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  2. 第805回 映画「サユリ」
2024-08-27 09:48

第805回 映画「サユリ」

今回は映画「サユリ」についてお話ししました。

さすが白石晃士監督、ホラーが苦手な自分でも楽しめる作品になってましたよ。

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みなさんこんにちは、おーばです。 今回は、映画「サユリ」こちらについてお話してみたいと思います。
原作、押切れんすけによる ホラー漫画。
ただね、自分怖いのが苦手なんで、原作漫画は読んでません。 というか、ホラー漫画全般読んでないし、
そっち系の小説も読まないし、 ホラー映画も全然苦手で見ることができない。
Jホラーとかね、そっち系も全然ダメですね。 じゃあなぜこの映画を見たかというと、本作、監督が白石晃士。
コワすぎシリーズとか、貞子vs伽耶子とか、 オカルトの森へようこそとか、
いろんな作品撮ってますけれども、 唯一自分、この白石監督の作品だけは見ることができるんですね。
そもそものきっかけがね、ちょうど10年前になりますけれども、2014年、
福岡県の直方市で当時開催されてました、 直方映画祭というね、映画のイベントがありまして、
自分もそこのスタッフの一員だったんですけれども、 2014年のこの直方映画祭において、白石監督の
戦慄怪奇ファイルコワすぎシリーズを特集上映しようと、 そういう企画が持ち上がりまして、当時コワすぎシリーズがビデオで
5作目まで出て、劇場版が公開されて、 数ヶ月後ぐらいだったと思います。
自分当時ですね、コワすぎシリーズのことも白石監督のことも全く知りませんで、
でね、さっき言ったようにホラー系苦手なんで、 見たくなかったというのが正直なところなんですが、
ただ今回映画祭でコワすぎシリーズを特集する、 しかも白石監督とコワすぎシリーズの主役のお二人、大迫さんと久保山さん、
お二人の俳優も来ていただいてトークショーまで行うと。 こうなってしまうと見ないというわけいきませんので、
いいおけして見たわけですね。 ただデンタルビデオで見るのもちょっと怖かったので、
当時ですね、ニコニコ動画で白石監督の特集を結構やってまして、 ご存知の通りニコニコ動画って視聴者のコメントがバーっと画面上に流れますよね。
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で、あれがあるおかげで実際はね、自分の部屋で一人で見ていても、 なんかみんなと一緒に見てるような感覚があるので、
これだったら怖くないだろうと思って。 で、コワすぎシリーズの第一作、口裂け女捕獲作戦。
このサブタイトルもすごいですけれども、これを見たところ、 いや確かに怖いシーンもあったんですけれども、それ以上に
なんじゃこりゃというね、衝撃というか、 なんこの面白さというね。
特にね、大迫茂生さんが演じる工藤というキャラクターがいるんですが、 心霊現象に暴力で立ち向かうというね、
金属バット振り回して、心霊現象と戦うという、 それまでのホラー作品には多分全くないようなキャラクターだと思うんですけれども、
彼がめちゃくちゃ面白くてですね。 で、2作目、3作目、4作目、5作目と見て、そして劇場版を見て、
そのラストでひっくり返るというね、もう余りの衝撃に。 うわーという感じで。
で、それ以降、白石監督の作品については基本的に大丈夫だという形になりまして、
過去作のカルトとかオカルトとか、 遡ってみたりしましたし、
その後、貞子vs伽耶子とかね、いろいろ見たりしましたけれども、 なんか白石監督の話が長くなりましたけれども、
そういった流れを踏まえた上で、今回のサユリ。 これね、白石監督じゃなかったら多分見てないと思うんですよ。
どういったストーリーかというと、 映画の公式ホームページからちょっと抜粋しようと思うんですけれども、
夢の一戸建てマイホームに引っ越してきた神木家。 家族7人の幸せな時間もつかの間。
一人ずつ死んでいく家族。 どこかから聞こえる奇怪な笑い声。
この家には何かがいる。 神木家を恐怖のどん底に突き落とすのは呪いの根源。
この家に住み着く少女の霊、サユリだった。 まあこういった紹介だけ読めばね、よくあるホラーじゃないかと思うわけですよ。
日本だけでなく海外の作品でもありますよね。 その家に取り継いだ霊が。迷い込んできた人とか。
その家の住人をね、呪い殺していくみたいな。 そこはね、よくある設定と思うんですけれども、
実はこれがまだこの作品の 入り口というか前半部分で、
後半からとんでもない展開になりまして。 なるほどこれはね、白石監督が映像化すべき作品だなぁと思いましたね。
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他の監督がやると、 なんじゃこりゃみたいな形。下手をしたら作品が破綻する可能性もあるかと思うんですけれども、
いや本作ね、これネタバレにならない程度で言うと、 前半と後半でかなり作品のテイストが違ってくるんですけれども、
白石監督ね、見事にまとめてくれてます。 そして登場人物の中で
一番すごいというか、もうお見事というか、 もう実質主役だろうと言えるのが、
根岸季衣演じる、ちょっと認知症が入っているおばあちゃん。 これがね、すごいんですよ。
まあどうすごいかね、ぜひ作品見ていただきたいんですけれどもね。 根岸季衣といえば、自分的には大林信彦監督作品の常連俳優で、
ちょっと調べたら、大林作品にはなんと27作出演しているということですね。
多分ね、自分がこの根岸季衣の名前と顔を覚えたのは、 時をかける少女、原田友陽主演のあの超メジャーな作品ですけれども、
彼女はね、海洋学校の先生を演じてたというところで初めて認識して、 大林作品ずっと好きなので見てきてるわけなんですけれども、
本当にあちらこちらの作品でいろんな役、 結構重たい役もやれば、ほんのワイシンだけちらっと出るような役もあったりするんですけれども、
まさか本作において、 こんな役をやるとは。
しかもね、調べると年齢70歳ということですけれども、 これはある意味心境地と言っていいと思いますね。
もうこの根岸季衣の活躍を見るだけでも、この映画見る価値は十分あろうかと思います。 とはいえね、やはりあのホラー映画ですから、
怖いシーンとか、ちょっとね、ウェーッとなるシーンとか、 マジムカツクとか、いろんなシーンがあるので、
まあそういうのが苦手な方にはちょっとお勧めしにくいんですけれども、 興味がある方はね、ぜひご覧いただければと思います。
あとそうですね、本作のヒロイン的立ち位置の女子高校生。 少しね、霊感がある女の子なんですが、
このキャラクターを演じた、近藤華。 彼女もね、なかなか良かったですね。
多分ね、今後伸びていくんじゃないかなぁと思いました。 そしてこの作品、ホラー映画としては多分珍しいと思うんですけれども、
結構ね、いい感じに終わっています。 絶望で終わるとか、
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落ち込んだまま、メンタル回復できないまま終わるとか、 そういったことはありませんので、
その意味でも、ホラー苦手な方でも、 多分大丈夫じゃないかなと思いますので、
白石監督のね、作品好きな方であればぜひ見ていただきたいですし、 そうでない方も、ホラー大丈夫だよと思う方は見ていただきたいと思います。
はい、そういったわけで今回は、映画「サユリ」、 こちらについてお話しさせていただきました。
それではまた!
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