1. 神田大介の経験
  2. コストカット時代
2024-11-15 10:25

コストカット時代

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この間ですね、ファミレス行ったんですよ。デニーズ行ったんですけど、メニューがね、やっぱり2種類ありましたけれども、昔ながらのね、私たちに馴染みのあるでっかいメニューね。
ファミレスのメニューってでかいですよね。見たことないようなでかいパンフレットっていう感じのものが置いてありますよね。
大体はサッシになってますけど、見ましたと。もう一つタブレットも置いてあるんですよ。
グランドメニューっていうね、大きいサッシ型のメニューの方には載ってないものもあるんです。
それがタブレットのスイッチを入れると、てかテーブルに座ったらタブレットを押せみたいなのが出てくるんですよね。
押さなきゃしょうがないんですけど、押すと季節のおすすめデザートとかが表示されるわけです。
これが載ってないんですよ。
今までだと、それはそうだったんですよ。今までもね。季節のおすすめみたいなやつっていうのは、それとは別に1枚紙のパウチしたようなものっていうのがありましたよね。
これもでっかいですけど、何サイズ?A3とかのサイズですかね。B4かA3だろうな。
のサイズのでっかいやつ。ただまあ、ははんと思ったんですよ。高い。金かかるな。
今、印刷ですっげえ金かかるんですよね。
まず紙が原料費の高騰で高くなってる。プラス、インク代が高いんですよね。
だからものにするっていうのは、今みんな全然ペイしない時代になってるんですよね。
驚きますよね。新聞も聞きかえた話ですけど。
広告撮ってももうペイしないんですって。
よっぽど高いやつじゃないと。
ほんと少数声優主義みたいになってて、だから新聞のページ数って薄くなってるんですけど、あれって記事は全然減ってないんですよ。むしろ増やしてると思います。
広告が減ってるんですよね。
昔は本当に、例えば40ページを維持するんだと。あれって全部広告なんですよね。
広告が入ってりゃいいかっていうと、入ったって赤字だったら意味ないよねっていうことになって、今もう入れてないんですよね。無理にね。
それはなんでかっていうと、紙代とデザインとかしたりするコスト、人件費って言ったほうがいいですかね。
紙代インク代とその人件費と合わせると、広告もらっても足出ちゃうから結局いらないわって話になってるわけです。
そういうことってすごいたくさんあるなと思っていて、ちょっと気になっていたのが2.5次元アイドルですよね。
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VTuberとかもそうですけど、結局今そういうふうに自分の肉体を晒さないアイドルっていうのはかなり増えてるじゃないですか。
本当に若い人たちのアニメ人気ってのはびっくりしますよね。オタク感ゼロではないか。すごく乏しくなってて、本当に普通の子もみんな我々の世代がドラマ見てた感じでアニメ見てるんですよね。
アニメのキャラクターもそうですし、本当にアイドルとして振る舞っている人たちがいますよね。
ロフマオとかね。この間知ったロフヒサ売ってますけど、いるわけですよ。
コストだわって思って、つまりやっぱり人間って当たり前ですけども健康維持しなきゃいけないし、メイクしなきゃいけない、衣装着せなきゃいけない、全部コストですよね。
移動させなきゃいけない。でもYouTubeで見られるんであれば、しかも2.5次元、CGだったらCGの費用もかかりますけど、それは普通に衣装を買うのに比べたら全然安いし、いくらでも取り替えきくし、それから移動のコストないですよね。
マネージャーも別にそんなにいらないでしょ。プログラマーはいるかもしれないけど、別にタレントのお世話をする人はいらないですよね。
あともう一つ決定的な違いとしては、スキャンダルが起きにくい。2.5次元でもスキャンダルはありますが。
人間だと結婚したり不倫したりするじゃないですか。それは基本ないですよね。少なくともアニメのキャラクターにはない。2.5次元もあったとてですよね。
炎上のリスクとかも少ないわけですよね。本当に僕くらいのあんまり大して接していない人間でも、今のスポンサーの炎上を恐れる姿勢というのは、メディアもそうですね。すごい強いなと思いますもんね。
昔だったらあんまり気にしないんじゃないか。そこまではって思うようなことでも、本当にビクビクしてますもん。
それはそうで、みんな広告を出向する側もですね。お金を出す側。昔はお金を出す側なんて偉そうだったわけですよね。この金で作れよってことですから。別にお前の金じゃなくて会社の金なのになぜか偉そうな奴っていうのは今でもいますけど。
でも今違うなと思うのはやっぱりかなり結果を求められるんですよね。数字が出ないとダメ。その広告を出す側もスポンサーになる側もそのお金を出したっていうことを上司だったり株主だったりに説明しなきゃいけないわけですよ。数字でもって。確かにお金を出しただけの意味はありましたねっていうことを証明しないといけない。そういうことですよね。
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だからやっぱりその炎上とか起きるともうそれだけで失敗ですねって話になっちゃうから絶対下げたわけですよね。そういうようなコストっていうのをカットするっていうことが市場命題になっている時代なんだなっていうね。
そりゃあねファミレスのメニューもタブレットになりますよね。差し替え簡単だし。一旦印刷しちゃったものに上から紙貼って訂正するのとかも見栄え悪いですしね。だからそれこそレジ回りとかもねほとんどそういう自動化の波がどんどん来てるでしょ。
サイゼリアなんか昔は現金しか受け付けなかったですけどね。いつからかカードも使えるようになりましたけど。そりゃそうですよね。あんな忙しいお店でいちいち会計に現金の支払いのコストかけてらんないですもんね。それだったらクレジット会社にお金払うわーって話でしょうし。
なんかねそういうことをねいろいろところで感じるようになったなと。あとこれ妻から聞いた話なんですけれども、この間お医者さん行って薬局に行ったと。
そしたらめちゃくちゃアプリを入れることを半ば強制されたというわけですよね。もちろん入れないという手段もあるわけですけど、ただ強力に押されるってわけですよ。
どこ行ってもアプリ入れさせられますよね今ね。もしくはLINEの友達になると。レストラン行ってもそうだし、小売店行ってもそうだし、ドラッグストアのアプリとかいくつ入れりゃいいんだよって話じゃないですか。
会員カードみたいなのが昔ありましたよね。その会員カードもいっぱいあって不便だって言うんでTポイントとか横断的なポイントができたはずで、それもでもなんか4つぐらいに増えちゃって、さらにそのポイントに収まらず、結局何がみんな欲しいかというと個人情報なんですよね。
これはまあはっきり言って私の勤務先でもやってることなんで別に全然人のこと言えたきりじゃないですけど、だからこそ分かりますけど、そうやってみんなアプリを入れる中で、別にアプリ自体が欲しいのどうこうってことじゃなくて、アプリの導入の際にきっかけとして、生命、名前とか住所とか電話番号とか誕生日とか。
個人の属性を知るってことがマーケティング的にすごい重要だってことですよね。
それはそうなんですよ。やっぱりこれも業績を上げていくってことを考えたら、この世代にはこんだけハマってるとか、この性別の人に全然刺さってないとかっていうのを調べなきゃ仕事って進んでいかないですけどね。
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本当それ?本当に調べなきゃいけない?いや調べなきゃいけないんでしょうね。
ただ別にそれない時代もあったわけじゃないですか。原始マーケティング世代、時代ね。
糸井重里さんが一筆かけばもうそれでワイワイっていう時代ね。出番の時でもマーケティングとかしてたんだろうな。
新聞もそうですからね。昔から紙面モニターみたいなのをしていて、その人にデジタルとかない時代から、この記事はどれくらいの人が読んだかとか全部調べてますからね。
調べてたんでしょうけど、ただやっぱそれって仕事のための仕事って感じしますよね。
本質的に必要な仕事じゃないんじゃないですか。
まずは良い商品だったり良いサービスっていうものがあってからでしょ。それを改善したり、あるいは全然売れなかったんで直していくっていうような、また違うものを作るっていう時には必要なんでしょうけど、今それやってない人がいないっていう感じする。
紙とかの印刷のコストはカットするのに、そっちのコストが増えることにはみんな何も言わないんだなっていう不思議さはありますね。
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