福永社長の人柄
ジョブオール 福永ひとしの繊維の泉。始まりました、泉工業株式会社福永ひとしの繊維の泉。今回も社長ご不在会ということで、また専務に来ていただきました。よろしくお願いします。よろしくお願いします。
嬉しいですね。呼んでいただいたということはね、何らかの形でリスナーさんも楽しんでもらえた可能性がありますもんね。はい。
ありがとうございます。よろしくお願いします。はい。それでは今回は、社長の繊維裏話、何か面白いエピソードが他にないかということで、専務にお聞きしていこうかなと思います。
分かりました。そうだね、その繊維のことは長くなりそうなんで、一旦ちょっと福永ひとしという人物像に、こちらにフォーカスを当ててね、リスナーの皆さんも福永社長といえばこういう人だっていうのはなんとなくイメージできてると思うんです。
なおかつ、まだ会ってない人とかだと相当固まってると思いますから、社長像っていうのが。そこに対して、もうちょっとそこに解像度を上げるように福永ひとしっていうのはこんな人だよというようなことを私から付け加えさせていただこうかなと。その内容でいい?
よろしくお願いします。では、私が専務取締役の福永淳なんですけど、名前が、名字が同じ中でお気づきのように、私は2代目社長の福永ひとしの弟に当たります。割と年が離れている弟です。
いくらですか。
10歳、10学年分離れています。
もう全然違いますね。小学校は一緒じゃないですね。
ない。
僕はギリギリ弟とギリギリいたはず。
そうか。
ギリギリいました。6年生の時に1年生ですね。
なるほどね。
ぐらいなんで、でももう見てないってことですね。小学校で。
そう。
なるほど。
だから、僕がこの泉工業に来た時には、もうすでに社長の息子かって僕が言われてたぐらい。それぐらい年離れてるから。
社長、息子が来たんかって社長が言われてて、いやいや、あれ弟ですね。というふうなやりとりを何回か経験してます。
そういうこともあるんですね。
リスナーの人も大体、年離れてる弟なんだなって思っていただいた。
だからこそ、私が泉工業に来て、ある意味大先輩なわけです。社長が。
価値を上げるという教え
こんな社会人経験大先輩の中で、私から見てさすがだなと思えるところ、こんなエピソードをお伝えしようかなと思いますし、これはおそらくリスナーの方で、特に専業界まだまだ2年目、3年目なんだというふうな人にはもってこいのエピソードになると思いますので、ぜひお付き合いください。
よろしくお願いします。
どんなことがあったかと言いますと、私が専業界っていうのがそもそも初めての中でこの泉工業来たわけですから、どうしてもカッコつけたかったんですよ。
最初に何かドカンと大きい仕事を取ってきて、ほら俺でもできるじゃないか。カッコつけたかったんですね。
若気のイタリーみたいな。
だからもう業界初にもかかわらず、見とけよというようなことで一人歩きをして、いろんなところに風呂敷広げて、結果残廃やったんです。商談が全然うまくいかず。
ただいいとこまでいったんですよ。これで取ってこれるかな、みんな喜ぶかなって思ったときに、値段交渉の中で私が負けちゃいまして。
私はおそらく選んだのかなと思って落ち込んでた。もう一歩だったのになと。自分の成果としても欲しかったけど、何より会社に貢献したかったんでね。
やっぱり大きい仕事取ってきよったなあいつはというふうに社長にも思ってほしかったし、それができへんかったと思って落ち込んでたとき。そんなときに社長が若手の私に言った先輩の一言。これが良かったんですよ。
ぜひリスナーの皆さんもそんな先輩が近くにいたらと思いながら聞いてください。何言われたかと言いますと、値段で負けたと。そのときは価格は下げるな。価値を上げろというアドバイスだったんですよ。深くないこれ。
確かに値段を下げたら値段交渉いけますけど、そういうことではないっていうことですよね。そうです。なるほど。深いでしょ。いろんなことが思い浮かぶ。当然うちの泉工業っていうのは、ほとんどの工程を我が社だけでできるので、ある意味、付加価値は付けやすい。むしろ付けなきゃいけない。
どっかから仕入れてきて、それを売るだけですという販売代理店じゃないので。だからこそ価格を下げるんじゃなくて、なぜこの糸がいいのかとか。そういったことをちゃんとクライアントに納得してもらうまで、説明するところに力を使え。そういう意味合いなんですよ。価値を上げろ。そうなれば必ず選んでくれる会社があるよと。
っていうふうに、社長なりの自分の経験も含めてで、私を励ましてくださって。当然、そのときはすぐにはわかったってならへんよ。ならないですね。ならない。いや、そんなに言うても、もう逃がしてしまうと魚どないしますよってなって泣きそうになってるんです。
けど、ずっとそのことを覚えてるってことは、やっぱり心髄をついてるんだなと。価値を上げろ。このキーワード。じゃあこれ、皆さんもぜひリスナーの方もいろんなお立場で仕事を一生懸命されてると思うんですけど、僕のときはまだ令和じゃなかったから、平成だったから、今令和なんか特にこの価値を上げろのほうしかないと言ってもいいんじゃないかなと思う。
値段下げて仕事をとってこいなんて、考え方としては一つ前の古い考え方かな、令和からしたら。だから余計にこのセリフというか、このアドバイス、このリスナーさんももう一回考えてみてほしいんですよね。自分の商談とか何か人に提案するときに価値を上げて言えてるのかなと。
ここは、答えは相手しか持ってないです。 自分で価値を上げるために自分でもごもご自分の自社の自慢営業みたいにしがちなんですけど、それやっても100%相手には響きます。その価値は何ですかっていうのは相手しか持ってないから、丁寧なヒアリング。
それを社長はやってこいというふうな、そんなアドバイス。ぜひ皆さんもここから気づくこといっぱいあるんじゃないかなと思いますので、そんな生きざまをしているのが福永社長ですよというところを今日は肉付けさせていただきました。
社長の人間性と生活
もうそれこそ、出張毎週行って、そこで丁寧に聞いて喋って、新しい糸を作るのをやってみようかっていうのは、やっぱり人の意欲って位置作るのが大変じゃないですか。その位置を出張で作りに行くっていうスタイルなんじゃないかなと僕は思うんですけど。
それがやっぱり泉工業の売り上げにつながってる部分もやっぱりあるんじゃないかなっていうふうには思うんで。
相手に真摯に聞く。業界用語とかそういったところでもやっぱり知識欲がすごいんで、業界の方々っていうのは同じ言葉が出てくるとちょっと嬉しいんですよ。
なんかこう、それ知ってんねやっていうので、同じ土台に立って話せるっていうところが社長は強いと思うんで、最近ちょっと出張についていくようになりまして。
それで、ああそういう感じで懐入んねやみたいな面白いところがいっぱいあって、勉強させてもらってるんですけど。
さすが同じ血が流れてるだけあって、インプットの量が多いやるねきっと。
ただ、24時間働くことはできないんですよね僕は。
そもそもやったらあかん。生物学的に。
ただでもそれは社長がやってのけるという今の会社のトップはこうしてるんだぞっていう形。
リスナーの方も今話してもらってるりゅうたつくん、2025年時点で何歳?
25歳です。
25歳です。のりゅうたつくんがですね、何十年後かにはもしかしたら3代目社長になってる可能性があるわけです。
今のうちにちょっと覚えといてください。こんなりゅうたつくんがいたよと。
むっちゃこんなん喋ってたわ、こんな下手くそな喋り方してたわって言ってくれたらめちゃくちゃ恥ずかしがると思うんで。
喋り方もされることながら、そういう観点を持ってるというのがもうすでに社長と同じ血が流れてるから、私も心強いなという気持ちでいっぱいです。
ありがとうございます。
まだまだ足りてないですが、これからも頑張っていきたいと思います。
これけど、今だいぶ社長を褒めることしかしてないんだけど、社長くすぐったいかな、これ聞いたら。
かなりくすぐったいんじゃないかなと思いますし、謙遜も入ってくるんちゃうかなっていうのはありますけど。
ちょっと怒られるかもしれないな。
酒どいたほうがいいってことですか?
関西人ってほら、やっぱりちょっと人笑い取るとかありや。
受け狙い。
おめえ、パネしちゃったら嘘っぽくなるとかさ。
そういうセンサー敏感やんか、社長。
なるほど。
だからちょっと間抜けな社長も、1社長ぐらいも見せといたほうがいいんちゃうか、りゅうたつくんから。
仕事中の社長ですよね。
いいんじゃなくていいよ。
福永ひとしとしての人間ですが、仕事中はすごい、いろいろやっててすごいんですけど、先ほどの専務に対しての言葉だったりっていうところはやっぱ深いとこつくし、いろんな視点持ってらっしゃいますし、すごいなとは思うんですけど。
家帰るとリモコンのひとつもわかんないんですよ。
これはマジです。
これどこ押したらいいんやって聞かれます。
あ、そう。
はい。
繊維以外のことはからっきし。
はい。
最近ようやくネットフリックスとかに触り始めるようになりまして。
すごい進歩じゃないか。
全然です。
そうか。
ほんまに家のことのボタンはわかりません。
わからない。
はい。
これもやっぱり昭和の感じなのかもしれません。
すみません。
ちょっと昭和の人に対して。
全然全然。
率直な意見ではない。
社長はそういう人間です。
やっぱり仕事に対しての、ほんまに突き詰める要素っていうのはすごいんで。
ただ、生活になるとちょっとおざなりかもしれないです。
かもしれない。
そんな人間らしいところもありつつの、社長の生き様はほんの少しだけ紹介させていただきました。
それでは、今回は社長合在会2回目ということで、
専務と社長の面白いエピソードをお話しいただきました。
ためになるエピソード&面白いエピソードやね。
ぜひリスナーの方もね、まだまだ専業界満もないという方おられると思いますから。
まだまだあと何十年居続けられる業界やと思いますんで。
ぜひ価値を上げるというメッセージをうまく皆さんインプットしていただいたら嬉しいと思います。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
