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2022-06-13 09:34

第569回 映画「007/カジノ・ロワイヤル」

今回はダニエル・クレイグが初めて007を演じた「カジノ・ロワイヤル」についてお話ししました。

6月18日にWOWOWで特集放送があったので久しぶりに観たのですが、やはり面白いですね。

そしてジュディ・デンチ演じるMが素晴らしいです。

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みなさんこんにちは。大葉です。 今回は映画
007 カジノ・ロワイヤル こちらの作品についてお話してみたいと思います。
2006年公開のイギリス映画 主演はダニエル・クレイブ。
えーっと、それまでの007シリーズとはかなり 印象が異なる。作風もね、がらりと変わった感じの
本当に新シリーズが始まったという 印象が強い第一作目だったんですけれども
このカジノ・ロワイヤル自体ですね。 もう忘れている方あるいは知らない方も多いと思うんですけれども
もともと007というのはイアン・フレミングの小説は原作でありまして この原作の第一作目がカジノ・ロワイヤルだったんですね。
自分は高校生の時に草原スリル文庫から出ている この原作版を読みまして
数年前に新約版が出ましたので だいたい40年ぶりぐらいに読み返したんですが
今回改めてこの映画版のカジノ・ロワイヤルを見直して思ったのが 予想以上にですね、この原作小説の設定を生かしていると。
もちろんね、原作発表からも半世紀以上経ってますから 内容はだいぶね今とは違うんですけれども
それでも基本設定のところは結構驚くぐらい 原作の要素をきちんと取り入れてますね。
そしてこの映画版のカジノ・ロワイヤル とにかくダニエル・クレイグの第一作目の007ということで
エピソードゼル的な、いわゆるジェームズ・ボンドが イギリスの諜報機関MI6ここで
00という称号をまず手にするところから始まると ちなみにこの00というのは政府が公式に
任務のためなら人を殺しても罪に問わないと 要はもう何でもやっちゃっていいよというね
まあそういう資格なんですね。 なので当然007以外にも00のメンバーというのは他にも何人もいるわけです。
このカジノ・ロワイヤル、実は1967年にも一度映画化されてまして
その当時はショーン・コネリーが007を演じてまして 世界中大ヒットしてた頃なんですけれども
映像化の権利関係でこのカジノ・ロワイヤルだけは 他の映画会社が取得したんですね。
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ショーン・コネリーにもオファーはあったらしいんですけれども まあいろいろあって断られて結果的にはですね
なんて言うんでしょうね、コメディと言っていいのか 007のパロディと言っていいのか
後にですね本当に007をパロディとした オースティン・パワーズというシリーズがありましたけれども
どちらかと言ったらあんな感じの映画になってました。 今回のダニエル・クレイグは全然そういうことはなく本当にドシリアス
人によってはそれまでの007のイメージとかなり違う いわゆるスーパーヒーローではないかなりリアル寄りの作風、キャラクターというのが
衣装に合わない、肌に合わないという方もいたかもしれません 特にこの作品における007・ジェームズ・ボンドは結構
未熟な部分もあったりして任務の途中で大失敗したりとか いろいろあったりして彼の成長度合いを追っていくというのもこのシリーズの特色となっていくんですけれども
それにしてもかなりねダニエル・クレイグ 見た目が怖いんですけれども
やってることはまだちょっとアマチャンなところがある そのアマチャンなジェームズ・ボンドがいかに本当の007になっていくかというのがこの作品ですね
さらにですねこの次の作品 慰めの報酬というのは
このカジノ・ロワイヤルのラスト、本当に直後からそのまま話が始まってますし かなりキャラクターが共通しているので
いきなり慰めの報酬を見ても多分わけわかんないと思います なので
カジノ・ロワイヤルと慰めの報酬はもう必ずワンセットにして 言ってしまえば先編後編みたいな作りになってますので
合わせてみていただきたいと思います そしてキャラクターとしてはやはりこの人を語らざるを得ないんですけれども
007の上司 M役のジュディ・デンチ
彼女だけはですね ダニエル・クレイグの前のピアーズ・ブロスナンのシリーズから続投ということで
引き続き演じているわけなんですが このカジノ・ロワイヤル、慰めの報酬、そしてその次のスカイホール
この3作品でダニエル・クレイグと共演しているわけなんですが ある意味この3作はMの話というふうに考えてもいいかもしれません
実質的にですね スカイホールなんかは本当にMが主人公となっておりますのでですね
そしてこのダニエル・クレイグ版はストーリーが結構つながってます 先ほどカジノ・ロワイヤルと慰めの報酬を前編後編と言いましたけれども
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その後の スカイホール
スペクター、ノータイムトゥーライ 基本的にストーリーはつながっていきますので
本当にその順番で見ていただきたいんですが 特にこの前半の3作品
Mを中心に見ていくとまた違ったですね 面白みが出てくるんじゃないかなと思います
特にカジノ・ロワイヤルでの007とMの会話というのは 結構ギスギスしてパッと見ですね
初めて見ると上司と部下としてはうまくいってないんじゃないかとかね 本当に仲が悪いんじゃないかというふうに見えるんですが
後で振り返ってみるとですね 結構007ってMに甘えてるところがあるし
そしてMもすぐ女の子に手を出す 宝刀息子に手を焼きながらも
しゃーないわねーと言いつつも認めてやってる みたいな母親的なところも見えたりしてですね
この2人の関係性というのが それまでの007シリーズにはなかったので
非常に面白いですね ショーン・コネリーやロジャー・ムーアの頃のMっていうのは
単純に007の上司 その指示を与えるだけで直接的にストーリーにかかってくることはまあなかったんですね
で唯一例外なのがピアーズ・プロスナンの World is not enough
この作品で初めてMがストーリーに関わってきたと 当時見てびっくりしたんですけれども
でこのダニエル・クレイグ版になると そこはもうかなり意識してMがストーリーに深く関わってくる
もちろんね演じているのがジュリー・デンチというもう名優ですから 彼女を使わない手はないと
まあそりゃそうですよね 座ってるだけでも圧倒的な存在感威圧感というのをね
こちらに与えてくれますので まあそういうMを前にしてダニエル・クレイグ演じる007が
どう対応していくのか
そしてカジノ・ロワイヤル 慰めの報酬
スカイフォールと 話が進んでいくと同時にまたこの2人の関係性も微妙に変わっていくんですけれども
そのあたりも楽しんでいただければと思います 何度も言いますようにダニエル・クレイグ版の007は
シリーズ繋がっていきますので やはり一作目となるカジノ・ロワイヤルから順番に見ていただきたいと思います
別の順番で見てもいいんですけれども やはり公開順に見ていただくのが一番いいかなと思います
それ以外の007は特に作品の間の繋がりっていうのがないので どこから見ても構わないんですけれどもね
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はいそういったわけで今回はダニエル・クレイグ主演の007 カジノ・ロワイヤルについて話そうと思ってたんですが
結局なんとなくシリーズ全体の話となってしまいました 他の作品もねまた回を改めて
いろいろお話してみたいなと思います それでは今回はこの辺で
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