はい、では今日もですね、皆さんと一緒に牛乳で乾杯していこうと思いますけれども、
AIのね、クロードっていうサービスがあるんですけど、 そちらのねクロードコードのフェーブルっていうやつがまあすごいと、
AI触っている界隈の人はもうすごいですよ、これしかねえっていうのがあってですね、 僕も先週ぐらいから使い始めてるんですけど、ずーっと触ってて、
ずーっと触ってて、昨日やっとできたアプリがありましてね、 以前作ってたあの黒毛和牛の均衡係数を計算するソフトをですね、このフェーブルというやつで、
アップデートしたものを昨日リリースしましたんで、 ぜひ各SNSにあげておりますので、ぜひ一度皆さん触っていただいて、
楽の業界の形かつ、あれかもしれないですけど、一般の方も触ってみるのは全然無料なので、 触ってみていただいて、遊んでみていただけたら嬉しいなと思います。
アプリ開いてね、右上のところにご意見ボックスみたいなご意見かけるとこ置いておりますので、 ここら辺使いにくいなとか、ここら辺直してほしいみたいなのがありましたら、
どうしどしいただけたら、僕は何もしてないんで、フェーブルは全部作ってくれてるだけなんで、 いただけたら嬉しいなと思っております。
これね、最初のページで大事なことが書いてあるんですけど、 川上牧場自費でやってますんでね、これね。
ぜひよろしければメンバーシップの方に入っていただけたら嬉しいなと思います。
ちょっとすいません、ちょっと長くなりましたね。 今日も皆さんとギュンギュンで乾杯していこうと思いますので、
皆さんがギュンギュンを準備している間にですね、 ちょっとお知らせをしたいなと思います。
川上牧場noteというですね、ブログとか記事を書いたりするアプリをやっております。
毎日配信しているこの音声配信を文字起こしして再構成したものをnoteの記事として毎日上げておりますので、
ぜひ皆さんね、アカウント登録してログインして読んでいただけたらと思います。
で、このnoteの記事がね、面白いとか、もっとより深く知りたいと思われる方はですね、
メンバーシップというものを準備しておりますので、 ぜひ皆さんこちらよろしくお願いします。
皆さん応援支援していただくとですね、川上牧場新しいことをどんどんやってきますんで、
黒毛和牛の均衡係数のね、計算方法をアプリ、 こんなやつをいっぱいもう作っていきますんでね、
はい、ぜひ皆さんよろしくお願いします。
あとインスタグラムの方でやっております、ハッシュタグ未来の牛乳と称しまして、
皆さんのこんな牛乳あったらいいな、こんな牛製品食べてみたいなというものをですね、
デジタルアートにして販売しております。
こちらのデジタルアートの売上は、川上が子供食堂に牛乳を支援してあげたとか、
小中高の食育活動に参加した際の活動品を当てさせていただこうと思っておりますので、
ぜひ皆さんご支援よろしくお願いします。
皆さんのご支援が子供たちの未来の牛乳を作っていくという、そんな特別なデジタルアート体験となっておりますので、
ぜひ皆さんこちらもよろしくお願いします。
あと川上牧場公式LINEをやっておりまして、365日毎日配信してるんですけども、
なかなか毎日は来ないという方のためにですね、
週に1回まとめの記事が届くという、そんなお手軽な公式LINEになっておりますので、
ぜひ音声配信を聞いている方はですね、概要欄にあるリンクからお友達登録していただけたらと思います。
よろしくお願いします。
はい、ということで今日も皆さんと一緒に、
あ、お知らせでございました。
皆さんと一緒に今日も牛乳で乾杯していこうと思います。
かんぱーい。
今日はなぜ白黒になるのか、なぜ一頭ずつ模様が違うのか、
遺伝はどこまで関係しているのか、
そしてあの模様に何かメリットがあるのか、
このあたりを遺伝学や発生生物学という部門の学問もあるそうです。
こちらのお話を交えながらできるだけわかりやすくお話していきます。
まず黒か赤かと白がどこに入るかは別の話をしていきます。
最初にホルスタインの毛の色について整理しておきます。
皆さんがよく見るホルスタインは黒と白のブラック&ホワイトが多いかと思います。
そのまま黒と白ということですね。
ただホルスタインには赤と白の牛もいます。
こちらはですねレッド&ホワイト、赤と白というね。
こちらも同じですね。
赤毛の牛も赤もですけど茶色ですね。
皆さんの色とすれば。
一般的なホルスタインでは黒い毛の色に関係する遺伝子と赤い毛の色に関係する遺伝子があり、
黒が優勢赤が劣勢という形で遺伝することがあります。
なので見た目は黒白でも赤毛の遺伝子を持っている牛がいます。
レッドキャリアとか言ったりしますけどね。
そしてその牛同士の交配条件によっては赤白の孔子が生まれることもあります。
ただし今日の質問で大事なのは黒か赤かという毛の色の種類と
体のどこが白くなるかという模様の話は別に考えたほうがいいということです。
今日は特になぜ白い部分の入り方が牛によってこんなに違うのかというところを見ていきます。
牛の毛を黒く見せるためには皮膚の中にあるメラノサイトという細胞が関係しています。
メラノサイトというのは簡単に言うと色素を作る細胞です。
人間の髪の毛や肌の色にも関係している細胞ですね。
このメラノサイトが作るメラニンという色素によって毛に色がついていきます。
では白い部分はどうなっているのか。
ホルスタインの白い部分では体が作られていく発生の途中で
色素細胞の元になる細胞がその場所まで十分に到達しなかったり
色素細胞として働かなかったりすることで白く見えると考えられています。
ここで重要なのが牛の模様は牛が生まれた後に作られるわけではないということです。
お腹の中で体が作られていく段階からどの場所に色素細胞が配置されるのか
どの範囲まで広がるのかそういう発生のプロセスが進んでいき
その結果として生まれた時にはその牛特有の模様ができています。
ホルスタインの白い部分ですね。
つまり白い模様に関係すると考えられている代表的な遺伝子として
KITという遺伝子があります。
もう一つMITFという遺伝子も知られています。
例えば遺伝率が50パーセントなら
親の模様の半分が子供にコピーされるという意味では全くありません。
遺伝率はある集団の中で見られる個体差のうち
遺伝的な違いによって説明できる割合がどれくらいなのかという統計的な指標です。
なのでホルスタインの白い面積には
遺伝の影響が大きいということは言えても
親の白い場所がそのまま子に移るという話ではありません。
ここは分けて考える必要がありますということですね。
そしてなぜ一頭ずつ模様が違うのかというお話をしていきます。
ここをイメージしやすくするために少し例え話をしていきます。
遺伝子を道路を作るための基本ルールだと考えてみます。
この方向に道路を伸ばしやすい、この場所では伸びにくい、
ここで分岐しやすいというような大まかなルールは決まっています。
でも実際に完成した道路の網は
その土地の条件や途中の変化によって少しずつ違ってきます。
ホルスタインの模様もそれに近いイメージです。
遺伝子が発生の大きなルールを作っていますが、
そこから色素細胞が増えたり、移動したり、分化したりしていきます。
その結果同じ品種でも一頭ずつ異なる模様が完成するということですね。
だからホルスタインの模様は完全な偶然ではなく、
でも完全なコピーでもない、遺伝によるルールの中で生まれる個体差と考えると分かりやすいと思います。
そしてパンダやキリンは本当に同じ模様なのかというところも話していきます。
質問ではパンダやキリンは統一されたような模様なのにという話がありましたが、ここも面白いところです。
まずパンダからです。
ジャイアントパンダは目の周り、耳、肩から前足、後ろ足といった場所に黒い模様があり、確かにかなり共通して見えます。
なので人間から見るとみんな同じパンダ模様に見えます。
一方でキリンも体全体に茶色や褐色の反転模様があります。
ただし実際にはキリンの模様も一頭ずつ違います。
反転の大きさ、形、境界の形、配置、こうした部分には個体差があります。
つまりキリンは全員同じ模様というわけではありません。
それでもホルスタインより統一されて見えるのは、その種の模様を作る基本的なパターンがホルスタインより強く共通して見えるからだと考えると分かりやすいということですね。
ただしパンダはこの遺伝子、キリンはこの遺伝子、ホルスタインはこの遺伝子だから違うと単純に一つの仕組みで比較することはできません。
種が違えば進化の歴史も違いますし、模様を作る発生の仕組みも異なっていきます。
ではホルスタインのバラバラな模様にメリットはあるのかというところをお話ししていきます。
ここが質問のもう一つのポイントですね。何かメリットはあるのでしょうかということで。
これについては慎重に答える必要があります。
現時点でホルスタインが個体識別されやすくなるためにあえて一頭ずつ違う模様へ進化したと示す科学的根拠はありません。
また白黒模様がバラバラだから乳量が増えるとか病気に強くなるとか繁殖成績が良くなるとかそういう明確な生産上のメリットもあるとは言えません。
なので模様が違うことそのものに明確な進化的なメリットがあるとは断定できません。
ただし人間側には非常にわかりやすい副産物があります。それは個体識別です。
牧場で何十頭ものホルスタインを飼っていると不思議なもので毎日見ているうちにかなり見分けられるようになります。
地表を見なくてもこの牛は顔が半分白いとかこの牛は腰のところに大きな黒い模様があるとかこの牛は右側がほとんど黒いとかこの牛は頭がほぼ真っ黒みたいに覚えています。
もちろん正確な個体管理には地表や個体識別番号を使います。
でも日常の牛舎作業では体格、顔、歩き方、乳房、角度、そして模様、いろんな特徴を組み合わせて牛を見ています。
なので落の丘にとってホルスタインの模様は一頭一頭の顔みたいなものでもあります。
ただしこれは人間に識別されるために牛が模様を進化させたという話ではなく、結果として人間にとって見分けやすい特徴になっているということです。
左右の模様も同じではないというお話をしていきます。
牧場でホルスタインを見る機会があったらぜひ試してほしいことがあります。
牛の右側を見てから反対側を回って左側を見てみてください。
意外と違います。
右側は黒が多いのに左側は白が多い。
片側だけ大きな模様があったり顔の模様も左右非対称、そういう牛が普通にいます。
人間の顔も完全な左右対称ではありませんが、ホルスタインの模様はもっと大胆に左右が違います。
なので写真だけで一頭の模様を覚えるなら、右から見た牛と左から見た牛で全く印象が違うことがあります。
これもホルスタインを見る楽しさの一つです。
ラクノカは普段白黒の牛という一言でホルスタインを見ていますが、
でも実際にはその模様が完成するまでに受精卵だった一つの細胞が分裂して、
体の各組織が作られ、色素細胞の元になる細胞が生まれて体の中を移動して皮膚へ広がって、
そして色素を作る細胞へ分化していく、そうした非常に複雑な発生過程があります。
それはキット、ミットF、そういった遺伝子がその仕組みの一部を調整しています。
つまり牛舎でラクノカが何気なく見ている白黒模様は、遺伝子と細胞の発生が作り上げた最終結果ということなんです。
そう考えるとただの模様には見えなくなってきます。
これもラクノカでは面白いところですけれども、
同じ父牛を使っていても娘牛たちの模様は全然違います。
同じ母牛から生まれた姉妹でも違います。
遺伝的にはかなり近いのに模様はそれぞれ違います。
これは同じ設計思想から作られていても完成した外見は一頭ずつ異なるという生物の面白さをよく表していると思います。
遺伝改良をしていると、乳量、乳脂肪、乳タンパク、体型、乳房、繁殖性、疾病抵抗性、いろんな数値を見ますが、
でもその牛の外見には数値だけでは表現できない個体差もたくさんあります。
模様はその中でも一番わかりやすい特徴ですねということですね。
牛の模様は遺伝子の指紋なのかというお話をしていきます。
じゃあ模様は指紋みたいなものですかと思う方もいるかもしれませんが、感覚的にはかなり近いです。
一頭ごとの識別に使えるくらい違います。
ただし生物学的な仕組みとして人間の指紋とホルスタインの模様が同じという意味ではありません。
あくまで個体ごとに特徴的なパターンがあるという点で見ています。
現在では画像認識AIを使って牛の顔や体の模様から個体識別を行う研究や技術開発も進んでいます。
将来的には地表だけではなくカメラが牛舎を見て今歩いているのは何番の牛、
この牛の保養が昨日より変わった、この牛の採食行動が落ちているというところまで自動で識別していく技術がさらに広がる可能性があります。
そうなるとラクノオカが目で覚えていた牛の模様をAIが覚える時代になるわけですね。
これも面白いなというところです。
はい、ということで今日の質問、かんしんさんからいただきました。
質問にお答えしてきましたけれども、パンダやキリンは統一されたような模様なのに、
ホルスタインはなぜ一頭ずつバラバラなのかという質問にお答えしてきました。
ポイントをまとめますと、ホルスタインの黒白模様には遺伝的な背景があり、
白い部分の形状にはキット、ミットFといった色素細胞に関係する遺伝子が関与しています。
そしてQTLという日本語では量的形質遺伝子座と呼ばれる白い面積の多さなどに影響する遺伝的な領域も研究されています。
ただし遺伝子の中に牛一頭一頭の模様の完成図が入っているわけではありません。
遺伝子が色素細胞がどう発生しどう広がるのかというルールに関わり、
その過発性過程を経て一頭一頭違う模様になります。
ですから一言で言えばホルスタインの模様は遺伝と発生が一緒になって作るルールのある個体差ということですね。
次にホルスタインを見る機会があったらですね、ぜひ白黒の牛がいるだけでは終わらず一頭ずつ見比べてみてください。
顔、首、肩、背中、お腹、足、右側と左側、本当に全然違います。
そしてなぜこの模様になったんだろうと思ってみてください。
その疑問の先には遺伝学、発生生物学、進化、家畜の育種、さらにはAIによる個体識別までつながっています。
楽能で牛乳を作るだけの仕事に見えるかもしれませんが、一頭の牛をじっくり見ていくだけで色々な科学につながっています。
牛舎は生きた生物学の教科書みたいな場所ですね。
今日も面白い質問ありがとうございました。
また牛のここって何でこうなっているのとか、牛乳についてこれが不思議という素朴な疑問がありましたら、ぜひ送ってみてください。
こういう当たり前を疑う質問は調べてみると本当に面白いです。
勉強になりますので、ぜひどうしどうし質問していただけたらと思います。
はい、ということで今日の質問にお答えしていました。
ありがとうございます。