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この時間は、日替わりコメンテーターが独自の切り口で、多様な視点を提案するCatch Up。
火曜日は、RKB神戸金史のCatch Upです。
昨日のニュースで、福岡市動物園がミャンマーから受け入れたアジアゾウの公開日が11月30日に決定したと流れていました。
3頭のアジアゾウは、7月にミャンマーから受け入れて、環境に慣らすために飼育を続けてきたと。
公開初日には、公募していたアジアゾウの名前も発表されるということです。
ゾウさん、動物園には欠かせない。
花形の一つですよね。
人気者ですよね。
それが戦争中大変なことになったというのは、2週間前のこのコーナーでお話ししました。
朗読劇が開かれて、野坂清貴さんの戦争童話集から、干からびたゾウとゾウ使いの話を朗読したその場面を紹介していきました。
動物が空襲などで動物園から逃げ出したら大変なので処分命令が出た。
福岡も含めて全国の動物園で悲劇的な殺害が行われていたという話をベースにした童話だったんですけど、
実はこの童話集の朗読をする際に、メンバーが7月に直接会いに行ったのが熊本に住む金沢敏夫さん。
敗戦時8歳だった。実は金沢さんはお父さんが熊本市動物園の飼育員としてゾウを担当していた。
そして実はゾウの建物の隣に自分たちも住んでいたという方なんですね。
来年で敗戦から80年。当時8歳ということでご高齢ではあるんですが、お元気だったそうです。
朗読劇の現場にも来ていただいたんですけど、私はその日に行けなくてお会いできていないんですけど、
RKB報道部の記者が実際に話を伺いに行っています。
そういう話を聞いていると金沢さんはガラス1枚挟んで手前がゾウ舎で、こちらが私たちの住まいだったと。
そんな暮らしだったんです。1歳違い、来ていたエリーというアジアゾウが9歳で金沢さんが8歳。
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本当に兄弟のように育ったというふうに振り返っておられるんだそうですね。
殺処分せよという時が近づいてきて、最初はゾウのプールに高圧電線を流して足を突っ込んだら感電死するというようなことを考えていたんだそうです。
ところがゾウのエリーは自分の運命を察知したのか全然寄りつかない。後ずさりする。何かおかしい。
金沢さん8歳ですけど、木の陰で見ててよかったよかった助かったなんという残酷なシーンでしょうね。
ところが立ち会っていた軍隊の幹部はお父さんに向かっておいお前が殺せとまた強く命じたそうです。
そこで金沢さんのお父さんは電流が流れる棒の先にサツマイモを巻きつけた。
エリー辛いもだよと言って食べさせて、そのうち亡くなってしまう。
本当に申し訳ないという気持ちでお父さんも思っていたはずだということ。
そしてそれを見ていた金沢少年の気持ちというのはすごいことなんですよね。
さらに金沢さん衝撃的な話をしてくれています。実はこのゾウさんが亡くなったとエリー、日本軍の軍隊の食糧になっているんです。
解体して食べた。多分アジアゾウなのでアジアに進出する軍隊が現地で食べられるものなのかどうか確かめてみようとか。
いろんなことがあったのかなと推測されますけれども、それは敗戦の4ヶ月前なので本当に直前の話だったわけです。
そのゾウさんの解体した遺骨が解体業者さんが自宅に持ち帰って40年間祀っていたんです。
食糧館。それを知った金沢さんは飛んで行ってエリーと対面するんですよ。
そしてその今、ゾウの遺骨は熊本市の動物園に飾られているんです。
こんな話を金沢さんちゃんとしてくださって、私、朗読劇のスタッフみんな仲良いんですけど、聞いてて涙が出てしまってと皆さんおっしゃってましたし、
アルケビホドムの記者もちゃんと取材して丁寧に話していただいた金沢さんにかなり感銘を受けたようですね。
明日放送する予定らしいですよ。
ただいまの中で。
テレビで。私も見ていないので、金沢さんのことを写真と直接お会いした人たちからの話しか聞いていないので、非常に楽しみなんですけど、
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明日放送予定とは聞いています。動くかもしれませんけど。
そうですね。何があるかによって変更が。
私もスタジオコメンテーターで出演する日なので楽しみにしているんですけど。
動物園の像といえば、花形であると同時に戦争の悲劇というものも考えさせられるわけで、
11月30日から福岡市の動物園で公開される像を見たときに、そんな戦争のことも考えていただけたらなとは思っていますが、
何をちょっと気になっているのは、これはミャンマーから来たんですよね。
福岡市は2016年にミャンマーのヤンゴン市と姉妹都市提携を結んでいまして、
2019年に動物交流の覚書を締結しているんです。
ところが、その後2021年にミャンマーで大変な空手大会が起きて、軍事政権が出来上がって、
大変な人権侵害が行われてきた国内でですね。
これは多く報道されてきたんですけど、その後、複雷な戦争だったりガザーだったり、
いろんなことがある中でちょっとミャンマーに日が当たっていない感じがします。
しかしミャンマーで何が起きているかというのは、状況は変わっていないので、
本当は僕らはそっちにも気を回していかなきゃいけないんじゃないかなと思いますね。
実はフェイスブックの顔写真って自分のプロフィール写真があるじゃないですか。
その周りに文字を入れられたりするでしょ。遠景に。よく上に加工する。
そこはデモクラシーフォーミャンマーとずっと書いています。
これは複雷なガザーが起きても、皆さん大変なんだけど、
ミャンマーを消す気にはなれないので、いまだに載せているんですけど。
福岡市動物園にゾウが来ることについて、ミャンマー人の一部からは反対声明が出ています。
軍事政権と協力している日本側は軍政権を支持しているという
誤ったメッセージを泣かせてしまうのではないかということで、
そういう抗議があったりもしています。
それと動物の交流は別だという考え方もあるんですが、
確かにそれはそう見られてもしょうがないし、
もしかしたら軍事政権側からすれば国外でも認められるようになっているよという
プロパラガンダに使う可能性はありますね。
実際、福岡市としては動物を通じての交流を進めるということになっているので、
それと軍事政権のあり方とか関係がないという方もいらっしゃるかもしれませんけど、
私はやっぱりそうは思えないですね。
ですので、本来は像が展示されてみんなが楽しく見る場所に
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ミャンマーについての現状を知らせるパネルでもあったほうがいいんじゃないかとも思います。
ただ、交流の相手を傷つけることもできないとか、
いろんな要素があるかもしれませんが、今ミャンマーで何が起きているかということは
意識しておいたほうがいいんじゃないかなと私は思っていますね。
せっかく来てくれた象さんなので、象さんには罪はありませんから、
みんなで見に行くのもいいんですけれども、
動物園を通じて戦争と平和という問題が80年前にも大変なことが起き、
そして今も一見平和のようだけれども、
その背後では多くの人が亡くなっているような現状があるということ。
象さんに罪はないけれども、象を見つめるときに
そんな戦争の様子を気にしていくというのも非常に大事かなと思います。
もう間もなく12月9日が来ます。
真珠湾攻撃の日ですね。
夏ばかり戦争の話をしているんじゃないかと僕らは言われますけど、
時期にはいろんな話をしていくべきじゃないかなと思っています。
来年が敗戦から80年、金沢少年8歳だった時の悲劇をまだ語り継いでいるという、
非常にありがたい話だと思っています。
その話、ぜひ明日のテレビで見ていただけたらなと思っていますね。
当日の状況によってはラインナップが変わるという可能性もありますので、
その点はご了承いただきたいと思います。
ここまで神戸金文のキャッチアップでした。
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