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#1007【読み書きが苦手な人が見えている世界 part3】ディスレクシアの子どもにとって読みやすい環境
2026-07-31 14:01

#1007【読み書きが苦手な人が見えている世界 part3】ディスレクシアの子どもにとって読みやすい環境

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【本日の論文】
Zorzi, M., Barbiero, C., Facoetti, A., Lonciari, I., Carrozzi, M., Montico, M., Bravar, L., George, F., Pech-Georgel, C., & Ziegler, J. C. (2012). Extra-large letter spacing improves reading in dyslexia. Proceedings of the National Academy of Sciences, 109(28), 11455–11459. https://doi.org/10.1073/pnas.1205566109

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00:00
おはようございます。ドイツ在住心理学者のじんぺーです。 この番組では心理学の研究のお話や心理学者の
暮らしの話をしています。
一昨日から、読み書きの苦手な子どもが見えている世界というテーマで話をしてきました。 今日は3回目になっていて、
読み書きが苦手、特にディスレクシアやディスレクシア傾向のある子どもが どういうふうなアプローチ、支援をすると、その困難が少し減るのかということを話してみたいなと思います。
やることがすごくシンプルで、クリアな結果だなと思うので、皆さんにも考えてもらいやすいんじゃないかなと期待をしております。
お便りはどんな感じだったかというのを簡単にご紹介すると、子どもの一人が小学校に入学したばかりという方ですね。
読み書きはゆっくりだと感じています。 一方で絵を描くこととか立体感が得意なんじゃないかということとか、
あとは子どもがどんなふうに文字が見えているかというのがとても気になっていますというお便りでございました。
なかなかその子の目になるというか、どういうふうに本当に見えているのかというのを想像するのは難しいんですけど、
昨日はアイトラッキングの研究を紹介したりとかしましたし、今日はその介入の部分で話をしていけたらと思っています。
少し古いんですけど、2012年の研究です。
PNASという、たまに紹介していますが、アメリカの結構研究者だったら誰でも知っているようなとても有名な学術雑誌。
ここに載る研究はなかなか載せれない。
誰もがすごい競争率を、競争率というか採択率といったりしますけど、いっぱいこういう研究を載せてくださいというのを研究者が出すんだけれども、
落とされて、それでも載る研究が何パーセントぐらいなんでしょうね。
数パーセントという世界だと思いますけど、あってその一つになっています。
なので、ハイインパクトだし、方法も優れているし、新規性もあるだろうし、もちろん妥当性もあるだろうしね、そのやり方が。
そういった研究になっているのかなと思います。
ただ最後にお話しするんですけど、このテーマとしては議論がまだ分かれているというか、予知があるのがたくさんあるので、
それは知った上で聞いていただけたらと思います。
どんな介入をすると思いますか。
ディスレクシアの子がいますと、その子がどうやったらちょっとでも読みやすくなるんだろうということを考えるわけです。
03:09
支援の方法はいろいろ研究されているらしくて、
例えば音の読みということに関して分解していくといろいろあるわけですよね。
それは意味ももちろんあるだろうし、形の処理もあるだろうし、あとは音の認識。
これ昨日もね、意味と音と分けたというのもありましたけど、音の認識。
その音の認識の力を上げるような介入とかが有効であるよという研究があったりとかあるみたいなんですけど、
今日はもっとシンプルでいろんなところで実践できるだろうアイデアなのでインパクトがあるわけなんですけど、
これ結論を言うと文字と文字の間を開ける、広げるという介入になります。
結論を言っていて結論じゃないですね。
結論はこれが結構効果があったよという感じになっています。
どんな研究をしたか、もう少し具体的に見てみたいなと思いますが、
まず何でこういう介入を思いついたかというと、ディスレクシアのこの、何でそれが起こるのかという話ですよね。
これはね、いっぱいあるみたいだし、まだ分かってないっていうところも多いみたいなんですけど、
その一つの可能性として視覚的な混雑みたいな概念があります。
これは文字があって、その領土なりの文字が目標の文字の認識を邪魔するような現象であるというふうに説明されています。
だからイタリア語かな、今回はメインは。
あとこの論文オープンアクセスになっていて誰でも読めるので、また概要欄のURL飛んでみてください。
図の一つ目のところで使われた文字が並んでいます。
結構Aが普通の文字感覚で、Bが広がったやつなんですけど、Bは正直読みにくいって自分は思っちゃうかな。
こういうのを使っているみたいです。
本当に感覚を広げるというとてもシンプルな変化が加えられています。
邪魔するというのがある、視覚的な混雑というのが一つの要因としてあるんじゃないかというところを着眼点にして広げたらどうだというのは、
なかなか思いつきそうだけど思いつかないみたいな感じなのかなというところみたいです。
これ思いついて実際にこう変わるってなった時にはすごい感動だっただろうな、研究者目線でいうとね。
06:00
すごい発見だなと思いますね。
そういうのもあるんですけど、混雑があって広げてみようと。
やったこととしては本当にシンプルで文を読む、文字を読むということをするのを普通の文字感覚と広がった文字感覚で読んでもらう。
これを基幹を分けて、A群は最初に通常の文字感覚を読み、数週間後に広がった文字感覚を読む。
B群は最初に広がった文字感覚で文を読んで、数週間後に通常の文字感覚で読むみたいな。
同じ文章を読んだんですね。
この反転も結構上手にやっているような研究になっています。
どんなプラスがあったかというと、正統をいつだったかな。
ちょっと待ってくださいね。
ここが一番重要なんですけど。
どこに行ったかな。
誤りが半減したですね。
誤りが半減した。
誤りが半減した。すごいですよね。
訓練しているわけではないんですよ。
本当に文字感覚が違う文字を読んで、それを答えるというところなので。
昨日の研究は、8日間、計24時間、ドイツ語話者が中国語を勉強するみたいな話だったんですけど、
今回はそういう訓練もなしで、ただただ読む側の資料の方が違うというので、誤りが少なかったというのもまずすごいことですよね。
あと、読むスピードですね。
これも上がったそうです。
1学年向上するのと同じぐらいの速度のアップがあったんですって。
すごいことですよね。
なかなかディスレクチャーの子って、読む量が少なくなりがちっていう問題があって、
読む量が少ないからこそ、さらに伸びていかないみたいな悪循環みたいなのがあるみたいなんですけど、
これが読むスピードが多いということはたくさん読めるということでもあると思うんですが、
そういったポジティブな意味合いもある、読むスピードが上がるということも書かれていたりしました。
あとは、これもいっぱい紹介したことあるんだけど、
09:06
今回10歳ぐらいのディスレクシア児の子たちが参加してたんですけど、
この子たちと読みのレベルとIQが同じぐらいの子どもたち、
つまりはちょっと年下、平均7、8歳ぐらいの子どもたちとも比較した相応なんですけど、
その子たちには文字感覚を広げるということが特に効かなかったんです。
だからやっぱり文字感覚を広げるということは、ディスレクシアの子たちに効くんだということを示していたりとか。
これもテクニカルですよね。
これもよく思いついたなと、こんな方法というところでもあったりします。
伝えるの難しいですね。
結構保守的な比較であっても差があったということですよね。
あとはあれか。
熟達した成人だと文字感覚を2倍にするとむしろ読みが遅くなるという研究もあるみたいですね。
だから万能ではないということはここからもわかる。
なのでディスレクシアの子が例えば学級にいるとして文字感覚を広げたテキストを使おうと、
結構危険ですよね。
ディスレクシアの子にはプラスに働きうるが、そうじゃない子たちにはむしろ読みにくいみたいなのがあり得る。
AIとかあるし結構パッと。
それも気になるな。
タブレットとか読みにくそうだな、イメージですけど。
紙の方が読みやすいんだろうかとかも気になってきたぞ。
そういうこととか考えるきっかけになればと思いました。
そんなところでしょうかね。
ちょっと行ったり来たりしてしまった感じがありますが、ぜひ論文読んでみてください。
図だけでも大丈夫ですので、これ見てもらうだけでもイメージが分けやすいんじゃないかなと思っています。
ディスレクシアとか読みの困難みたいな話を3日間かけてしてみましたが、いかがだったでしょうか。
少しこのテーマについて詳しくなったんじゃないかな。
自分もいろいろと読めてよかったなと思っています。
12:00
なかなかね、こういうお便りとかが来ないと触れられないテーマもあるので、
勉強できてよかったです。
何かの自分の別の研究の参考にもしたいなと思います。
直接は繋がらないかもしれないんですけど、教育に位置する研究はしたいなと思っていますので。
下の学年の子と比べるみたいなのは勉強になりましたね。
どこかで使えるかもしれないですね。
こういうのがいつかどこかで使えるようになってくるので大事ですね。
ありがとうございました。
引き続きお便り募集しております概要欄にGoogleフォームで誰でも送れるようになっていますので、
そちらもぜひチェックしてみてください。
何でも大丈夫です。
結構教育とか子育ての話は多いんですけど、
仕事の話とかパートナーシップの関係とか、
あと何があるかな。
暑いとかね。
暑いって言われて心理学で何を言えるかわからないですけど、
大丈夫です。
何でも送っていただければと思います。
これも最初言っておくべきだったんですけど、
また生配信とかもしたいと思ってます。
実は言いたいことがありましてね。
私生活で結構変化があるんですよ。
実は8月はね。
またそれを日曜日とかに言いたいと思います。
日曜日に配信するつもりでいます。
夕方ぐらい4時とかにやるつもりですので、
もしタイミングが合えば参加してみてください。
またボイシーの方で予約しておきます。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。
今日もいい1日にしていきましょう。
ちんぺいでした。心を込めて。
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