【本日の論文】
Kuester-Gruber, S., Faisst, T., Schick, V., Righetti, G., Braun, C., Cordey-Henke, A., Klosinski, M., Sun, C.-C., & Trauzettel-Klosinski, S. (2023). Is learning a logographic script easier than reading an alphabetic script for German children with dyslexia? PLOS ONE, 18(2), e0282200. https://doi.org/10.1371/journal.pone.0282200
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おはようございます。心理学者のじんぺーです。 この番組では心理学の研究の紹介や、心理学者の研究生活、暮らしのお話をしたりしています。
昨日からあるテーマでですね、あるテーマというのは、読み書きが苦手な人が見えている世界というテーマでお話をしています。
お便りに答える形で、このテーマに沿う論文など紹介をしているところでございます。
お便りがね、ちょっとまた読んでみたいなと思うんですけど、もう全部は読みませんね。
子供の一人が小学校に入学したばかりですと、読み書きはゆっくりだと感じています。
一方で絵を描くことに関しては、立体感や空間をとても上手に表現します。
あとは何て書いていたかな。
そうですね、子供に文字がどんな風に見えているのかとても気になっていますというようなことなど、お便りで書いてありました。
今日もディスレクシアの関連する研究を紹介してみようかなと思っているんですけども、お便りの中でディスレクシアという言葉は特になかったですね。
自分も専門ではないんですけど、調べている中で小学校とか、小学1年生とかかな、そういうまさに小学校入りたてみたいな時っていうのは、
判定文字とか、ディスレクシアとかその後診断があるかどうかに関わらず、よくあることであるということも書いてあったりするので、
なかなかそういう時期での判断というのは難しいところもあるのかなというふうにも感じていたりします。
これは論文とか関係ないし、自分がいろいろ論文のタイトルとかアブストラクトとか読んでいる中で感じていることであったりします。
それは一旦置いておいて、ディスレクシアと標語文字、標語文字という漢字ですね、簡単に言うと。
漢字を覚えるときと、あとはアルファベットを覚えるときと、違うのかというところじゃないかな。
ドイツの子どもたち、ドイツ語を母語にしている子どもたちが中国語の漢字を覚えるときにどんな困難があるか、もしくは困難があまりないのか、みたいなことを調べた研究になっています。
漢字は特に複雑な漢字というよりは、小型文字と呼ばれる形と、何か実際のものがあってそこから漢字が作られたみたいな漢字を覚えるということをやっているみたいです。
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一つずつ研究のデザインとか紹介していけたらと思うんですが、ちょっと複雑だよな、シンプルにいきたいなと思うんですけど、大枠としてはドイツの子どもたち、イメージつけやすいように年齢も言いたいんですけど、10歳くらいだった気がするな。
10歳と2.5ヶ月のディスレクシアと診断された子どもたちが18名、そうじゃない人たちが22名という、ここの比較を行っています。
大体小学校4年生か5年生くらいだそうです。
これも結構重要かなと思うし、昨日の話とも関連しているところもあるんですけど、スクリーニングを結構頑張った研究というふうに読めるんですが、スクリーニングする前のディスレクシア時は409名いたそうなんですよね。
この中で、ADHDとかASTとかを併存している子どもたちを抜くということをしました。
それで300人くらいがいなくなったみたいで、併存している人が結構多かったということですね。他にも除外記事があったかもしれませんが。
そこから正体に変動があったかどうかみたいなので、最終18名という絞られ方になったということなんですけど、これ結構重要ですよね。
純粋なディスレクシアの影響を見たいときに、このディスレクシアのみ診断されている、ADHDとかは診断されていないという子どもたちを集めたというのは、とても重要なことだなと思います。
ドイツ語が僕です。みんな。ディスレクシア群もそうじゃない群もそうです。
この子たちに中国語のレッスンをします。8日間、1日3時間、計24時間、結構長いね。結構長いんですけど、それをやってその後に中国語のテストをするというのがざっくり大枠です。
一つ面白いなと思うのは、心理学者の研究じゃなくて、眼科?目のお医者さんたちのチームだそうで、視線計測にとても力を入れている研究になっているのも一つポイントかなと思います。
お便りの中でもどういうふうに見えているかというのが気になるとなったときに、視線を計測してみるって結構いい方法っぽいですよね。そこも今日はこれを取り上げたかった理由の一つもあったりします。
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いくつかテストをやっていて、もちろん学んだ中国語をどれくらい正当できたかというところもそうなんですが、まずは8日間のレッスンに入る前にやったテストから紹介してみたいんですけど、これはドイツ語のテスト、母語でいつも使っているアルファベットをメインに使う言語ですよね。
これのテストをしていたりとか、あとは絵です。絵の名前に対して名前を言うということもテストとしてやっています。これも結構重要なので結果楽しみにしていてください。
もう一つが、8日間のレッスン終わった後の中国語のテストなんですけど、ここにも一工夫がありまして、24字の漢字があるんですけど、その中の12字はドイツ語、つまり意味で答えるということをさせていて、
もう半分は中国語、音で命名するということをやらせたみたいです。意味か音かというのもすごく重要な分け方になっています。丁寧ですよね、この実験のデザインが。結構ホラホラするなと思いながら見てました。
結果を言いながら、復習をしてもらうとすでによくわからなくなっている可能性はあるんですが、結果を言っていきたいと思います。まずはドイツ語、アルファベットのところからいきましょうかね。
わかりやすい方だと思います。これはですね、実は正答率に関しては差がないというか、どちらもディスレクシア群もそうじゃない群も間違いがなかったそうなんですよね。だから正答率だけで見ると差はなかった。
ですが何で差が出ていたかというと、まず反応時間ですね。これもわかりやすい気がしますね。反応時間に下がってディスレクシアの子たちの方が答えるのに時間がかかっていたということです。想像通りかなと思います。時間がかかる。
かつ視線のところなんですけど、これは腰回数といって、一期に対してじっと見る、視線を固定するのが腰ですね。の回数がディスレクシア群の方が多かった、有意に多かったそうです。
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一方で腰持続時間というのですが、これは視線を固定する時の時間です。持続時間なんですけど、これの差はなかったみたいです。回数は多くて時間に差がないというのが結構面白いなと思っていて、これも面白いのが何でか言いたいんですけど。
一回一回の見る、見つめる時間ですよね。これは同じで回数が多いというのは要素要素、単語のより小さな単位で処理している。
小さな漢字のヘント作りがあって、さらに上下のパーツが分かれているときに、そこのパーツをちょっとずつ見て、持続時間は短いんだけど回数が多いということなので、右下のパーツを見て、次右の真ん中のパーツを見て、次右の上のパーツを見て、みたいなことを簡単に言うと、
こういうふうなことをやっているんじゃないかというのが分かる。分かった、そうです。単語を一つのまとまりというふうに捉えられなくて、細切れでパーツパーツを見ていっているというのが腰の持続時間には差はないんだけども、腰回数が多かったというので示唆されることです。
これ結構面白い。ここをメインにしてもよかったくらい面白いと思っています。
いけてますかね。これだけでもいい気がしてきたぞ。もう10分だしな。ここからちょっとおまけみたいに聞いててください。
絵の方いきましょう。絵も全部正答できたみたいです、どっちの部分も。だから正答率だけで言うと差はなかった。
ですが、ですがじゃないですね。ここは眼球運動、自然計測の結果とか、あとはさっき下がった反応時間を見ても差がなかったそうです。
なので、絵を命名するという課題においては、ディスレクシャーは今回使った指標では影響しなかったというところのようです。
なのでやっぱり文字に由来するというか、読みというところに由来する症状なんだなということがわかります。
これも一つ面白いですね。面白いと思います。
で、今の話ももうちょっと深めたいけどね。
まあいいや、いきましょう。一番メインだった中国語の漢字がどうだったのかというところもお話をしていきたいんですけども、
2つありましたね。ドイツ語で意味を答えるというのと、中国語の音を答えるというところがありました。
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これは結構違っていて、まずドイツ語で意味を答えるというところに行くと、正当率に差がありました。
ディスレクシャー群は86%で意味を答えられたそうです。
8日間中国語を勉強して漢字を見て、それの意味を答えるというのは86%。結構高いですよね、高い。
ディスレクシャーがない子たちは95%正当したそうです。
なので差があるんですよ、統計的に優位に差があります。
だからやっぱりディスレクシャーの子たちは少し漢字という別の象形文字という、もともとの絵的な漢字ですよね。
もともと物体があってそこから文字になるということに対しても、やはり非ディスレクシャーの子たちよりは困難を抱えてそうだと思うんですけど、
86%、86%くらいですね、四捨五入したの正当率なので結構いけてそうだというのもあります。
音の方が差が顕著で、こっちと見るとその違いというのがよくわかるんですけど、
漢字を中国語で答えるというところで大きな差が出ていて、これは非ディスレクシャー群からいきましょうかね。
84%くらいが答えられた、依然正当率が高そう。
ディスレクシャー群というのが57%くらい、半分ちょっとくらいの正当率に一気に落ちてしまうというのがこの原型の面白いところです。
なので意味とか、意味処理の部分ではいけていそうなところもあるんだけども、音と関連づけて覚えるというところで困難が多そうだというのがここでのメインの結果になっています。
ただ、ここも面白い部分がたくさんあるんですけど、これ最後にします。
眼球運動、視線計測の方でいうと、ドイツ語で答える、意味を答えるというところであれ、中国語で音を答えるという課題であれ、どちらの群にも差がなかったそうです。
さっき言ってた反応速度であったりとか、腰回数、どれくらい単語をじっと見る回数が多かったかとか、持続時間とかっていうところに差がなかったので、
見るっていうところだけに関しては、負荷がそんな大きくないっていうとちょっと言い過ぎだね。
正当率に下がったので、何て解釈するかは難しいところなんですけど、見え方の面ではあまり差がなかった。
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だけど覚える、かつ音にするというところで差が戻ってくるというようなところなのかなというのが結果としてありました。
言える解釈かなと思います。
複雑だったなあ、もうちょっと簡単に言いたかったなあ。
いくつかポイントポイントはあったので、例えばちょっと今日よくわからなかったなという方は、ディスレクシアの子たちは絵のところが一番まずは覚えてほしいかもしれないですね。
ディスレクシアの定義みたいなところとも関連すると思うので、絵を命名するという課題では特に差がなかった。
正当率も誤答がないという結果だったし、反応時間であれ視線計測のデータであれ特に差がなかったというのは一つ覚えておいてもいいのかなと思います。
おそらくお便りをくださった方、お便りの中でも絵を描くことに関してはという話もありました。
何も見ずにキャラクターを覚えて描くことも得意みたいなところもあって。
この視空間能力の話は昨日したので、そちらもぜひ聞いていただきたいんですけど、絵を命名するというところですね。
ちょっとお便りとは違うけれども、命名するというところには差がなかったというのも一つ今日伝えたいところかなと思います。
腰時間と腰持続時間の話も個人的にはめっちゃ面白かったので、ちょっとでも伝わっていたら嬉しいなと思います。
そんなところでしょうかね。
明日はいくつか迷っているのがあるんですけど、ディスレクシアの子とか、読み書きに困難があるという子どもにどうしたらそれがちょっとでも覚えやすくなるかみたいな研究があってですね。
それは今も議論が分かれているところであるんですけど、一つその議論をここに持ってくるという意味ではいいのかなと思って、それにしようかな、どうかなと思っています。
また明日もぜひ聞いていただけると嬉しいです。
いつものように論文は概要欄に貼ってますので、ぜひ覗いてみてください。
何回言い忘れていること、サンプルサイズすごく小さかったですね。
20人対20人、昨日は1000人弱、1000人弱みたいな話だったんで、こういう20人、20人みたいな研究があって、それがいくつかの研究グループがやって900人とか1000人になるみたいな話なので、
そういう意味でも昨日とのギャップがあっていいのかなと思っています。
18:00
どんどん研究されてほしいなと思うテーマです。
未知の部分が多いし、掘りがいがある研究トピックだなと思います。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。
今日もいい一日にしていきましょう。
陳平でした。心こめて。
18:20
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