1. 神田大介の経験
  2. 共働きが前提の時代
2024-02-26 10:29

共働きが前提の時代

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どう考えてもおかしいなとずっと思ってるんですけどね。
なんかこの今の社会のシステムって、これを何て言うのか分かんないんですけど、一般には資本主義っていう言い方になるのかなと思いますが、
労働をひたすら集団しているっていう感じをずっと持ってましてですね。
何言ってるのかと。例えばですよ、今は共働きの家庭ってすごく多いですよね。
実際統計なんかを見ても、共働きの家庭は昔に比べても、昔に比べてもって注釈必要でね、江戸時代とかみんな共働きだから何とも言えないんですけど、
ただ戦後の高度経済成長期っていうのは皆さんもご承知の通り、専業主婦とお父さんは会社員っていうのを一つのモデルとして、そういう各家族ですよね。
子供が2人だか3人だかいるみたいなっていうようなのが一番いいですよっていう形でレールが敷かれていましたので、
それに比べるとですね、母親も仕事に出るのが当たり前というような時代になってきましたね。
それはね、全く否定しない良いことだと思うんですよ。私の母なんかもね、本当にそういうことをずっと修正言ってた人で、
要はずっと仕事がしたいんですよね。そもそもね、これはね、私の母は昭和の22年、1947年の生まれですけれども、
あの時代の人にはまだ多かったんですけどもね、進学主体、高校は愛知県なんですけど、菊里高校っていってね。
どうですかね、愛知ってもともと公立が強いんですが、公立の方がね、私学は多分東海とか南山女子とか本当にね、
わずかにしかいわゆる偏差値が高いというか、勉強ができる子が行く学校ってないんですけど、公立で言うと地域によるんですよね。
名古屋だったらやっぱり朝日が丘、私の母校ですけれども、いちのみや、尾張地区だといちのみや高校、三河だと岡崎高校ね、自習館高校、これは豊橋にあるんですけど、
あと半田高校とか、それ千田ですよね、千田半島。いろんなこの各地に公立、県立のナンバーワン、トップ校っていうのがあって、そういうところから、いわゆるこの東大だの、京大だの、名大、名古屋大学などに進学していくわけなんですけれども、
私の母の行っていた菊里っていうのは、名古屋市立の学校ではトップなんですよね。時期によっていろいろ違うんで、愛知も学校軍制度とかが変わって、学校の組んだ相手によって偏差値が変わってくるみたいなのもありましたから、ただおおむね愛知は朝日が丘、名古屋ね、名古屋市内だと朝日が丘、名和っていうのがだいたい1位、2位ぐらいかな。
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名和も時期によって違うんですけど、朝日、名和、菊里、菊里っていうのが上位の4校だったと思いますね。それは言っていいと思いますよ。その一角が菊里で、たぶん3番目ぐらい、菊里よりはたぶん菊里の方が上なんですよ。
朝日が丘と私、菊里と受けましたから、2校受けられるんで、朝日が丘入ったんですけど、なので相当頭いい学校なんですよね。名古屋っていっぱい学校ありますから。
菊里卒業したんだけど、結局大学に行かせてもらえなくて、4年生大学に行かせてもらえなくて、短大に行ったんですよね。だからそのことをずっと恨んでたんですよね。
その後就職したんですけれども、それも一般職なんですよ。当時一般職っていう言葉ではなかったと思いますけれども、いわゆる一般職、要するに総合職としていろんな仕事をするというのではなくて、秘書みたいなことをやってたって本人言ってましたね。
ただずっと本人が言ってたんですよ。私は秘書の仕事をしたいんじゃない。もっと総合職の仕事をさせろって言ってて、念願叶って総合職の仕事に近い仕事を、秘書というより本当に当時はお茶組とかやってたんだと思いますけど、
その後、同じ会社で社内結婚して父と結婚するわけですが、その後も何かと外に出ていった仕事もパートみたいな形でしてましたし、しかもそのパートっていうのも当時いわゆる主婦がやりそうなパートじゃなくて、
タウン市の編集であったりとか、そういうことをやってたんですよね。すごく、いわゆる意識高い女性だったわけですよ。私、家儀子でしたからね。家儀持たせられて日中は留守番をする。小1ぐらいからずっとそうでしたからね。
っていうようなことでしたから、当時は、普通は専業主婦の家庭が一般的だったって話でしたね。私の母はだからちょっと例外だったってことですかね。
でも、基本的には会社辞めなきゃいけなかったし、女性が働くっていう道がないとは言わないけど、非常に乏しかったわけですよ。社会の制度としてね。
なので、そういう母を間近で見てきましたから、それが払拭されたのは本当に素晴らしいことだなと。ずっとそんな恨み事を家で聞かされちゃたまりませんからね。やっぱり女性も自分の思った通りに働けるのがいいに決まってるじゃないですか。
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そうやって考えていくと、男女雇用機会均等法の導入であったり、導入しても全然ね、そこで総合職と一般職って生まれたんですよね。
結局職種に差をつけることによって、男女平等にとるとは言っても仕事の内容で差をつけていた。それをさらに払拭させていくっていう長い歴史があるわけで、
ようやく2020年代ぐらいになって、男女が平等だと、社内の割合も均等にしていかなきゃいけないとか、取締役も均等にしていかなきゃいけないと。
全然均等になってないですけど。という意識が出てきたっていう、そういう長い時代ですよね。歴史の流れですよね。
私の母はどうにか死にましたからね。50年ぐらいかけてそういうふうにだんだん社会が変わってきてるわけですけれども、これは大変喜ばしいなと。
これは別にジェンダーのフェミニズムに入る人とかじゃなくて、マジでそう思うんですよね。
まあね、母も浮かばれるんじゃないですか、多少はね。
ただですね、そうなってくると、夫婦ともに働くのが当たり前ってなると、本来はですよ、2人働いてるんだから、少なくとも金銭的には暮らしは楽になるはずじゃないですか。
ダブルインカムなんだから。だけど、なってないと思うんですよ、全然。
なぜならないかっていうと、いろんなものの値段が上がってるんですよね。
とりわけ大きいのが、やっぱり住居の値段じゃないですか。東京の住宅の価格っていうのは本当に高いですね。
東京23区内であれば、おおむね2LDK、3LDK。家族でね、子供が2人いると3LDKは欲しいんですよ。みんな部屋それぞれ欲しいですもんね。
部屋3つってなると3LDKなわけですけれども、そうなってくるところは1億くだらってことはまずないですね。
山手線の県内とかでは全然なくて、そもそもあんまり基本的にラファーマンとかも立ってないと思いますけれども、
みんな山手線の外ですよね、豊洲とかもね。だけど、1億くだらないですね。ありえないですよね。
ハルミフラッグっていうね、中国のオリンピックの選手村を活用したものがすごく話題になりましたけれども、
あれにしたってすごい安いねって言われて8000万円とかですから、そう考えるとね、しかもあのハルミフラッグって駅までめちゃ遠いんで、歩いて25分とかかかるんですよ。
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バスとかを使わなきゃいけないっていう不便さ。車が必要ですよね。
8000万円の家に住んでも車を維持しなきゃいけないってことになると、そんな1億にはならないですけど、そんなにそんなに楽でもないんですよね、毎月の払いとか考えるとね。
なので、ここはね、非常に厳しくなっている。
つまりですね、今どき1億円の家買おうと思ったら、2人で働かなきゃしょうがないんですよね。絶対無理。
だって日本人の平均年収って400万円ぐらいでしょ。で、実際にはサラリーマンで大企業を務めているともっと高いと思いますけれども、それにしたって1000万円だと全然ダメですね。
住宅ローンって最大7倍みたいなのが相場って言われてて、借り入れって7000万円ってことですよね。
だからハルミフラッグギリギリなんですよね、年収1000万円だとしても。
年収1000万円でもハルミフラッグがギリギリってことは、もうちょい上げていかなきゃいけないでしょ。
いわゆるパワーカップルって言われるやつ。2人とも働きにして2000万までいかないにしても1500万円ぐらいないと、普通のマンション都内で買えないんですよね、子供を育てようとしたら。
こういう時代になってるっていうのがまず前提としてありますね。
続き次回話します。
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