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2024-05-08 36:46

【第224回】細谷さんに訊く百合漫画の魅力

このポッドキャストは、Webニュース編集者のうすだと、ブロガー兼ライターのカイがITの話題から最近のお気に入り、個人的イチ推しなどを雑多に語る番組です。

第224回は引き続き細谷滝音さんをゲストに迎え、細谷さんが最近ハマっているという百合漫画を中心に漫画について語りました。

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徒然日和 - LISTEN

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◇ 山本直樹

「森山塔」「塔山森」などの名前も持つ日本の漫画家。成年・青年向け漫画を得意としつつ、連合赤軍事件を題材にした「レッド」など社会派漫画も描く。

山本直樹(@tsugeju)さん / X

◇ やがて君になる

「さよならオルタ」で第21回電撃コミック大賞で金賞を受賞した仲谷鳰(なかたに にお)の作品。2018年にテレビアニメ化

やがて君になる | 書籍 | 月刊コミック電撃大王公式サイト

◇ 気になってる人が男じゃなかった

Twitterでの連載が話題になり単行本化。「次に来るマンガ大賞2023」Webマンガで1位。pixivコミックで10話まで無料で読めます。

気になってる人が男じゃなかった - pixivコミック

◇ ささやくように恋を唄う

「コミック百合姫」で連載されている竹嶋えくの作品。2024年4月よりテレビ朝日系列でアニメが放送中。

ささやくように恋を唄う - 竹嶋えく(著者)|一迅プラス

◇ 2.5次元の誘惑

と書いて実は「2.5次元のリリサ」と読む。作品のロゴには「リリサ」とふりがなが振ってあり、アニメ化にあたって声優も「リリサ」とタイトルコールしているのでこれが正式名称の模様。略称は「にごりり」。

『2.5次元の誘惑』原作公式サイト

◇ 水星の魔女

ガンダム最新作は2人の女性が主人公で放映前から「学園百合もの」と話題に。また、二人の関係性についてインタビューで「結婚」と書かれたものが削除されることで話題も集めた

月刊ガンダムエース2023年9月号掲載のインタビュー記事についてのお詫び|機動戦士ガンダム 水星の魔女 公式サイト

◇ 谷口菜津子

「今夜すきやきだよ」「彼女と彼氏の明るい未来」などの作品が次々ドラマ化。夫は本編でも触れたとおり「ひらやすみ」作者の真造圭伍。ひらやすみもほのぼの読めるいい漫画なのでおすすめ。

谷口 菜津子(@nco0707)さん / X

『ひらやすみ』 真造圭伍 | ビッグコミックBROS.NET(ビッグコミックブロス)|小学館

◇ 寄生獣

岩明均の代表作は舞台に町田が描かれることで町田市民は狂喜乱舞。

寄生獣|アフタヌーン公式サイト - 講談社の青年漫画誌

◇ MA・MA・Match

読み切りのMA・MA・Matchに書き下ろしの「PA・PA・Patch」を加えてコミックで販売。PA・PA・Patchを読むと読後感また変わるのでぜひコミックでお楽しみください。

MA・MA・Match - 末次由紀 / 【コミックDAYS読み切り】MA・MA・Match | コミックDAYS

◇ ドラマティック・ドール

アフタヌーン四季賞2019秋準入選の作品。Webで無料公開中

ドラマティック・ドール - 辻一 / 【読み切り】ドラマティック・ドール | コミックDAYS

◇ ビッコミ

小学館系のWebコミック。アプリが無いのでブラウザでしか読めないのが難点。マンガワンと連携していて同じ作品が1週遅れでマンガワンで読めたりする

ビッコミ(ビッグコミックス) | いつも、どこでも、漫画と。

◇ ゼブラック

集英社を中心に白泉社などの作品も扱う電子コミック。

ジャンプの人気漫画が毎日1話無料。集英社公式☆総合電子書店ゼブラック

◇ おまえがそう思うんなら

正しくは「お前がそう思うんならそうなんだろう」という少女ファイトの台詞。台詞が強すぎて一人歩きしている感も

お前がそう思うんならそうなんだろう (おまえがそうおもうんならそうなんだろう)とは【ピクシブ百科事典】

◇ Dモーニング

モーニングの電子版。Dモーニングオリジナル作品も読めるがDモーニングばかり読んでいると本誌連載との見分けがつかなくなりがち。

Dモーニング|モーニング公式サイト - 講談社の青年漫画誌

◇ 着たい服がある

Dモーニングオリジナル連載。背が高いためにかっこいいファッションばかりおすすめされる主人公が自分の好きなロリータファッションを着ることで自分の選択肢を見つけていく作品。おすすめです。

着たい服がある|モーニング公式サイト - 講談社の青年漫画誌

編集後記

カイ

おすすめの作品一通り読みましたが面白かったです。性描写がなく揺れ動く恋模様だけなら男女とかは関係ないものなー。そういう意味ではタイトルこそアレですが「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」もドラマはよかったです。コミックは読んでないのでまたちょっと違うのかもですが。、「推しが武道館いってくれたら死ぬ」もドラマはよかったですね。

細谷滝音

百合漫画好きは誰にも言ったことがなかったので、ある意味カムアウト(笑)。人生で初めてオタクやってます。百合はまだまだマイナーなので、作り手の試行錯誤があって面白いジャンルと思います。あと対談では紹介していませんでしたが、「推しが武道館にいってくれたら死ぬ」という作品は、普通の漫画としても面白くておすすめです(これで初めてドルオタの心理がわかりました)。好きな作品は百合以外にもいっぱいあるので、またどこかでお話ししたいですね。

00:01
kai3
カイです。 細谷滝音です。
今回もゲストに細谷さんをお迎えして、結構漫画もお好きということなので、久々に漫画回をやってみたいなと思ってるんですけど、
普段どんな漫画とか、どんな漫画雑誌、漫画アプリとか読まれてますか?
細谷滝音
えっとですね、これは実は恥ずかしいので、今まで誰にも話したことないんですけど、もう親友にも話したことないんですけど、
アニメ、漫画とかすごい好きなオタクが揃ってるんですけど、今まで僕はあまりオタク系な感じのコンテンツにあまりハマらなかったんですが、
コロナを機にハマったのが恥ずかしいんですが、百合漫画にハマってるんですよね。
kai3
へー!渋い!
細谷滝音
渋いというか、結構あの世界って若い読者が多いんですけど、
kai3
意外なの来た。
細谷滝音
今、カイさんが後ろで見ている画面に映ってる、たくさん漫画とか雑誌が載ってますが、ほぼ百合漫画ですね。
kai3
すげー量じゃないですか。一気にハマった感じですね。
細谷滝音
そうですね。
kai3
何きっかけでハマったんですか?そのきっかけは。作品とかがあるんですか?
細谷滝音
そうですね。何がきっかけだったのかって今から考えるとちょっとパッとは思い出せないんですけど、
一番多いのがそれまであまりたまにしか漫画読まなかったのが、すごい漫画たくさんまた読むようになったきっかけはやっぱりコロナなんですよね。
外出できなくなってしまって、じゃあなんかやることないかなみたいな感じで、それで漫画とかまた再び読むようになって、
どちらかというとサブカル漫画を僕は結構読んでいて、漫画家の山本直樹さんっていらっしゃるじゃないですか。
kai3
はいはい。
細谷滝音
僕、山本先生と20年来の友人で。
kai3
えーすごい!大先生じゃないですか。
細谷滝音
そうですね。たまに会って今でも飲んだりして、また4月の末ぐらいに会って飲む予定なんですけど。
kai3
森山先生ですよね。すごいなー。
へー。
だから僕の世代とかですと、他に安野モヨコだとか魚喃キリコとか、そういうサブカルっぽい人たちがいるわけじゃないですか。
kai3
サブカルにしては王道な気がしますけどね、そのぐらいの名前の人たちだとね、だいぶ。
王道になっちゃいますね、そうですね。
細谷滝音
で、アフターヌーン系の漫画とか読んでるところになぜか百合漫画が入ってきたという。
kai3
その入ってきた系のがものすごい気になるんですけど。
細谷滝音
何が、どの作品だったかっていうのはちょっと覚えてないんですけれど、
多分すごく覚えてるのが、やがて君になるというアニメ化もされた作品がありまして、
これの漫画を読んだらすごいいいなと思って、何回も繰り返して読んじゃって。
kai3
やがて君になる。アニメになってますね。
細谷滝音
そうですね。
ただ百合漫画自体が結構まだまだマイナーなジャンルで、
03:04
細谷滝音
大きなコミックス中心の書店とか行ってもあんまりコーナーが大きくないんですよね。
BLとかが大きいのに対して。
kai3
そうですね。BLがなんかもうちょっと市民権得た感じありますもんね。
細谷滝音
そうですね。
BLが3つぐらい棚があるとしたら、百合漫画はちょっと一つ半とか、一つの半分とかぐらいでしかなくて。
kai3
でも、百合漫画ってBLみたいな表現はあるんですか?BLはボーイズラブじゃないですか。
で、あとはTLもあるじゃないですか。ティーンズラブって。
細谷滝音
はい、ありますね。
kai3
ゆりはそういう表現あるんですかね?ガールズラブ、TL?
細谷滝音
あるのもあることあるんですけど、ちょっと結構定義が曖昧で、いわゆる恋愛とかみたいな話もあれば、
ただ女の子同士が友情でつながってるみたいなのも百合漫画というふうに定義されてるので、
だから定義がかなり緩くて、実は百合漫画オタクの世界では、ゆるキャンとかも百合漫画で定義されてるってこともあるんですよ。
kai3
なるほどね。
いや、でもBLもそうっぽいですね。知り合いにBLの漫画家さんがいるんですけど、BLの定義っていうのはすごい難しいっていう。
例えば、「きのう何食べた?」とかって、50代ぐらいの男性、最初40ぐらいから始まったのかな、
その男性たちがカップルでいろんな美味しいご飯の出てくる漫画ですけど、
あれも人によってはBLかBLじゃないか結構議論が分かれますみたいなこと言ってて。
細谷滝音
ああ、そんな議論があるですね。
kai3
あるみたいですね。大変だな。僕は普通に面白きゃいいやと思ってるんで、ジャンル気にしないんだけど。
細谷滝音
なんかBL系の人でよく聞くのが、カップリングで順番が大事みたいな。
kai3
ああ、書けるってやつですよね。
細谷滝音
あれがあまり百合漫画にはないんですよね。
kai3
ああ、なるほど。性的なものがないって意味ですか?それともそういうキャラクターを組み合わせてみたいなのがないってことですか?
細谷滝音
組み合わせてというか、どっちが受けでどっちが攻めとか、そういうのはあんまりないんですよね。
性的描写がある百合漫画っていうのがそこまで多くないっていう。
kai3
ああ、なるほどね。
細谷滝音
あるものはあるんですけど、ちゃんと。
kai3
確かにな。普通に男性女性それぞれが男性同士女性同士で好きになるだけだから、別にそこに性的描写が必ずしも必要ないですもんね。
細谷滝音
そうですね。
kai3
実際問題、今のこのご時世だと、要はラブコメじゃんって思っちゃえばいい気もするんですけど、僕なんか結構ラブコメ好きなんで、
あんまり男女関わらずに面白かったらそれでいいやと思っちゃうし、
最近普通にジャンルとしてBLとか百合とか謳ってないんだけど、実際作品読んでいくとその要素が入ってくる漫画が増えてますよね。
細谷滝音
そうですね。多いですね。
06:01
kai3
特に、これは僕の読んでいる漫画のせいかもしれないけど、いわゆるBLと呼ばれる男性同士よりも、百合と呼ばれる女性同士の方が普通人の作品に入ってきやすい印象がありますけどね。
女の子同士が好きっていう。
細谷滝音
そうですね。それはありますね。百合漫画好きの人の傾向で結構顕著なのが、作品に男が出てくるのが嫌だっていう人がいて。
kai3
そこまで?
細谷滝音
それは結構強固にダメな人はダメらしくて。
kai3
そうなんだ。そこまでは見たことなかったな。
細谷滝音
特にメインキャラクターの女の子の一人に付き合っている男がいるみたいなのが絶対ダメみたいな人がいるんですよ。
kai3
すごい。
細谷滝音
僕はそういうのは特に気にしないんですけど。
kai3
普通にでもね、登場人物の何人かが女性同士のカップルだったりとか、男性同士のカップルだったりとか、結構当たり前に出てきますけどね。
ジャンルで僕はあんまり見に行かないので、百合漫画っていう見方をしたことはないけど、結果として読んでいる漫画が百合要素みたいなのを持っていたら結構ある気がしますね。
細谷滝音
そうですね。漫画大賞であっているかな。
1位を取った女性部門だと思うんですけど、1位を取った「気になってる人が男じゃなかった」っていう作品があって。
kai3
あー、知ってます。
細谷滝音
知ってます?
kai3
はい。
細谷滝音
読みました?
kai3
最初の、確か無料で出てたと思うんで、最初の方だけ読んだ。読みました。
細谷滝音
あれとかすごい、作品としても面白くて、出てきたきっかけも面白くて、ツイッターで投稿している漫画だったんですよ。
kai3
そうですよね。それで見た気がする。
細谷滝音
で、ほとんど直さずにそのままコミックスになったみたいな感じで。
kai3
へー。
細谷滝音
そういう出方って結構珍しいなと思ってて。
今まであったのって、例えばツイッターで漫画投稿してて、面白いっていうことで編集者から声がかかって商業連載になったみたいな感じなんですけど、
あの作品に関してはツイッターのものをそのままなるべく変えずにコミックスになったっていう感じなんですよね。
kai3
へー。続きを読んでなかったんですけど、最初の読んで結構面白いなと思いました。
細谷滝音
そうですね。4ページぐらいで完結する。短くパッパッと読める感じで。ツイッター向きなので。
kai3
あのぐらいって言い方もあれですけど、あんまり百合って言った時にそんなに構えちゃう人もいるかもしれないけど、
普通に別に女の子同士が好きだけだったら、ただのラブコメ漫画ですよね。読んでる分には。
細谷滝音
そうですね。なんか昔の百合漫画って結構同性同士で、女の子好きになっちゃったけどどうしようみたいな描写があったらしいんですけど、
割と最近はそういうのいいからみたいな感じで書いちゃってる作品が結構多いみたいで。
kai3
当たり前になってきますもんね。
細谷滝音
今期のアニメになってる「 ささやくように恋を唄う」っていう作品があるんですけど、これすごく人気で、
09:06
細谷滝音
僕はすごい大ファンってわけでもないですけど、一応コミックス全部買ってますけど。
kai3
十分すごい。
細谷滝音
いや、この作品の熱烈なファンはほんとすごい人が多くて、もう出ているものを買い占めるみたいな、全て買い占めるみたいな人が多くて、
有名なファンではサイン会をやるっていうので、サイン会(抽選)を当てるためにどこかの漫画専門書店に入荷しましたっていうのを一人で買い占めたって人がいて、
何十万かぐらい払って。
その作者が竹嶋えく先生という人で、女性なんですけど、イラストレーターとしてもかなり活躍されてる方で。
kai3
もう掲載誌がコミック百合姫なんですね。
細谷滝音
そうですね。
kai3
それしか載らない漫画なんだ。すごい。
細谷滝音
何気に百合漫画を載せている媒体としては、角川のコミックキューンとかも意外とその系統なんですけどね。
kai3
そこはもうジャンルとして雑誌が存在するんですね。
細谷滝音
そうですね。他にも昔あったらしいんですけど、他は潰れてなくなってしまった感じで。
昔の百合漫画って結構少女漫画の延長線だったらしいんですよね。
「マリア様がみてる」という作品が小説、アニメにもなったんですか?
僕は見たことがないんでわからないんですけど、それの影響で女性が書く少女漫画系の作品が多かったらしいんですけど、
ある時期から2018年とかそれぐらいらしいんですけど、男性読者の方が逆転したらしいんですよね。
kai3
面白い。
今確かにジャンルが女性、男性でもう区別できないですもんね。
そういう意味では僕、子供の頃に兄が結構漫画が好きだったんですよ。
兄もちょっと変わってた漫画の趣味だったんでしょうけど、普通の漫画、少年漫画もあるんだけど、普通に花とゆめの漫画がいっぱい並んでて。
結構花とゆめって少女漫画っぽくはないんですよね。ストーリーものというか。
で、うちの兄が読んでたのはガラスの仮面とか、あとは僕の地球を守ってとか、あとは日出処の天子とか。
ちょっとね、変わり種のが多くて、僕はすげえ面白かったんですよ。少女漫画っていうジャンルだけど普通に面白いなと思って、
で、うちの兄はそれしか花とゆめばっか持ってたから、花とゆめは少女漫画界のジャンプだと勘違いしてたんですよね。
で、中学校くらいになって少女漫画の話をする友達に、俺も少女漫画読むよって話をしたら全然噛み合わないっていう。
え、花とゆめってすごい有名雑誌じゃないの?って言ったら、ジャンプで言うところの少女漫画はりぼんとかなかよしだよって言われて。
細谷滝音
そうかもしれないですね、確かに。
12:01
kai3
え、花とゆめって何?って言ったら、うん、アフタヌーンかなって言われて。
そう、そうだったんだ。
細谷滝音
あー、なるほど。僕少女漫画界のアフタヌーンってFEEL YOUNGだと思ってるんですけどね。
kai3
そうなんですね。僕はもうそこまで読めてなかったですけど、中学校から言われて、そっか、メジャーじゃなかったんだ。
でもまあそのおかげで少女漫画とか別に気にせず普通に読むようになったんで、最近あんまり少女漫画としては読めてないかな。
この間の別の回の音楽トークの時もそうですけど、電子で簡単に買えるようになった分、好きな漫画ばっか買うようになっちゃってるから、あんまり広がりがなくなってますね。
細谷滝音
あー、なるほど。
kai3
最近は友達と漫画の話をして、友達が面白いって言ってきたら、とりあえず3冊まで買うようにします。
1冊だとちょっとわからんから、3冊まで買って、合わなかったら次に行く。
細谷滝音
あー、なるほど。
kai3
うん。1冊ってちょっとまだ読めないですよね。もうちょっと読みたいみたいな時があったりするから、だいたい3冊ぐらい読んでダメだったら、もう満ないかなと思って諦めるというのを最近やってますね。
細谷滝音
そうですね。僕は割と書店とかたまに行って、なんか表紙買いで適当に買ったりするっていうのをいまだにやってますよ。
kai3
すごい、もう音楽と一緒にジャケ買いですね。
細谷滝音
ですね。
kai3
まあでも、絵は音楽のジャケット以上に作品そのものだから、ある意味正しいですよね。絵が気に入らないとちょっと入り込めない時ってやっぱどうしてもあるし。
細谷滝音
結構やっぱり少女漫画系の絵が好きなんですよね。それで買ってしまう。で、買ったら百合漫画だったっていう。
kai3
結果、絵で選ぶとそうなるんだ。
なるほどね。それ言うとこれ、正確には百合漫画じゃないんですけど、割と百合要素がちょこちょこ出てくるので、これでもすげえ有名だし、もう夏からアニメになるんでご存知かもしれないですけど、2.5次元の誘惑。
細谷滝音
ああ、読んだことないです。ジャンププラスですよね。
kai3
ジャンププラス。これ、途中からノリが変わってくる。最初はコスプレ付きの女の子と2次元にしか恋をしない男子高校、オタク男子高校生の話で、
2次元にしか恋をしない、だけど2.5次元の女の子だとどうなるみたいな、最初エロ要素が強かったんですけど、次第にちょっとね、友情、努力、勝利な熱血要素が出てきて、
今、本誌よりジャンプの漫画なんじゃないかって言われるぐらいすごい評価されてるんですけど、これがちょいちょい百合要素が出てきてまして、
今まさに連載中なので、コミックになってない箇所なんですけど、もう百合要素の最後のピークにまで来てます。
細谷滝音
そうなんですね。
kai3
あとね、最初の頃が本当にエロ押しなんですよ。そこでちょっと落ちちゃう人がいるんですけど、そこを乗り切ると相当面白い。
実際に恋愛押しなんだけど、女友達同士で好きみたいなのもあるし、それをこうやって本当に女性同士で好きなんだよみたいなカップリングも、
この作品の一つの柱で、今それはネタバレには言えないんですけどね、たぶん11巻、12巻くらいに来るところに最高潮で。
15:03
細谷滝音
そんなに長く続いてるんですね。
kai3
だいぶそうですね。そろそろ終わるんじゃないかな。結局コスプレする漫画なんですけど、コスプレで主人公のヒロインがコスプレ始めて、
結構人気が出てくるんだけど、コスプレ界四天王みたいなのが。
細谷滝音
ジャンプっぽい。
kai3
ふざけてるっぽいんですけど、その四天王が全員出てきちゃったんですよ。
たぶん割といい感じにストーリーが進行してるんで、そろそろ終わってしまうかもしれないなと思ってるんですけど、
割と名作なので。百合要素も備えておりますので、ぜひぜひご覧いただきたい。
細谷滝音
結構百合漫画とか、百合とかって謳ってなくて、でもそういうのを見出そうとしてる人たち多くて。
kai3
それはでもBLにもありますよね。そうは言ってないのにそういうのを見てしまうっていう。
細谷滝音
有名どころですと、アニメでガンダム水星の魔女ってあったじゃないですか。去年ぐらいに出した。
kai3
あれはでもそうなんじゃないですか。作ってる方もそれはちょっと意識してる気がするけどな。
細谷滝音
一旦公式が別に百合じゃないみたいなことを否定したみたいな発言が出て、一部の人が吹き上がってたんですけど。
kai3
それまた取り消したりとかいろいろありませんでしたよね。
細谷滝音
そうですね、ありました。最終的に2人は結婚したんだという感じの。
kai3
もともとその辺が宇宙の話だから、女性と女性が結婚してもいいし、女性が女性にプロポーズしてもいいみたいな。
そんな世界観ですもんね、そもそも。
それは完全に狙ってるんだろうというか、狙ってるというかそういう価値観が当たり前になってきてるから、ガンダムもそうしようというシンプルな話なんだなと思うんですけど。
細谷滝音
そうですね、最近の漫画をいろいろ見てて思うのが、特に若い人に向けた漫画に感じるんですけど、
そういう多様性とか適切さみたいなことをすごく意識してるものってありますよね。
kai3
増えてますね。意識せざるを得ないんでしょうけどね。
細谷滝音
だと思うんですよね。若い人ほどそういうところに結構敏感な感じがしますね。
kai3
作ってる方も多分若くなってきてるのもあるだろうし、そういうのをきちんと盛り込まないと叩かれたりとか炎上とかにもなりやすいから、固定観念の漫画ばっか書いちゃってできないというのもあるんでしょうけどね。
最近ちょっと思うのは、多様性が進むが故に、多分映画もあると思うんですけど、多様性を意識しすぎて本題が面白くなくなってる漫画もちょっと増えちゃってるので。
細谷滝音
それはありますね。
kai3
多様性であることはいいんだけど、多様性って全ての作品が多様性豊かなよりは、いろんな作品があってトータル多様性であってほしいなと思うんで。
細谷滝音
そうですよね。
kai3
男と女でも一緒、男と男、女、女、いろんなパターンがあって、それが全部許されるから多様性だと思うんで。
一つの作品が多様性意識しすぎてるとちょっと疲れるときはありますね。
細谷滝音
あとそうですね、漫画でいうとご当地漫画家みたいな感じになっちゃうんですけど、今僕住んでるのが秦野市なんですけど、秦野出身で多分ご実家もご近所じゃないかと思ってるんですけど、谷口菜津子さんっていう漫画家がいて、秦野のタウン市とかにたびたび登場してたりするんですけど、
18:19
細谷滝音
「今夜すきやきだよ」いう作品がNHKでドラマ化されてた人で、それも結構話題になったみたいで、今度また別ののが映画化されるはずなんですね。
kai3
旦那さん「ひらやすみ」の人じゃないですか?
細谷滝音
むしろ旦那さんの方は知らないんですけど、結構有名な方なんですか?
kai3
ひらやすみはこの間のマンガ大賞で最終のノミネートにまで入ったりしていて、割と最近人気出てる漫画ですよ。
細谷滝音
そうなんですね。
kai3
漫画家夫婦結構いますね。その作品が一番いいんですか?今夜すきやきだよがいいんですか?それともこの作家さんの他のやつが?
今wikipedia見たんですけど、今夜すきやきだよを出した後に、今夜すきやきじゃないけどって出してるんですね。
細谷滝音
そうですね。たぶんドラマ化されたからっていうことで続編ができたんだと思うんですよね。
kai3
この今夜すきやきだよがおすすめですか?
細谷滝音
それも面白いですし、今度映画化するやつも結構グッとくるという感じ。
kai3
wikipediaの評価では多様性を柔らかな筆致で描いたことが評価されているんだって。それは気になる。しかも単行本1巻でいいじゃないですか。これはもうすぐ買おう。
細谷滝音
これですね、「彼女と彼氏の明るい未来」。これがコミックス出た当初はそんなに売れなかったみたいなんですけど、ちょっとわからないですけど、それが今度はドラマ化か何かする?
kai3
ドラマページがAぇ! groupが出るじゃないですか。2020年1月だからこの間までやってたってことかな?
細谷滝音
もうやってたんですか?
kai3
1月やってたっぽいですね。もうブルーレイが出るそうです。
細谷滝音
ああ、なんと。多分、今夜すきやきだよが一番評価得たんですかね。これは手塚賞か何か取ったはずですよ。
kai3
何か書いてました。これから入ってみよう。ひらやすみも面白いのでぜひ。
細谷滝音
この谷口さん、絵がすごい独特で。美大出身なんですね、この方。
kai3
結構多いですね、美大出身漫画。
細谷滝音
そうですね、美大出身の人で結構上手い人とかっていうと、さむらひろしであってましたっけ?
kai3
ああ、わかった。沙村さんってあれか。
細谷滝音
沙村広明ですね。
kai3
沙村広明。
細谷滝音
無限の住人で、今だと「波よ聞いてくれ」、あれもドラマでしたっけ?
kai3
うん、ドラマになりましたね。面白い漫画も大体ドラマになっちゃうからな。
細谷滝音
そうですね、今はもうとにかくメディアミックスにするって感じで。
沙村広明とかすごい絵が上手い人っていう感じで捉えられてますけど、美大出身の中では個性的な絵っていう感じで谷口さんは売っている感じですかね。
21:11
細谷滝音
何か海外の日本の漫画を紹介する本か何かの表紙の絵とかも描いてたりしてて。
kai3
ちょっとこれは買ってみます。
ご当地、これはあれですかね。地元が近いから興味持ったみたいなことなんですか?それもご当地のことを描いてるんですか?そもそも。
細谷滝音
ご当地のことを描いた作品もあって、「人生山あり谷口」っていう作品が、なんかいろんな山を登るんですけど、地元が山だからって言うんで、地元のうちからすぐ近くの山を登ってるんですよ。
kai3
ご当地ウェブ。あ、ほんとだちゃんとコミックになってる。
細谷滝音
うちの母親がタウン市で見つけて、秦野市出身の人いるよって言って漫画買ってきたのが最初だったんですよね。
いま谷口さん住んでらっしゃるとか東京都内らしいんですけど。
kai3
あ、もう引っ越してるんですね。
細谷滝音
そうですね。
kai3
ご当地で言えばちょっと別の会で町田トークしましたけど、寄生獣が町田でよく出てましたね。
細谷滝音
そうですね。あれはもう当時話題でしたよ。これはあそこでしょとかってみんな。まだ聖地巡礼っていう言葉がない頃でしたけど。
kai3
ない頃でしたね。作者、あの作者結構好きで。その前に風子のいる店っていう漫画も描いてたんですけど。
細谷滝音
それは読んだことないですね。
kai3
そっちは本当に日常ものなんですけど、それも町田と相模大野がやたら出てくる背景だったのを覚えてるな。
そういうのはやっぱり気になっちゃいますよね。近くで住んでる。本編とは別でつい引っかかっちゃう。
そして僕もちょっとお勧めを。でもね、ご当地とゆりか、ご当地と百合は僕あんまり手持ちがないんですけど、
サクッと手に取れるので、最近ちょっとねこれは本当にいいなと思って、これXでも投稿してた気がするんですけど、
MA・MA・Matchっていう読み切りなんですけど、ちはやふるを書かれた末次先生が書いた読み切りなんですけど、
これがね、もう世代的にある程度の年をいった人だったらちょっと感動しそうな感じなんですけど、
これストーリーとしては、お母さん、子供たちとサッカーで勝負するっていう。
で、みんなその自分たちの子供がサッカークラブでサッカーしてて、それをお母さんたちが送り迎えしたりとかね、してるんですけど、
ある時そのサッカークラブの一人の子がすごいお母さんをバカにしてきて、お母さんなんかサッカーのことなんか何もわかんないくせに。
で、それでもう怒りのまま、じゃあもう私もサッカーやるって言い出して、そのまま子供たちとサッカーで勝負するって言い出すんですよ。
で、戦うんですけど、とは言え年取ったお母さんたちといい勝負にならないかと思いきや、お母さんたちも結構実は運動いろいろしてて、
もともとバレーやってたりとか、格闘技やってたりとかで戦えるんだけど、本来はそこじゃなくて、子供をそういうスポーツで通わせる親の視点だったり、
24:08
kai3
それに対して子供が、子供の中には戦うのは小学校の子供たちなんだけど、主人公のお母さんの息子は高校生でサッカーやってて、
でももうサッカーもう辞めるとか言い出しちゃって、お母さんがショック受けて。でもその辞めたくなる気持ちのフォーカスだったりとかね、
この末次先生って、すごい脇役まで一人一人のキャラクター立ててセリフ作るのがむちゃくちゃ上手いんですよ。
どのキャラクターも全部見どころがあるようにできてて、すごい嫌なお父さんとかも出てくるんですけど、それも最後まで読むと、
お父さんなりにいろいろあったんだねとかね。
細谷滝音
読み切りでそこまで書けるんですか?
kai3
読み切りがね、すっごい長かったんですよ。
どこで載ってたんだかな?で、すごい長くて、それ一冊でほぼ書けない。一応書き下ろしで、もうちょっと短い後日だみたいなのがついてくるんですけど、
読み切るとあれですよね、確か、
藤本タツキ先生もルックバックとかは読み切り一発書いて、それ単行本しましたけど、
そこまでじゃないけど、ほぼそれに近いぐらいの長さで。
もうね、たった一冊ではあるんで、これはね、
ヒューマンドラマ好きにはもうたまらんですね。
もう、登場人物一人一人の言う言葉が深い。
もうこの人は本当にセリフ回しすごい配慮してるんだろうなっていうぐらいね、面白い。
ちょっとね、僕はもう読み切り読んでめちゃめちゃ感動して、コミック速攻買って、コミックももうその日に2,3回分ぐらい気に入ってるんで。
この漫画のいいところは、作品の良さもさることながら、やっぱり一冊で終わるって手に取りやすいんですよね。
細谷滝音
そうですよね。それはありますよね。
kai3
友達にすごいオススメしたいんだけど、30巻ある漫画ってみんなね、うーんって言っちゃうから。
細谷滝音
確かに。
kai3
これはもうたった一冊で、そう、たった一冊で終わるんで、
もうぜひ気軽に読んでいただきたい。これはもう今、ここ最近では一番オススメの漫画ですね。
細谷滝音
ぜひ読んでみます。
kai3
なんか他にお気に入りのジャンルとかあったりしますか?百合、ご当地、他に何かオススメしたい漫画とか、もしありましたら。
細谷滝音
オススメしたい漫画。
何だろう、百合漫画で一つだけ読み切りで、タダで見れるみたいなものをちょっと。
kai3
それいいですね、それいいですね。
細谷滝音
入門的にオススメすると、
コミックDAYSっていうので読めるんですけど、
アフタヌーンの四季賞を入賞した作品なんですけど、
ドラマティック・ドールというやつで、
作者名が辻一ってなってるんですけど、同人作家名は川内って名前で出してて。
kai3
なんだかなこれ、僕結構四季賞好きなんですよ。
細谷滝音
あ、そうなんですか。
kai3
四季賞に入ると割とそこそこ読んでるんだけど、これ読んでないかも。
でも結構短そうだな、ページ数も。
これ読みます。
細谷滝音
短くてよくまとまってて、別に百合とかそういうことを意識せずに、
27:00
細谷滝音
一つのヒューマンドラマとして読める、
夢を求めて頑張ってる人たちの話みたいな、
昔の恋が忘れられない人の気持ちだとか、
そういうのがすごいよく書けてる、
すごいとても良い作品なので、
kai3
いいですね。
細谷滝音
オススメできるなと思って。
kai3
四季賞いいですよね。僕は四季賞入ると大体好きな気がする。
細谷滝音
そうですよね。
なんていうか、アフタヌーンって、
漫画界のクオリティペーパーみたいな感じありますよね。
kai3
なんていうか、四季賞っぽいっていうのがあるんですよね。
細谷滝音
その傾向ありますね。
ちょっとなんていうか、
単純にエンターテイメントに振ったというよりは、
考えさせたりとかっていうのが、
受賞する作品に多い傾向ありますよね。
kai3
それこそ多様性だったりとか、
社会的な問題みたいなものが、
本当にいやらしくなくというか、
作品にとって本当に必要だから入ってるみたいな、
すごい上手い作品がすごい多いイメージ。
細谷滝音
逆にジャンプ的な、
パラパラめくって楽しいみたいなものを求めるには、
ちょっと向かわないものが多いですけど。
kai3
最近ジャンププラスも読み切りで、
結構こういう深い漫画が増えてきて、
細谷滝音
ありますね。
kai3
よくコメント欄の方で四季賞っぽいぞ、
みたいなこと言われる作品が増えてきてるから、
この辺もジャンププラスがどんどん、
いろんなものを持ってっちゃうな、
みたいな感じはありますけど。
ジャンププラスはやっぱり、
オリジナル連載が毎週ちゃんと載ってるから、
雑誌的に読んじゃうんですよね。
そこがやっぱ強いですよね。
作品読みに行くというよりは、
ちゃんと雑誌を読みに行くっていう感じがある。
細谷滝音
割と今ちょっと作品の話にだいぶ寄っちゃいましたけど、
アプリ的なもので、
カイさんってアプリってどの辺見てます?
僕アプリは、
kai3
メインはジャンププラスメインにして、
あと読みたいのがあると、
マンガワン、コミックDAYSあたりですかね。
細谷滝音
僕もそうですね。
コミックDAYSと、
マンガワンも確かに見てる。
その3つ、かぶってますね。
kai3
結局あれでしょうね、
集英社、小学館、講談社っていう。
細谷滝音
そうですね。
kai3
あれか。
意外とアプリじゃないんですけど、
ビッコミ結構読んでるんですよ。
細谷滝音
あれ読んでるんですね。
kai3
ビッコミは、
マンガワンと作品が結構つながってて、
ビッコミのやつがマンガワンで読めたりもするんですけど、
ビッコミでしか読めないやつも結構あり、
ビッコミはブラウザしかないので、
四苦八苦しているっていう。
アプリになんねえかな、
ビッコミいいと思いながら見てますね。
細谷滝音
そうですね。
アプリになってないのも最近多いですよね。
多分規制的な問題なんですかね。
kai3
同じ出版社だからやっても良さそうな気はするんですけどね。
細谷滝音
でもアプリとかそういう、
電子書籍に前向きじゃない会社とかもちょっとありますよね。
白泉社とか僕は意外と電子書籍に
あんまり本腰を入れてないような感じで。
kai3
白泉社も何かありましたよね。
30:01
細谷滝音
あることあるんですけど、
kai3
ゼブラだっけ?
ゼブラは白泉社オンリーじゃないけど、
集英社の漫画の中で確か白泉社のやつが読めてた気はしますね。
でもそんなに確かに出てないイメージはある。
細谷滝音
白泉社がなぜ電子書籍にあんまり本腰じゃないかなと思ったっていうのは
きっかけが一つあって、
Kindleで買ったとある作品が
解像度がやたら低かったんですよね。
kai3
ああ、なるほど。
細谷滝音
ええ、と思って。
セリフすらノイズが出ちゃってるじゃんみたいな。
kai3
昔のだとそういうのありますよね。
細谷滝音
最近2,3年くらい前のやつでそんな感じでしたね。
kai3
アナログで書かれてる人なんですかね。
今時ってみんな入稿がデジタルだから
デジタルで電子書籍で買うと
ちゃんと見開きもページの間が切れずに切れたりするじゃないですか。
多分そういう作品だと普通にスキャンして読み込んでたりしそうですね。
細谷滝音
多分デジタルですね。デジタル入稿で
セリフというか
kai3
取り込みの解像度が低い?
細谷滝音
多分エンコードがちゃんとした人はやってないんじゃないかと思うんですよね。
kai3
ああ、なるほど。そっちか。
細谷滝音
だから普通に活字とかもノイズが出てて
えーっと思って
紙と同じ値段払ってるのにこの解像度はないでしょうと思って。
kai3
確かにね。古いの買うとあるけど最近のでそれはちょっと辛いですね。
細谷滝音
今は改善されてるかもしれないですけど
逆にデジタルにすごい寄ってると思うのが講談社だと思ってて
講談社は紙の本をなかなか増刷しないって
漫画家がすごいぼやいてるのよく見るんですよね。
kai3
あ、へーそうなんだ。
細谷滝音
例えば休載があったせいもあると思うんですけど
日本橋ヨヲコさんの少女ファイトっていう
バレーボールの漫画あるじゃないですか。
kai3
お前がそう思うんだなってやつですね。
細谷滝音
あれまだ連載続いててコミックスも新刊出てるのに既刊が品切れでないですとか
えーどういうことって思うじゃないですか。
kai3
しかも結構な有名作品なのに。
細谷滝音
ですよね。講談社はちょっと独特な感じがしてて
紙の本も完全に出版社側でビニールかけて
ビニールの上からバーコードのシール貼っているじゃないですか。
あれやってるのは講談社だけで。
kai3
へーそうなんだ。
細谷滝音
カバーの方には全然バーコードないんですよねあれ実は。
kai3
知らなかった。
細谷滝音
あれは結構もう2015、16年くらいからやってるらしくて
そういう紙と電子の力の入れ方がちょっと独特だなと思ってて。
kai3
その意味ではあれですね。僕もう一個ありました。読んでる漫画アプリ。
Dモーニング。
Dモーニングって多分電子漫画アプリの中でも結構先駆け的で
33:02
kai3
雑誌そのものを電子化したという意味では結構先駆けだと思うんですよね。
細谷滝音
そうなんですね。
kai3
歴史結構古いです。少なくともジャンプよりも前だったし
当時そのいろんなコミックになっている漫画を電子で読めるっていうアプリはいっぱいあったんですけど
雑誌そのものっていうのは多分相当早かったと思うんですけど
さらにDモーニングでしか読めないオリジナル漫画ってのも載ってるんですよね。
今で載ってるんですけど。
細谷滝音
そうなんですね。
kai3
それも結構面白くて。
僕Dモーニングオリジナルで結構好きな線がいっぱいあるぐらい気に入ってたんで。
細谷滝音
Dモーニングっていうのはモーニングとはまた別なんですか?
kai3
デジタルモーニングなんですよ。
だからモーニングとほぼ同じ漫画が載ってるアプリがモーニングと同じ流れに出るんですけど
一時期は作家さんの中でデジタルやだからって出してない作品があって
2作ぐらい読めないとこあったんですけど
そういう人が表紙の時は表紙が差し替わるみたいな細かいことがあったんですけど
細谷滝音
確かにありましたね。昔はじめの一歩の作者が電子書籍納得するまで出さないということで
kai3
週刊少年マガジンにははじめの一歩載ってなかったっていうのがありましたね。
そうです。シンプルに言うとバガボンドが載りませんでしたね。
細谷滝音
なるほど。そうかバガボンドダメなんですね。
kai3
今はどうなんだろう。少し変わった。でもまだ電子出てないかな?出たのかな?
あんまり電子は好きではない作者さんですから。
でもDモーニングオリジナルにすごい良い作品がいっぱいあったんで
僕は結構好きですね。いまだにDモーニング、あれかな?
確か「着たい服がある」とかもDモーニングだった気がするな。
もう僕はDモーニングしか読んでないからわかんないんですよ。
普通のモーニングには載ってない漫画がDモーニングで当たり前読みだから
全然気がつけないんだけど。確か着たい服があるはDモーニング限定だった気がするな。
細谷滝音
あれDモーニングだったんですか?
kai3
確かDモーニング限定だった気がします。
細谷滝音
何か安売りか一巻だけ読んで続きを買いたいなと思いつつまだ買ってない。
kai3
結構モーニングとか大人の雑誌なのでそういう多様性というか
あれもすごくゴスロリの格好したいんだけど背が高すぎて全然似合わなくて
でも着たいからって言って自分の好きな服を着ていくみたいなストーリーだったり
あとはコスプレが好きな応援の話とか
モーニングはそういう話が結構多くて
未だにDモーニングは結構ガッツリ読んでるかな
Dモーニングを契約してるせいでコミックDAYSに移れないっていうのもあるんですけど
細谷滝音
そうなんですね
kai3
ダブっちゃうじゃないですか
コミックDAYSは講談社の漫画らしいっぱい読めるけどアーカイブ残らないじゃないですか数週ぐらいしか
細谷滝音
そうなんですよね
kai3
Dモーニングは全部読めるんで
そう全部読めるからまだに逆に解約できないです
僕ジャンププラスも最初の日から契約してるんで
36:00
細谷滝音
そうなんですか
kai3
ジャンププラスを週刊書でジャンプ本誌をデジタルで契約してる人のメリットは
まだコミックになってないハンターハンターが読めるっていうね
細谷滝音
なるほどそれはメリットですね
kai3
10話ぐらい出てるからコミック1巻分ぐらいあっていいはずなのに
次の連載が始まらないとコミックにしてくれないんで最新話を
たまに読みたくなるとウィキペディアで最新回の号数を調べてコミックの続き読んだりしてね
そのためだけにもう解約できないですけど
いろいろ漫画いろいろありがとうございます
だいぶ面白い時間だったのでまたちょっとねゆりに限らず面白い漫画あったら教えてください
細谷滝音
そうですね
36:46

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