Spotifyアカウントの作成とアートワークの苦悩
Spotifyのアカウントを作り、番組の顔となるアートワークと番組説明概要欄も作成した。
この作業はサクッと終わる事務手続きのはずだった。
しかし、いざ手を動かし始めると、私は深い迷宮に迷い込むことになった。
名刺 一枚に込めたい欲張りな自分
ポッドキャストのアートワークは、3000ピクセル×3000ピクセルの正方形。
たった一枚の静止画だ。
映像なら数秒のカット割りで表現できる空気感も、この一コマに凝縮しなければならない。
フィールドレコーディングへのこだわり。
映像クリエイターとしての視点。
あれもこれもと要素を詰め込もうとすればするほど、デザインの芯がもけていく。
キャンバーを開いてはスタイリッシュなテンプレートを試し、
しっくりこなければ使い慣れたパワーポイントに素材を移して、
ミリ単位のレイアウト調整を繰り返す。
まさに二つのツールの間を何度も往復する漂流状態だった。
ゆらにブレている自分を認める。
なぜここまで迷うのか。
それは私の中でまだ番組のシーンが煮え切っていないからだ。
初めてのポッドキャストだから最高にかっこいい姿で登場したいという見えなアートワークのブレとなって現れていた。
しかし、ふと気づいた。
スクリーナーなら自分が一番進化すればいい。
それこそが目的じゃない。
最初から完璧な答えを持っている人なんていない。
回数を重ね、音を編み、リスナーと出会うプロセスの中で、
番組の役割は後からついてくるものだ。
今はまだ未知数の未来に対して、今この瞬間の不完全な答えを出す勇気が必要なのだ。
完璧よりも継続という後悔を選んだ。
結局、私は完璧主義をしていることに決めた。
今のアートワークが正解かどうかは分からない。
数ヶ月後には恥ずかしいと差し替えているかもしれない。
でも、それでいい。
今の自分にできる精一杯をパッケージして、まずは世に出すこと。
霧がかかったような状態でも、まずは一歩を踏み出し、
ハシンという名の筋トレを始めること。
ポッドキャストの継続の先にあるのは、完成されたアーカイブの山ではない。
試行錯誤を繰り返し、似たことのない自分へとアップデートされた私自身なのだと信じている。
今はまだブレたまなの、このアートワークを掲げて、
私の音のVLOGが静かに幕を上げる。