熱さの影響でですね、牛乳の消費が伸びると思いきや、
なかなかね、成分無調整牛乳の売れ行きが悪いみたいで、
あとは熊本とか千葉とかの災害とかがあった影響もあるみたいで、
なかなか成分調整牛乳が伸び悩んでおります。
ぜひ皆さん、これからですね、涼しくなってくるとですね、牛乳の消費がまた少なくなってきて、
まあ学校給食が始まるんでね、少しは良くなったりするかもしれませんけれども、
ぜひコップ一杯、今日も一日ね、飲んでいただけたらと思います。よろしくお願いします。
では今日も皆さんと一緒にね、牛乳で乾杯しようと思いますので、
皆さんが牛乳を準備している間にちょっとお知らせをしたいなと思います。
川上牧場noteというですね、ブログとか記事を書いたりするアプリをやっております。
毎日配信しているこの音声配信を文字起こしして再構成したものをnoteの記事として毎日上げておりますので、
ぜひ皆さんね、アカウント登録してログインして読んでいただけたらと思います。
noteの記事が面白いなとか、もっとよりよく知りたいと思われる方はですね、
メンバーシップというものを準備しておりますので、ぜひこちらの方も検討していただけたらと思います。
皆さんの応援、ご支援がですね、川上牧場の活動の原動力となりますので、ぜひこちらもよろしくお願いします。
あとインスタグラムの方でやっております、ハッシュタグ未来の牛乳と称しまして、
皆さんのこんな牛乳あったらいいな、こんな牛製品食べてみたいなというものをですね、
デジタルアートにして販売しております。
こちらのデジタルアートの売上は川上がこの食堂に牛乳を支援したりだとか、
小中高の食育活動に参加した際の活動品を販売させていただこうと思っておりますので、
ぜひ皆さんご支援よろしくお願いします。
皆さんのご支援が子どもたちの未来の牛乳を作っていくという、
そんな特別なデジタルアート体験となっておりますので、ぜひこちらもよろしくお願いします。
あと川上牧場公式LINEをやっておりまして、365日こうやって配信しているんですけども、
なかなか毎日は聞けないという方のためにですね、
週に1回まとめの記事が届くという、そんなお手軽な公式LINEになっておりますので、
ぜひ皆さんね、こちら音声配信を聞いている方はですね、
公式LINEの方も登録していただけたらと思います。
概要欄の方にリンクつけておりますので、そちらからよろしくお願いします。
はい、ということで、じゃあ今日もお知らせでございました、
皆さんと一緒に今日も牛乳で乾杯していこうと思います。
かんぱーい。
いただきまーす。
うまいー。
今日も牛乳で、今日も牛乳飲んでいただいてありがとうございます。
ありがとうございます。
コメントで無調整で乾杯、激うまというコメントも来ております。
ありがとうございます。
今日も美味しい牛乳を絞ったんでね、ぜひ飲んでください、たくさん。
もうちょっとね、孔子が生まれそうな気がしますけどもね、
今週中のところで生まれてくれたら嬉しいなと思っていますけども、
暑いからなー、どこだー、サンゴも来る、どうなるかちょっと心配ですけども、
頑張っていきます。よろしくお願いします。
ではでは、今日も皆さんの質問・コメントをお答えするお便りのコーナーをやっていこうと思います。
各配信アプリ、SNSに来た質問・コメントをお答えするコーナーとなっております。
今日の質問はポポポという配信アプリから来ました、ポポポネームヤマさんからの質問でございます。
いつもありがとうございます。
質問です。
最近、エディプスコンプレックスという心理学の概念を知りました。
これはジーク・ムントフロイトが提唱した幼児が異性の親に対して強い愛情や独占欲を抱き、
同性の親に対しては敵意やライバル心を抱く無意識の葛藤状態を指します。
今、ほとんどの牛さんは人工受精なのでこういったことはないと思いますが、
都外のような状態で育てた場合、このような現象は起こる可能性はあると思いますか?
また、オスの牛が生まれた場合にお父さん牛に攻撃しちゃうみたいな、
前に質問したハプスブルク家の質問とかとちょっと近い考えなのかなと思いながら、
牛乳うめえ!というコメントが来ております。
ありがとうございます。
面白い角度の質問をいつもしていただきますけども、
全くよくわからなかった、僕も結構本とか読むんですけども、
エディプスコンプレックスという言葉を初めて知りましたね。
ありがとうございます。
今日は心理学と動物行動学を行ったり来たりしながら、
お父さん牛、お母さん牛、そして息子という家族関係を
牛は人間と同じように捉えているのかというのを考えてみまして、
AIの方でシミュレーションしてまとめてきたものをお答えしていこうと思いますので、
ちょっとこちらを読んでいこうと思います。
結論から先に言いますと、牛にも親子関係や個体認識、
順位争いはあります。
しかしですね、母親を独占したい息子が父親を恋がたきとして攻撃するという
フロイト的なエディプスコンプレックスが牛にも存在するという根拠はありませんということです。
ただですね、じゃあ父牛と息子牛は絶対に争わないの?というとそうでもないです。
争うこと自体はあり得ます。
ここが今日の面白いところです。
まずエディプスコンプレックスとは何なのかというところをお話していきます。
質問にもありますが、これは精神分析で有名なジーク・ムントフロイトが提唱した概念です。
幼児期の子どもが異性の親に愛着を向け、
同性の親を競争相手として捉えるという考え方ですね。
ただ最初に大切な注意点があり、これはフロイトの精神分析理論の概念であって、
現代心理学で人間の子どもに普遍的に存在することが確立された
生物学的法則として扱うべきものではありませんということです。
まして人間であるのだから牛にもあるだろうとそのまま当てはめることはできません。
今回の質問を科学的に考えるなら、牛にもエディプスコンプレックスはあるかより、
牛は父母子どもをどう認識していて、
血縁固体同士で繁殖や順位をめぐる競争が起こるのかと問い直した方がいいと思います。
ここからは動物行動学のお話をしていきます。
ではまず牛は他の牛をちゃんと見分けているかというところをお話していきます。
牛なんて全部同じように群れているだけじゃないの?と思う方もいるかもしれませんが、
実際にはそんなことはありません。
研究では牛には社会的な個体認識能力があり、
いつも一緒にいる牛、知らない牛、自分より強い牛、自分より弱い牛などによって行動が変化します。
母牛と子牛も強い社会的関係を形成し、お互いを認識できます。
さらに牛の社会関係はランダムではなく、
年齢、性別、順位、血縁、そして一緒に過ごしてきた経験などによって親しい相手が変わります。
これ楽能化ならかなり実感あるのかなと思いますけど、
新しい牛を新しい群れに入れ替えた時なんかは分かりやすいですね。
知らない牛が入ってきたりすると押したり追いかけたりとかですね、
頭をゴンゴンとぶつけたりしてしまってしばらくごちゃごちゃしてるんですよね。
研究でも知らない個体を群れに導入すると攻撃行動が増えることが報告されています。
そして関係ができてくると少しずつ落ち着いてきます。
つまり牛にも誰でも同じではないという社会があります。
じゃあお父さんというのが分かるのかというところをお話ししていきます。
これ質問の核心ですね。
母牛については非常に分かりやすいです。
妊娠して出産して子牛が生まれて舐めてあげたりとか授業をして一緒に過ごすということですね。
母と子には直接的な関係があります。
では父牛はどうでしょうか。
人間ならこの人がお父さんですよという社会的な情報を共有できます。
牛には当然そんな説明はありません。
ですので遺伝的に父親であることと、
その母牛を父親という社会的役割として認識することは分けて考えなければいけないということですね。
牛には血縁や親しさに応じて社会関係が変化する能力がありますが、
確認した範囲では、
オスの子牛が特定の性優を自分の父親として概念的に認識しているとまで示した牛の研究は確認できませんでした。
ここは断言しないほうがいいところかなと思います。
では父牛と息子牛をずっと一緒に飼ったらどうなるのか。
仮に父牛、母牛、オスの子牛、この3頭を長期間同じ環境で飼ったとします。
子牛の頃は当然父牛よりずっと小さいです。
ところが成長して生成熟すると状況が変わってきます。
オス牛にはテストステロンが関係する行動があり、
オス同士では頭突きや闘争などの敵対的行動が見られます。
野生動物では近親後輩を避ける仕組みとして、成熟したオスやメスが出生の群れから離れる分散や血縁個体を認識する仕組み、
幼少期から一緒に育った相手を繁殖相手として避ける仕組み、こういうものが種によってみられます。
ただしこれをそのまま牛に当てはめて、牛は必ず父や娘、母・息子の後輩を避けるとは言えません。
ここは家畜では重要です。
人間が閉じた環境を作れば、本来自然界では出会い方が違った個体同士でも繁殖できてしまいます。
なので畜産では血統を記録していきます。
そして人工樹勢なら父牛、母方の祖父、さらにその上という血統を確認して後輩を設計できます。
今ではゲノム情報でゲノム均衡係数なんてのもありますね。
つまり自然界で行動によってある程度調整されたいものを人間が遺伝情報を使って管理するようになった。
ここは家畜科の面白いところかなと思います。
そして人工樹勢によって父親という存在が消えた牧場、こういう話をしていきます。
落農の現場ではさらに面白いことが起こっています。
現在の乳牛改良では人工樹勢が広く利用されています。
なので川上牧場でも母牛は牧場にいて子牛もいます。
でも父牛は牧場にいないということですね。
種、生育だけがやってきます。
場合によっては父牛が海外にいたりしますね。
あるいはその牛自身がすでに生きていないのに凍結生育によって子供が生まれることもあります。
牛からすると母親と子供は一緒の空間に存在するけれど、遺伝的な父親は一度も会ったことがないという家族構成が普通に成立します。
人間の家族という感覚をそのまま当てはめるとものすごく不思議な感じになるかなと思います。
そしてここからが仮説ですけれども、今回牛にもエディプスコンプレックスはあるのかという質問でしたが、
調べていくとむしろ逆の問いの方が面白いということがわかりました。
人間は牛を見るときにどこまで人間の家族感を投影しているのだろうということですね。
お母さん牛、お父さん牛、子供牛といった瞬間に人間は無意識に人間の家族を想像します。
でも牛の社会は母子の関係、親しい仲間、順位、繁殖相手、血縁、それぞれが人間と違うルールで成り立っています。
なので動物行動学の面白さは、牛を人間みたいに説明することではなく、
牛は牛としてどう世界を認識しているのか、これをできるだけ人間側の思い込みを外して考えることじゃないかなと思います。
はい、ということで今日の質問、ポポポネームヤマさんからの質問にお答えしてきましたけれども、
牛にもエディプスコンプレックスはあるのでしょうかというね、現在の科学から言える範囲を整理していきますと、
牛にフロイト的なエディプスコンプレックスが存在するという証拠はありません。
一方で牛は個体を識別し、母子関係を形成し、親しい相手を作り、社会的順位を形成し、時には攻撃したり競争をしたりします。
なので父牛と成長した息子牛が同じ群れにいれば、争いが起きる可能性はあります。
ただしそれを母を愛する息子が父を恋がたきとして攻撃したと解釈する根拠はありません。
見た目が同じ行動でも、その裏にある仕組みまでは同じとは限らない。
ここが今日一番大切なところかなと思います。
はい、牛って毎日見ていますけれども、ラクノーカは。
牛同士はお互いをどう見ているんだろうと考え始めるとですね、本当にわからないことだらけですね。
ラクノーカでもわからないことがいっぱいあります。
でもわからないからこそ、わからないからこそですね、人間の感情を勝手に当てはめるのではなく、行動や生理から少しずつ近づけていく。
それが動物を理解することかなということですね。
はい、最後に恒例の山さんが牛乳うみーって言ってましたけれども、ありがとうございます。
心理学から始まって動物行動学、血縁、人工受精まで来て、最後は牛乳に戻ってきましたね。
皆さんも牛の行動でこれ人間と同じ感情なのかという疑問がありましたら、ぜひ具体的な行動をコメント欄で教えていただけたら嬉しいかなと思います。
牛が舐め合う、お互いに舐め合ってリラックスしているなというところ、
あとは喧嘩する理由もね、人についてくる理由、こんなのも疑問になったら質問していただければ調べていきますので。
行動を一つずつ科学的に見ていくと、また牛の見え方が変わってきて、
そして牛乳、美味しい牛乳になっていくんじゃないかなと思います。
はい、ということで今日の質問お答えしていきました。
ありがとうございます。
はい、ということで今日の質問お答えしていきますけど、めちゃめちゃ面白かったですね。
ついつい人間の考えで、これ嫌いなんだ、あれ嫌いなんだとか、あそこの仲いいんだ、これはいいんだって人間の感情で考えてしまいがちですけど、
牛から見る視点はだいぶ違うんじゃないかなというのがありますね。
僕がいつも牛の行動学で参考にさせてもらっているテンプル・グランディンさんという先生がおられるんですけども、
牛の気持ちになって、牛の視界を見ている世界を見るように牛のことを考えてあげてっていうのをよく言われてますけども、
なかなかできることじゃないんでね、これもね、できたらいいなとは思いながら、
でもわけわかんないんでね、自由にできるような環境を作ってあげるのが大事かなって思ってますね、僕はね。
そんな感じでお答えします。またどうしても質問していただけたらと思います。
ということで今日はこんな感じで終わっていこうと思います。
川上牧場のKindle本、楽能未経験者のために遺伝改良と資料設計編、こちら発売しております。
Kindleのほうで購入できますので、ぜひ読んでいただけたらと思います。
で、このKindleのデータを読み込ませた、書籍のデータを読み込ませたAI、ファームエコAIがですね、この音声配信の概要欄にリンクつけておりますので、
ぜひね、AI触ってみたいなとか、楽能業界でAIってどうやって活用していけばいいだろうって悩んでいる方はですね、そちらのほうから触ってみていただけたらと思います。