2025-10-27 47:58

社長になりたくなかった?

▼内容:会社経営のリアルを語る/財務とデザイン、ふたつの視点から見つめる中小企業の今/創業と事業承継、それぞれの始まり方と悩み/「社長になりたくてなった人」と「ならざるを得なかった人」/経営者としての覚悟と戸惑い/“奮い立たせない”マネジメントの考え方/波のある経営をどう安定させるか/下振れを減らすための組織づくり/問いを投げかけ、考える力を育てるリーダーシップ/社員に答えを教えず、共に考える姿勢/引っ張る経営と支える経営、そのバランス/目標を共有し、支援型で成果を生むチームづくり/「会社は生き物」という実感と日々の試行錯誤/10年、20年と続く会社の背景にあるもの/経営者の幸せと組織の幸せのかたちを問い直す/肩書きとしての社長ではなく、役割としての経営者像/創業者・2代目・3代目、それぞれの立場から見える責任と希望/好きな会社で自分の役割をどう果たすか/悩みながらも学び合い、問い続けるビジネストーク/会計とデザインが交わる場所から、経営のリアルを届ける


▼番組ハッシュタグ:#会計とデザイン

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▼運営:「会計とデザイン」推進委員会(株式会社ティー・エー・リンク/株式会社セルワールディング/SUMOGREE)

サマリー

このエピソードでは、会計とデザインをテーマにしたビジネストークが展開され、中小企業向けの経営計画やブランディングデザインについて、パーソナリティの田中さんと服部さんが自己紹介や背景を話します。また、ポッドキャストを通じて経営者同士の悩みや経験を共有する意義についても触れています。社長になることへの思いやその理由について議論され、様々な経緯で社長に就任した人々を紹介し、経営者としての経験がどのように形成されるかが語られます。社長としての役割や目標達成の意義についても語られ、経営者としての在り方やチームの支え合いの重要性が議論されます。また、社長になりたくなかった人々の気持ちに共感し、役割を見出すことが重要であると考察されています。社長や経営者の役割を再考し、生計継承や会社への愛情を深める方法についても考察がなされます。

会計とデザインの融合
会計とデザインラジオ、となりで聞こえる会社経営の話。
財務会計の視点とデザインブランディングの視点を横断しながら、
中小企業の経営に寄り添うビジネストーク番組です。
実践的な問いに向き合い、悩みを抱える経営者やビジネスパーソンを応援します。
始まりました。よろしくお願いします。
パーソナリティ、私は株式会社TAリングの田中と申します。
そしてもう一人、パーソナリティの株式会社セルワールディングの服部と申します。
よろしくお願いします。
まず、このパーソナリティ2人が何者かといったところから、
ちょっとご紹介させていただいた方がいいかなと思いますので。
簡単にね。
私から、TAリンクの田中と改めて申します。
東京都の江東区で財務のコンサルの仕事をさせてもらっています。
財務のコンサルといってもちょっと広いかと思いますので、
もう少し具体的にお伝えすると、企業さんの経営計画ですね。
マスチの計画もそうですし、行動計画を含めて、
会社が将来どうなりたいか、5年後、10年後を描きながら、
そのために今年1年間何やるかといったところを落とし込みをして、
経営計画を作ると。
その経営計画がきちんとその会社さんで達成されているかどうかといったところのモニタリングですね。
そんなお仕事をさせていただいている会社です。
財務のコンサルというところですので、資金の調達の部分のお手伝いもさせていただいています。
融資のご支援であったりとか、あとは補助金とか助成金の申請のサポートとかですね。
そういったところをやらせていただいている、そんな私でございます。
ちょっと難しかったですかね。
全身の番組の会計とデザイン、あれは会議か。
で、第1回目で僕喋ってましたけど、ちゃんとしてる、田中さん。
また同じことを僕思いましたけど、田中さんはちゃんとしてる。
ありがとうございます。
ちゃんとしてる人間って自分が言うのもあれですけれども。
番組がパキッとしますね。
ありがとうございます。
というパーソナリティ1でございますけれども、
服部さんの自己紹介もお願いします。
僕はそんなパキッとできなくてですね。
自己紹介っていう自己紹介もそんなにないんですけど。
後ほど自分たちのパーソナリティについて番組としてお話するので、
ざっくりお伝えしておきますけど。
株式会社セルワールディングという横浜に会社がありますね。
ブランディングデザインのサービスを提供しております。
ブランディングデザインって講義のお話になるので、
ざっくり言うと、なかなか一般の企業では言語化されていなかったりとか、
可視化されていなかったりする価値みたいなものをですね、
僕らは言語化したりとか資格化することで、
社内外にそれを伝えていくということをご支援させていただいている会社ですね。
主に中小企業をメインとしてサービス提供をしている会社をやっております。
あとは何だろうな。
よく言うのは台湾と日本のハーフですみたいなことは言いますけどね。
お母さんが台湾人でして。
最近は台湾でのプロジェクトも少しずつやっているという感じかな。
ポッドキャストの目的
週末はサッカーチーム、少年サッカーのコーチなんかやっていたりするパーソナリティも持っておりますというところかな。
すごいパーソナルの部分もご紹介いただいてありがとうございます。
あれですね、もう散々ポッドキャスト今まで収録してきたじゃないですか。
今回また改めて第1回っていうことでなってますけど、
もう過去の前身の番組は15回やっているにも関わらず、
新たに一新するっていうことでね、緊張しますか。
やっぱ初回って何でも緊張しますよね。
どんなことであっても。
どんな具合なんだろうみたいなの探り探りやってますからね。
パーソナリティ2人、私と服部さんでやらせていただいてるんですけども、
もう一人この番組のプロデューサーがおりまして、
野間さんから自己紹介お願いできますでしょうか。
はい、番組の皆様こんにちはというかこんばんはこんにちはですね。
朝の放送になるかと思いますのでよろしくお願いいたします。
小林のあっています。
僕はですね、スモグリというチーム主催してまして、
ってことで言うと編集者っていう立場で、
いろんなプロジェクト、企画、拠点づくり、
イベントからアート、福祉、都市まで本当に幅広い領域で
編集、企画、キュレーションみたいなことをやっている人間です。
今回、服部さん、田中さんからお声掛けかかってですね、
横浜エリアでもいろんな形やってきたご縁で関わっていますけれども、
今、東京とかでいくつかの場所を運営とか
キュレーションをしているんですけれども、
やっぱ最近すごいポッドキャストやりたい、
ポッドキャスト面白いっていう声を、
私が関わっているコミュニティとか施設でも聞くことが多いので、
今回お二人のお話、
なんか、この二人の会話の中から、
僕もちょっとチャチャ入れたり会話に参加しつつ面白く楽しみにしています。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
という、2名のパーソナリティとプロデューサーと運営していく、
そんな番組ですけれども、
この番組がたぬかにかに取り上げられますので、
どのようにカッコイイかについてどういう部分を
中心に考えられているかをやりたいと思います。
そういうお問題もありますもんね。
この番組が始まった経緯と言いますか、どういう背景でこの番組をやらせていただくかって言ったところ、もしよかったらハットリさんからご紹介いただいてもよろしいでしょうか。
先ほどもう少しだけお伝えしましたけど、前進となる番組がありまして、会計とデザイン会議という番組をどれくらい前?半年くらいですかね。
始まったのは半年前ですね。
そうですね、始めたんですよ。その番組自体は番組名が示す通り、会計専門家である、財務の専門家である田中さんとデザインの専門家である私が普段から一緒にお仕事させていただいていて、
企業を運営するにあたって、会計って絶対外せないなみたいなことを学んできたんですね、会社を運営する中で。田中さんの話を聞いていて、会計ってすごい奥が深いし、いろんな分野に関わって話ができる素材になるんだなということを知ったんですね。
僕らもブランディングデザインということで、すごく核になる素材として企業理念だったりとか、コンセプトだったりとか、最近で言うとパーパスなんかって言われ方もしますけど、そういう企業だったりチームだったり、ブランドの根幹となる幹となる部分の話をすることってどうしても仕事の中で多いんですね。
返事してもいいですよ。聞き入ってます。
その2つの掛け合わせをすることで、新しい何か見えるなっていうふうに思ったんですね。両方とも会社や組織にとって絶対必要になること、どんな組織でも必要になることだなっていうのを会社を運営する中で思っていた中で、
自分が発見したことだったりとか、感じたことっていうのを残したいなと。それは文章でもよかったんですけども、より近い距離で伝えられるものとしては、ポッドキャストっていうものが最適なんではないかなと。
今の思っていることをそのまま生で届けられるっていう媒体ってなんだろうなと思ったときに、ポッドキャストがいいなと。
特に届けたい人って誰なんだろうって、そのときに考えたときに、僕の周りにいる人たち、特にスタッフのみんなにそれを伝えられたらいいなと思って、お2人にお声掛けをしてですね、巻き込んでしまったということなんですけど。
その巻き込んでいく中で、計15回できたんですよね。
そうですね、15回収録しましたね。
15回やっていく中で、社員だったりとかすごく近い距離の人たちに届けるっていうのも1個役割をし尽くしたというか、もっと範囲を広げた中で言えることを増やしていくことで、自分自身もですね、成長させてもらえるきっかけになるんじゃないかなと思ったときに、
外に向けて、この会計とデザインという概念、掛け合わせた概念っていうのを届ける段階に来たんじゃないかなと思って、お2人にまた巻き込みをですね、なしにしたっていう経緯がありますね。
ありがとうございます。
ということで、この番組は経営者の皆さん、われわれ40代ですので、同じ年代の方々とかに聞いてもらえたら嬉しいは嬉しいですね。
そうですね、年代は特に問わないかなと思いますけど、主に中小企業の経営者だったりとか経営幹部だったりとかリーダー層に向けて、メッセージをするというよりは、自分たちもこうやって悩んでいて、こういう解決をしたでもいいし、単純にこう悩んでいて教えてほしいっていうふうに問いかける場合もあるんじゃないかなと思いますけど、
同じような悩みを持っているやつが世の中にはいて、一緒に悩んでるんだなみたいなことも共感してもらえるだけでもいいなと思いましたし、一緒に勉強しましょうと、一緒に成長できたらいいねっていうような裏メッセージみたいなのはあるかもしれないですね。
DAリンクとセルワールディングの、そうすると我々経営者という立場で仕事をしているわけですけれども、私は2019年に会社を立ち上げて、今7年目になるかに突入しておりますので、
いろいろ経験はさせてもらったというところがあるので、そこを私自身が経験した事柄をお伝えさせていただくとともに、私も直接やり取りをさせていただいている経営者さん、コンサルティングをさせていただいている会社さんが大体20社ほどありますので、その20社も結構千差万別なんですよ、いろいろ抱えている悩みって。
私は財務とか会計という立場ですので、わりかし財務とか会計のお悩みを聞くことが多いんですけれども、ただ財務会計って結局いろいろ紐づくので、そうするとじゃあうちの会社こういうことで今悩んでてねとか、こういうことを課題として感じててねっていう話が財務会計以外の部分でも結構入ってきたりするので、
そういったところとかも今おっしゃっていただいた通り、いろんな経営者さんが悩んでますって言ったところ、私のお付き合いさせていただいている会社さんの悩みとかもこの番組の中で可能な範囲で共有をさせていただきながらですね、おっしゃっていただいた通り一緒に番組を作っていきたいなというふうに思っております。
セルワールディングは何期目に?
今5期目。
5期目。
セルワールディング単体で言えば5期目ですね。
一応グループ会社になっていて、セルディビジョングループというグループ会社になっていまして、全体でもブランディングに関わる企業体なんですけど、
そうですね、グループで言えば20年か、去年で20周年だったのか、21か、21歳ですね。
一応長く私も関わっておりますので、そのあたりの編歴はお話できますけどね。
10年残る会社がやっぱり10%もないって言われる昨今ですので、そんな中で20年会社が続いてるっていうのはすごいですよね、と僕は思っているんですけれども。
気がつけば。
気がつけば。
20年。
いろいろありましたし、今もなおいろいろある。
今もなおいろいろある。
今もなおいろいろありますよね。
結局、よく言いますけど、会社って生き物だよ、企業体って生き物だよって言いますけど、全くその通りだなと思いますね。
今年平和だったなとか、今平和だなって思う瞬間ってないですね。
社長になることの現実
もちろん良かったこともね、ありますし、いろいろその中でそのプロセスを見れば、ちょっといろいろ苦しいことも、もちろんですけどありますよね。
そうですね。
良いことが起きている裏では、そうじゃないことも起きている。
この現象はもうずっと両方あります。
表裏一体動いていきますね。
そんな20年です。
いやいや、でも20年会社が続くっていうのは改めてですけど、本当にすごいことだと僕は思うので。
確かに。
本当に僕も今7年目ですけれども、10年20年と年を重ねていきたいなと改めて思いました。
もうまもなく10年ですもんね。
そうですね。
鳩さんはセルディビジョンでは取締役というお立場で、今もお仕事をされていらっしゃって、5年前に子会社という形でセルワールディングを設立したという経緯。
そうです。子会社の立ち上げをしたのは5年前ということですね。
ですよね。
2021年と。
どういういきさつでセルワールディングという会社をセルディビジョンから子会社という形で立ち上げることになったんですか?
いきさつか。これはどうしましょう。本音と建前ありますけど、両方しゃべりましょうか。
じゃあ一旦2パターン取っておきます。
2パターン。いいですよ。両方話しましょう。
はい。
一応名目上というか、当初の立ち上げた経緯としては、セルディビジョングループ、今セルディビジョン親会社でありますけど、経営者を排出しようというのが1個グループとしての目的はあったんです。
経営者をどんどん何人も作っていこうと。
その経営者を生み出すことで、やっぱり経営の目線ってありますから、一般社員とこの近寄れない領域の視点って必ずあるので、その領域を経験する人っていうのを作っていきましょうというグループの方針があって、
1個シラハの矢が立ったっていうのはもちろんあるんですけど、もう1つは事業を広げていくために、今のセルディビジョンとやっていること、当時のセルディビジョンがやっていることと、少し路線を変えながら事業を広げていくっていうことを狙ったっていうのが、
縦前というか、これもこれで本当なんですけどね、というのは1個あったかな。
裏側でまたどういう動きがあったかというと、それなりに人数が増えてきて、組織体でセルディビジョンでですね、ちょっと大きくなりすぎたので、フットワーク軽くするために小型化させようということで切り分けをしたっていうのは、あまり表に出してないところではあるかな。
その時に経営者を何人も輩出していこうという話がありましたけど、服部さんはその時に、じゃあ私経営者になりますとか、なりたいですっていう形で、今のセルワールディングの社長になられたんですか。
ない、全然ない。
ではない。
僕は別に代表になりたいとかなかったですし、あんまり欲がなかったとも言うのかな。
欲がなかった。
出世志向みたいなものも今は別にないですけど、当時もそういうものはあんまりなかったので、代表やってほしいっていうのをポロッと聞いたことはあったんですけど、そんな本気にもしてなかったですし、あんまりイメージしてなかったっていうのは正直あるかな。
ということは今は別として、5年前のその瞬間、その社長になるという瞬間は、あまり社長になりたかったというわけではなかったっていうこと?
そうね、なりたいという気持ちは全然なかった。
大変そうだなっていうのも思っていたし、実際グループ代表と近くにいたので、役員という職を持っていたので、経営というものに近い場所で触れていたというふうに思っている中で、いろんな苦労っていうのは見えていましたから、
本当にリーダーになるというか代表になるっていうことは大変だなっていうのは結構先立っていたのかもしれないな、思い出す範囲ではね。それを飛び込むほどの気概は僕には当時はあんまりなかったかな。
少し違うかもしれないですけど、多分聞いていただいている方の中には、服部さんと同じように、なりたくて社長になった方もいらっしゃるでしょうけど、そうじゃない方もおそらくいると思うんですよ。
っていうのが、私のお客さんの中でも先代の社長さんが突然亡くなられちゃいました。誰も継手がいなくなって、しらはの親がたまたま御長なんだから、しらはの親が立って、その時はいやいや社長になりましたっていう方もいらっしゃる。
それはね、うちのつながりあるない関係なく、そういう状況に置かれてやらざるを得ない状況の処刑の仕方をされた方って結構実はいるんですよね。
事業承継の実態
私のお客様、さっき20社ほどいるという話をさせていただきましたが、自分で会社を立ち上げた方って3割ぐらいなんですよ。
20分の6。
思ったよりも少ない。
改めて、今お付き合いさせていただいている会社さんとさっき眺めてみたんですけど、半分以上、7割ぐらいは、事業承継2代目の社長さん、3代目の社長さんなんですよ。
初めて知りました、その割合。
改めて見てみたらそうでした。
今言った通り、ご自身が2代目になりますって言って立ち上がって事業承継されて、今社長をやってらっしゃる方もいらっしゃいますし、そうじゃない方もいらっしゃる。
お父様が亡くなられて渋々社長になったという方もいらっしゃいますし、先代の社長さんがご退任されて誰がやるかってなった時に会社はなくしたくない。
でも自分がやりたいと思っていたわけじゃない。
でも、いろいろ承拠法で結局自分になってしまったから社長になったという方もいらっしゃいますし、
ちょっとプロセスは違うかもしれないけれども、最後の社長をやりたいと思ってなかったけれども社長になりましたっていう方は結構いらっしゃるんじゃないかなと思うんですよ。
僕気が合うかも。
田中さんはどうなんですか?初代ですもんね。
私はそうですね、創業。
創業社長ってやつですね。
私は前一職、12年勤めた会社があったんですけども、大学卒業してその会社に入った時に、いつか30歳になるまでには自分で会社を立ち上げたいなっていうのはおぼろげながら思ってました。
でも大学卒業して、そんなことを思いながら仕事はしていたんですが、前の会社で働く意義であるとか仕事の面とかの楽しさっていうのが上回っていたので、それでちょっとその気持ちは薄れてはいたんですけれども、12年経つと前とも人も愛して、
ちょっとよくよく考えた時に、自分って果たしてこのままの状態でキャリア積んでっていいんだろうかってなった時に、ちょっとふと考えた時に、一回20代の時に抱いていた夢っていうのを思い出してですね、1年復帰して会社を立ち上げたと。
自分で社長になろうと思って、今の会社を立ち上げた。
その時に、今財務の専門家としてTAリンクをやってらっしゃいますけど、前職の会社さん僕も存じ上げております。
やってることって、ごめんなさい、失礼だったらあれですけど、同じですよね。
そうですね。前の会社でやっていたことと同じです。
全体で見たら一部違うところはあると思いますけど、
分野としては同じです。
分野とか、目指しているものっていうのかな、目指している世界観。
財務を通して企業を支えるというところは、共通の部分というか、ほぼ同じなんじゃないかなというふうに思ってるんですけど、それは一緒?
はい、そうです。
じゃあ、独立する時に変えようとは思わなかったんですか?
ご前職とまた別のところでやった方がいいんじゃないか。
それは思わなかったです。
よくよく考えれば改めてなんですけれども、会社を立ち上げて、今もそうなんですが、
前職で企業経営者さんに財務のコンサルティングをやらせていただいていた姿というのが申し訳なかったなってすごく思うんですよ。
申し訳ない。
なんでかというと、前職は一社員ですよ。社長でも役員でもなかったので、一社員、コンサルタントとして、例えば資金売れが厳しかった時に、
社長、仮例しなきゃダメですよとか、資金調達ちゃんと今から考えた方がいいですよっていうのを言ってた。
それは必要な場面ですからね。
それは言うよ。
ただ、その資金調達した方がいいですよっていう温度感っていうのを改めて考えた時に、
一社員が資金調達した方がいいですよっていうことと、今の経営者という立ち位置になって資金調達した方がいいですよっていう風に言う言葉っていうのが、
これは自分だけかもしれませんが、ちょっと重みが違うなっていうのをすごく感じてるんですよ。
それは何でかっていうと、自分で会社を立ち上げた時に、創業の融資、政策金融広報さんにお願いして、それで融資を受けたんですけれども、
今でも覚えてるんですが、すごい申し込み書を書くのに手が震えたんですよ。
もちろん、創業社長で保証とかも外した状態の融資なんですけども、
だけど、申し込みをする、お金を借りるっていうことが、今までそんなにあったわけではないので、ちょっと怖かったんですね。
そういう体験をした時に、世の中の社長ってこういう思いでお金を借りてるんだな、こういう思いで資金調達に頭を悩ませてるんだなっていうことをビビッと感じたんですね。
なので、やっぱりその時に、ちゃんと経営者という立ち位置でお客様をサポートしないと、経営者がどういう温度感で今その言葉を発しているのかとか、経営者がどういうことを今思いながら日々仕事をしているのかっていうのが、
分かる立ち位置で、一緒の立ち位置で話したいっていうのを改めて思った時に、やっぱりこの会社で経営者という立ち位置でお客様をご支援しようっていう気持ちに改めてなりましたね。
たぶん前職でそのまま続けてたら、この境地にはなってなかったと改めて思うんですね。
だから、私は社長になりたくてなった。社長になって良かったなっていうのを感じてます。
経営者としての心構え
このラジオを聞いていただいている皆さんも、そういうふうにそうそうって思っていただいている方もいらっしゃると思うんですけど。
さっきのちょっと服部さんの話になりますけど、なりたくてなった人は多分いいと思うんですよ。
でもちょっと今は違うかもしれない。
でもその社長になった当時、自分は社長になりたいと思ってなかったんだけど、なっちゃったよっていう方。
その時、服部さんは結果的に代表になられたわけじゃないですか。
もっと正確に言うと、代表になりたいわけではなかったけど、なりたいという欲望は持っていなかったけれども、なりたくないという欲望もなかった。
どちらでもなかったってことですね。
そういう思いを持っていた方が、この5年間経営者という立場でお仕事をされていらっしゃるわけじゃないですか。
どういうふうにしてそこの気持ちを維持していらっしゃるというとちょっと違うのかな。
どういうふうにしてその気持ちを奮い立たせてと言いますか、今のお仕事をやっていらっしゃるのか。
ちょっと逆説的になるんですけど、奮い立たせない。
奮い立たせない、奮い立たせない。
いかに奮い立たせずに日々を送れるような状況を作るかということに気を使っているっていう感じかな。
多分そのテーマ、興味ある人多いと思うんです。
もうちょっと深めてもらっていいですか。
仕事に限らず、人生って波は絶対あるじゃないですか。
これは趣味であろうと、田中さんご趣味って何でしたっけ。
趣味は息子と鉄道。
鉄ちゃんだった。親子で鉄ちゃんなんですよね。
スタンプラリーをするとか。
鉄ちゃんには波ってあんまりないのかな。
わかんない。
サッカーと波のある成長
サッカー、僕土日サッカーのコーチングやってるっていうことで、サッカーちょっと題材にしますけど、
サッカーをやってる人、スポーツなんでもいいですけど、
必ず上手くなっていくときと、そうでもない停滞するときってあるんですよね。
まだ未熟な選手とかって見てると、いいときと悪いときと波が大きいんですよ。
悪いときはほんととことん悪い。
いいときはすっごい何にも言わなくてもどんどん伸びていくみたいな。
でもこれやっぱりある一定のレベルを超えていくとか、
プロ選手だったり世の中で一流と言われる選手の話を聞いていてもそうですけど、
悪いときこそどのレベルでやれるか、絶対そういう人たちも悪いときって絶対あるんですけど、
でも悪いんだけどそこそこやれる。
この状態を作っていいときはもう何したっていいんですよ。
でもこの下のときにどれだけ平坦でいられるかっていうのかな。
この平坦のラインを上げていくことが基本的には波を少なくしていくことだというふうに考えていてですね。
問いかけるリーダーシップ
その状態を作れることに気を使うことが多いかな。
なので上をどんどん上げていくというよりは、下をどうなくすかということに気を使うことが多いなと僕は思うかな。
だからあんまり自分を振り立たせるとかってあんまり意識しないんだよな。
田中さんはある?振り立たせるっていう考えるんですか?
何でしょうね。仕事柄、目標を設定するとか、目標に対してこういう行動をするっていうのは立ててるんですね。
立てた目標を達成したときの達成感っていうのは、
やっぱり味わいたいなっていう、これはもしかしたら欲なのかもしれないですけど、
味わいたいなっていう欲と、その達成したときにこういうまた次のステージに行けるなっていうのが、
ある程度自分の中で計算をしているつもりなので、
やっぱりそこに行きたいなっていう気持ちになる。そこに行こうと頑張る。
おもろいですね。このコントラストはパッキリ出ますね。
どっちのタイプの社長さんもいらっしゃると思うんですよ。
あると思うな。
目の前に僕のように人参ぶら下げて、ギャーっとそこに向かって走り続けて、
俺全然走れない。
全然走れないんですよね、それ。
なんていうタイプもいれば、今、服部さんおっしゃっていただいたように、
やっぱりこうふるい立たせるじゃなくて、いかにその下に沈むっていうのを底上げするかっていう。
そうね、下ぶれをなくすっていうか、絶対ぶれるんですけどね。
その幅を極力減らしていくっていうことが大事なのかなっていうふうに思うんですけどね。
具体的にここ最近でも、この5年間の中でもいいんですけれども、
こういう取り組みしてきたなって今思い出されることってありますか?
それは仕事?
どちらでも。仕事でもプライベートでも。経営者の皆さんにお聞きいただきたいなっていうところなんで。
仕事とプライベートと両方あるんであれば。
そうですね。
ほんとただお伝えするだけなので、別にこれを皆さんにお勧めするということは全くないんですけどね。
僕はあんまり社員だったりスタッフですね、に向けて断言したりとか、いくぞーみたいな。ないんですよ。
それに準じてか、あんまりこうはっきり言うことってないんですね。
スタッフを育成してる感覚はあるんですけど、じゃあこうした方がいいよとか、こうするとうまくいくよみたいな。
あんまり言わないようにしてる。
言わないようにしてる?
言わないようにしてる。
でも、その周辺のことは伝えたい。
いいんですよ。
またこのポッドキャストもそうですけど、こうやって回りくどい言い方をする。
ポッドキャストという媒体自体も、全身の会計とデザイン会議っていう番組も直接言えばいいのに、こうやってポッドキャストに収録して聞きたい人は聞けばいいよみたいな。
スタンスを僕取ってるなって、だんだん自覚してきたんですけど。
最初はそんなに自覚してなかったんですけど、いろんな方とお話したりとか、スタッフと話をしたりとか、こうやってポッドキャストで自分の話をさせてもらう中で、はっきり言わないようにしてるなって、あるとき気がついたときがあって。
なんでなんだろうなって考えたときに、本人に考えてほしいんだなって気づいたときがある。
これ、答えを言ってしまうの簡単なんですよね。
で、その通りに動いてくれるって、すごい瞬発性があって楽なんですけど、
じゃあ仮に自分がいないシチュエーションで、その人が同じ行動を取れるか、あるいはちょっと違ったシチュエーションでもこれが応用できるっていうシチュエーションで、その人は応用してくれるだろうかって思ったときに、応用できないだろうなって思っちゃうんですね。
ってなると、なんかちょっとクイズみたいな感じになっちゃうんですけど、問いだけ投げて、答えは出してね、答えは考えてねっていうことが常に僕は問いかけたい、メッセージングしたいんだなっていうふうに思っている。
これさっきの話にまたちょっと戻っていくっていうことになるんですけど、舌ぶれる幅を大きくしていくっていうことを組織体で考えていくと、チームとか僕だけじゃなくて組織体で考えていくと、
僕がいなくなった、何か例えば病気になったとか不良の事故にあった、離れなければならないっていうふうに組織から離ねばならないという瞬間って、どっかしらあるだろうなと。
ゼロではないんですね。
ゼロではない。
もしかしたら長期の出張が入るっていうことも全然普通にありますし、その時に考える力が備わってない人がスタッフにいて、常にハットリさん、ハットリさん問いかけるとしたら、これは舌ぶれる幅が大きくなることを助長しているんじゃないかなっていうふうに考えるんですよ、僕。
そう考えると常に問いかけをする、あるいは答えを教えない、その人が出した答えで行動して、時には失敗して、その失敗をしたことでその人がまた考えて前進する。
社長としての役割
で、周りの人、僕も含めてですけど、その現象だったりとか、その考えていることを見守る、そばにいるっていうことが大事なんじゃないかなっていうふうに考えることは、今言ってた舌ぶれるをなるべくなくすっていうことの一つの事例なのかもしれないですね。
答えになってますからね。
答えになってます。
よかった、よかった。ちょっと1回どっか行っちゃいそうな自分がいたから、無理矢理戻しましたけど、でもそういうこと。
一般的な社長とか経営者っていうイメージって、みんなを引っ張るっていうイメージって、どっちかというと一般的にはそういうイメージを持たれる方多いのかなと思うんですけど、
でもそれだけが全てではなくて、今おっしゃっていただいた通り、組織を成長させていくたびには、社長一人カリスマでグーッと引っ張っていっても、やっぱどっかしら限界がある。
で、人はずっと長く生きてるわけじゃないから。
そうね。
田中さんはどっち、引っ張る思想、それとも今の何、僕のやつで言うとバックアップっていうのかな、あるんだろう。
僕はバックアップする方です。
目標達成の意欲はあるっていうふうに言いましたけど、それは別に僕だけが目標達成したいっていうわけではなくて、みんながちゃんと自分で、自分はこうなりたいっていう目標を持って、その目標を持ったんだったら、じゃあ頑張ろうよと。
で、じゃあそこに向かってどういうことができるかっていうのは、やっぱそれは一緒に考えたい。
目標を持つことが苦手な子もいると思うんですけど、その子もその子で、でもなんか自分はこういうふうな仕事ができたらいいと思っているとか、こういう役割で仕事ができたらいいと感じているとか。
大なり小なりあるはずなので、そこはそれでやっぱり応援はしてあげたいんですね。それ以上求めてないのに、じゃあここまでやってっていうのは、それはコクなので、それは求めないです。
でも自分がここまではやりたいよ、ここまでだったらできるよってあれば、そこはそれに応じてきちんと対話をして、お仕事を一緒にやっていきたいなというふうに思うので。
どっちかというと支えながら、自分が引っ張ってよしやるぞではなくて、みんなで目標を持って、それでそれをみんなで達成するっていうのを実現させたいなっていうのは常々思っていると思うんです。
そうですね。田中さんの職業柄は割とそっちなのかな。
そうですね。
自分のタイプ的にも、あまり僕も引っ張るタイプではないので。
まあ時に引っ張り必要がある場合は多いにありますけどね。
シチュエーション、場面場面では。
代表やってると会社のフェーズって見えるじゃないですか。
ここは、はっきり言わないと会社がブレるなっていう瞬間ってあるので、それはそれで考えますけどね。
それでもそれが。
田中さんもそれはあると思うんですけどね。
それやっぱり経営者の仕事じゃないですか。最終意思決定するのは社長だし。
全てのリスクを追わなきゃ、最終的に追わなきゃいけないのは経営者なので。
あまりにも道外れちゃいそうだったら、最終責任を取る立場としては補正しなきゃいけないから。
っていうのはもちろんですよね。
そうなんですよね。
だからちょっと大きな話になっちゃいますけど。
自分の幸せだったりとか、組織としての幸せは何を求めるんだろうな、みたいなのに結構行き着くんだろうな、みたいなのが思いますけどね。
ゴリゴリに引っ張っていくことで会社成長させて、みんなに利益配分して、その幸せを求めるとか。
その方や私とかだと、人の成長みたいなのがやっぱり面白いなって、常々感じる瞬間があって。
それを見てみたいっていうのは結構あるんですね。
5年間やってみてますますそこは面白いなっていうのはありますね。
社長って一言で言っても、経営者と一言で言っても、こうあるべきが社長、こうあるべきが経営者っていうのがあるわけではないのかなというふうに。
服部さんの話とか、あと自分自身の今感じてることをアウトプットしながらちょっと思いましたけど。
社長とか経営者ってある種、役割、肩書かもしれないけど役割でしかないので、本当にその会社が好きであるならば、
その好きである会社の中でどういう役割を、自分はこういう役割を果たします。
スタッフの方、役員の方にはこういう役割を持ってもらいたいですっていうのを、
みんなで共有しながら、役割分担しながら会社を支えていく。みんなで会社を支えていく。
そういうスタンスでいれば、あまり社長になりたくなかったんだけどなっていう人も、ちょっと気が楽になるかもしれないなっていうのはちょっと今話を聞きながら思いました。
そうね。やっていく中でだんだん自分の役割か、もうちょっというと使命みたいなものが出てくるのかもしれないですけど、やっているとだんだん感じられますよね。
そうですそうです。
変化していきますしね。
答えって多分ないと思うよね、社長は。
そうね、ほんとそうですよ。
だからお聞きいただいている方の中でも、社長になりたくなかったんだけど今なっちゃったんだよねっていう方は改めて、でも会社のことは好きだしっていう気持ちがあるんであれば、
役割の再考
世間一般に言われる社長とか経営者っていうのは一回度外視して、自分はこの会社でどういう役回りで仕事ができるだろうか、会社を好きっていうことをどういう面から好きという気持ちを増長させることができるかとか、
そういう役割を自分自身で改めて探してみるっていうので、一つ解決できる道筋が見えるのかなっていうのはちょっと思ったところでした。
創業の経営者さんはね、自分で多分なりたくて手を挙げて会社を立ち上げていらっしゃるでしょ、それは頑張ってくださいということなんですけど、
2代目、3代目の経営者さんでもしそんな感じを抱えている方がいらっしゃったら、まずは一回ちょっとそういう役割について整理してみるっていうところから始めてみていただけるといいのかなというところですかね。
まあ、やっぱ、生計継承する人、いろんなしらがらみだったりとかね、いろんな状況ってあった上で継いでいくので、それもまずは受け止めて、すぐに解決しなきゃいけないことって意外と少ないので、整理してみると。
そうですね。
まあ1個ずつやっていくっていうことになるんだなというふうに思いますけどね。
はい。
プロデューサーさんのどう思いますか。
締まる?これ、締められるかな。
いや、いいと思います。
結構、そう、なんかこういう感じの時って平気で1時間、1時間半あるホットキャストよくあるし、僕そういうの好きなんで。
なんか、この初体験のボリュームはすごい大事だと思ってるんで。
あの、お二人が満足いくように喋ってるんであれば全然いいと思ってますけど。
クールダウンしたら、たぶんまだあの時、あの子と話せばよかったって多分出てくると思うので、
それは2回目以降でまた思う存分話したいなと思います。
まだまだ続けるつもりなんで、その中で一つ一つお話できればいいのかなと思いますけどね。
番組の締め
そんなパーソナリティー2人でお届けする会計とデザインラジオですので、また次回もお楽しみいただければと思いますので。
はい、じゃあ今日はこの辺で締めたいと思います。
はい、ありがとうございました。
ありがとうございました。
会計とデザインラジオ、隣で聞こえる会社経営の話。
本日もお聞きいただきありがとうございました。
ぜひ番組登録をよろしくお願いします。
ハッシュタグは会計とデザイン。
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それではまた次回お会いしましょう。
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