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こんにちは、カズです。今日は、本来無一物と、足るを知るという2つの言葉を紹介したいと思います。
本来無一物って読むんですけどね、このタイトルの言葉は、本来無一物、これは仏教の禅の言葉で、
その意味はですね、全ては空、空と書いて、四季即絶空ですね、全ては空なのだから、
執着するものは本来何もないっていう意味になります。
もうちょっと分かりやすい言い方で言うと、本来僕ら何も持ってなかったはずなんですよね。
本来何も持ってなかったはずなんだから、だからゼロベースなんだから、
だったら執着してしまうものは本当は何もないはずだよねっていう、そういうことですね。
そういう意味の言葉になります。本来無一物ですね。
本当にね、僕ら実際考えてみるとね、改めて考えてみると、生まれた時はまさにその身一つで、
何も持ってなかったと思うんですよ。何も持ってなかったはずなのに、
いずの間にかね、いろんな成長するに従って、所有物みたいなのが増えて、
それが失われることに恐れて、ということを繰り返してしまうと思うんですけど、
極端な例を出しますと、こういう話を聞いたことがあるんですよね。
大金持ちの億万長者がいましたと。
でもこの億万長者、株が暴落したか何かで、
所有資産の運10億円のうちの半分が失われてしまったと。
で、その何億円という損失に対してですね、この人は絶望してこの後自殺してしまったんですね。
っていう事実、実はあるそうなんですけど、
でも冷静に考えてみればね、いやまだ丸々億円、その半分の何億円はあるじゃんっていうことなんですよ。
なんだけど、自殺してしまったっていうことですね。
つまり言いたいのは、人間どうしてもこういう傾向がありがちっていうことなんですよ。
人はどうしても今の現状をですね、現状をゼロベースにして、
そこを基準としてその物事の良し悪しみたいなのを判断しがちっていう、こういう傾向が人にはあるように思います。
なんですけど、冷静に考えてみたらね、僕ら考えてみりゃ実はめちゃくちゃ豊かなんですよね。
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っていうのは、水や電気が当たり前のように通ってるし、
1日3食食べれて雨風しのげる家があって、そこで毎日暖かい布団で猛獣に襲われる心配なくゆっくりと寝られてっていう、
これだけでもめちゃめちゃ人類史に照らしてみたら豊かなわけなんですよ。
このように本来は事実としてとても豊かなはずなのに、
これを忘れて比較の世界、隣の他人に対して比較して、
あの人はもっと稼いでるに私はこれだけだから私はダメだみたいに苦しくなるみたいなことを勝手にやってるってことですね。
SNSとかもそうだと思うんですけど、
そういう比較の世界に生きてるから実際苦しくなってるんだということですね。
だけども、これってこの比較の世界っていうのは、言うなれば現実ではないですよね。
妄想の世界、思考の世界の話なんですよ。
事実は先ほども言った通りめちゃくちゃ豊かなはずなんですよ。
これを本来無一物と関連した言葉でもあると思うんですけど、
樽を知るっていう言葉もありますね。樽を知る。
今持っているものの価値を知る、その有難みを知るってことですね。樽を知る。
この感覚を忘れないと、やっぱり幸せになると思います。
というわけで幸せでいられるかどうか、現状幸せを感じられるかどうかっていうところで、
価値観のベースをどこに設定しておくかっていうことですね。
このことがとても大事になってくると思います。
価値観のベースをどこに設定しておくかが大事というところで、
皆さんに今回知っておいていただきたいのは、樽の本来無一物という言葉でした。
そしてそこから樽を知ると幸せを実感できるんじゃないかなということでしたね。
なので今回はこの2つの言葉、本来無一物と樽を知るですね、
を覚えていただけたらいいんじゃないかなと思いお話しさせていただきました。
今回はこのくらいで失礼したいと思います。どうもお聞きくださりありがとうございました。