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2025-04-03 40:51

#27 地域を旅して学ぶ「さとのば大学」生。京都に地域留学してみて(佐藤 花奈さん)

今回のゲストは、地域に暮らしながら実践するプロジェクト学習を軸とした新しいスタイルの市民大学「さとのば大学」に通う佐藤花奈さんです。

佐藤さんが在籍するのは、4年間・4地域の地域に暮らしながらプロジェクト学習とオンライン講義を並行して学ぶ「旅する大学コース」。一年次は秋田県五城目町で活動しており、二年次(2024年4月〜2025年3月)に選択した地域が京都府京都市でした。

数ある地域留学先の中から、なぜ京都を選び、どんなことを学んだのか。

京都で取り組んだマイプロジェクトのこと、日々の暮らし、アルバイトの裏話まで、一年間のリアルな経験を、赤裸々に語っていただきました。

京都で新生活を迎える学生のみなさん、新しい教育の形に興味がある方、ぜひご視聴ください。


▼今回のトーク内容

自己紹介 / S高等学校卒 / さとのば大学に進学した理由 / 1年生時は秋田県の五城目町へ / 2年生になり京都へ / USJでアルバイト / 働く交流会 / 京都ローカルワークステイ / 京都で取り組んだマイプロジェクト / 京都生活で得たもの / 学生生活を京都で過ごす楽しさ


▼出演

ゲスト

佐藤 花奈(さとう はな)

さとのば大学に通う20歳、群馬県出身。人生のモットーは「楽しく生きる!」でも冒険はできない安定と現実重視なタイプ。最近は「にっこり楽しくしなやかに」を心がけて生きている。趣味は読書と、広く浅くオタクをすること。最近は日本のアイドルとプリキュアと芸人さんが好き。そのおかげでYouTubeのおすすめ欄がカオスを極め中。英語にも数字にも変換しやすい自分の名前が気に入っている。


パーソナリティ

中村 千波・仕事担当

京都に生まれ、大学卒業まで一貫して京都で過ごす。学生時代から「納得できるキャリア形成」に強い興味を持ち、人材業界へ就職。東京・大阪での勤務を経験し、京都へUターン。「これもいいし、あれもいい。」多様性が生まれる生き方・働き方を探究・探求している。


▼番組概要

京都の様々なプレイヤーが集まり活動している様子や「居・職・住」について、鴨川でゆっくりしながら雑談する番組。記事に載せきれなかったことや、日々の生活のことなど、音声コンテンツならではの情報もお届けします。ホストは「京都移住計画」のメンバーが務めます。


▼京都移住計画

WEBサイト:⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://kyoto-iju.com/⁠

サマリー

さとのば大学では、地域に根ざした実践的な学びが行われ、学生が京都での経験を通じて成長する様子が語られています。特に、佐藤花奈さんが秋田県五畳目での生活や様々な地域との関わりについて話しています。京都での地域留学と「さとのば大学」の体験を通じて、地域の文化を学び、多様な交流を楽しむことができたことが紹介されています。シェアハウスでの生活や働き方イベントへの参加を通じて自己成長を感じるエピソードが特に印象的です。佐藤花奈さんは、地域留学を通じて得た体験や気づきを語っています。彼女はキャリア教育や多世代との交流を通じて、自分のキャリアに対する考え方を深め、京都の伝統文化に触れることで得られる情報の価値を再認識しています。また、伝統文化や人々との交流を深めることの重要性についても話しています。

さとのば大学の紹介
鴨川でゆっくりしたいラジオ、通称鴨ラジオの時間がやってきました。
本日のパーソナリティは中村が務めます。よろしくお願いします。
鴨ラジオでは、ゲスト会と称して、京都移住計画でお世話になっているパートナーや企業の皆さんをゲストにお呼びして、それぞれの京都移住話を伺います。
皆さんは、さとのば大学というユニークな大学を知っていますか?
さとのば大学は、地域に暮らしながら実践するプロジェクト学習を軸とした新しいスタイルの市民大学になります。
全国各地の在校生であったりとか、地域を作っているトップランナーである講師陣とオンラインでつながりながら、理論のインプットであったりとか、対話で学びを最大化していくような大学です。
通信性大学とのダブルスクールで、学習の取得も目指せます。
地域の未来に関心があったりとか、地域に貢献したい。けれど、地域とどうやって接点を持ったらいいかわからない。将来、今何がしたいかまだわからないけれど、自分らしい仕事で食べていきたい。
そんな思いを持った学生が、座学だけではなくて、実践的な学びで力をつけたいと。そんな思いを持った学生が通う大学です。
そして、面白いのが、全国を1年ごとに地域を変えながら収容して、巡り学ぶのが里沼大学です。
カモラジオを運営している株式会社つなぐむでは、過去3名の学生の方々を受け入れ、向き合ってきました。
今回は、里沼大学の2年生時に京都を選んで、この1年間京都で学び過ごした佐藤花さんをゲストにお迎えしました。
ここからはいつも通り、花ちゃんと呼ばせてもらいますね。
さまざまな地域を彼女自身は巡って、そんな学生の花ちゃんから見て、京都はどんな場所だったのでしょうか。
深くお話を伺おうと思います。花ちゃん、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
はい。じゃあ、花ちゃんについて簡単な自己紹介と、あとは、里沼大学ってそもそも何ぞや、みたいなところを改めて伺ってもいいですか。
はい、佐藤花です。里沼大学の2年生で、今京都に滞在しています。
もともと出身は群馬県で、去年1年生のときは秋田県の五条目町という町に滞在していました。
好きなものはですね、道の駅巡りとアイドルと読書が好きです。
いいですね。
よろしくお願いします。
はい、ありがとうございます。
出身は群馬で、大学1年生のときは秋田県にいて、そして京都を選んでくれて、というような、まさに里沼大学らしいというか、
通常のゆるひとつの大学に入って、ひとつのキャンパスでずっと学び続けるとは違う、なんというか学生生活を選んだ花ちゃんなんですけれども、
里沼大学を知ったきっかけもそうですし、入学するまでの話って、どんなことがあって決めたんですか。
はい、もともと知ったきっかけはですね、高校のときに門川道安語学園S高等学校という通信制の高校に通っていまして、
そこがちょっとネットの高校みたいな感じで、授業以外の活動にも力を入れている高校だったんです。
そこで職業体験であったりとか、ワークショップであったりとか、課外の活動をしていた際に、たまたま大学生で私たちをサポートしてくれるような立場で関わってくれた方が、
里沼大学の1期生だったっていうのが、私の里沼との出会いです。
S高等学校ですよね、改めてどんな高校なんですか。
そうですね、難しいんですけれども、普通の国語であったりとか、数学であったり英語であったりみたいな授業は基本的にすべてオンデマンドの授業を主張して、
レポートを書いて、単位認定試験を受けて単位を取るっていう感じで、授業があって、その他に通学コースとか、オンライン通学コースとか、
プラスアルファですね、そこは単位には全く関係なく、21世紀型スキルとか、あとはPBLって言われている、あれなんですか。
プロジェクトベーストラーニングという課題解決型学習の略でしょうか。
それのNコーバージョンみたいなのがあって、いろんな企業さんが来てくれて、課題解決をチームで一緒にやってみるみたいな授業があったりとかして、それを受けていました。
なので、個々人の学びたいことに合わせてオンラインでも学びながらという高校を出て、もちろんロールモデルとなるような人が里の場大学に入ったので、入学を決めたんだと思うんですけれども、
入学をそれこそ決めるタイミングで、こんな生活ができそうだなとか、こんな風に学生生活を送りたいなみたいなのって、自分の中で持って入学し合った感じなんですか。
五畳目での暮らし
そうですね。里の場に出会った時が、高校2年生の夏、秋ぐらいですかね、に見つけたんですけど、
それまでは全然普通に、4年生の公立の大学とかに行こうかなっていう風に考えていて、
ただ、2年生の秋ぐらいのタイミングが一番自分の中で加害活動とか、自分のやってみたいことにチャレンジしてみるっていうのがすごく面白いなっていう風に感じた時期だったので、
里の場のことを知ってすごくワクワクして、やっぱり一回説明会を聞いたりとか、別のイベントで信岡さんとお話しさせてもらう機会があったりとかをするうちに、
私はS校に転校して入ってるんですけど、転校する前は、普通に地元の公立校に通っていたので、
地元の公立校に通っていた時の自分だったら、絶対に取らない選択肢をあえて取ってみようかなっていう風に思って、
もともと地域みたいなものに興味はあって、高校率を調べたりしてた時も、地域系の学部に興味があったので、
より実践的に地域移動をしながら学べるっていうところにも惹かれて、里の場に入学を決めました。
なるほど。今お話の中で出てきた信岡さんは、里の場大学の設立というか立ち上げに関わった人で、
まさにその人の話を聞いて、背中を押されたところがあるんだなと想像はしていて、いざ入学をしてみてですよね。
5畳目って、私も里の場大学の事務局として、つなぐむでの活動をしてはいるんですけれども、そこで活動するまで聞いたことがなかったんですよね。
5畳目って、どんな場所なんでしょうか。
5畳目はですね、まず土地的に見ると、秋田県の中では割と北の方にありまして、秋田って小川半島があると思うんですけど、
小川半島をもうちょっと内側にいたあたりにある町で、山があって、なんだっけな、山の名前。あ、森山だ。
森山。
森山っていう山がある町です。
なんで5畳目を選んだんですか、最初は。
最初5畳目を選んだのは、1年生の時に選べる地域っていうんですかね。
里の場は、提携先的には今15か所ぐらいあるんですけど、やっぱり地域ごとに、ある程度自分でプロジェクトを動かせるようになってから行った方が楽しいよね、みたいな地域もあれば、
逆に自分のやりたいことを探すところから一緒にできるような地域だよっていうところもあって、1年生はなんとなく1年次地域っていうものが決められていて、
私の時は、秋田県の5畳目町か、宮城県の尾長和町か、福島県の南相馬かの3宅が1年生の時に選べる地域で、
南相馬は結構、アントレプレナーシップというか、企業が精神が強めなイメージが私の中であって、そっちにはあんまり興味がなかったのがあり、
尾長和町は、実は高校生の時に、里の場弾医学のラーニングジャーニーっていうイベントがあるんですけど、そこで1回訪れていて、
そのタイミングで、お試し移住っていう制度を知って、高3の秋に1ヶ月住んだことがあって、
なので、高3の秋で入学第一の春じゃないですか、あんまり間が空いてなくて、ちょっとまだ早いかなっていうか、もう1回訪れるにしても、まだちょっと早いかなっていう気持ちがあって、
秋田県は人生で1回だけ、しかも下の方の横手っていう町にしか行ったことがなかったので、どうせなら行ったことないところに住んでみたいなっていうので、5畳目を選びました。
なるほど、今の話だけでも提起している事務局の数って、多分このラジオが放送されている時にはまた増えていたりとかになっているかなと思うんですけれども、
地域って何もないやん、みたいな言葉が言われたりもする中で、それぞれにやっぱりテーマを持っているからこそ、知らない地域にもそれぞれの発信したいものがあるんだなっていう、
全然違う私の魅力を今聞きながら感じたなと思っていて、その中で選ばれた、花ちゃんの中では本当にチャレンジですよね、S校に入ってっていうところも多分チャレンジだったし、
そこからは里の場大学に入って決めることも、それよりもずっと前の自分から考えると、取らなかった選択肢を取ったんだなっていうところを今までの話から感じてて、
さあ選んだ5畳目、寒かったのかな、どんな過ごし方をしていたんですかね、この秋田県では。
秋田県では、主に一番私が楽しんでいたのは道の駅巡りなんですけど、5畳目町自体は結構いろいろなイベントがいろんなところで起きていて、
好きなものに行ってきたらいいよ、ぐらいの感覚で、強制的に誘われることもないし、でも情報だけはもらっていて、好きなとこ行ってきな、みたいな感じだったので、朝一をうろうろしてみたりとか、
あとはカフェがあるんですけど、5畳目に、そのカフェに3時間ぐらい座って、町の人とちょっとしゃべってみたりとか、
いいですね。
あとは、さっきも小川半島よりちょっと内側って話をしたんですけど、私は群馬県出身で、海なし県育ちなので、
確かに。
海を見ると、結構テンションが上がるのもあって、気分が落ちたりとか、あとは普通に海見たいなっていう気分になったときは、小川半島にドライブに行ったりとか、
あとは、一緒に同期が住んでいたので一人、その子と一緒にどこかに出かけたり、それこそ、弘前が近いってなって、弘前までアップルパイを食べに行こうっていう話をして、
アップルパイ食べるためだけに弘前に行ったりとか、とにかく、何ですかね、見守ってもらってるっていう安心感はありつつも、本当に自由にやりたいようにやらせてもらってました。
素敵ですね。地域ならではなのかなと思ったり、ゆったりと地元の人と話すもそうやし、たぶん後ほど京都の違いとかは話をしてもらうと思うんですけれども、
京都でどこかに行くために、すぐに車でみたいなのって、別にハードル高いわけではないけれども、そこもやっぱり車暮らしが通常の地域にいるからこそできたことだったりもするのかなと思ったり。
ちなみに、大学1年間を過ごしてみての、もちろん秋田県という場所を知りましたっていう変化はあると思うんですけれども、
自分の中での変化って、どんなことがあったんですか?
5畳目で1年暮らした変化は、内面的な部分でいくと、本当に一旦リセットとまではいかないんですけど、心の余裕を作るための1年だったなっていうふうにすごく思っていて、
京都での生活への期待
高校生の期間が割と加害活動とか楽しいことがすごくしたくて、そういうものに向かってブワーって走ってきた感覚があった分、
5畳目で自分の好きなことを好きな時間にできるみたいな生活がすごく、人生の余白みたいな感覚がしていて、
本当に、タダオが半島に行って海を眺めるだけとか、朝一をうろうろしてみるとか、あとは5畳目は雪が降る地域なので、駐車場に降った雪を集めて雪だるまを作ってみるとか、
そういうことをして、広く見られるようになったじゃないですけど、今まで余裕がなくて視野が狭かったところが、余裕ができたことによって、こんなこともあったんだなとか、こういうふうに自分考えてたんだなとか、気づく時間をもらった気がします。
奈良ではの暮らしと、あとは自由さを後押ししてくれた地域の方がいてっていうところもあるのかなと思っていて、そんな内面に進化をしてから、はてなぜ大学2年で京都にいらっしゃったんでしょうか。
はい。京都に決めた理由は、本当になんとなくっていうか、私結構5畳目を決めたときも、わりとフィーリング、感覚を大事にはしていたんですけど、一番の理由は、私関東出身で、東北に住んでっていうのがあったので、西側に住んでみたかった。西側の文化を体感してみたかったっていうのと、
あと、5畳目町は、グーグルマップとかで調べてもらったらわかると思うんですけど、本当に、秋田の方でも北の方で人口もわりと少なめ、8000人ぐらいだったかな。なので、同世代がほぼいない町の中に、状況だったので、真逆の一番いろんな人がいそうなところに行ってみようっていうのもあって、京都にしました。
なるほど。京都を選んで、どんな生活ができると期待していたりとか、想像して気張ったんやろ?
京都は、とりあえず京都市内は、私が人生住んできた場所の中で、一番都会だったので、まず、車が移動手段にないっていう生活を人生でしたことがなくて、そこに対して、結構、わくわく。
自転車とバスが10分おきに来るって、どういう感覚なんだろう?みたいなのを考えていたりとか、あとはやっぱり、大学が多いっていう事前情報があったので、同世代の人と関わる機会があったらいいかな、ぐらいの感じでしたね。
実際に、もう気がついてみたら、4月にやってきて、もう1年が終えようとしてるけれども、京都では、どんな暮らしをしてきはったんやろか?
そうですね。京都でも、結構、したいようにさせてもらったなっていう1年だったなっていうふうには、すごく感じていて、私が住んでいたのは、シェアハウスを自分で探して住んだんですけど、
京都市内の中だったら、わりと生活感があるような地域に住んでいたので、思ったよりは、観光地観光地してないなっていうのが、住んでた場所の印象かな。
何駅が近い場所?
東西線の西雄寺及家駅が一番近いんですけど、西雄寺及家のあたりは、島津政策所とかがあったり、小学校があったりとかして、本当に普通に通勤してる人だったりとか、自転車の前に子どもが乗ってて、「あ、保育園帰りかな?」みたいな人とかが多くて、
もっと外国人の方が多いっていう話を京都は聞いてたし、やっぱり、修学旅行とかで京都に来たときも、すごい多いイメージがあったので、家の周りもそんな感じなのかなって思ってたんですけど、全然そんなことなかったなっていう印象でした。
確かに。学生もいれば、ファミリー世帯もいれば、働く場所もあって、でも観光地化はされてないからっていうのが、西雄寺及家っていう場所なのかなと思ったりはしていて。
推しの場所であったりとか、普段どんな暮らし方をしてたんですかね?
普段は基本的に西雄寺の周りでうろうろはしてたんですけど、クエスチョンにクエスチョンの説明を入れます。
京都市役所前駅というところですね。クエスチョンというのが今収録もしてるんですけど、そこにもよく来てくれたなっていう感じですかね。
そうですね。クエスチョンの周りがやっぱり栄えてるっていうか、若者が買い物したりするような場所があるので、クエスチョンに来ては河原町をうろうろして帰るっていう生活を基本的にしていたのと、
あとはせっかく関西に住んでるから、テーマパークでバイトがしてみたいって思って、
ユニバーサルスタジオジャパンでアルバイトをしていたので、山陰駅とかから阪急に乗って大阪に行って、
梅田で乗り換えダッシュするみたいな感じで、せわしなく1年過ごしていました。
あとはあるよね、京都でのバイトの話もぜひ聞きたいものですが。
京都でのバイトは他にも高島屋でお世話の期間だけ短期バイトをして、
ビップのカードとかゴールドカードを持ってる人ってこの世にこんなにいたんだっていうのをすごく感じて、
お金ってあるところにはあるんだなって思いながら京都でバイトはしていました。
地域のプログラム体験
どこまで放送しようかはあれですが、それだけかなり多世代に交流をしてっていうところが印象的かなと思ってて、
でも多分アルバイトの話もそうやけれども、多様な世代と交流をしてっていうところはまだまだあるかなと思っていて、
例えばでいくと、つなぐむがやってる京都府都の北部の移住促進をしていくようなローカルワークステイであったりとか、
あとは他の企業さんが同世代を集めて働くについて語るようなイベントとか、
本当にフットワークが軽すぎてですね、いろんなところに参加をしたかなと思っていて、
それぞれで思い出せることとか、参加したことで自分が変わったこととかってあらはるんやろうか。
そうですね。一番最初、本当に来たばっかりの時に参加した働くについてのイベントは、
なんでかわからないんですけど、なんとなくやっぱ学年が上がったっていうのがあって、
なんとなく就活が近づいてきたような感覚がすごくあって、働くってなんだろうとか、
やっぱり里の場大学は今のこの社会ではまだまだマイノリティな選択肢っていうのもあって、
ロールモデルになるような、前の卒業していった先輩とかがまだ、
現時点では今年初の卒業生が出る感じでいなくて、
てなった時に、身近にそういう就活のこととかを聞ける先輩とか、
友達とかがあんまりいなかったっていうのもあって、
よくわからずにすごい焦っていた部分があったんですけど、
やっぱりそういうイベントに行ってみて、
同じような京都の大学の大学生の方々が10人ぐらいかな、来ていて、
いろんな働くってどういうことだと思うとか、
なんかお金、もらえるお金と、
その働き方をどこのラインで妥協するかみたいな話とかをしているのを見て、
私だけがすごい焦ってるわけじゃなかったんだなっていうか、
まだ時間あるし、ここで変な焦り方をする前に、
もうちょっと自分がやってみたいこととか、
こういうところだけは譲れないなみたいなことを考えるべきなんだなっていうのを感じて、
無駄な焦りがなくなったなっていうのがそのイベントでの一番の思い出?
思い出っていうか、感じたことでしたね。
めちゃくちゃいい話なんですけど、続けましょうか。
めっちゃいい話じゃないですか、今の。
いいですよね。もともとのこの思っていた同年代と語りたい。
もしかしたら、ここまでの働くについて語ることになることを想定していたのかわからないけれども、
こうやって年代が違うことによってそれぞれ悩むテーマであったりとか興味があるテーマがあって、
それに対しての自分の意見が見えてきてっていうのも、
この京都という多様な世代がいるところによって感じたことなのかなと思っていて。
一方で、ローカルワークステイというのは京都市じゃなくて、
京都北部の方でどっちかというと参加をするのって、
さっき言ってた同年代よりかもっと年齢上の人とのプログラムみたいなものに参加して、
そこでの感じたこととかってあらはるんやろうか。
そうですね。まず京都の北部は本当に人生で一度も行ったことがまずなくて、
しかもなんなら何があるかすら知らない関東に住んでいたので、
私は京タンバのプログラムと、あと宮津市のプログラムに参加させてもらったんですけど、
京タンバはもちろん何があるか知らなかったですし、
雨の橋立てが宮津にあるっていうことすら知らない。
雨の橋立てって京都市内にあると思ってたぐらい無知だったので。
京都といえば観光地みたいなイメージだったところを北部に実際に行ってみると、
群馬県の私が住んでいた町どころか、何なら5畳目と結構近いなっていうぐらいの感覚、
バスの感覚であったりとか、パッて見たときに見える景色、田んぼが多いなとか、
そういうのを感じて、京都ってなんとなく住む場所っていうよりは遊びに行く場所?
みたいなイメージがあったんですけど、こうやって暮らしている人もいるんだなっていうのを
すごく北部のプログラムに行って感じたかなっていうのと、
あとはやっぱり、宮津の方は道の駅のプログラムだったので、
私、道の駅が本当にすごく大好きだったので、念願叶って道の駅に行けたのもすごく嬉しかったです。
いいよね。しかも参加してたのが、もっと上の社会人やったりとかするから、
またさっき言ってたような、働くの見えたものも変わったんだろうなとも思ったりもするし、
実は収録をしている本日もなんと道の駅に行ってきはったということで、
この道の駅ラバーの話もね、もちろんしてもらわないとと思うんですけれども、
紹介をしてもらった宮津の方の道の駅って言ってみたら北部ですよね。
はなちゃんが今日行ってきたのは、最南端ですか。南山城も。
どうでしたか。
そうですね。南山城も結構お茶特化ですか、あそこは。お茶特化。
すごく面白くて、一番面白かったのは、道の駅のレジを挟んで、
左側はお土産であったりとか、お茶の駅みたいな感じで押し出しているので、
お茶の商品がいろいろ置いてあったんですけど、レジ挟んで右側は、
村民百貨店っていうふうに名が打たれてきて、村民百貨店のほうは本当に、
ボールペンとか山崎のパンとか、じゃがりことか、コンビニみたいなものがたくさん売られているのを見て、
町の人がここに買い物に来ることがあるんだろうなっていうのが想像できるのがすごく面白くて、
道の駅ってなると、なんとなくお土産ゾーンか、買っても普段のものだったら野菜とかはあるんですけど、
なかなかあのぐらいの量をコンビニみたいに置いているところはないなっていうのがすごい面白かったです。
京都の地域留学の経験
なるほど。北のほうも行けば、南のほうも行けば、道の駅から見えるようなその地域の人の暮らし方みたいなものも言ってみたら、
京都市内だけにいるとわからないようなところも知れたんだなっていうのも感じましたし、
あと言ってくれた中で行くと、京都市って海外の観光客の方がめっちゃ多いんだろう、
でもそれと細かく見ていくとエリアによって違ったりはするので、
1年間ちゃんと暮らしたからこそ、そこの違いがちゃんとあってお肌感覚で持った暮らし方だったんだろうな、
みたいなことを思ったりはしました。
さっきの話の中で、多世代と出会ってみての中での、まさに働くについてとか就活みたいな、
次3年生になるっていう中で、たぶんこれを聞いてくださっている方の中には大学生の方もいれば、
それこそ就活も終わったよ、社会人だよ、みたいなキャリアに悩んでいる人もいたりはするんでしょうかね。
そこの振り返りも兼ねて、ぜひ話してほしいなと思っていて、
そういった働くについてのイベントに参加をしたりとか、自分で思うこともあったりとか、
っていうのが花ちゃんの中であったので、京都の中で自分で意思を持ってやったマイプロジェクトですかね、
ぜひそんな話もしてほしいです。
はい。京都の中で私がやっていたマイプロジェクトは、結局タイトル付けず自前だったんですけど、
いいですよ、別に名前はなくても。
名前は特にないんですけど、
キャリア教育についてが、ちょっと自分の中でなんとなく気になっていて、
自分自身が地元の高校を転校して、通信生の高校に行き、の里野場大学を選んだっていう経緯もあるんですけど、
今の同じような世代の子たちって、どんなことを思って就職活動をしているのかなっていうのがすごく気になっていて、
例えば、大企業だからとか、お金いっぱいもらえるからみたいな、給料いいからみたいな選び方をしている人もいれば、
きっと会社のこういうビジョンが良いと思ったとか、自分的に共感できたみたいな選び方をしている人もいればって感じで、
本当に人によるとは思うんですけど、やっぱりこう、何を持って納得してそれを選べているかみたいなところがすごく私は気になっていて、
転職とかも結構最近は普通のことみたいな風になってきている現状で、
そういう何か選択をするときに、自分的に納得できたとか、これでいいと思えたっていう選び方をする確率を上げる方法って何かないのかなっていうのがすごく気になって、
それは人によるよって言われたらそれまでなんですけど、例えばいろんな人の話を聞いてみるであったりとか、
私のようにあえて違う地域に行ってみるとか、またまた海外に行ってみるとかの人もいると思うんですけど、
何をしたらちょっとでも納得できるキャリアみたいなものをつかめるのか、それに起因するものがあるのかなっていうのが気になって、
せっかく京都にいて、京都は大学がたくさんあるので、一番学生のキャリアっていう面で関わってるであろうキャリアセンターの人に話を聞けないかなっていう風に考えて、
キャリアセンターの人にお話を伺ってみようっていうプロジェクトをやっていました。
伝統文化とのふれあい
素晴らしいですよね。それぞれ規模であったりとか、専門性みたいなところ、それぞれ、あと地域か、
本当に京都はたくさん大学であったり専門学校があったりするので、その中での数校ですかね、自分で直接連絡を取って、
ヒアリングをさせてもらって、どんなキャリアサポートをしてるのか、利用者の声であったりとかっていうのを集めてきたのが、
はなちゃんのこのマイプロジェクトという形だったんですけれども、実際にこのサポートセンターですかね、
話を聞いてみて、自分の中で見えてきたこととか、あとは問いとして持っていた、納得できるキャリア形成には何があったらいいのかみたいなのって、
答えじゃないけれども、今時点での自分で見えたことって、どんなことがあらはるんやろう。
そうですね、答えは結局見つかりはしなかったっていうか、完全にこれだっていうものは見つからなかったんですけど、
なんとなくこういうのが要因としてありそうだなって感じたことはいくつかあって、
一つ目は、まずキャリアセンター自体が結構思ったよりもみんなに利用されているっていう現状を聞いて、
やっぱりやってるイベントだと自己分析とか業界分析とか面接練習みたいな、結構就職活動に直結するものがめちゃめちゃ多くて、
キャリアセンターの人も結局一番就職につながることをするのがみんなの中で需要があるんだよって話をしてくれて、
本当にそうなのかなっていうか、もちろん自己分析したりとか業界分析したりとか、そういうことをすることが無駄だとかは一切思わないし、
そういうことをやってみることによって見えることもきっとあるとは思うんですけれども、
本当にそうなのかな、実はもうちょっと違うことを聞いてみたいよっていう人いたりしないのかなっていうのがちょっと気になったり、
あとは都会で大学生をするっていうことって、案外影響を与えるのかもしれないっていうふうにすごく感じて、
やっぱり京都市って正直、それこそさっき秋田の話が出ましたけど、秋田市に比べたらもちろん多くの情報が集まる。
もちろん多くの人がいるし、多くの情報が集まってくるなっていうふうに思っていて、
キャリアセンターの人に話を聞いた時も、自分でそういう情報を取ってこられる人はキャリアセンターに来なくてもいいんだよねみたいな話をしてくださって、
それってきっとそこにたどり着けるだけの情報量がまず京都に存在してないと無理で、
意識してなくても自然と周りからとか、なんとなく大学生をしていれば情報が集まる場所にいたりとか、
あとはやっぱりインターンが大阪でしかできない、東京でしかできないみたいなこともあると思うんですけど、
そうなった時に、これやってみたいかもってたどり着いたところから、実際に行動に移そうって思った時に、
こう、阻むものが少ないなって。
グンマからであっても、例えば東京にインターン行くってなったら、電車で片道、
ドン高に乗れば2時間半とか3時間とかかかってしまうし、片道2000円弱ぐらいはどうしてもかかってしまう。
中で、やっぱり京都にインターン先があるとか、大阪にすぐ行けるとか、やっぱりそう、
阻むものが少ないなっていうふうに感じて、結局、何がやりたいかあんまりわかんないかなとか、
自分が今どういう将来になるか全く想像がつかないなみたいな人たちにとっては、
もしかしたら都会で大学生活をすることで、多様な情報に触れて、
見えるものとか何か感じるものがあったりするんじゃないかなっていうのは一個仮説として、
いろんな話を聞いた上で得たものかなっていうふうに思います。
いやー素敵ですよね。なかなか京都に、それこそUターンで私の場合戻ってきてっていう中に染まってしまうと、
そこの京都の素晴らしさみたいなところってなかなか感じなかったりとかはするけれども、
たくさんの情報を実は浴びれる場所なんだよっていうところもそうやし、
花ちゃんにとっての次の問いっていうところが、まさに見えるような形のマイプロジェクトというか、
京都ならではでの大学というところに向き合ってみて見えたところなのかなっていうのは聞きながら感じました。
そして次は徳島県に彼女は旅立っていくというか、次学びに行くわけなんですけど、
京都でこの1年を過ごして身につけたこととか、新しく得た視点って何だったんですかね?振り返ってみると。
えー何だったんだろう?京都で得た視点振り返ってみて。
でも一番は、自分を客観的に見るっていうか、状況を俯瞰するみたいな力かなっていうふうに思っていて、
京都でいろんなことをしたりとか、それこそ大学に話聞きに行ったりもそうだし、
アルバイトをいろいろしてみたりとか、実際自分が住んでみてとか、いろんな話を毎週のように話して、
自分の中でこういうことを考えてたんだなとか、こんなことを感じてたんだなっていうのを整理する時間みたいなのをとってもらっていたので、
私は基本的に文字に起こしたりとか、自分の気持ちを書こうとすると、結構いいことを書いちゃおうみたいなふうに思いがちなんですけど、
おしゃべりなので、話をすると結構実はこう思ってたみたいなことが話せるので、それを話せる場があったことで、
実はこういうふうに感じてたんだなとか、こんなふうに考えてたんだなっていうのがもう一回自分で再確認できることによって、
こういうときはこういうふうに考えがちなんだなとか、この状況になるとこういう動きをしがちなんだなとかが改めて見えるようになって、
ちょっとだけそういう力が上がったような気がしてます。
素敵。多様な人がいるからこそとか、そういう視点を持った人に言葉をもらうことによって見えたんだなと思っていて。
最後に、みんな京都に移住をして学校に通う人であったりとか、求めるものはそれぞれ違うと思うんやけれども、
はなちゃんが思う、学生生活を京都で過ごす意義とか、まあ意義と言うんだろうか、楽しさってなんだと思いますか?
京都で過ごす楽しさ。なんだろうな。すごい楽しかったけど。難しい。
一番は、やっぱりいろんな情報に触れられることな気がしますね、結局。
それは、東京とか大阪とか名古屋とか大きい場所に行けば、たくさん情報は得られるんですけど、
京都って、京都ならではの情報っていうか、感じられることがある気がしていて、
例えば?
例えば、周りにこれだけの伝統的な価値があるものに囲まれて過ごす時間ってあんまりないですし、
あとは、私がすごくおもしろいなって思ったのは、夏ぐらいに擬音祭りに行って、
擬音祭りの、なんですか、だし?だしですか?あれは。ほこう?ほこうのショップみたいな。
そういうちっちゃいほこうの紙で折ったら、ほこうができるよみたいなショップに入ったときに、
うわー、このほこうが私好きなのにもう売り切れてるみたいなことをパッて言ってる人がいて、
そのぐらい、そういう伝統文化が身近にある場所ってなかなか珍しいんじゃないかなって思って、
もちろん新しい情報にたくさん触れることも大切だけど、
そういう古き良きみたいなものを感じながら過ごすだけで、何かが違う気がするんですよね。
何かって伝えるのは難しいんですけど、
京都での体験
風情があるっていうことを体感しながら暮らせる豊かさがすごく素敵だなって、
京都に1年住んですごく思いました。鴨川の小鳥でみんな喋ってるのを何でだろうって思ってたけど、
鴨川っていくらでも見ていられるなっていうふうに感じられるようになったし、
もちろん河原町とかは結構人がいてごちゃってしてるなって思うときもあるけど、
夜になって山上大橋とかに人が歩いてて、ちょっと大橋光ってるみたいな絵ってすごい綺麗だなとか、
何か心が豊かになれる気がしました、京都で過ごすと。
すごくいい締めくくりをしてくれましたね。
多様な人に出会ってみえる自分もあれば、伝統文化みたいな、言ってみたら、
最新の働くとかについての情報も知りつつやけれども、歴史の流れとか立体感みたいな、
そこからまた感じられることもあれば、そして次の地域に行っても持っていたい感情だと思うんやけれども、
風情があるかないかって自分の心の余裕がないと、何を見ても風情には感じないと思うので、
そういったところが育まれる場所なんだなっていうところを、
京都という場所の魅力として花ちゃんの話を聞きながら感じました。
次の地域へ
今回は本当に深い話をありがとうございます。
ありがとうございます。
鴨川でゆっくりしたいラジオ、通称鴨ラジオの時間でした。
次回の配信をお楽しみに。
花ちゃん、本当に京都で楽しい生活活ができてよかったです。
次の徳島県でも頑張ってください。
いってらっしゃい。
ありがとうございます。
徳島のお土産話を持ってまた京都に帰っていきたいと思います。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
40:51

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