絵画と時間の関係
こんにちは。健康塾ホリスティック・ヘルス・ラボ、ナビゲーターの岡田です。
今日のタイトルは、「タブローはタイムマシン」。今回は番外編、「真愈整体師の独り言」をお届けいたします。
真愈整体師として、絵画鑑賞から得たインスピレーションをもとに、ホリスティックな視点から感じたことをお話していきます。
大学時代、私はよく美術館や画廊に通いました。気取っていたわけではなく、大学の授業の一環だったのです。
卒業してからもしばらく、展覧会にはよく足を運びましたが、今の仕事をするようになってからは、なんとなく足が遠のいていました。
しかし、数年前のこと、ふと時間が空いたので、ある油絵の展覧会に足を運びました。
これは、心身経営の作家さんの作品だったと思います。名前は存じ上げませんでしたが、タブロー、完成された絵画作品と向かい合っていると、
そこに描かれているモチーフよりも、作者が描いているであろう情景のイメージがふわーっと浮き上がってきたのです。
いつ制作されたのかわかりませんが、その作者がキャンバスに向かっているときと、ギャラリーで私が見ているときは当然時間的なズレがあります。
1、2ヶ月前に描かれた絵でも、何百年も前に描かれた絵でも、作者と対面することができるような気になります。なんとなく不思議な感じがするのです。
作者は体の中に湧き上がる思いを絵に表現する。作者から切り離されたその感情は絵の具と筆を通してキャンバスに込められる。
そのままキャンバスに圧縮された思いが、時を経て空間を移して私の目の前に現れる。
すると、そこに込められている作者の息吹が、時を超えて今、圧縮されたファイルが回答されるように直接感じることができたような気がします。そんな感覚になったのです。
展覧会を見るとき、絵画から距離を取りぐるーっと回る。すると、目に飛び込んでくる絵が何点かある。
そして一通り回ってから、それら数点のようにじっくり見る。昔からそんな見方をしていました。
昔は何となくそれがツーの見方だと思っていて、理由は違うのですが、今回も同じような見方をしました。
絵の気を感じたいからだ。絵が読んでいる凝縮された作者の気が、目の前で回答されていくそんなイメージです。
正体でクライアントさんと向き合っていると、施術を通してその方のいろいろな側面が見えてくるように感じます。
言葉だけでは伝わらない何か、日々の生活、抱えている感情、過去の経験、そういったものがその人の体を通してじんわりと伝わってきます。
施術はまさにセッションと呼ぶのがふさわしい時間。お互いが向き合い、心と体で語り合う。
そんな中でふと、その方の奥底にある力に出会う瞬間があるんです。
言葉ではうまく言えないんですが、まるで眠っていた何かが回答されるように、その人の内側からエネルギーが湧き上がってくるようなそんな感覚です。
もちろん毎回ではありません。でもそういった瞬間に立ち会えた時、ああ正体をやっていてよかったなと本当にそう思います。
私たち人間は一人一人がかけがえのない命を持っている。苦しい時、楽しい時、笑っている時、怒っている時、すべてが生きて命輝いている瞬間です。
正体と人間の命
一人一人の代用品というのはありません。すべてがタブローです。コピーにはない息吹をタブローは発しています。
その輝くエネルギーに触れる瞬間、私も輝きを頂戴しています。
今回は絵画鑑賞から正体について語ってみました。
人間は時を加えて繋がることができる、そのことを感じながら、これからも誠実を通して皆様の心と体に寄り添っていきたいと思います。
本日は番外編、親友正体師の独り言をお届けしました。
本日もご視聴ありがとうございました。ぜひチャンネル登録といいねをお願いいたします。
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皆様の健康な毎日を応援しています。ナビゲーター岡田でした。