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おはようございます。研究者がそばにいるくらし、ドイツ大衆心理学者のじんぺーです。
この番組では心理学の研究の紹介とか、皆さんからいただいたお便りに、研究の観点からお答えなどしていたりします。
今日はそんな心とくらしの商法戦企画をやっていきたいと思います。
先週、「宗教とヒエラルキー」というお題で3本取って、その時にはもう便りがないので、ぜひ書いてくださいと言ったら、
一人書いてくださった方がいらっしゃって、今週もできるわというふうに思っています。
特命でということだったのでお名前は忘れるんですけども、おそらく聞いてくださっていることだと思います。いつもありがとうございます。
今日もまた概要欄のところにURLを貼っていますので、もし前に書いたよという方でもいいので、
最近気になっていることとか、これどうなんだろうということがあれば、フォームの方に送っていただけるとすごく嬉しいです。
じゃあ今日のお便りを先に読んでみたいと思います。
また、今日水曜日でしょ、水、木、金といろんな観点で話していけたらと思っています。
絶対できるかわかんないんですけど、そういうつもりでいます。
今日の話は論文関係なく、結構話したい話ではあるんですが、
そういうことなしに、あまりなしにしてとりあえず、こういう研究もあるよという話をしていきたいと思っています。
読みます。
論文で発表された研究の成果って、私たちの生活にどう活かされるのでしょうか。
別の研究者が参照することはもちろんしばしばあると思いますし、その研究が企業の依頼で行われた場合は、直接その企業の活動に活かされると思いますが、
一般人との接点はかなり間接的で分かりづらいということなんでしょうか。
研究の世界に私は踏み入れたことがない、ほとんどないものの消耗的な質問ですみませんということです。ありがとうございます。
全然消耗的じゃないと思います。
すごく大事な話ですし、さっきも言ったように個人的に話したいことがたくさんあるんですけども、一旦論文紹介いきます。
私もやや心理学の論文じゃないんですけど、これは面白かった、勉強になるなと思いながら読んだ論文です。
医学研究ですね、どちらかというと。
テーマは医学研究がどれくらい時間がかかるか。
最初に何かが発見されてから、実際に使われるまでにどれくらいかかるか。
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タイムラグって論文には書かれてますけど、タイムラグがあるかということを調べた論文です。
2015年の論文なのでちょっと古いですけど、これ結構時間大切かも、もしかしたら。
コロナとかでそういう状況って割と変わってるかもしれない、特に医学とかは。
コロナなんてワクチン打てるまで結構早かったじゃないですか。
ああいうのとかは割とイレギュラーなのかな、それとも転換点だったのかな、ちょっと専門外なので怪しいんですけど。
とりあえず今日はこの2015年の論文を紹介してみたいと思います。
この論文が出る前から、研究から臨床までかかる期間がおよそ17年間というふうに言われていたみたいです。
17年。これ聞いてまずどうですか、17年。長いね、長い。
いや分かんない、短いって思う人もいたかもしれない。
意外とそれぐらいで出るんだっていう。
17年長そうですよね。
このやり方が本当にそうなのかという研究はいくつかあるみたいなんですけど、
それがちょっとずつやり方を変えながら、というかアップデートしながら今に至っているみたいです。
2015年ももうちょっと古いんですけど、自分がパッと見つけられたのはこれだったので紹介したいと思いますし、
医学って言ってるんですけど、うつ病の話とか統合視聴症の話とかがちょっとだけあって、
あとはCBTね、認知行動療法の話があって、それ自体も私は別に専門でもなんでもないんですけど、
少し心理と近いかなというので、この論文にしてみました。
どうですか、どういうプロセスあると思いますか、この研究と実際に使われるまでって。
これがやや解像度がまだ低い、自分もそうでした。
研究して実際に使われてっていうだけじゃないですよね。
実際に起こっていることはもうちょっと複雑なプロセスがあって、
この論文では全部やっていたほうが結構大事な話な気がするので、知らずにいこうと思うんですけど、
まず最初が発見からフェーズ1っていうフェーズがあるんですって、
これは化合物を合成したところからフェーズ1、初の人投与がこの最初の段階みたいです。
ごめんなさい、薬のことは分からないんですけど、オランザピンという薬はこれが4年かかったそうです。
化合物ができてから人に最初に投与するのに4年みたいなフェーズがある。
その次にフェーズ1からフェーズ2っていうのは、容量、デザインを探索するような試験があるみたいです。
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これぐらい100mgとか50mg、1日何回みたいな話だと思います。
食前食後という話かもしれません。
病院で使われる薬かも分からないんですけど、オランザピンの場合はこれが2年だったそうです。
これが2つ目でしょ。
3つ目が容量試験から大規模有効性試験を行うのがこの段階。
オランザピンはここでもまた5年かかったそうです。
かかるね。
次が、研究が蓄積していくわけなんですけど、レビューをするという、検証試験からシステマティックレビュー。
いくつか研究が溜まっていって、それを統合した研究、レビューという時もあるし、メタ分析というパターンもあると思うんですけど、
それをやるという段階があると。
これもまた5年かかる。別の5年かかる。
次が、レビューができましたと。
多くの研究が安全性は最初に確認されるのかな、効果がありそうだということだと思うんですけど、
あったとなった時に規制とか政策的に反映される、ガイドラインができるみたいなのが次の段階。
オランザピンはここでもまた4年かかった。
そうです。
政策ができてから、実装される、処方されるみたいな段階が最後ですね。
オランザピンは、ここは0年と書いてますね。
政策になってから処方されるまではめっちゃ早かったということみたいですね。
合計オランザピンは20年だそうです。
というのが書かれていることです。
他の例も挙がっていて、
アムロジピン、ちょっと有名だったら恥ずかしいけど。
あとは禁煙とかもありますね。
受動喫煙期間だから、もともとはそういうバンバン煙草を吸っていて、テレビCMとかも流れていて、
飛行機の中とか受動喫煙みたいなのはなかったんですけど、
それがなるようになったのというのが研究されてから39年かかったんですね、禁煙は。
こういうのも結構わかりやすい例かもしれない。
違うわ、禁煙。
禁煙も受動喫煙と煙の害期間。
何の違いなんだろう、詳しくは読めてないな。
テレビ広告禁煙者は26年か。
禁煙もいくつか種類があるみたいです。
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面白いですね。
うつ病のCBTです。認知行動療法。
薬ができるというわけじゃないですよね。
さっき加護物ができると言ったんですけど、CBTみたいな心理療法の場合は、
そういうモデルができて、枠組みができるみたいな話だと思います。
これは先にどれくらいトータルでかかったかというと、49年。
すごい。49年かかったそうです。
どこで時間がかかったかも書かれていて、
ちょっと薬じゃないので、さっきのフェーズに該当しないところもあったりするんですけど、
ちょっとだけわかるところだけピックアップすると、
まず発見から理論が定式化されて、こういうふうにできそうだというところから、
人研究が開始したのが15年だそうです。
めっちゃかかってる。そもそもここが長い。
心理療法ってランダム化比較試験という、
こっちの人にはCBTやってこっちの人にはしないみたいな、
よくある実験の手続きを踏むというやり方が結構難しい。
かつ、できたとしても数がない。そんなにないから蓄積していかない。
蓄積はしていくんだろうけど数がないので、
さっきの段階でも言ったレビューをするとか、
メタ分析、ある程度のサンプルサイズがいるみたいなときに、
蓄積に時間がかかるというところで、
このシステマティックレビューに行くまでも12年かかったそうです。
さらにレビューがあったときから製作に反映されるまで12年かかったそうです。
すごいかかってる。
さらに製作になってから実装される。
これはセラピストを要請したりとか、
実際にサービスの制度として整えるという段階もあったので、
10年かかったそうです、ここも。
さっき製作から処方されるまで0年みたいに言ったじゃないですか、
そういう薬もあるみたい。
だけども、うつ病のCBTはそのくらいかかったそうです、ここの段階でも。
合計49年。
統合視聴症も大体同じ感じで、
トータル48年かかったそうです。
大体同じは言い過ぎか、その中は細かくは違うんですけど、
合計48年なんで、
トータルのかかった時間は似てる、みたいな感じだそうです。
興味深いですね。
これはなかなか掘りようがあるんですけど、
もう12分か。
うつ病の時間かかった理由だけ、
少し考察を紹介して終わりにしましょうかね。
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どこの段階でもくれた理由というのはあるんですけど、
まずは薬剤が化合物合成という、
発見という日の定義が明確なんですけど、
CBTはアーロン・ベックさんという人が開発したみたいなんですけど、
そこからプロトコルとして定式化されるまでの時間がかかったみたいなので、
どこの段階で完成したかというのが言いづらいとか、
あとはさっきも言ったように、
サンプルサイズがなかなか溜まっていかないということとか、
それと商業的な推進力がないみたいな話もあるみたいですね。
薬ができて、それで薬屋さんなのか会社なのかわからないですけど、
それが儲かるみたいなことがもちろんあると思うんですけど、
そういうのがなかなかないということとか、
あとは人材の話もさっきしたように、
トレーニングに時間がかかるとかね、
いろんな理由でこういった遅れが重なっていったそうです。
想像できますね、どれもね。
ということなので、今日のお便りに戻りますと、
研究から実装までにすごく時間がかかるということか、
実装は確かにされているんだけどもというのが、
今回紹介した薬とか認知行動療法とかという観点では言えます。
ただ、おそらくお便りをくださった方は、
そういうことでもないんじゃないかというふうにも思っています。
私のやっている研究とかね、
美しさが何で規定されるのかとかね、
俳句の美しさは曖昧さが効くのか効かないのかとか、
熟達度によってどう違うのかみたいな話が、
皆さんの生活にどう生かされるのか、
これは難しいけど、どこかで答えたいと思います。
この3回で答えるか分からないけども、いいテーマなので、
週末とかでもいいかな、しゃべってみたいなと思います。
そんなところかな、
パーセントの話も論文には書いていなかったんだけども、
ディープリサーチした段階で、
ちょっとそれだけ最後、戻って紹介しようかな。
そっちは原点当たろうとしたんですけど、
やや不正確は言い過ぎだけど、
ちょっと信頼性があまり高くない論文とかだったんで、
紹介をやめたんですよね。
これだけちょっと紹介しますね。
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医学や行動科学における画期的な研究成果のうち、
実際に臨床現場や一般社会でのルーティン、
一般社会で日常的に使われる実践として、
広く普及するのは全体のわずか14%だそうです。
なので、研究が社会に行くまで、
49年とかね、23年とか、24年、17年みたいな話をしたんですけど、
そもそもそれは、行かない研究も多いよってことだと思いますね。
ちょっとこれに関しては、ちゃんと読めてないので、
本当に参考までに長押し劇してもらえたらと思います。
心理学の話もね、今日は心理の話をほとんどしなかったので、
明日カッサテでしてみたいなと思います。
このテーマが気になる方は、ぜひ引き続き聞いてもらえると嬉しいです。
興味のない方は、また来週以降のこの番組にご期待ください。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。
今日もいい一日にしていきましょう。
陳平でした。心を込めて。