自分の気持ちを知る
おはようございます。6月12日木曜日、加賀小町と申します。
このチャンネルは、あなたの悩みや困り事は易占で解消することができますよとお伝えするチャンネルです。
日々の迷いやちょっとした悩みを感じた時、この配信があなたの言葉を見つける時間になれば嬉しいです。
配信中、実際に筮竹を使って占っています。筮竹の音の部分は飛ばして聞いていただいて構いません。
タイムスタンプを付けてありますので、お好きなところからお聞きください。
はい、では今日の占的です。占的とは占う内容のことを言います。
あの、私ごとでございますが、今日は私の誕生日なんですね。
それで、自分にちょっとまあ今日はこのような問いを立ててみたんです。
この1年、まあこれからの1年ですが、私はどうありたいのかなと、どこに向かいたいのかなって。
でも、そう思った時に、自分の本当の気持ちってなんだろうって。
やりたいことはあるのに動けなかったり、選びたいはずなのに選べなかったり、
周りの人からの期待とか常識とか、なんかそんなことで自分自身の本当の気持ちって消えてしまうことってありませんか?
そんな時にこそ、生きの言葉が自分にとっての羅針盤になるかなと思って、
今日はこの占的を選びました。
はい、今日の占的、自分の本当の気持ちに気づくために必要なことは何でしょうか。
占います。
待つことの重要性
ないかは天で、かん。
かいかは水です。
書法です。
はい、解説の一つ目、示された結果全体の説明です。
ないかが天、かいかが水。
こちらは、すいてんじゅ。
意味は、飲食しながら待つ。
すいてんじゅの天、ないかの天は、相撲を動こうという力があるんですけれども、
この上にある水によって押し留められているんですよね。
水は、易の世界では困難を示すものなんです。
この天は願望、願いを示すことなんですけれども、
希望というか願い事というか願望があるけれども、困難なことがあって、
現実が追いついていないよということを示しているんですね。
このすいてんじゅというのは、雨を待つけなんですよね。
今は、行動するよりも待つことが大事だよというの。
待つても、ただじーっと待っているんじゃなくて、
備えをした上で待つことが大切だと示しているんですね。
この願望と困難なこと、それが同時に存在しているという時間なんですけれども、
その不安な時間もしっかりと信じて待ちましょうねということが大事だよと示しているんです。
進みたいな、進みたいなって思って焦る気持ち。
だけども、進みたいからこそ動かないといけないみたいな、
そういう矛盾した気持ちっていうんですかね。
それをどうやって心の中で落ち着けていけばいいのかなというところなんです。
易の世界では待つということは消極的なことではないんですよね。
よく易って引用でポジティブ、ネガティブって言い方、いろいろそんな解説するんですけれども、
待つことは決してネガティブなことではないんです。
それは逆に未来へのすごく大切なこと、
待ってたら大丈夫だという信頼がないとなかなか待てないじゃないですか。
だから待つってことはすごく大事なことだよと示しているんですね。
この水天時雨を待つけだってお話ししたんですけれども、
これ作物を育てる時の話なんですね。
畑耕して種を撒きますよね。
種を撒いてもすぐには芽が出ない雨が降るのを待つわけなんですけれども、
ただその間すぐに芽が出ないからといって、
それはもうどうしようどうしようってなるんじゃなくて、
土の上に芽が出ないけども今は根っこを張っている時だよというふうに、
そこをしっかりと信じていきましょうねというわけなんです。
今の時代、待つってことはすごくなかなか難しいっていうのかな、時代的に。
今なんて言うんだろう、何でもかんでも行動が大事だよって、
行動しなきゃダメだよってそういう風潮があるじゃないですか。
もちろんそれも正しいことなんですけれども、それが全てじゃないんですよね。
何もしない時間はダメだよって言ってるんじゃなくて、
この水田図は見た目に結果とか成果とかそういったものがない時間、
それが次のために必要だよってことなんですよね。
それには時間が、時間しか解決できるものがないってこともありますよね。
芽を出す前に根っこを張っている状態なんですけれども、
これを人間で例えるならば、気持ちとか感情とかがきちんと整理されていない状態、
いろんな情報に溢れていて考えがまとまらないとか、今そんなことが多いですよね。
そういう時にあえて距離を取ることが大事だよってことを示しております。
またこの水田図はそんなわけですごく整っていない状態なんですよね。
この整うというのは周り側とか環境側とかではなくて、
自分の内面がきちんと整うまで動かないという選択肢、
そうやって準備をして備えて待つことが大切ですよと示している卦でございます。
解説の2つ目、今度は爻羽のお話です。
内面の整え
1個の卦に爻羽は6個あります。
この水田図を一つの物語で一冊の本だとしたら、
第1章から第6章まであるのをイメージしてください。
易の世界では、第1章にあたるところを最初の章で初爻と言います。
そこから時間がたって話が進んで、二爻、三爻、四爻、五爻と進み、
一番最終段階を上爻と言います。
今日示されたような初爻、初爻の意味は、
遠い郊外で待つ、平常心で過ごせばよい。
この外卦の水、困難とか危険ということなんですけれども、
それが遠くにあるから大丈夫だよと、
だけど同様に目標もまだ遠くにあるんだよと、
すぐ動くことができないよと示しているんですね。
これは焦って動くと、思わぬ落とし穴にはまってしまいますよと、
また、思慮・視力による行動、これはもう災いの下、もういけませんよと、
今は慎重さとか観察力が大事だよと示しているんですね。
まだというのかな、動きたいなという気持ちがありながらも、
まだ外で、郊外で観察しなきゃいけないよというの。
何かしたいなと思っても、スタートラインにも立っていないよという状態なんですね。
初爻って一番最初の状態なので。
でも、スタートラインに立ちたくて落ち着かないよという微妙な心を示しているんです。
だけどもというのかな、
この水天樹という卦自体が待つことが大事だよとすごく言っているので、
この初爻はその中でも最も動かない地点を示しているんです。
焦ったりする気持ちとかも悪いものではないんですけれども、
ただ今は動く状態じゃないよと、
これは環境が整っていないだけでなくて、
自分自身の中での準備というのはまだまだ不十分だということを示しているんですよね。
この郊外で待つというのは、
まだ危険も遠いし目標も遠いと言うんだけど、
物理的に遠いというものではなくて、
本筋に入る前の予備というか予選というか、
それを観察する地点というんですかね。
例えば、何か自分の好きなことを始める前に、
本当に自分がそれをしたいと思っているかということもしっかりと見極めなきゃいけないよというところ。
今ここで無理して答えを出さなくていいという、そんな視点なんですよね。
離れているというのは逆にメリットもあるんですよね。
郊外、中心ではない場所にいるということは、
安全圏でとってそこにいてしっかりと観察できる場所だよという見方もできるんですよね。
この水天地の待つということは、
今本当に動くべきタイミングでしょうかって考えることよりも、
逆に今動かないことで何が見えてくるかっていう、
そこに視点が起きなさいねって平常心で過ごせばよいというのは、
これはちょっとすごくシンプルな言葉なんですけれども、
焦って動くよりも平常心を保ちながらしっかりと観察しなさいよと、
その中で自分の本当の気持ち、本心性がゆっくりと出てくるんじゃないのかなと。
今はすぐに何かする必要はないんだよと。
ではその何もしない時間をどう使うかということが大事だよということを示している。
そのためには平常心ですね。
自分の感情もそうですし、周りからの情報もそうですし、
そういうところには流さずにちょっと距離を置いて、
本当の気持ちに気づくために
郊外からしっかりと観察しましょうねと示している。
微妙な気持ちになってしまう。こうでございます。
解説の3つ目、読み取った結果です。
今日の占的は、自分の本当の気持ちに気づくために何が必要でしょうか。
今日は私ごとで会いながら、誕生日でして、
自分の節目の日にちょっと自分のことを考えてみたくなったんですよね。
自分は本当はどうしたいんだろうって。
その気持ちは焦りから出ているものなんだなと。
自分のやりたいことがないわけではない。
だけどそれがうまくつながっていない状態。
そんなタイミングで自分を占ってみました。
今日示された卦は、スイテン寿の初爻。
このスイテン寿は内側に、内側に進みたいよという自分自身の気持ちですね。
外側に上に水、困難とかすごく辛いもの厳しいもの、そういう状況が示されているんですね。
進もうとする気持ちがある一方、それを止める力がありますよという卦なんですね。
しかも今回の初爻は、郊外で待つという意味があるんです。
郊外、離れた場所、遠くで待つということは、
今回の占的、自分の本当の気持ちを見つけることさえも、急いではいけないタイミングだよと。
自分が何をしたいか分からないと感じるのは、自分の心が陰っているとか鈍っているとかというわけではなくて、
まだ今、郊外で見る位置にいるだけだよというところなんですね。
静かに待つ時間
中心部、都心部とかではなくて、郊外、外側に立って景色をゆっくり眺めている段階などを読みますね。
これはもう、今はまだ本心が分からないと思っていること、これが今の現状なんだなと。
それではまた改めて、自分の取り組みを3つ言います。
1つは、スマホを置いて5分間だけ静かな時間を持ってみる。
あれこれ無理に思い出そうとか、言葉を作ろうとか整えようとか思うのではなくて、
今何が気になるんだろうということだけ、スマホを使わずに自分の心の中で感じてみること。
そして2つ目、自分の見かけたこと。
それをこれから1日1つずつ書いてみようかなと。
やりたいことを書き出しなさいみたいなのがありますけれども、もちろんそれもいいんです。
だけど今はあえて自分の見かけたことを1日1つ書いてみる。
やりたいことというのは考えて見つけるというよりも、意外とふと目についたもの、そこの中にあったりするんですよね。
そして3つ目、やらないことを1つ決めて時間を空けること。
いっぱいいっぱいになっている予定とか、そこよりも1つの枠だけちょっと空けておくこと。
空けておいたことによって本音ってものが出てくるのかなと。
この水天地の書庫はもうすぐ動けないよという状態じゃなくて、あえて動かないことがいいですよって言ってるんですね。
なので本当の気持ちというのは無理に掘り出そうとするとなおさ隠れてしまうよと。
まだ今のうちはこの心に霧がかかっている状態、ぼんやりしている状態、それくらいがちょうどいいよってあえて思うこと。
そうやって焦らないままで自分自身の心を見ていくうちに、今までとは別の何かが出てくるんですよねきっと。
自分は何がしたいっていうものよりも、自分はどこにいたら落ち着きますかって。
そういう視点から自分の気持ちを見つけていっても良いのではないのでしょうか。
自分の本当の気持ちって、今日は分からなくてもまだ大丈夫なんです。
今はまだ見えないよって、それが分かっただけで、今日は一つの節目なのかなと。
急がなくていい、止まっていてもいいよって。
ただその場所でしっかりと何が見えるかを見ること。
そうすることによって、自分の本当の気持ち、そこに繋がる道になるのではないのでしょうか。
自分の本当の気持ちに出会うっていう、言ってみれば旅ですかね、人生ですかね。
人生っていう言葉を使うとなんか大層かな、やっぱり。
私、旅って表現が好きなんですけれども。
自分の気持ち、本当の気持ちに出会うための旅っていうのは、ちょうど今日の節目、ここから始まるのかなと。
今日はそのように読み取りました。
ここまでお聞きください。ありがとうございました。
この配信をお聞きでいらっしゃるあなたも、本当の気持ちが無理に見つけようとしなくても、
静かに待つ時間の中でふと見つかるものかもしれません。
今日はその入り口に立つだけでも十分かなと。
易占は行動の主人となるもの、あなたの心が軽くなりますようにと祈っております。
もしよろしければ、いいね、フォローいただければ嬉しいです。
これからも改めてよろしくお願いいたします。
はい、木曜日、あなたはいかがお過ごしですか。
今日もあなたが大切な人と一緒に、おいしいご飯が食べられますように。
ありがとうございます。いってらっしゃい。