視線追従の現象
おはようございます、心理学者のじんぺーです。 本日も心理学の最新論文を紹介していきたいと思います。
今日は発達の話をしていこうと思っておりまして、 視線追従という現象について紹介したいなと思います。
6ヶ月ぐらいの子供、赤ちゃん。 赤ちゃんと言わないのか、乳児。
6ヶ月ぐらいから出始める現象で、大人の視線を追うようにして、子供もそちらを向いたりとか、目線を向けるというそういう現象のことです。
これについて文化比較を行ったような、とても興味深い研究がありましたので、そちらを一緒に見ていきたいと思います。
お知らせをさせてください。本日の20時から田中恵子さんと対談をすることになっております。
20時からは恵子ちゃんのチャンネルで30分お話しして、20時半からはこちらに移動していただくということになっておりますので、
ぜひ8時から来てもらえれば嬉しいなと思います。 もう久しぶりの対談ということで、最近の近況報告。
いや、雑談。 後半では恵子ちゃんの今度10日に発売される新著、僕も昨日予約、Kindleでさせてもらいましたけれども、
お話をたくさん聞かせていただこうと思っていますので、ぜひ楽しみに聞きに来てください。コメントも大歓迎でございます。
いっぱい深掘りしていきましょう。 では本題のお話は視線追従の話でございました。
視線追従という現象、先ほど言ったように6ヶ月ぐらいの子供から出始めて、9ヶ月ぐらいで安定すると一般には言われているんですけど、
これがまずなぜ重要かというところで、あんまり意識しないとわからないんですよね。
おそらく皆さんは友達がどこかを、別の方向いたらそっちを向いてしまうような、人の目線で追っちゃうようになっていると思うんですけど、
あれがそのぐらいの子供から出始めるということなんですけど、これが何でそういうことをやっているかというと、いろんな説というか、
いろんな点で重要であると言われていて、例えば他人の感情とかを理解することにつながっている、この視線追従ということが一つそのスタート地点になっているとか、
共感性の基盤になっている、相手の思っていること、考えていることを推論するために、そういった視線追従という現象がまず起こって、
そこから相手の心に、相手の視点に立ったりとか、相手の心を読める、読めると言うとちょっと語弊があるか、理解するようになる、それも語弊あるかわからない。
そういう相手の気持ちになるということができるようになるために、その視線追従というものが赤ちゃんの入獣用児から出始めるということです。
今回の研究は文化比較なんですけど、なかなか自分たちでは取ることが難しいようなサンプルを取っていて、というのも国で言うとスウェーデン、ブータン、ウガンダ、ジンバブエという4カ国です。
なぜこういう文化比較を行うかというところなんですけど、2つの説があります、この視線追従に関して。
1つが人類普遍的に、どんな赤ちゃん、子どもでもこの視線追従という現象は起こるという、そういう研究もあると。
もう一方で、その正徳的な、人類普遍的な現象では実はないんじゃないかと、西洋化した社会において観察されるような現象なんじゃないかというような説もあると。
この校舎が何でそういうことを言っているかというと、例えばこれも面白い研究なんですけど、産後うつの母親の子どもというのは視線追従をしにくくなるというような研究結果があったりとか、
ちょっと貧困を抱えていたりとか、子どもとのコミュニケーションが不足しているような過程で、視線追従の精度というか、そういう現象が見られなかった、見られにくかったというような研究があるそうです。
すみません、そちらまでは詳しくは読めていないんですけど、先行研究ベースではそういうふうに言われていると。
なので、今回例えばウガンダとか、ウガンダのサンプルがですね、実は難民キャンプでデータを取ったみたいなんですけど、そういう過酷な環境、戦争の危機がある、迫っているとか、
もしくは気候的にもだいぶチャレンジングな間伐の被害があったりとか、食料になかなかありつけないとか、そういった環境の変化が顕著。
スウェーデンというのは高収入で教育水準も高くて、もう親がみんな大卒みたいなところと、初等教育ギリギリ受けられるか受けられないかみたいな親のところ。
とても厳しい環境に置かれているような家族、家族の子供のデータを比べているというのはとても面白くて、
研究結果と考察
このサンプルがどれも視線追従のデータが取れる、そういう根拠が見られるというのであれば、確かに視線追従というのは人類のある種普遍的な現象なんじゃないかと言えるよねということを言いたいような研究になっています。
ここまでがすごく重要で、あとは結果だけなんですけど、どうなったかというと、どのサンプルにおいても視線追従という現象が見られたということです。
これどうやってやるかというと、ビデオを見せて大人がビデオに出てくるんですけど、その大人がこの左右にものがあって、そのどちらかを見ると、
それを子供がビデオの前に立たされている、立たされているか座らされている乳児がその大人の方を向くかどうかというね、それを調べた。
アイトラッキングを使って調べたというめちゃくちゃシンプルな実験なんですけど、それをやるとどのサンプル、難民キャンプのうがんだの子供たちであっても、
そういった視線追従の証拠があったと見られたというのが今回の主要な結果になっております。
あとは、戦争の危機とか気候変動、干ばつがあるかどうかとか、そういったことが視線追従の有無とは特に関連が見られなかったということで、
環境の過酷さというもの、親と子供が満足にコミュニケーションが取れていない、安全な状況で取れていないという状況においても視線追従は見られるというのが今回の主要な結果でございました。
こういった研究はサンプルデータを取るのも難しいでしょうし、やる意図がとてもシンプルというか、これまで2つの派閥があってもっとグラデーションはあるんでしょうけど、
そういった考え方、研究結果がある中で1つの方を支持するということで、とても重要な研究結果かなというふうに思っております。
自分の子供はまだ1ヶ月も経っていないので、そんなのはまだまだなんですけど、絵本とかを見せるとちょっと興味示したりとか、絵の方を向いているような感じもしていて、
視線追従ではないですね、これは。だけど、何かちょっと視力が出始めたりすると、そういったものの方を向くみたいなことは既に観察できているのかなと思っていて、
6ヶ月から9ヶ月くらいの視線追従のことを見るのがまた楽しみだなというふうに思います。
ちなみに、この視線追従というのは先ほど共感性とかの1つ出発点になるという話をしたんですけど、
自閉症のテストと一貫として視線のテストもあるようで、この視線追従ができないということが自閉症の1つの指標ですよ、テスト指標になり得るということもあったりするので、
赤ちゃんの視線追従について
視線追従できないというパターンももしかしたらあり得るので、それはその時どういう対応をするかというのは分からないですけど、それも1つ覚えておいてもらっていいのかなというふうに思います。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。今日もいい1日にしていきましょう。
はい、最後1分だけ雑談をしたいと思います。
雑談というか報告、お礼感謝を述べさせていただきたいと思います。
少し遅くなってしまったんですが、差し入れをいただいていたのに返信をするのを完全に失念しておりました。
遅くなってすみません。1週間くらい経ってしまったんですけども、
さとこさんといっぴーさんから差し入れいただいています。ちょっとコメントもせっかくなので読ませてください。
さとこさんのコメントです。
じんぺいさんパパになって最初のお誕生日おめでとうございます。
奥様元気になるようなおやつのたしにでもしてください。
未知の子育て、正解も不正解もないと思うので、ぼちぼち頑張るといいと思いますよ。
さとこということで、本当にあったかいコメント、そして差し入れありがとうございます。
何に使おうかな。
誕生日の日はケーキを買いに行きました。
妻がまだ外出できない状況なので、自分でケーキを買ってきて、本当はケーキ一個ずつ買って食べようと思ってたんですけど、
そこのカフェがすごくおいしそうなケーキがたくさん並んでて、3個買っちゃいました。
3個を2人で分けました。だから1.5個食べました。
内緒です。
どうですよね。太ってるのかな。
明らかに運動量減っているけども、疲れてはいますね。活動量は多いですからね。夜も動いているという点では。
でもあれですよね。睡眠不足だとむしろ肥満になりやすいということを聞くので、気をつけたいなと思います。
話がされましたが、正解も不正解もない。本当にそう思いますね。
子供は勝手に育ってくれるのかなと思いますので、楽しんでね。一緒に遊ぶのはとても楽しみですね。
一緒に楽しんで、自分自身も成長していけたらいいなと思っています。
これもお誕生日になったときです。ありがとうございます。お誕生日おめでとうございます。
これもお誕生日になったときです。ありがとうございます。お誕生日おめでとうございます。
ちびぺーくんの応援も兼ねて差し入れでございます。
ぐらちゃんさんもお疲れ様でしたとお伝えください。
米印。生徒に尊敬する人はいますかと言われたので、ひつわりじんぺっと答えたことをここに報告します。
ありがとうございます。光栄です。
おいぴーさん、いいんですか?そんな尊敬する人わけで。
たくさん尊敬する人いらっしゃると思うので、その100分の1とかにもなれたらすごい嬉しいなと思いますね。
30歳になって、あんまり何も変わってないんですけど、おいぴーさん先輩なんですよ。
なんかすごいフラットに接してくださる。こういう風に尊敬するって言ってくださるってすごいことだなと思うんですよね。
自分もそうなりたいなと思うんです。尊敬する後輩たくさんいますね。
そういう人に年齢って本当にあんまり意味がないというとちょっと怒られるかもしれないんですけど、
でも本当にフラットなんですよね。おいぴーさんの僕への接し方って。
だからいつもすごく嬉しいなと思ってますし、おいぴーさんの活躍もFacebookとかでよく見させてもらってるので、自分も頑張りたいなという風に思ってます。
また日本に帰った時とかは一緒に何かしてくれると嬉しいなと思います。
ありがとうございました。
ケーキは自分で買ったので、2人から頂いた差し入れを何かに変えようと思います。
何にしようかな。お菓子ね。
でも一緒に外出できるようになったらまたカフェとかも行きたいなと思うので、その時にこれは2人からだよという風に言ってケーキを食べたいなと思います。
ありがとうございました。
