招かれざる客たちシリーズをプレイリストにまとめました。最初期の鍋モツも入ってるのですが、今の雰囲気とだいぶ違って話の内容よりもそっちの方が気になっちゃうかもです笑。てか、初期と比べるとずーみんめっちゃ話してくれるようになってくれて嬉しいですね、みなさんのおかげです。
鍋モツ/招かれざる客たちシリーズhttps://open.spotify.com/playlist/2GyUaHDuFrUAR21fJvEzmn?si=af1d0bb185cd4e18
|今回の内臓| ()〜 火の用心おじさん ()〜 フランス人おじさん ()〜 突然スプレーがけおじさん ()〜 オーリングテストおじさん
()〜 オーリングテストおじさん
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『 「まんが驚異の小宇宙・人体」』
本編で話題に出した小学生のころに読んでいた「人体」という漫画、改めて調べてみると正式タイトルは「まんが驚異の小宇宙・人体」というものらしい。全3巻。それぞれ図鑑みたいに分厚い。で、ネットで表紙を見たら色々と思い出してきて・・・というお話をしたいと思う。
そもそもこの漫画は、NHKの特別企画番組『驚異の小宇宙 人体』を漫画化したものらしい。以下、wikiから抜粋だが、ー”本作品は従来の“NHK特集”を“NHKスペシャル”に改める番組改編の目玉企画でもある。NHKでは全編にCGを使用した初の番組である。”ーという感じで、結構チカラの入った番組だったようだ。OPの曲は久石譲が担当とのこと。
で、番組内容は、ー”普段意識する事のない人体について放送当時の最新の科学的な知見から改めて捉え直し、その神秘の様を未知の宇宙に喩えて探検していく体裁を取る。”ーというもの。漫画化にあたっては、上記の番組スタッフの身体の中を、小さくなった人間とうさぎ(!?)のキャラクターが探検するという設定になっており、一部スタッフは実名らしい笑。内容的には、数年前に「はたらく細胞」という漫画が大ヒットしたが、あんなイメージを持ってもらうとわかりやすいと思う。はたらく細胞のように細胞たちが擬人化されているわけではなく、あくまで体内はリアルな描写であったが、身体の機能を身体の中に潜り込んで観察するような表現が、とにかくワクワクして面白かったように記憶している。ちなみに、配信の中で、身体が小さくなる方法について「ガリバートンネルみたいなものを通る」と説明したが、実際は「スタッフルームの通風口を通る」だった。なかなか面白い設定だと思う。
こどもの頃は「宇宙」がとにかく大好きだった。宇宙飛行士になりたかった。意味は全くわかっていなかったが、学校の図書室にある宇宙とか星とタイトルに書いている本や図鑑は一通り見たように思う。夏休みの工作の宿題も銀河系の模型を作ったのを覚えている。出来が良かったのか1年間学校内のガラスケースのなかで飾ってもらっていた。自分の好きなものがみんなの目に触れる場所に飾られていることが誇らしかった。あの頃の僕に見えていた空やその先の宇宙にはロマンがあった。今はもう、アプリで確認した空の天気で一喜一憂するだけだ。
その当時の宇宙好きの流れで、この本も手に取ったように思う。タイトルに「小宇宙」とある。「宇宙ってでかいんじゃないの?」と思った覚えがある。分厚かったので、図鑑か何かかと思って開いてみると、なんとびっくり、漫画やん。僕の通っていた小学校の図書室には、漫画は置いておらず、唯一の漫画だったのではないだろうか。当時から漫画好きだったが、小遣い等がなく、友達の家でしか漫画が読めないかったセキヤ少年は「学校で漫画が読める!」と大興奮だった。(最近の学校は漫画いっぱい置いてるみたいですね)
で、いざ読んでみると、またまたびっくり。第1巻は「生命誕生 心臓・血管」と副題がついているのだが、なんと、小さくなった人間とうさぎが、SEXする男女の身体の中に事前に入っておいて、精子が受精するところを観測するという、とんでも設定性教育漫画だったのだ。小学生(確か4・5年生だった)の僕には、なかなか衝撃的な内容だったわけだが、割とスッと入ってきたように思う。全3巻、他の巻では筋肉とか免疫の話がとか出てきて、自分の身体で想像するのもおもしろかったし、とにかく小さくなって身体の中を探検するという設定が大好きだった。貸し出しカードにほとんど他の人の記録が載らないその三冊を、何度も借りて、繰り返し読んでいた。
同時期「たけしの万物創世紀」というTV番組に夢中だった。宇宙やら身体の不思議を映像で見せてくれる教育的な番組だったのだが、マクロファージという免疫細胞が、名前がかっこいいってだけで大好きだった。だって、他は、赤血球とか白血球とか血小板って名前なのに、突然マクロファージなんですよ!?あ、あと、T細胞とかたまらなかったなぁ。アメーバみたいにウニョウニョ動いてばい菌を飲み込む、今見るとカクカクのCGなのだろうが、当時はそれで十分だった。当時、風邪をひいたら「熱が出るのは、身体の中で免疫細胞が戦っているからなんだ」と、熱にうなされていても、身体の中で戦うかっこいい名前の免疫細胞たちを想像するだけで、ワクワクして仕方がなかった。
もともと、物事を理解するときに、頭の中でビジュアルイメージが浮かぶ傾向にある僕の子どもの頃の柔らかい脳細胞にとって、漫画やテレビを通した映像体験は、凄まじく刺激的だったのだと思う。特に、小学校高学年の僕に「まんが驚異の小宇宙・人体」が与えた影響は大きい。今の僕の頭の中で展開されるビジュアルイメージにも多大な影響を与えていると思う。大切な一冊だなと、改めて。(セ)