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2021-06-07 17:51

#84 絶対に知っておきたいUSBケーブルの選び方

USBケーブルと聞いて形が合えばOKでしょ。と思っていたら大間違い。きちんと機能を理解しないと、充電できなかったり、データが送れなかったり、またパッケージに書いてある機能が出なかったりなど、下手をすれば買い損になってしまいます。
今回はそんなUSBの選び方、どこを見て選べばよいのか家電ライターに解説してもらいました。
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家電ライター:マクリン
MC:池澤あやか
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家電ライターが語る家電最前線、進行役は私、池澤彩香です。
そして、今回の担当は、家電ライターのマクリンさん。よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
さて、今回のテーマは、知っておきたいUSBの話、ということなんですが。
ちょっとね、今回、商品の紹介というよりは、いつもと趣向を変えて、
USBの端子ですとか、ケーブルの選び方っていうところについて、
お話したいなと思ってまして。
っていうのも、結構相談されるんですけど、
MacBook Pro 充電するようにケーブル買ったのに全然充電されないですとか、
スマホ充電するように買ったのにデータ転送用買っちゃったりとか、
ケーブル選びで失敗するケースが多くて、
なので、繋いだはずなのにデータ転送されないですとか、
映像が映らないみたいな経験をした方が結構多いんじゃないかなと思って、
今回お話しすることにしたんですけど、
池谷さんなんか、今まで失敗されたこととかありますか?
そうですね。よく困ってたのは、電子工作をするときに、
100均で買ったUSBを使ってたんですよ。
使ってたことがあって、間違えて。
そのときにデータ転送ができなくて、
これは回路側の問題なのか、それとも、みたいな感じで、
すごくデバッグに時間を使った、みたいな経験はあります。
めっちゃありますね。100均のやつだと結構充電用に特化してて、
データ転送ができないタイプのものとかがほとんどなんで、
それで結構ミスるケースは周りで聞きますね。
そうですね。よく見ると線が細いんですよね。
家で一括でしまっていると、どれがUSBケーブルかわからなくなるんですよね。
なので、そういうときによくわからず使っちゃって、失敗したりしています。
そうですよね。なので結構USBって一重に言っても、
大きく3つの役割があるって考えていただくと、
充電だけできるタイプのものですとか、データを転送するタイプのもの、
あとはプラスアルファの能力で映像とか音声を出力できるタイプのものがあって、
全部のタイプがこの3つに対応しているわけじゃないっていうのを、
結構勘違いされる方が多いので、そこを今回お話しできればなと思いまして。
確かにUSB-Cなんかは映像出力にも対応しているものがあったりなかったりして、
どっちなんだろうってよく。
そうですよね。あれ結構迷いますよね。
よく迷いますね。
あと結構ミスるケースとして、ワットス出力のところが結構間違えることが多くて、
細かいところだとスマホだけ充電できるタイプとノートPC充電できるタイプって結構出力が異なっていて、
例えばお持ちのPixelシリーズとかだと18Wとかがだいたい高速充電に対応していたりするんですけど、
それなのに今5Wしか出力できないケーブルを買ってらっしゃったりすると、
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ディスプレイの表示で低速充電とかって出たりするので、
出力っていうところは結構注意して見ていただく必要があるかなと思って。
そうなんですね。充電性能でいうと、根元の部分、ACアダプターの部分をよく見ていたんですけど、
ケーブルにもこだわらなきゃいけないっていうことなんですかね。
そうですね。根元の充電器と充電ケーブルが結局能力が一緒じゃないと出なくて、
そうなんだ。
根元の充電器が30Wだったとしても、ケーブルが5Wとか10Wしか出力できなかったら、
そこは10Wまでしか出なかったりするので、注意が必要だったりしますね。
気をつけないと。
気をつけないといけないですね。
ちょっとここら辺詳しくそれぞれ見ていきたいなと思います。
まず注意すべきポイントみたいなところを教えていただけますか。
まず一つが先ほど言いました出力っていうところですね。
身近な例だと、例えばMacBook AirとMacBook Proの13インチっていうのは、
必要な出力が異なってまして、前者のMacBook Airだと例えば30W、
MacBook Proの13インチだと60W、さらに細かいこと言うと、
MacBook Proの16インチだと96Wだったりするんですよ。
バラバラ。
バラバラ。
で、スマホはPixelシリーズとかは大体18Wまで大丈夫で、
一部細かいiPhone12シリーズとかだと20W出力だったりしないといけなくて、
そこのまずワット数っていうところは結構注意して選んでいただく必要があるかなと思います。
確かに私もあんまり気にしてなかったです、この出力は。
端子の部分は結構見るんですけど、ワット数っていうところは忘れるっていう。
忘れがちですね。
ワット数っていうのは細かく見ますけど、電圧と電流の掛け算なんですけど。
もう一個すごい大前提の基本的なところで言うと、USB端子の形状ですね。
例えば、今最もポピュラーになりつつあるのはPixelシリーズですとか、
MacBookみたいなUSB Type-C対象系の楕円形状、わかりますよね。
表裏がどちらからでもさせるタイプの。
最新のAndroid端末はだいたいUSBタイプですね。
USB Type-Cですよね。
丸い。
微妙に丸っぽくて。
楕円形なんですね。
対象の楕円なので、方向がなくて上と下どちらからでもさせるタイプ。
これは基本的に高出力で高速のデータ通信に対応しているタイプのUSB端子なんですよ。
もう一個ポピュラーな形として、USB Type-Aっていうのがあって、これは四角ですね。
普通のUSBというか、USBメモリ?
USBメモリです。
よく用いられているあの形状ですよね。
あの形状です。長方形で、中を見ていただいたらわかるんですけど、非対称なんですよ。
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だから指す方向が決まっている。
確かに裏表できないですね。
裏表できないですよ。
どっちだろうってよく差し直したりしますよね。
そうなんですよね。あれ結構鬱陶しくて。
パッと見てさせれないですけど、割とUSB Type-Cと並んでポピュラーな端子ですね。
あとは一昔前のAndroidスマホとか、昔のワイヤレスイヤホンに使われていたMicro USBというタイプで、台形に近い?
そうですね。今でもカメラなんかにはたまに用いられていますね。
カメラとかには結構使われてますね。
なので、USB Type-Cに置き換わる前のデバイスとか、おっしゃる通りカメラとかに使われている端子ですね。
多分これもゆくゆくはUSB Type-Cの方が増えていくんじゃないかなという風に言われてますね。
まずね、端子が間違っていると当たり前ですけど、させないっていうところですね。
させないですね。
USB端子の形状でもう1個、ライトニングっていうiPhone特有の平べったいで表裏があるタイプのものの、
大方言うとこの4つの形状を抑えれば、USB端子の形状に関してはお間違いないかなと思います。
そうですね。ちゃんと自分が使う端末の形状を見て、出力する側のACアダプターの形状を見て、欲しいものを買わないといけないということですね。
そうですね。まず1つはそこですね。
もう1個が、今のは形状っていうハードの面なんですけど、もう1個がソフトっていう通信規格の面が結構大事でして、
言葉だけで言うとUSB2.0とか3.0とか3.1とかっていうバージョンがあるんですけど、
たまにパッケージに書いてますよね。
そうですね。たまにパッケージに書いてたりします。
これ何が違うかっていうと、基本的には数字が大きくなるほどデータの転送速度が速くなっていくんですよ。
見分け方は割と簡単で、USBタイプCだとちょっと分かりづらいんですけど、
USBタイプAっていう、さっき言った長方形のタイプだと端子の中が青かったりするとUSB3.0だったりするんですよ。
へー、これはこの見分け方便利ですね。
これ便利ですね。
そうですね。混ぜておいたって分かりますね。
USB3.0だっていうのが分かります。
ただ、USBタイプCだとあんまり分かんないので、買うときにUSB2.0なのか3.0なのか、
さらに最新のやつだと3.1とか3.2とかってするんで、どの規格かっていうのは買うときにちょっと注意して見ていただく必要があるかなっていうところですね。
そうか、例えばハードディスクなんかでUSB3.0搭載めっちゃ速いって書いてあるのにケーブルでUSB2.0使ってたらもうアウトってことですよね。
そうです。ケーブルで立足されちゃうので、データ転送の速度が落ちちゃうみたいなことになっちゃいますね。
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データ転送の速度で言うと、ちょっとこれ数字で言っちゃうんでイメージしづらいかもしれないですけど、
2.0が480Mbpsで、3.0が5Gbps、メガBPSで言うと5000Mbpsですね。
3.1が10Gbps、3.2が20Gbpsって結構変わってくるんですよ。
幅があるということだけ分かりました。
そうですね。
イメージはわきませんけど。
ざっくり言うと、2.0から3.0にかけて大体10倍になるっていうところ。
あとは2倍、2倍っていう風に上がっていくっていうのをなんとなく知っておいていただくといいのかなという風に思います。
結構なので速さを重視して、転送速度とか重視している端末につなぐときは、ちゃんとこれ確認してからつながないと大変ってことですね。
そうなんですよ。だからUSBメモリもそうですし、先ほどおっしゃったハードディスクですとか、あとはSSDとか、そういう風に結構大容量のデータのやり取りをするものとかは、結構USBのバージョンを見ていただく必要があるかなという風に思います。
あと注意すべきところが、データ転送とか充電以外に映像出力に対応しているかどうかっていうところ。
要はUSBケーブルを買っても映像出力できないじゃないかみたいなことがあったりするんですけど、それっていうのは、USBって基本的にはUSBの信号だけ出すようにできてるんですけど、そこでオルタネートモードっていうのにUSB自体が対応していると、USB以外の信号も流せるようになるんですよ。
要は映像とか音声とかデータとか、USB以外の信号も流していいよっていうバージョン、機能がオルタネートモードっていう風に呼んでまして、例えば映像出力に対応してるタイプだと、ディスプレイポートをオルタネートモードっていうのに対応してたら映像出力に対応してるんですよ。
これもUSBを買うときにディスプレイポート機能をUSB端子自体が備えてるかどうかっていうところを見ていただく必要があって、これ結構ややこしいんですよね。
確かにそうですよね。ややこしい。
ややこしいですよね。だから買うときに検索とかでディスプレイポートを搭載しているUSBかどうかっていうところは注意して見てもらう必要がありますね。
さらにUSBタイプCをややこしくしているのが、サンダーボルトっていう通信規格の存在なんですよね。
これ聞いたことあります?
サンダーボルトってAppleのやつですよね。
はい。Appleが使ってるもので、もともとは。
光速通信規格?
そうそう、よくご存知です。
AppleがもともとIntelと共同開発したのがサンダーボルトっていうもので、今最もポピュラーなのがサンダーボルト3っていうタイプのものなんですよ。
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これはMacBookですとか、最新のiPad Proとかに採用されている通信規格で、先ほど言ったUSBタイプCっていうのがハードの形状の名前じゃないですか。
サンダーボルトっていうのがソフトの面ですね、通信規格のところの名前なので、サンダーボルトに対応しているUSBタイプCと対応していないUSBタイプCがあるっていうのが実情なんですけど、
結構サンダーボルトとUSBタイプCを一色他にされるケースもあったりするので、ここまで聞いたらソフトとハードで全然違う話だっていうのはわかっていただけると思うんですけど、
一色他にされないようにここは注意いただかないといけないなっていうところですね。
じゃあもうサンダーボルトに対応してないと、Appleが採用している高速のデータ転送はできない、高速通信はできないってことなのか、そこまで気にして買ったことなかったな。
そうですね、あんまり気にしないかもしれない。結構マニアックな話なんで。
おっしゃる通り高速のデータ通信に対応していて、先ほどUSB3.2が20Gbpsだって言ったんですけど、サンダーボルトになると40Gbpsなんで、さらに倍なんですよ。
だから今存在するUSBの通信規格の中で最高速なのがサンダーボルトだっていうふうに、サンダーボルト3ですね、認識いただくとわかりやすいかなというふうに思います。
しかもサンダーボルト搭載してて、1本ケーブルを挿せば充電、データ転送、映像出力全部できるみたいなものも結構あるじゃないですか。
ありますね。
あれもできるUSB結構限られてる?
限られてますね。基本的にサンダーボルト3自体は全部入りなんですよ。データ転送も40Gbpsに対応していて、充電も結構早くて、PDにも、PDっていうのは高出力ですね、対応しているといった規格ではあるんですけど。
じゃあサンダーボルトに対応していれば、るものを買えば、とりあえずたぶん欲しい機能全部揃ってるという。
そうですね。欲しい機能全部揃ってますけど、一応サンダーボルト細かくて、PDに対応しているものと、
高出力充電。
そうですね、高出力充電に対応しているものと、対応していないものがあったりするので、ほとんどは対応してるんですけど、そこだけちょっと注意してみてもらう必要はあるかなというふうに思いますね。
PDもやや確認しつつ、サンダーボルトに対応しているものを買うと、リモートワークでよく使うようなディスプレイ出力。PCからディスプレイ出力するときに便利なUSBが買えるってことですね。
そうですね。基本的にはディスプレイポートも込みのUSBが買えるっていうふうに認識いただければなというふうに思いますね。
サンダーボルト3に関して、さらに最近バージョンアップというのがあって、昨年サンダーボルト4というのがリリースされたんですよ。
これ自体はデータの転送速度自体はサンダーボルト3と変わらない40Gbpsなんですけど、大きくは変わらないんですけど、
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例えばサンダーボルト3だと4Kディスプレイの出力が1台だったのが、4だと2台になったりですとか、さらにサンダーボルト4だと8Kディスプレイの出力が可能になったりですとか、微妙にマイナーアップデートしているので、
まだサンダーボルト4に対応しているケーブル自体が多くないので、そこはまだ市場には大きく出回ってないんですけど、これからは結構主流になっていくんじゃないかなというふうに思いますね。
今後ケーブル買うときは気をつけて。
そうですね。ここは結構注意して見ていただくといいですし、企画とか形状を理解しながら買っていただくと、自分に合ったものを買えるかなというところですので、いいかなというふうに思います。
保存の際も気をつけなきゃいけないですね。
そうですね。そこも気をつけないといけないですね。
ありがとうございます。
はい。
今回は知っておきたいUSBの話をお送りしてきました。
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6月のプレゼントはシャープ77、外出先からでも遠隔で使えるガジェットの回でご紹介したTP-Link見守りカメラTAPO-C1002名の方にプレゼントします。
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締め切りは7月15日木曜日です。
次回も家電ライターのマクリンさんが担当。タイプ別おすすめ充電器です。お楽しみに。
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