サイコロジカルサイエンスという雑誌に載った論文で、サイコロジカルサイエンスという雑誌に載った研究ってすごく面白いのが多いんですよ。
インパクトがあるんですけど、ハイインパクトの雑誌の中でも特に面白い。
数日前に紹介したラッキーチャームの話もこのサイコロジカルサイエンスに載っている。
お守りを持つとか、自分がラッキーアイテムを持つということが自分のパフォーマンスにどう関わるかみたいな話。
その時も言ったんですけど、2012年の論文でまあまあ古くて、2010年とか2012年とか、そのあたりってまだ再現性機器みたいなのが盛り上がるというか、問題視される前だったので、
ややこの論文、今日紹介する論文もその後、結果どうなんだろうというふうにやや疑問が残っているところがあるというのを先に伝えさせてください。
これすごく大事な話です。
なので、じゃあ紹介するなというふうにもなるかもしれないんですけど、着眼点とかね、それ自体はすごく面白いなと思うので、結果が全てじゃないというのを思いながら聞くという、
これコードですけどね、コードだけど、ぜひせっかくこうポッドキャストっていう曖昧なメディアを聞いてくださっている皆さんにはそういうふうに聞いてもらえるとすごく嬉しいなと思っています。
いつも言っていることと重なりますけどね。
で、やっていることがその回想構造みたいなのを実験で作ろうとするということをしています。
どういうことをしたかというと、実験1の方ですね、2つやっているので、できたら2つ目も面白いので紹介したいんですけど、138人が3人組のチームに分けられると。
課題を始める前にエピソードを書いてもらう。そのエピソードの種類が3種類あったということです。
強気な気分にさせるか、弱気な気分にさせるか、普通かという3つですね。
強気な気分にさせるというのはどういうことをさせるかというと、自分が誰かに権力を持っていたときのことを思い出して書くことをさせます。
誰かに権力を持っていたときのこと、もしかしたら小学生のときにリーダーになっていたときのことを書くかもしれないし、それが中学校、高校、わかんない、思い出して書くみたいです。
これを書くだけで、その当時の心理状態が一時的に甦ってきて、力関係で上の方になっているような状態になるということのようです。
弱気な気分を操作された人というのは、逆ですね、誰かに権力を握られていたときのことを思い出して書くということをすると、そういう心理状態を作ることができるという操作。
普通の人は最近スーパーに行ったときのことを書くみたいな、あまり関係ない、何も気分も変わらないというような感じです。
そういった3種類の気分を誘発させるようなことをするんですけど、チームを作るとさっき言いましたね。
それが全員この強気の気分にさせられた人たち、強気の気分になった人たちで3人組、3人とも強気の気分。
また別のチームは全員弱気のチーム、権力を握られていたときのことを書かされた人たちで3人組を作らせる。
今後チームもあって、強気1人、弱気1人、普通の人1人という今後チームを作らせるということをします。
課題も実は工夫があって2つやっていると。
1つは協力が必須の課題。
各メンバーに文字パズルを渡してそれぞれが単語を作って、全員の作った単語を1つずつ含む文を作ると。
だから1人が単語を作らないと結構きついみたいな感じ、協力を要するような課題。
もう1つが協力用の課題で新聞紙の新しい使い道をできるだけたくさん挙げるみたいな、よくある創造性課題ですね。
こっちは1人でもできるということをすると。
したときにどういう結果になったかと言いますと、協力必須の課題の方では今後チーム。
強気の人、弱気の人、普通の人が1人ずつのチームで平均4.5個の文を作れた。
一方で全員強気のチームは2.5文、全員弱気のチームは3.1文、平均するとですね、しか作れなかったということです。
なので一番たくさんパフォーマンスが出ていたという言い方でいいと思うんですけど、
強気の人、弱気の人、普通の人の混ざったチームの人たちでよりパフォーマンスを発揮できたということのようです。
なので今後チームは何を言うかというと、今日のヒエラルキーの話なんですけど、
こういった階層を作るということで、かつ協力することが必要な場面においては、より成果を出すという、簡単に言うとそういう結果です。
全員強気だとそれが一番パフォーマンスが下がってしまうということなので、
これ結構言葉選び難しいな。
なんかね、背景にある理論があるんでその名前だけ言っておこうかな。
機能的階層理論という理論があるみたいですね。
なぜ人間社会には階層があるのかという問いを持っている人に対する一つの答えだそうですね。
権力の不平等な分布というのがメンバー同士の努力の調整を促すと、
最終的には集団全体に利益をもたらすというのがコア、コンセプトみたいな感じなので、
今回の結果はまさにその機能的階層理論にあった結果かなというふうにも言えるということです。