ご遠慮くださいのニュアンス
うっさです。かいです。かいさん、読みました?
kai3
おっと、何ですか、今日は。この入り。
ちょっと前にバズったツイートなんですけども、
マシュマロ質問箱みたいなやつですね。
kai3
特命で質問できるやつです。
ここでしか言えないので報告させてください。
ご遠慮くださいはできればしないでくれたらありがたいぐらいの意味で
絶対ダメだとは思っていませんでした。
例えば写真撮影はご遠慮くださいって書いてあったら
たくさん撮るのをやめてインスタに上げる1、2枚だけにして
それ出て、でもそれ非常識なやつだと思われてたかもしれないんですよね。
っていう投稿が結構バズってたんですけども。
kai3
見ました。これは見ましたよ。
これはあれですよね。投稿自体はとあるツイッターのアカウントに寄せられた質問で
これ受けた質問主が、これってガチで言ってんの?
義務教育の敗北すぎて、おばちゃんびっくりだよって言ってびっくりしてるっていう
内容とセットでバズってましたね。
そうなんですよね。
でもこれ義務教育の敗北って書いてある
ご遠慮くださいのニュアンスって確かにお手間じゃなかったというか
もし気にならないんだったら控えてくださいぐらいなものなので
kai3
そうですね。
写真だったら連写しなければOKと撮る人がいても別におかしくはないですよね。
ご遠慮くださいって非常に難しいニュアンスだと思うんですよね。
なので、ご遠慮くださいはこう解釈されて全然おかしな言葉ではないから
非常に曖昧な指示なんですよね。
はっきり禁止したければやめてくださいとか
やらないでくださいとか
ちゃんとこちらからお願いしなければいけなくて
ご遠慮くださいとあくまで協力を依頼する言葉じゃないですか。
日本語的な表現としてのご遠慮ください
うん。
この義務教育の敗北っていう言い方の強さにちょっとびっくりしたっていう話なんですけども
こういうシーンって結構ありますよね。
kai3
ありますね。
そして僕もこれ匿名の方の方に気持ちが共感してしまうんで
たぶんそれも言ってる通りで
ご遠慮くださいのニュアンスは禁止って言ってるのって
むしろ社会人になってからじゃないですか。そういうのを知るのって。
日本語として正しいのはご遠慮くださいっていうのは完全な禁止じゃなくて
ちょっとやめてくれると嬉しいな絶対とは言わないけどねみたいなのが本来的なニュアンスだから
これ義務教育の敗北じゃないんじゃないですか。
そもそも社会人的な
社会人だってから覚えるようないわゆる忖度的なものだから
義務教育的にはこのトーク名投稿じゃなくて楽しいと思うんですけど
そうなんですよね。
kai3
僕もでもこれ前から気になってましたね。
ご遠慮くださいとかこういうニュアンス
遠距離的なニュアンスってちゃんと禁止しろと思うんで
僕は仕事とかでたまに案内状とか出すときはあるんですけど
ちゃんと直接書いてましたね。
例えばニュースリリース書くときのちょっと解禁日が決まってて
解禁日前の記事化はご遠慮くださいっていうのも
しないようで終わってたら終わるわけじゃないですか。
そういう場合は記事にするのはこの日以降にしてくださいとか
何日後の解禁を厳守してくださいとか
kai3
解禁を厳守とか
そういう感じにしないと
ちょっと破ってもいいでしょみたいな
破ってもというか別に契約してないよとか言われるかもしれない
何なんですかねこういうのご遠慮ください的な
kai3
日本人的ですよねこの
何でしょう敬語的なものなのか分からないけど
ちょっと遠距離な表現して分かってくるよみたいなね
ありますよね。
何か分からんでもないんですねこういうのが流行るというか定着する
例えば何ですかねトイレで
汚すなっていうよりも
いつも綺麗に使っていただいてありがとうございますの方が
汚くならないみたいな
kai3
よく聞く成功体験みたいなのあるじゃないですか
マーケティング的ですね
そっちの方が響くみたいな
何かそういうニュアンスでこのご遠慮くださいも
定着してしまっているのかなという気はするんですよね
なんとなく主体的に判断していただく方が丁寧であり
向こうに先方に届きやすいのではないかみたいな
ことなのかなってちょっと思ったんですけどね
禁止としてのご遠慮ください
kai3
全体的に敬語を使うときに
ちょっと受動表現にした方が
丁寧ぽくなる感じはあるじゃないですか
何々させていただきますみたいな
全体的にその空気感を感じますね
主体的じゃなくて
ちょっと第三者の人が受動的な要素にしておくことで
ちょっと丁寧さを出すための表現みたいなね
でも結果として守りたいものがあるんだったら
きちんと書くべきだなって思いますけどね
お互いに合意しましたよっていう
なんとなくの妥協点を勝手に投げつけているような
イメージがあって
でもそれがすれ違ってたときに
それは本当は禁止なんですよっていうのって
ちょっと後出し感がありますよね
kai3
そうそう
でも全体的に
日本語の感覚がちょっとずつ変わってきているから
このぐらい直接いう時代なんだなって気がしますけど
やめてください
お控えくださいだったら禁止になるんですかね
kai3
お控えはもうちょっと禁止要素が強い気がしますよね
お控えまで来る
でも禁止じゃないと取る人もいるのかな
取る気は
kai3
お控えはまだいる気がする
いるかもしれないですよね
結構難しいですよね
撮影のマナーについて
どうしてもやってほしくないんだったら
禁止とまでは言えないですけど
やめてくださいぐらいは言った方がいいんだろうな
kai3
って気がするんですよね
これはね
日本人ぽい感じですけど
遠慮でいいのか
kai3
僕だったらもう直接的に
このパターンだったら
ここでの撮影はお断りしますって言っちゃいますね
そうですね
kai3
そのぐらい
禁止まで言うとちょっと強いってのは分かるんだけど
お断りまで言ったらさすがに
これ超えてくる
何言っても取るなって気がする
確かに遠慮って言うと少しはOKとか
そういうニュアンスがなくはない
kai3
相手にボタンを渡しますよね
撮影する側に遠慮してくださいっていうところが
多分これのポイントで
禁止とかお断りっていうのは
禁止する側に主導権があるから
そういう言葉にしなきゃダメなんでしょうね
これは面白いですよ
この本人はすごいびっくりしたと思うんですけど
これはいいギャップ
こういうことが起きてるんだな
昔からこうだったと思うんですけどね
SNSが出たからこうなっただけの話で
これに似たようなこと多分結構あって
自分でももしかしたら
気づかずに使ってるかも分からないんですけど
kai3
僕でも逆のパターンもあって
これちょっとね
日本語の話とはちょっと違って
どっちかと写真撮影のマナー的なところ
つながりなんですけど
とあるアーティストのファンコミュニティとかで
これ多分どこのコミュニティも
そんな感じになってる気がするんだけど
アーティストの写真とかって
基本的にはネットとかに上げちゃダメじゃないですか
もちろんそういうのね
今いらない時代だといいよって言ってる
アーティストもいるんだけど
基本的にはあまり汚ろしくない
ということされているんで
そのコミュニティとかでも
すごい真面目に画面キャプチャーはしないとか
アーティストのどっかで写ってた
雑誌の写真をちょっとアップしましたみたいなのを
投稿すると
もう片っ端からそういうのを上げてはいけませんって
こう事情さえ働いてるんですけど
クローズなコミュニティぐらいはいいんじゃないのっていう
そここそ配慮のバランス難しいんだけど
アーティストとファンの関係について
kai3
明らかに悪質な使い方をしなければいいわけじゃない
本来はね
本当の法律とか一回忘れた時に
趣旨としては
そういうアーティストの権利を使って
例えば勝手にグッズを作るとか
写真を販売するってのは
すごいいけないことなんだけど
ファン同士が
例えばこういう写真載ってたよとか
目印はこの表紙レスみたいなのをパッと送るとか
それぐらい僕は不特定多数が見る場所じゃないよな
コミュニティも不特定多数っちゃ多数なんだけど
ある程度うちわのところでやる分には
僕もうちょっと伸び伸びやっていいと思うんだけど
その写真をネットに上げちゃいけないの文脈が強すぎて
みんなものすごい厳しくしてるところがあるんですよね
曖昧な判断での行動について
kai3
あれはあれでちょっと大変な文化だなと
僕なんか最近自分のSNSで
平気で漫画のキャプチャーとか上げちゃうんですけど
もう今の時代いいでしょうぐらいの判断で
でもそういうのがちょっとやるだけで厳しく言われるコミュニティもあったりして
そうですね
でもはっきりさせてほしいみたいな
逆パターンもありますよねそういう意味では
kai3
そうですねあるある
どこまでいいのみたいなね
ポイカツとかでなんだっけ
スイカからクレカニスイカでチャージはOKかとかを
なんかそういう裏技的なものをわざわざ業者に確認して
結果閉じられるとか
kai3
あーありますね
なんかそういうねこう
kai3
そこはむずいですね
二次創作していいですかって出版社に問い合わせるみたいな
そうそうそうそういうやつ
だから曖昧にしておけばいいことと
そういうこともあるし
なかなかこういうのは難しいですよね
kai3
結局で時によるとか場合によるだから
結局空気を持たなきゃいけないっていう結論に至っちゃうので難しいんですけどね
そうですね
まあそういう空気は確かに難しいっちゃ難しいし
なんかキャリアとスキルがいるような気がしますよね
kai3
まだこれに関してはもういい機会なんで
これ一個一個みんなで何か話題になったら
じゃあこうしましょうってやっていくしかないかなと思うんで
ご遠慮くださいはもうこの機会にお断りしますとか禁止しますって
言ってしまっていい
その方がお互いにいいことな気がするんで
幸せな気がします
それでもやる人はケースも実際あると思うんですよね
kai3
そうですねバシャバシャやんなかったらいいよみたいなね
軽く自分の思い出にするぐらいにっていうようなニュアンスだったら
例えば写真撮影だったら
周囲に迷惑かけずに
どっか旅行に行ってきたから
記録に残したいってなったらいいですよっていう
意味が本来かなって気がするんですよね
kai3
そういうとこの間あれですね
どこだっけ羽田空港でしたっけ
あの空港のファミラルで写真撮るには
「ご遠慮ください」の難しさ
kai3
事前に申請してくださいって言って一円状して
その後フォローで商用利用してる人に限りますって書いたら
YouTuberとかブログでアピールしたらもうアウトなのって言われて
また一円状するっていう
YouTuberのガチな撮影は言ってねっていう感じだから
まあそういうものですよ
ただ普通の空港に来て
エアポート投稿おじさんとかが写真撮って投稿する分に
わざわざ申請する必要はないよっていう話です
kai3
あれもちょっと伝え方の難しさを感じました
僕は正直わざとやってるんだと思うんですよ
あのぐらい強気に書いていてもどうせ撮る人はいるから
そういう人はほっとくし
ちょっと気にせずは撮んなくなるかなっていうわざとやってるんだと思ったら
意外とその日のうちにそんなつもりじゃなかったんですっていうのが出て
そんなつもりじゃなかったの表現も
頑張ってスピード出したことは評価するんだけど
ただの商用利用にしちゃったから
YouTubeで課金入ってる人はどうするのって真面目な人がどんどん考えちゃうから
線引きってめちゃくちゃ難しいなってある意味で思いましたね
そういう意味ではこのぐらいの遠慮で
びっくりしてるぐらい可愛いもんです
kai3
それは本当ね
実は遠慮は温度感的にはちょうどいいのかもしれないですね
絶対あんなとは言わんけどぐらいね
もしやってる人を見つけたらちょっと一言
ごめんなさい遠慮していただけますかって
声かけるぞっていうぐらいのニュアンスでは
使い続けてるのもいいかもしれないですね
本来それでいいと思うんですけどね
遠慮イコール禁止っていうのがちょっと違う気がするから
本当にご遠慮レベルなのか
禁止したいんだったらもうちょっと強く書きましょうっていうことかな
kai3
あと全然関係なくもないんだけど
僕が言葉系ですぐ言ってしまうのが
今話しかけていいですかって言ったことなんですけど
もう話しかけてるよねって必ず返してしまうんで
「今お時間いいですか？」という言葉
kai3
これね僕に言う人は必ずこのめんどくさい返しが返ってくるんで
今お時間いいですかとか言っていただけると
僕は平和に時間過ごせると思います
それもう時間使ってるじゃんって返されない
いやお時間いいですかなので
これからお時間いいですかはまだギリセーフじゃないですか
そうだね
kai3
お時間いいですかっていうのは
お時間いいですかはまだギリセーフじゃないですか
そうなんだ
話しかけるだから始まっても終わっちゃうんじゃないですか話しかけた瞬間は
そうなんだ
話す時間くださいだったら全然正しい気がする
というめんどくさい着想しますけど
kai3
もう終わりでいいですか
はいじゃあ終わりで
たまにはこんな雑な終わり方で
