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#1017 習い事は1つに絞るべき? 6000人超のアスリート研究から考える
2026-08-11 13:00

#1017 習い事は1つに絞るべき? 6000人超のアスリート研究から考える

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【本日の論文】
Güllich, A., Macnamara, B. N., & Hambrick, D. Z. (2022). What makes a champion? Early multidisciplinary practice, not early specialization, predicts world-class performance. Perspectives on Psychological Science, 17(1), 6–29. https://doi.org/10.1177/1745691620974772

【最新note】
「神様を思うと、AIを信じたくなる」は本当か:日本人で試してみた
https://note.com/hitsuwari5th/n/n63d33cc7c7b8?sub_rt=share_pb

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おはようございます。ドイツ在住心理学者のじんぺーです。この番組では心理学の研究のお話をしたりとか、心理学者の暮らしのお話をしたりしています。
今日もまた研究の話を懲りずにしていきたいなと思っております。先日の放送で、リスナーの佐藤さんからお便りをいただきまして、それについてちょっと話してみたいと思います。
その時は、子供のおもちゃが種類が少ない方がいいのか、多い方がいいのかというのを話したんですけど、その時の放送も貼っておこうと思いますけども、そこでいただいたコメントです。
習い事を一つ長く続けるのと複数の習い事をするので、どっちがいいのかというような論文があったらぜひご紹介くださるとうれしいですということだったんですけど、ちょっと遠いんですが、スポーツに関する研究は今日はお話をしてみたいと思います。
佐藤さんは初等教室の先生なので、やや分野は違うんですけども、なかなかピッタリなものを見つけるのは難しいので、今日はスポーツ選手の早期教育みたいなところから話を膨らませて、想像してみたいなというふうに思っています。
この研究自体すごく面白かったので、習い事とかあんまり関係なく面白いんじゃないかなと思っています。
タイトルが面白くて、「チャンピオンを作るものは何か?」というタイトルがキャッチについていて、タイトルでもネタバレしちゃってるんですけども、先に結論を言った方がいいと思うのでタイトルを言いますね。
早期の専門家ではなく、早期の多分野にわたる練習が世界クラスのパフォーマンスを予測するというタイトルです。
つまりは、一つのことをやるんじゃなくて、いろんなことをやった方が世界クラスのパフォーマンスにはつながるんじゃないかというような研究でございます。
メタ分析をやっています。
一つの研究じゃなくて、たくさんの研究、ここでは51個の国際的な報告を対象にしていると。
合計のサンプルサイズは6,000人ぐらいが含まれています。
もちろん全員が全員世界クラスのパフォーマンスではなくて、このうちの700人ぐらい、10%とか15%ぐらいの人がトップオブトップの世界の活躍する人であったということのようです。
だからそういう人たちと、アスリートなんだけども、ナショナルレベル、国内レベルみたいな人と分けているものは何かということを知りたいというのがこの研究の主題になっているかなと思います。
いろんなスポーツがありまして、個人競技もあれば団体競技もあって、体操、水泳、テニス、陸上、野球、バスケ、サッカー、いろんなスポーツで。
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15カ国の研究が含まれているそうです。
結構面白いのが、ジュニアで成功する、ジュニアでトップクラスになるという人たちと、シニア、成人になってからトップクラスになるという人たちをそれぞれ別々で分析しているのも結構面白いなと思っています。
いろんな指標があって、例えば開始年齢ですね、主専門スポーツの開始年齢、バスケで世界トップオブトップになった人のバスケの開始年齢とか、あとはコーチが主導していた練習がどれくらいあったかとかね、
あとは他のスポーツの練習をどれくらいしていたかとか、いろんな指標があって、どれが世界トップオブトップと国内クラスと分けるかというのがここで見たいところになっています。
結果はいきましょうかね。面白いんですよね、これがね。
まず先に覚えておいていただきたいのは、成人クラス、シニアになってからの世界クラスと国内クラスを分けるものと、ジュニアで世界クラスと国内クラスを分けるものは結構違うし、何なら真逆みたいなところがあります。
どういうことかというと、シニアクラスで世界のトップオブトップになる人というのは、主専門スポーツの開始が遅いですって。意外じゃないですか。
めっちゃ3歳とか2歳とかからやってそうじゃないですか。野球の世界一になっている大谷さんとかね、ちっちゃい頃からやってそう。1年取るとわかんないですけど、やってそうだけど彼は。遅いみたいですね。
主専門スポーツの練習蓄積も少ないかったそうです。あれですよ、ナショナルクラスの人と比べてですよ、やってないことないですよ。みんなめっちゃやっている中で、そこを分かつのがどうかという話なので、そこを注意してください。
相対的に、主専門スポーツの練習蓄積が少なくて、かつ他のスポーツのコーチ指導練習が多かった。これが結構効果が強かったみたいなんですけど、多かったそうです。
なので裏返しですね、他のスポーツもちょっとやってたってことで、主専門スポーツの時間も他より少なくなっているし、開始も遅くなっているということのようです。
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なので言いたいことは、いろいろやってたということですね。シニアで世界トップになる人、国内クラスでトートマル人と比べてということです。
ジュニアの方がこれと逆なので、開始が早い、主専門スポーツを早く始めていた人、逆に他のスポーツの練習をあまりやってなかった、少なかったということです。
どういうのが多いんですかね、なんか陸上とかはありそうですよね、サッカーをやる前に先に陸上をしてて、陸上って小さい時やらないか、小さい時やるのって何ですか?
水泳とか、水泳を2歳3歳で始めて、実際に活躍したスポーツを始めたのは小学校入ってからとか、そういうことなのかな、どういう組み合わせが多いんだろうか、これちょっと知りたいな、やや余談ですけど。
ちょっと書いてるか。
競技タイプを問わず一貫しているって書いてるな。
これはもう少しゆくゆく読まないといけないかもしれません。
なんでかということをいろいろ考えてみたいわけなんですけど、3つぐらいこの研究者たちは考えていまして、
まず1つ目が持続可能性仮説っていうので、専門にしているやつばっかりやってるとちょっと燃え尽きちゃったりとか怪我しちゃったりとかしそうじゃないですか。
そういうのがいろいろやってると少なくてずっと続けられたんじゃないかっていうこととか。
2つ目はサンプリングって書かれてましたけど、これはいろんな種目試して自分に一番合っている競技に出会えたからっていうことですね。
これ結構わかりうるんじゃないかな。
この間宮本愛さんとの話でも、いろいろ試してまで言ってたか覚えてないですけど、自分が成功したものに対してモチベーションが上がるっていうね。
成果が先なんだって話をしてたんですけど、それとも結構関連してそうだなと思いました。
最後3つ目も面白くて、学習の準備としての定員仮説トランスファーっていうことなんで、
これはいろんなことを経験するということがその後の専門的なスポーツに対する練習効率、学習効率というのを高めるということです。
だから陸上で得た走り方がサッカーでも走るときに活かせるよねみたいなことだと思うんですよね。
体の使い方、体操で培った柔軟性が柔道をやるときの、柔道は入ってなかったかなこれ、みたいな話です。
これもすごいあり得るなと思うし、これが本当だったら結構面白い、いろんな人たちにとって役に立ちそうなデータだなというふうに思います。
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ここまでが一応論文なんですけど、この論文で引用していた、これは2022年の論文なんですけど、2015年の全く別の分野の研究が紹介されていて、
それと整合しているという話も面白くて、それは何かというと、ノーベル賞ですよ、研究の話が来ましたここで。
ノーベル賞はもう世界トップオブトップの話ですよね。
世界トップオブトップの科学者というもの、人たちがこれまたどんな研究ライフを、もしくは研究を始める前の生活なのかわからないですけど、そっちもまた読んでみたいな、
どういう生活を送っていたかというふうな話なんですけど、
これも今回の結果と似ていて、グラフさんたちの研究みたいなんですけど、これは1945年以降のドイツでのノーベル賞受賞者48人の経歴を調べた研究らしいです。
ドイツ国内で、ノーベル賞って世界のトップじゃないですか、その年のトップ。
ライプニッツ賞というのはドイツの最高峰の科学賞ですけど、だから世界のトップとドイツ国内のトップで比べたという研究があるみたいで、これもまた似たような話で、
例えば他の分野の研究に従事していたことがあるとか、あとは性教授になるまでの期間が長かった、これもだから開始時期が遅かったみたいな話だと思うんですけど、
そういうところだったみたいなので、いろいろやっていて、かつ専門家の専門に就くのは結構遅めというのが共通している結果で、
スポーツと科学研究みたいなところで全く領域が違うんだけれども似たようなことが言えるんじゃないかということが書かれていて、すごく面白いなと思いました。
なので佐藤さんのコメントに関すると、いろいろやった方がいいのかなというのは思います。
考察の一つですけど、全然分野は違いだと書道をやったことが、スポーツに生きることだってあるだろうし、もちろん学校の勉強に生きることだってあるだろうし、
というところで、書道のこともあるし、それだけじゃなくていろいろやるのがいいんじゃないのかなというのは思いますが、
まあまあ、こんなまま忙しくない、忙しすぎても辛いなと個人的には思うので、個人的な話です。
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子どもがやりたいというのがいろいろやらないと出てこないというのは、これもなかなか難しいですね。難しいけど、それをいろいろ考えるのが楽しいのかなと思ったりします。
またこのグラウスさんの研究は、まあでも今日言ったのがだいたいあれか、習い事の話はね、
ザ習い事研究みたいなのがあるか分からないですけど、もうちょっと見てみたりとかしたいと思います。
そんな感じでコメントくださるのすごく嬉しいので、ぜひ今日聞いて、何かもっと聞きたいというところとかあったりしたらぜひ寄せていただけると嬉しいです。
なんかスポーツの話とかもね、いろいろ研究見ていくのも面白いな、スポーツ心理学っていう領域もありますし、面白いなと思ったりしています。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。今日もいい一日にしていきましょう。
じんぺいでした。心を込めて。
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