは何をやってるんですか?
メインで何をやってるかっていうと、
何にもメインじゃないんですよ。
じゃあいろんなことをしてる?
いろんなことをやってる感じで、
今ここ1年間としては、
多分9割方は、
半分管理仕事、半分工事の仕事で。
自分の受け負いの仕事としては、
9割方は管理仕事、
1割方は植物の卸したりとか、
植栽したりとか。
なので大体手伝いで工事の方が多いかなと思います。
そっか。
具体的に切ったりとか、
メンテナンス的なこと?
そうですね。木切ったり、
生垣とか刈り込んで機械でやってる人がいたり。
あとは草刈りとかでシバーとか。
そっかそっか。
っていうのも含まれてそれもやったりする?
僕はやらないですけど、
土手とかの草刈りも増援関係で行って。
そっか。
え、そうすると、
一番上にいるのは国交省とそういう話になる?
そういうことも関係ないか?
土木課とか、
そういうことでもない?
そうですね。
もし会社だったらそういうことになるかもしれないですけど、
個人なんで、
あくまでも民間とかの方から仕事を依頼されてたり、
そこから横の繋がりで手伝いに行ったり、
手伝いに行ったりとかなんで。
そうすると結構いろんな方と繋がられていて、
お仕事こんな感じ、これできるみたいな感じで、
時にかぶったりとかってこともあったり?
時に日程がかぶったりするときは、
最初に頼まれてた方が、
あーそっかそっか。
もう入っちゃってたんですいませんみたいな感じ?
もしくは人数に余裕があったら、
お世話になってた親方とかの方を優先したりとか。
そのようなご自身で調整されるみたいな感じ?
結構お忙しいんですか?
ここ最近が結構そうですね。
独立して1,2年はどちらかというと、
仕事はいっぱいあるんですけど、
どちらかというと暇で、
自分からすいませんこの日空いてるんで、
ちょっといいですかとか。
同級生の会社とかに、
ちょっとすいませんお願いしますって言いに行って、
それで生活してた感じで。
最近は逆にそういうのはなるべく抑えて、
高校の先輩が今実家に戻られて、
監督とか営業をメインでやられてる方なんで、
その方がその受け入れの仕事を持ってきていただいたりとか。
あとは、
同級生で卒業してから3年目4年目なんで、
ちょっと偉くなったのか、
ちょっと自由にできるのか、
それの関係で同級生の会社から、
こういう仕事あるんだけどやる?とか。
お声がかかって。
それならできそうだからやります?
それは大学とかそういうところで学んで、
専門の学部みたいなのがあるってことですか?
僕が言ってたのは、
その話をすると多分高校から話した方がいいんですけど、
高校の時は都立農産高校っていう。
都立農産高校。
葛飾にある農業高校に行ってたんですよ。
そこだと園芸デザイン科っていう、
どちらかというと農業関連、あとは花器、
花とかを生産するような学科と、
食品科っていう、
食料を作った後にジャムとかの加工、ソーセージとか、
人によってはお酒も作ったりとかもする学科があるんですけど、
その園芸デザイン科に行って、
そこから選択類型で2年3年になるとどんどん専門性が上がっていくんですけど、
その中で3年の時に造園を選んで、
その時に本当は卒業したら就職する気だったんですよ。
でも親方の話とかいろんな人の話を聞いて、
最終的に個人事業主としてやるなら、
このまま就職しちゃっても良くないなというか、
良くないわけじゃないんですけど、
腕は良くなる。腕は上がるんですけど、
横の繋がりがないから、
卒業して会社入って辞めた後の仕事がないなっていう話に、
若方からいろいろ聞いて、
に至って大学行けそうな、
推薦なんですけど、大学行けそうな感じだったんで、
じゃあ大学行っちゃおうということで、
世田谷にある東京農業大学に
造園科学科っていう学科に入学して、
そこで同級生だったり先輩後輩も、
実家が造園業だったりいますし、
そうでもなくても絵描くのが好きで、
デザイン関係、設計よりは植物が好きっていう子が入ってくるんですけど、
それで大学に行って、
その大学の繋がりが今一番でかいかなと。
じゃあそういう経緯で今に至るみたいな感じ。
大学卒業されたら個人事業主としてやって。
大学卒業後は1年間だけJECっていう国際農業教育協会、
名前は出たかちょっと分からないですけど、
総称がJECっていう。
そこのプログラムの一つで、
造園も広いって話もしたんですけど、農業も広くて、
農業高校に造園の専門性じゃなくて、
選択で造園っていう授業を取るのと一緒で、
農業の中に生産農家さん、公明農家さんたちがいたりとかするように、
造園も一応農業の一つなので、
それで国際農業教育協会JECの方で造園を志望して、
ドイツの方に1年間だけ。他の国もあるんですけど、
造園だとアメリカとドイツだけあって、
そうなんですね。
アメリカ行くと結構有名なクリス・ホウイッチっていう日系の、
日本人の農業家さんがいて、そちらの会社に行けるんですけど、
僕はどちらかというと、大学に来てまで就職を辞めて大学に来たから、
日本庭園?
クリス・ホウイッチは日本庭園をアメリカで作っているんですよ。
でも日本庭園は日本いればいいやって思っちゃった。
多分クリス・ホウイッチのお弟子さんたちに聞かれたらよくないから、
わかんないかも。
そっちの方は選ばずに?
選ばずに、ドイツの方で何やるかわかんないですけど、
社長がドイツ人で。
逆に何やるかわからない、ドキドキ感とか。
そういう新しいことがあるんじゃないかなとか、
面白いことできそうだなって思って、それでドイツの方に。
ちょっと未知な方向に行ってみたっていう感じ?
英語もドイツ語もできないけど。
そっちの方に行ってみようって言って。
1年間やって、1年間向こうで研修?留学なんで、
研修しつつも向こうで暮らして仕事をして、
さらに向こうのドイツの農業的な文化とか農業の背景を学ぶ。
1週間、2週間あたり。
そういうのが1年経って戻ってきて、
どこに就職しようかなって考えたんですけど、
ドイツに1年間いたおかげですかね、
わざわざ会社に入って、会社色に染まらずに、
そのままの自分で動ければ
面白いのかなと思って。
それで今という感じ?
最初は帰ってきてどれくらい経つんですか?
帰ってきて今、あれ?
2年?3年?
2年。3年くらい。
2、3年。
今2千何年?
25年。25年ですよ。
じゃあ2年半くらいですかね。
2年半くらい。
そうですね。3月末に帰ってきたんで、
2年半くらいですかね。
じゃあもう卒業されて、
ドイツに行って、帰ってきてから、
個人事業主として開業みたいなのをして、
繋がっている方々からお仕事を時折もらいながら、
自分のスタイルでやっているという感じ?
そうですね。
そうか。
大学卒業後、新しいことをやってみようと、
ドイツで増援の勉強をされたという吉田さん。
会社色に染まらずに、そのままの自分でという思いを持ち、
今に至るとのことです。
ちょっと戻りますけど、
高校で農業というか増援とかそっちの方向、
学校を選ばれたっていうのは何でなんですか?
造園への道
もともと農業をしたかったんですよ。
農業をしたかった。
なんか小さい頃から米農家になりたかったんですよ。
そうなんですね。米農家になりたかった。
米農家になりたかったんですよ。
米農家になりたかった。
理由はなんでしょうね。
自分では分からないんですけど、
おそらくダッシュとか鉄腕ダッシュとかに行って、
ああいう生活をずっとしてたいなとか思っていて、
米農家だけじゃつまらないから、
動物の落農もできたらいいねとか、
果樹生産も面白いなってずっと思ってたんですけど、
中学の時に母に連れられて、
京都に何度か行くことがあって、
その時に銀角寺の方で、
あそこ結構植木屋さんが在住してることがあって、
そこで職人さんが楽しそうに作業してるのを見て、
これ何の職業なんだろうなーなんて思って、
調べていったら、造園?植木屋さん?っていうのにたどり着いて、
これってどこの建築なのかな?なんなのかな?って調べていったら、
結果最後農業なんだっていうことにたどり着いて、
農業の中で1次産業と2次産業をやってるのが造園なんだってことにたどり着いて、
死亡してた高校が造園の類型選択もあるなっていうのに気付けて、
これ面白いって思って。
それが中学生の時に開いたというか、こっちだなっていう方向性を見出したみたいな感じで、
そのまま進んでいったっていう。
仕事の楽しさ
実際その道に足を踏み入れてやってみてどうですか?
踏み入れてますよね。
やってみて楽しいですね。
どういう部分が楽しいと思う?
毎日違うことができるっていうのが楽しいですね。
ルーティーンじゃないところですかね。
今は多い仕事としては管理作業ですけど、
管理作業一つにしても草刈りもそうですし、
刈り込みとかの取りも扱って機械でやることもある。
木に登って剪定したり、
あとは脚立の上から掃除とか草取りとかもあるので、
動いてる範囲が結構立体的で、スケールが…。
やってる気持ちとしては全然そんなことないんですけど、
外目、第三者、客観的に見て、
いろんなことを空間一つでできるので楽しいですね。
それ以外の工事だと植栽で木を植えたり、
出根草とかの草を植えたりもしますし、
あとは石とか砂利とかもやります。
そういうのもあるのか。
じゃあ結構幅広く…。
幅広いですね。
生産も、もしやるとしたら生産も。
やってて当然そうなると、
やったことがないことに出会っていったりとか、
未知なことになったりとかするじゃないですか。
やったことがなかったりしたら、
やっといてって言われてやれるものなんですか?
やります。
やるんだ。
想像してというか。
あるいはある程度経験則があって、
こういう感じかなって見立てられてやっていくのか。
あと聞くっていうのもあるでしょうけど、一緒にやられてる方に。
基本っていう、職人さんたちからすると、
基本って結構、
それの基本も知らないのにみたいな、
言われちゃうかもしれないんですけど、
基本のもう本当気の地ぐらい。
やり方とかは高校の時に一応、
全体的には。
勉強はしているし。
勉強はしているんですよ。
だから本当にそれ専門にやってる人とか、
もっと経験のある人とかもっと早いことなんですけど、
やり方は知っていれば、
あとはそれを自分の中で試行錯誤しながら、
頭で考えて、
体も一緒に動かしてやっていくだけなんで。
ゾーンやってない人からすると、
ああいうのってセンスが必要なんでしょうとか、
よく言われるんですけど、
センスとか自分の中では思ってなくて、
どれだけそれに対して勉強したかだと思うんで、
どれだけそれを知ってるかどうかっていう差だと思うんで、
コツとかもやっぱり経験とかにはなると思うんですけど、
それを要は言語化して、
絶対その後輩たちとか、
いずれ弟子みたいなのができたら、
弟子に伝え、
言葉で伝えられたほうが絶対いいんで、
そのための基本ってなんだって思うと、
やり方とコツだと思うんですよ。
で、その2つを自分の中で勉強して、
多少持ってるものだったら、
やったことない作業でも、
分かりました、つってやって、
やったことなくて、
自分の中の基本の気の地もないようなやつだと、
職人としての心得
さすがに分かりません。
じゃあ教えてもらうぐらいの感じ?
他の人を呼んでもらうか、
一緒にやらせてください。
それで初めてやって、身につけていくみたいな感じ?
へえ、そうか。
じゃあ本当に、
事前に今日はこの仕事って言って、
やることはある程度言われたりして、
想定はできると言えばできる?
まあ、打ち合わせというか、
段階でどういうのをやるかは聞いてるんで。
じゃあそれでもある程度イメージはできて、
イメージして、
それをやっていってって感じですね。
何かやってて難しいこととかってあります?
難しいことですか?
人間関係ですかね。
そこか、具体的な作業とかそういうことではなくて、
人間関係?
人間関係です。
どう難しいですか?
このポッドキャストを聞いてる人には多分いないと思うんですけど、
僕とある現場がとても欲しいというか、
これからずっとやっていきたいなと思ってるんですけど、
そこにもともといた植木屋さんがいて、
その親方が、
僕の近所だから、
神社側はいずれお願いしますという形で、
もともといた植木屋さんものけものにはできないから、
ちょっとうまいことやってねっていう感じで、
お客さん側からその親方に紹介していただいたんですよ。
でも、
親方も結構高齢なんで、
なんか認識がもう違くて、
親方からすると、
僕が君を紹介したんだよっていう形に変わってて、
だから挨拶に来るのは、
君が勝手に作業するのはいいけど、
挨拶に来るとか日程の話とか、
言うだけ言うのは当たり前なんじゃないかと。
そういうことですね。
なるほど。
自分の中でもほう、なるほどって。
はいはいはい。
そういうところの。
なんだろうな。
認識の違いとかもあるんですけど、
たぶん筋を通さなきゃいけないとか、
そういう話になってくると、
たぶんいずれまた当たる壁だとは思うんで。
そっかそっか。
そのあたりを何に難しさみたいなところを感じられてる。
ある意味会社にも入ったことないので、
上下関係とかも。
そっかそっか。
そうですよね。
高校はいいとこ幅としては5年ぐらいじゃないですか。
関わってる。
でもそれ以上のあたりはちょっと難しいところで。
これから今上に対して難しいと思ってるけど、
今度また30歳40歳になったら下に対して難しいって思ってくるんだな。
そうですよね。
そこの部分がちょっと課題的に感じられてる。
そうですね。やっぱり人間。
一生つきついてくる話ではあると思うんですけど、
ここで何か思っていきたいなという感じですね。
そうですね。
もともと農業に興味があり、お米作りがしたかったという吉田さん。
京都銀格寺の職人さんの姿から造園に出会い、今があるのだそう。
仕事はセンスではなく、どれだけ勉強しているか知っているかとおっしゃいます。
そんな吉田さんのお話は次回に続きます。
27:31
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