【本日の論文】
Rowatt, W. C., Ottenbreit, A., Nesselroade, K. P., Jr., & Cunningham, P. A. (2002). On being holier-than-thou or humbler-than-thee: A social-psychological perspective on religiousness and humility. Journal for the Scientific Study of Religion, 41(2), 227–237. https://doi.org/10.1111/1468-5906.00113
【ウェルビーイングについて話したYoutube】
https://youtu.be/bK9TROrNOPs
【「こころとくらしの処方箋」お悩み投稿フォーム】
https://forms.gle/SJA2jVWvn8H75muF9
【他の音声配信プラットフォーム】
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感想
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00:00
おはようございます。研究者がそばにいるくらし、ドイツ在住心理学者のじんぺーです。
この番組では心理学の研究の話とか、研究者の仕事の話とかをしています。
今日は昨日の続きで、心とくらしの処方箋第2回をやっていきたいと思います。
第2回というか、今回のテーマに対する2本目の回答をしてみたいと思っています。
本題に入る前に一つお知らせをさせてください。
はい、昨日YouTubeを新しくアップしまして、これはポッドキャストとかじゃなくて、
先日行った講演の様子をスライドを使って発表しているアーカイブを上げましたので、ぜひ見ていただけると嬉しいです。
30分くらいの動画で、初めてウェルビングとかっていうテーマで話しまして、結構いろいろ調べて資料とかも作って臨んだので、ご覧いただけると嬉しいです。
ウェルビングといっても、なかなかいつもの自分のスタイルでね、割とモヤモヤする説明の仕方とかをしたんですけど、
でもそういう風にしか捉えれないんじゃないかなという風にも思ったりするので、今の私のウェルビング研究感みたいなのを味わっていただけたら嬉しいですが、
詳しくは昨日の放送を聞いていただけたらと思うんですけども、
宗教組織自体にヒエラルキ、上下があるような気がしているということを話していて、
昨日は人はステータスを求めてしまう生き物であると、基本的な欲求であるというようなお話をしたんですけども、
今日はもうちょっとその宗教文脈に乗せて話せたらなと思って、研究を探してみました。
ちょっとぴったりではないんですけど、客観点的には結構面白いなと思うので、紹介させてください。
JOURNAL FOR SCIENTIFIC STUDY OF RELIGIONという雑誌ですね。
あまり聞いたことがない雑誌。2002年と少し古いんですけども、紹介します。
これ今もちゃんと発刊されているのかな?
あ、されているわ。
今もあるのかなと思ったけど。
しかも、インパクトファクトも1.9が付いているんですね。
これはいずれ出してみたいですね、この雑誌にもね。
どんな研究かと言いますと、宗教性を測る、あとは謙虚さを聞いている。
03:09
謙虚さを直接は聞いていないんですけど、謙虚さの測り方も結構面白いかな、注目していただければと思うんですけど、
宗教性が高いほど謙虚かどうかという、簡単に言えばそういうことを調べた研究になっています。
昨日のお便りにちょっとだけ触れると、宗教者の方と謙虚さのことは別に言っていなかったか、
謙虚になっていくかどうかというのは割と気になるかなと思うので、紹介させてください。
お題をいただいてだいぶ飛躍があるんですけど、そういう懸題への返し方も俳句とかでもあると思うので、許してください。
大学生に対して研究が行われていて、アメリカのパブテスト系の大学ですね、250名が研究1では参加しています。
すごくサンプルが同質的で、81%が教会員で、約70%が月1回以上礼拝していたと。
宗教性はだいぶ高そうだと、平均しても。
この人たちに宗教性を聞くということをするんですけど、この宗教性もすごく細かいですね。
結構勉強になったんですけど、ちょっとだけ説明していいですか。
あまり興味ない人は宗教性だけでいいんですけど、内発的宗教性と外発的宗教性という概念があるらしくて、
内発的な宗教性というのは、信仰が人生の中心にあって、他の動機よりも優先されると。
宗教を生きているような人たちのこと、教義とか価値観を内面化している、それに従って生きようとしている人たちのことです。
典型的なご質問例としては、私の宗教的信念は私の人生全体へのアプローチの基盤となっているということを聞くときに、
これをすごくそう思うという人は、内発的な宗教性が高くなるということのようです。
外発的宗教性はどういうことかというと、他の目的のための手段として宗教を信仰する、実践するような人たちだそうです。
心の安らぎのためとか、それでもダメなんだって。心の安らぎのために信仰するって外発的なんだって思うけど、そうなのか。
06:03
社交のためとか、これは理想、コミュニティに拘束するということのポジティブさがあるだろうからね。
あとはビジネス上の人脈作りとかもそういった理由で信仰するという人たち。
例えば、教会に行く主な理由はそこで友人に会えるからだ、みたいな質問でこういうのを聞いたそうです。
面白いですね。まず勉強になる。
この宗教性が高い、もっと言うと内発的、外発的、宗教性が高い人はということと、高さと、あとはどれくらい戒律を守っているかということを聞くんですよね。
これは自分がどれくらい守っているかということを聞く。
今から謙虚性の話になるんですけど、自分がどれくらい戒律を守っているかということを聞くのと、
他者、周りの人が戒律をどれくらい守っているかというのを聞くことをします。
そうすると、自分は戒律を守っている、だけど周りは守っていないと答える人は、ここで言うと謙虚性が低い、謙虚さが低いということです。
逆に、周りは守っているけど自分は守っていない、みたいなことという点数の差が出ると、謙虚さが高いというふうに強打し評価しているそうです。
その自己認識と他者認識の差を戒律というところでとるという、これが結構面白いなというふうに思っています。
結果いきましょうか。
まさにこの謙虚さが低くなるような仮説の通りの結果になっていて、点数もなかなか大きい差が出ていて、
戒律の遵守度を9件放課で聞いているので、1点から9点で聞いているんですけど、自己評定が6.22点になったそうです。
他者評定が3.25点だったそうです。
だから自己評定の方が明らかに高い、自分の方が戒律を守っているぞというふうに思っているそうです。
これは謙虚さが低いというふうにここで言えるところかなと思います。
これを何が予想していたかというところなんですけど、内発的宗教性と書いていますね。
内発的宗教性が高いほど、この効果が大きかったと。
内発的に宗教性が高い人ほど、よりその差が大きくなるということのようです。
ちょっと皮肉っぽい結果だなというふうに思います。
09:00
いろいろとちょっと古い研究だし、その後どういう議論があるのかわからないんですけど、
自分もいくつか突っ込みたい部分はありまして、
例えば宗教性がそもそも高いんだったら、戒律を守るというより自分が守っているというのは、謙虚かどうかというよりも事実なんじゃないかという批判があるわけなんですけど、
これに別のスタディ2で、ちょっと答えるような感じのことをやっていて、
これも軽く触れるぐらいにしておきますけど、宗教性というだけじゃなくて、知性だったかな。
知性と誠実さ、忠誠心なども効いていると。
これは非宗教的な性格特性であって、別に自分が宗教性が高いかどうかと直接的には関係していないはずじゃないですか。
だけどそういった知性とかの点数であっても、自分の方が他者よりも高かった、そういう自己評価の方が高くなったというところで、
別に自分の今言った批判は割とクリアできているのかなというふうに思っていたりとか。
だからシンプルに謙虚さが低いというふうに言っていいのではないかという説明とかもされておりまして、
ややこしくなってきましたね。結構その宗教性の高さと謙虚さの低さというのは関連してそうだという残念な結果になったんですけど、
もしかしたらあのお便りにあったような、そういった宗教を求めていくことによる権威性みたいなところなのかな、
昨日はちょっと権威性という言葉は使わなかったけど、もしかしたらあるかなとか思ったりしますかね。
これはね、本当にあんまりこれがそうなんだとイビデンスなんだみたいなふうには取らないでほしいんですけど、
そういう研究もあって面白いなと思いました。いいですかね、そんな感じで。
難しいね、このテーマ。難しいよ。
次ってこの最後の方やろうかな。高い目標がある方がいい生き方なのかなともやもやしていますというのも結構いいですね。
これだったらいけるかな。
明日も何か別の視点で紹介するというふうに宣言したのでまた楽しみにしていてください。
この難しいお便りについてどういう視点で語れるかというので、結構自分の挑戦でありトレーニングみたいなところもあるかもしれない。
12:05
けどね、今日の宗教性とか内発的、外発的宗教性そういうのがあるんだとかね、
あとは謙虚さを測るときに自己評定と諸評定の差を見ることで謙虚さって測れるんだみたいなことは割とこのジェネラルに勉強になったし、
もしかしたら普段は使わないかもしれないけどそんなふうに心理学者考えるんだというのを思ってもらったら嬉しいなと思います。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。今日もいい一日にしていきましょう。
陳平でした。心を込めて。
12:43
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