1. IVS2024 KYOTO SESSIONS
  2. 大企業がWeb3ビジネスを実現す..
2024-09-24 30:31

大企業がWeb3ビジネスを実現する際の課題と可能性:社内外の見えない敵とどう戦うか?

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■IVS2024 KYOTO/IVS Crypto2024 KYOTOについて
2024年7月4日から6日まで、伝統と革新が融合する京都で、IVS2024 KYOTOとIVS Crypto 2024 KYOTOを同時開催します。

IVS2024 KYOTOは、起業家、投資家、事業家、技術者、研究者、そしてスタートアップやオープンイノベーションに関心を持つすべての人々を対象としたカンファレンスです。資金調達や事業成長の機会を求める経営者や投資家、新しい事業アイデアに興味がある人々にとって、新しい未来を築くための貴重な機会を提供します。

IVS Crypto 2024 KYOTOは、クリプトとブロックチェーンに特化したカンファレンスです。この分野のパイオニアたちが、デジタル経済の進化とWeb3の可能性について深く掘り下げます。両カンファレンスは同じ場所で開催され、参加者は自由にどちらのイベントにも参加できます。


名称:IVS2024 KYOTO / IVS Crypto 2024 KYOTO
主催:IVS KYOTO実行委員会(Headline Japan/京都府/京都市)
日時:2024年7月4日(木)~7月6日(土)
会場:京都パルスプラザ他  

・チケットページ:https://www.ivs.events/tickets2024
・HP:https://www.ivs.events/
・X(Twitter):https://twitter.com/IVS_Official

#IVS #IVS2024 #スタートアップ #起業 #経営 #ビジネス

サマリー

大企業はWeb3ビジネスを進める上での課題や可能性について議論を行っています。特に、企業の利点や資源を活用した取り組みの重要性が強調され、成功事例が紹介されています。Web3ビジネスを実現する際には、社内の抵抗や認識のギャップが課題となります。また、スタートアップとの連携や、セキュリティートークンなど新しい技術への理解を深めることが重要です。全体として、内部の理解を求める努力と、外部との効果的なコミュニケーションが鍵となるでしょう。 大企業はWeb3ビジネスを推進する際に直面する様々な課題とその背後にある真実についても議論しています。特に、ゼロトラストの原則やインフラへの理解が必要であり、ビジネスモデルが変革される中での実績の積み上げや社内での協力が重要だと強調されています。 また、大企業がWeb3ビジネスを推進する際の課題と可能性については、内部および外部との敵との戦いが鍵となることが論じられています。特に、プロトコルと企業の接点を見つけることが重要視されています。

ウェビナーの開始と自己紹介
Kimihiro Mine
それでは始めさせていただきます。本日は皆様お忙しい中、本セッションにお越しいただきまして誠にありがとうございます。
まずはですね、簡単に自己紹介を各社様ですね、行っていただきたいと思います。
どういったビジネスをやられているか、簡単な概要をぜひお願いいたします。
Hideaki Kudo
ありがとうございます。本日はこういった機会をありがとうございます。
レーザーデジタルジャパンの代表取締役をしております工藤と申します。
レーザーデジタルジャパン、レーザー自身がレーザーデジタルホールディングスという形で、
これはノムラホールディングスの100%子会社として現在設立をしております。
海外に拠点を設けておりまして、基本的にはロンドン、スイス、ドバイ、ジャパンということで、
4拠点体制で今ビジネスを展開しております。
これはノムラがクリプトのビジネスを直接正面から捉えにいくということで、
2年ほど前に設立したものでありまして、最近でも特にトレーディング周りですね、
ここを中心に取引ボリュームを海外を中心に引き上げていっている、こういった状況でございます。
24時間のトレーディングですと対応がクリプトの場合必要になりますので、
アジアに関しては日本のところからしっかりビジネスを立てていくということで、
これを昨年の10月にレーザーデジタルジャパンということで設立をしております。
私自身、ノムラホールディングス側でデジタルアセットのセキュリティトークン、
ステーブルコイン含めて立ち上げを過去5年ほどやっておりましたけれども、
足元はデジタルアセットの中でも特にクリプトにフォーカスするということで、
このジャパンのところの運営を含めてになっているという状況でございます。
本日よろしくお願いいたします。
大企業における利点と課題
Kimihiro Mine
ありがとうございました。では次の小野さんお願いいたします。
Akihiro Ono
ありがとうございます。関西電力グループの情報通信企業オプテージで事業開発のチームマネジャーをしております。
小野と申します。
私どもオプテージは特にWeb3の中でもインフラというキーワードで今、事業開発を進めてございます。
公表しているプロジェクトだと、昨年はビットトレード様との能動という切り口でのステーキングの実証ということがございましたし、
今年度に入ってからはプログマ様、他5社でデジタルカーボンクレジットの社会実証というところを進めてございます。
このような形で特にインフラというレイヤーで今、事業を進めようとしております。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
Kimihiro Mine
ありがとうございました。では次に小林さんお願いいたします。
Eiji Kobayashi
セキュリタイズジャパンの小林と申します。
セキュリタイズはRWAのトークン化、あるいはデジタル証券のグローバルのトッププレーヤーと言えると思います。
例えばパブリックチェーン、プライベートチェーン両方とも対応できるとか、
ウェブ3になることを想定して準備もできているという非常に先進的な企業です。
ここにいる皆さんとは違ってまだスタートアップではありますけれども、
今日はスタートアップの観点からのお話をできればというふうに思います。
日本ではソニー銀行とかマルイグループとか結構大企業ともお取引してますので、
そういう視点は多分あるかというふうに思います。
自分はアメリカの学校を出てウォールストリートでずっと投資銀行とかやって日本に帰ってきてますので、
逆に言えばそういう業界の置き換えられるようなサイドもずっとやってますので、
そういった視点もちょっと取り入れればなというふうに思います。
本日よろしくお願いします。
Kimihiro Mine
はい、ありがとうございました。
では最後に小田さんお願いいたします。
Genki Oda
はい、よろしくお願いします。
SBIホールディングスから来ました。小田元紀と申します。
今日は大企業というテーマで参加させてもらっているんですけども、
1年前まで、私も全く大企業ではなくてですね、
SBIグループにジョインしたのがちょうど1年前でして、
自分でずっとベンチャーやったりとかですね、上場企業とかやってたんですけども、
今SBIグループ1万9000名の社員がいる会社なんですけども、
その中でですね、1年前まではスタートアップだったという意味がですね、
今日は話させていただければと思います。
よろしくお願いします。
Kimihiro Mine
はい、ありがとうございました。
ではですね、本日のテーマが大企業のですね、
Web3ビジネスに取り組んでいくですね、課題と可能性ということで
設定させていただいております。
皆さんですね、本日お集まりいただきました皆様ご承知の通り、
日本を代表する大企業の方々、もしくは大企業をほぼメインとして
取引をされていらっしゃる会社様でいらっしゃいますけども、
まず大企業でですね、あるがゆえの利点、
例えば人がたくさんいるとかお金がたくさんあるとか
いろいろあると思いますけど、
そういったですね、大企業でWeb3ビジネスやっててよかったわ
みたいなところがもしありましたらですね、
ぜひ教えていただきたいと思います。
工藤さんお願いできましたでしょうか。
Hideaki Kudo
はい、ありがとうございます。
大企業のところで利点のところからという話かと思いますので、
ちょっとそのあたりからいきたいと思います。
今レーザーデジタルのところに私自身いますけれども、
野村ホールディングス側からも私このビジネスを見ておりまして、
過去5年はどちらかというと野村ホールディングスのところで
どういった形でデジタルアセットのビジネスを立ち上げるかということで
やってきたわけです。
大企業の場合、どちらかというと良いところ悪いところで言うと
だいたい悪いところの方が困ったことの方が多いので、
ちょっと良いところからとなるとなかなか難しいんですけれども、
例えばこのレーザーデジタルっていうのは野村の中では比較的
成功事例に今のところ近いのかなというふうに思っています。
これなぜかというとですね、ある程度のスケーラビリティを持って
いきなりこう入っていくということが現状できていると。
立ち上がってまだ2年も経ってない状況ではありますけれども、
4拠点立ち上げていますし、ライセンスもドバイで2つ取っております。
そういう意味ではスピード感をかなり出していけているかなと。
ただこれは通常の我々の野村のやり方ではおそらく無理だったということもありまして、
今回どういう形でやったかと言いますと、レーザーデジタル自身は
レーザーデジタルホールディングスという組織がございます。
これは野村ホールディングス直下にレーザーデジタルホールディングスを立て付けておりまして、
相当程度の裁量をですね、ここに渡しているというこういった状況でございます。
したがってですね、この中でコンプライアンス、リスクマネジメント、
ビジネスジャッジも当然ですけれども、もうある程度ですね、
ここでコントロールしながら進めていくという、こういった体制を持っております。
ですので、ここはですね、かなり良かったところかなというふうには思っております。
Kimihiro Mine
はい、ありがとうございます。じゃあ次に小野さんお願いできますでしょうか。
Akihiro Ono
ありがとうございます。
多分大量のお金でぶん殴るとかは他の皆さんがしゃべるので、ちょっと違う切り口を私はしゃべりますけど、
私と一緒にやっているこの部長とかでですね、やっぱり一つ信念があって、
大企業でやるからには平坦をしっかり作りたいと。
いざと、いざスケールさせるってなった時に、もう大量にそのリソースを突っ込めるような状態にしたいっていうことがありまして、
今その伏線を張ってるっていうところだと思います。
で、特に人っていう観点でちょっとお話ししたいんですけど、
大企業ってもうそれ自体が村とか町みたいな状態なんですけど、
改めて尋ね歩くとですね、なんかお前ビットコインはこんなところにおったんかみたいな人たちがいるんで、
その人たちをもうプンツ構えて連れてくるっていうのをですね、今やってきてるっていうところなんですけど、
村もよく探せばビットコイナーもいれば、他のクリプトに詳しい人もいるっていうところなので、
それって多分町の中で探すよりはよっぽど見つけやすいんで、
大企業の農夫、誰が何してるかとかみたいなのって、これ一つ利点かなっていうのは、
自分たちの今のステータスとかを見ると思うというところでございます。
Kimihiro Mine
はい、ありがとうございます。
成功事例と戦略的コミットメント
Kimihiro Mine
小林さん、大企業さんとお取引をされていらっしゃるというところで、
だからやりやすいなとかメリットがあるなという視点から是非お願いできますでしょうか。
はい、ありがとうございます。
Eiji Kobayashi
大企業って何か一括りにしちゃうのも何かっていう気がして、
やっぱり結構うまくいってるケースでありまして、
例えば我々がやってるソニー銀行のグリーンファイナンスセキュリティートークンとか、
丸井とかもですね、応援祭、これも4回もやってますし、
そういう意味ではWeb3、RWAトークン化とかそういうのって、
結構ちゃんと着実にやってる大企業っていうのは意外とあるんですね。
ここから先は我々が勝手に人のことを言い悪いってそういう話なんですけど、
やっぱりうまくいってる会社っていくつかあって、
一つはやっぱりトップの経営人とかが結構そこのところをコミットしてる。
それがあるんじゃないかなと思います。
逆に例えば案件が良ければやってやるよとか、
経済性が成り立たないとやらないとかいう、
そういうレベルの話になると多分ダメなんで、
やっぱり戦略的にこれが企業の将来を左右する話だということをちゃんと理解して、
その上でやってる企業っていうのはやっぱりちゃんとできるなっていうふうに思うのが一つ。
もう一つ、これやるがためにやってるところも結構見受けられるんですけど、
そうじゃなくてやっぱりやって、利用者である発行体であるとか、
大企業が直面する課題
Eiji Kobayashi
それから投資家であるとかがやっぱりやってよかったよねって言われるようなものを作ろうっていう、
そういう意識ですかね。
この2つが結構大切なんじゃないかなというふうに旗から見てて、
勝手なこと言って申し訳ないですけど思っております。
Kimihiro Mine
はい、ありがとうございます。
次に小田さんお願いできますでしょうか。
Genki Oda
はい、私さっきごと自己紹介のときに、
1年前大規模じゃなかったということをお伝えしたんですけども、
やっぱり圧倒的に感じることがですね、
自分たちの会社概要、これを初めに言わなくてもいいっていうこと、
これやっぱりすごい大きいなと思ってまして、
多分今日参加していらっしゃる方、大企業の方もいればスタートアップの方いらっしゃると思うんですけども、
多分スタートアップの方って一番初めて、
うちの会社はこういう会社ですって話をして、
多分そういうのを3回、4回ぐらい会社セミをやった上で、
初めてじゃあサービスって話になると思うんですよね。
だいたい自分の経験で言うと3回、4回話したんだけど、
全く触ってないってあったりとか、
3回、4回説明したんだけど、やっぱりお仕事は仕事できませんっていう、
そういうケースが4割ぐらいあったなと思ってまして、
それが大企業の場合ないっていうのは、
こんなに簡単なことがあるんだっていうのが、
僕自身本当にこの1年間経験してることなんで、
これはやっぱり本当に大企業だけいるとやっぱりこのことってわかんないと思うんですけども、
これが本当に最大の価値なんじゃないかなと思いますね。
Kimihiro Mine
はい、ありがとうございました。
ではですね、次、ここからがこのセッションの本番で、
実は皆さんに、私がお聞きしたかったし、皆さんがお伝えしていただきたいことなんですけど、
大企業であるがゆえのですね、課題っていろいろあると思います。
で、会場にいらっしゃる方々も、さっき小田さんおっしゃっていただきましたけども、
大企業の方々もいらっしゃるし、スタートアップの方々もいらっしゃると思います。
で、大企業の方々でいうと、例えばですね、Web3とか言っても上がわかってくれないとかですね、
人がつかない、予算が取れないとかですね、
いろいろいろいろ多分会社の、特に業種によって違うと思うんですけど、
あとオーナー経営者なのかサラリーマン経営者なのか、いろんなところで通し方の癖とかありますよね、
社内のお作法をどう通すかとかですね。
なんで、大企業になればなるほど、敵はうちにありっていうのが典型的な日本のサラリーマンなんで、
そこをどうやってWeb3とか、なんか海のものとも山のものともつかないものをですね、
どう突破するか、さっき小林さんもおっしゃってましたけども、
そこら辺の実施体験をぜひ語っていただきたいというのがあります。
あとは、スタートアップの方々がですね、例えば工藤さんのレーザーデジタルさん、
日本を代表する野村ホールズさん、野村証券さんのグループ会社さんでいらっしゃいますけど、
当然、セキュリティートークンとか、いわゆるWeb3のファイナンスに関して言うと、
野村さんに当然お話しに行きたいわけですよね、ほとんどのスタートアップさんは。
でも、どうしていいか分かんないと。そもそも誰も知らない、野村証券知り合いないし、
どっからどう連絡取ったらいいか分かんない、みたいなことも多分あると思います。
SBIさんとかもそうですよね。
で、オフィテージさんとかも関西電力の100パーセント小会社から、
いや、みんな知ってるんだけど、どうすればいいんだっけ、みたいなところが、
やっぱりスタートアップさんって結構多くがそういう悩みを持ってらっしゃいます。
大企業とのフックがないというところもあって、
じゃあ、こういうふうにすると、いや、我々実はオープンにしてますよ、
こういうふうに聞いてもらうといいんですよ、みたいなことを、
もろもろスタートアップとの連携の仕方とかを含めて、
そこをぜひ各社の皆さんに語っていただきたいと思います。
スタートアップとの連携の重要性
Kimihiro Mine
ぜひ、武藤さん、お願いいたします。
Hideaki Kudo
はい、承知しました。
ちょっと今、トピック的には多分広いかなと思いますので、
ちょっといくつかピックアップしていきたいと思います。
私自身はですね、ちょっとその前に行きますと、
このスタートアップサイドの見方といいますか、
ここはよく最近わかるようになりました。
といいますのも、レーザーデジタルジャパンのところでやってまして、
やはりレーザーというのもですね、
知名度は日本ですとほぼゼロかなというふうに思っております。
私がですね、実際電話をかけてもですね、
野村です、野村なんとかですって言うと、
はーいってなるんですけども、レーザーのって言った瞬間に、
は?みたいな、これ社内でもそうなんですね。
ですので、最近はもう時間もったいないので、
野村のレーザーです、みたいな言い方をしたりとかですね。
ですので、非常にその辺の、先ほど小田さんおっしゃられたようなところが
よくわかるというところであります。
まさに最初に皆さんおっしゃられていましたように、
こういったこの手の事業とか、外との協力、スタートアップとの協力、
あるいはその会社の中で立ち上げる事業含めて、
敵はうちにありというところであります。
これはもう本当に隅から隅まで全員敵ということは、
多分皆さんもご承知のところかなというふうには思います。
じゃあこれどうやって倒していくのかということで、
私たち自身もですね、お前を殺してきたかと、
お前を倒してきたかというのを毎日は言っているんですね。
そういう形で戦うわけですけれども、
基本的にはですね、やっぱり意思決定者のところに到達するというのは、
これも大事ですと。
つまりそこの近い人たちをしっかり握るということですね。
で、一つ間違ってはいけないのは、意思決定者というのは一人じゃないんですね、これは。
複数人いますということで、誰か一人がイエスと言えばいいという話ではありません。
野村の場合もそうですね。
ですので、この複数の要はコンセンサスを取れるような形にどう持っていくか。
となるとですね、一つは、やはり二つ三つありますね。
一つはやはり熱量に当てる。
非常に高い熱量を持った人が中と外、それぞれにいるという、これが多分まず大事。
二つ目は、わかりやすい、エッジのあるビジネスなりシナジーなり、
そういったところかなというふうに思います。
特にこのシナジーのところは、あればあるほど方法となりやすいところですね。
かつこれもわかりやすいという、そのビジネスがわかりやすいという、
これはその受け手側からの見せんですけれども、
ここをですね、とにかく掘っていくという、こういったところかなというふうに思います。
レーザーデジタルの場合は、これはもうクリプトのディーリングですと。
ディーリングは得意ですよねと。野村得意ですよねと。本業ですよねと。
こういった切り口で実は攻めていったということがありまして、
今に至るということで、こういったシナジーのところとか、熱量を当てるとか、
こういったところがですね、非常に大事かなというふうに思っています。
社内外のコミュニケーション戦略
Kimihiro Mine
ありがとうございます。ちょっと工藤さんにお伺いしたいんですけど、
レーザーデジタルさんでホールディングスがありますと。
当然レーザーデジタルさんって日本だけじゃなくて、
いろんな国でやってらっしゃるじゃないですか。
各国のいろんな調整とかも、一つの大きな課題というかですね、
エンティティが分かれているし、あと金融の規制もですね、
各国でいろいろ違うとは思うんですけど、
その辺とかって、いわゆる日本の野村ホールディングスさんとかは、
いわゆる従来金融ですよね、証券の。
ただクリプトとかってやっぱり、詳しい人もいれば詳しくない方もいらっしゃるので、
その辺の社内の説得というか、調整はどうやってなさっていらっしゃるんですか。
Hideaki Kudo
基本的に各国のところについてはレーザーの方で処理してるんですけど、
やはり本当の肝になるところについては、野村ホールディングスのヘッドクォーターである日本で、
処理しなければならないと。
そういう意味ではここはですね、かなり上層のところで処理しに行っています。
そこに当然我々もタッチしなければいけませんし、
理解を促す事前にですね、いろいろな説明をやるということで、
ここはかなり時間を食うところであります。
ご承知の通りですね、トラウトファイからするとこのクリプト、
まあ理解が難しいです。
で、他方でクリプトからトラウトファイの方、
こちらもね、お互い理解が難しい状況にあります。
どっちも正しいとも言えないし正しくもないとも、
お互いの言いたいこと言ってるっていうケースは多々あります。
これはリーガルの面でもそうです。
ですので、ここをですね、本当に時間をかけてある程度やっていくと。
ただ時間かけると言っても、かなり短い時間で処理しに行くんですけれども、
そういったスピード感を持てる人をですね、
やっぱり社内外にちゃんと持つということが大事かなというふうに思います。
Kimihiro Mine
はい、ありがとうございます。
小野さん、ぜひですね、御社グループでの課題と解決の方向とかは、
Akihiro Ono
ぜひ語っていただければと思います。
ありがとうございます。
大企業の課題ということで、自分にとっての課題でもあるし、
会場にお越しの大企業の皆さんの課題とも思うんですけど、
不都合なWeb3の真実としてですね、
もうノンカストリアルとかプライベートチェーンとかで、
ゼロトラストの理解
Akihiro Ono
浅瀬でチャプチャプやるフェーズを終わって、
本当のゼロトラストの世界に入ってると思ってますと。
それ、昨今の流出事案とかもそうだと思うんですけど。
なので、たぶんWeb3ってなんか簡単にできるって聞いたんですけど、
大企業の方とお話しすることもあるんですけど、
目を覚ませっていうところです。
というところなので、自分も含めて不都合な真実に向き合わないといけない段階になってきたなと。
大企業って、大企業に限らずと思うんですけど、
意思決定者って簡単に話聞きたいんですよ。
だからもう中小度上げて、結論だけ安全か安全じゃないかだけ教えてって話なんですけど、
意思決定者はそれでいいんですけど、誰か一人覚悟を持って、
ちゃんとゼロトラストの真髄みたいなところは理解しておかないといけないんで、
それはたぶん自分とか他のメンバーがならないといけないなと思ってるんですけど、
たぶんそれが自分たちの課題でもあり、会場にいらっしゃる大企業の皆様の課題かなと、
昨今思ってるし。
Kimihiro Mine
ありがとうございます。
インフラの重要性
Kimihiro Mine
ちょっと小野さんにお伺いしたいんですけど、
オプテージさんですね、親会社さんが100%を株主して関西電力さんということで、
いわゆるクリプトとか証券とは違う業種の方なんですけど、
その親会社さんに対するリスク説明とか、
昨今のDMMさんの件とかあって、
おい大丈夫かこんなんでって、声は当然あると思うんですけど、
そういったのはどうやってクリアしてらっしゃるんでしょうか。
Akihiro Ono
まずは、これも大企業あるあるのかもしれないですけども、
Why usっていうところをみんな考えたいんです。
何で自分たちがやるのか。
自分たちのオリジンとかってらっしゃるときに何が関係あるのかっていうところなんですけど、
私たちのチームが一貫して言っているのはインフラなんですと。
上に乗っているユースケースとして金融とか今足元見えているのがあるんだけども、
これからその社会を変えていくインフラなんです。
ずっとインフラやってきたんだからインフラやるでしょっていう話で、
まずそれでも首根っこ捕まえてますっていうところ。
その上でもやっぱり金融っていうアーキテクチャみたいなところを、
自分たちのカルチャーに取り入れていかないといけないなっていうのは、
現場としては思うんで、
ここはちょっと徐々に浸透させていっているところで。
なのでまずはホワイヤスっていうところを語り切るっていうところかなと思っております。
Kimihiro Mine
はい、ありがとうございます。
じゃあ小林さん、次ですね。
小林さんの会社、いろんな大企業さんもですね、
SD発行されていらっしゃるので基本的には小さくない会社さん。
金融の会社さんだったり、例えばマリーさんみたいな、
金融じゃなかったりされますけど、
そういう会社さんにですね、いろんな営業されたりとか、
いろいろディスカッションされるときに、
どうやって攻略っていうか、
いろんなことを進めていらっしゃるのか、
ぜひ秘訣みたいなものがもしあれば教えていただきたいんですが。
Eiji Kobayashi
はい、先ほど申し上げましたように、
大企業っていってもいろいろあるんで、
やっぱり今実例が出ているケースっていうのは、
やっぱり比較的そういう意味で、
上も含めて理解ができている人たちだと思うんですね。
今我々が取り組んでいるのは、
その次のレイヤーにいる、
やっぱりそういう何らかの助けが必要な、
ところをどうやって攻めていくかって、
そういう話を結構やってるんですけども。
一言で言うと、
ディシジョンメーカーにやっぱり理解してもらうって、
さっき工藤さんおっしゃった通りなんですけども、
その過程ってやっぱり一発で何か説明して、
分かってもらえるほど明快でもないし、
そんな簡単でもないと思うんで、
やっぱりちょっとずつ慣らしていくっていう、
そういうのは結構重要かなと思っています。
多分ですね、ここにいらっしゃる皆様事務局というか、
実際にプロジェクトをドライブしている人は、
みんな分かってやってるけども、
その周りとか、上とか、
やっぱりちょっとずつ慣らしていかないといけない。
そういうところで、
やっぱり我々一緒にやっていくケースって結構ありまして、
我々やっぱりスタートアップなんで、
大企業とは違うカルチャーでやってますので、
そういうものをちょっとずつ出していって、
一緒にその作業をして、
社内で違和感をできるだけ取り除いていくっていう、
なんか非常にジャパニーズな感じなんですけど、
でもそういうのって結構重要かなと思って、
我々そういうの取り組んで、結構時間かけてやってます。
基本的にやっぱり、
大沢さんがお話したように、
テクノロジーのベースが完全に変わってますので、
そのベースでビジネスを作り直さなきゃいけないっていうことは、
多分上もちょっとはわかってると思うんですね。
だからそれをどうやって実現させるかっていう過程で、
我々のようなスタートアップで、
かつですね、外資系ですし、
我々基本的にグローバルでビジネスをどうやって勝ち抜いていくかって、
そういう視点でやってますので、
こういうちょっと異質なものをうまく使ってもらって、
社内での理解というかね、
お友達の輪を広げていくっていうのが、
すごく重要かなというふうに思っております。
顧客中心のビジネス
Kimihiro Mine
はい、ありがとうございます。
小林さんの会社もですね、
セキュリティ大事さんが、
親会社がアメリカでいらっしゃって、
プラットフォームはアメリカのものでやられていると。
基本的に規制がかかっていないことはわかっているんですけど、
一番大きいところって、
基本想定されていらっしゃるのがパブリックブロックチェーンなんだけど、
日本ではなかなかですね、
パブリックが現時点ではっていうことですけど、
あまりまだ実例がないと。
クローズド、プライベートが多いんですけど、
その辺をですね、
特に大企業の方に対して、
パブリックでいきましょう、やりましょうみたいなことを、
もちろんね、いろいろトライはされてらっしゃると思いますけど、
その辺のこの実績一致化、
今後どうやって攻めていこうみたいな方針とかあったら終わりですか?
Eiji Kobayashi
いや、方針というか、
愚直にパブリックチェーンの方がいいっていうふうに、
宗教的に私信じてますので、
それを広めていくと。
多分ですね、
いい実例が一つか二つ出れば、
みんな動くと思うんですね。
だからそれを一緒にやってくれる人を、
やっぱり探すってことかなと思ってます。
Kimihiro Mine
はい、ありがとうございます。
じゃあ尾田さん、SBIさんって、
野村さんももちろんですけど、
私が認識している限り、
いわゆる従来金融の巨匠で、
一番Web3に本越でやってらっしゃるのは野村さん、間違いないです。
比較的新しい企業さんで、
この20年で急速に大きくなった会社さんの中で、
Web3に本越入れてらっしゃるのはSBIさん。
間違いないんですけど、
ただそのSBIさんですらですね、
やっぱり組織が大きくなっちゃって、
会社の数が増えたことで、
いろいろいろいろ、
昔に比べるとやりにくくなったとか、
ここが課題だなとかっていうことあると思うんですよね。
そういったところがもしあれば、
どうやって解消してらっしゃるかっていうのは、
ぜひ教えていただきたいんですが。
Genki Oda
そうですね、
自分がまだグループジョインして1年間なんで、
自分がどれだけ語っていいのかってのもありますけども、
今の皆さんのお話聞いてても思ったんですけども、
やっぱり大企業って、
何のために事業をやってるんだろうっていう、
結構あるじゃないですか、
ぶっちゃけた話。
3、4割、
やんなくていい事業をやっていることって、
正直あると思うんですよ。
やっぱり今の、
結構ここに参加されている大企業の開発者たちも、
そうかもしれませんけども、
どう上を理解させるために考えるかって、
やってると思うんですけども、
それってあんまり本質的じゃないと思っていて、
やっぱり大事なことって、
お客さんのためになってるかどうかじゃないですか。
お客さん。
お客さんのためになるんだったら、
当然会長のためになって、
だったら結果的に上も納得すると思うんですよ。
結構私も今、
確かにいろいろ考えてたんですけども、
グループジョインして、
3、4割は、
これもうやんなくていいなっていう。
そのやんなくていい事業をみんな考えるから、
逆にどう上のことをしていくかと、
やんなくていいよっていうのを、
みんな頑張って考えてるから、
こっちを何とかこれやった方がいいですって、
言おうとしてくるから、
無理に何かダメだよって言えないんだけど、
でもやっぱり大事なことっていうのは、
お客さんのためになるかどうかっていう、
そこだけ考えたほうが、
いいんじゃないかなと思ってますね。
Kimihiro Mine
そこはあれですよね。
スタートアップの時から、
実は本当はぶらしちゃいけないですよね。
会社が大きくなってもね。
Genki Oda
そうですよね。
あとやっぱり思ったんですけど、
何だかんだで大企業大企業っていたとしても、
大企業のWeb3ビジネスの課題
Genki Oda
それぞれの案件って、
メンバーって10人、15人ぐらいじゃないですか。
やっぱり結局そんなにスタートアップと変わらないんですよ。
だから大企業だからどうこうっていうのは、
やっぱり考えることで全くどうでもいいことだと思ってまして、
要はちゃんと逆に取って、
自分たちが価値あることを提供できてるんだっけっていう、
もうそこだけ考える。
いいと思いますけどね。
Kimihiro Mine
はい、ありがとうございます。
あと3分なんですけど、
最後にちょっと工藤さんにお伺いしたいんですが、
野村さんってかなりいろんなオープンにですね、
案件に取り組まれていらっしゃると思うんですけど、
大企業さんと取り組むときのやり方と、
あとスタートアップさんと取り組むときのやり方で、
例えばスタートアップさんを、
有望なスタートアップさんをご自分で探してですね、
ドアノックして、
うちとやってもらえませんかみたいに、
ご自分で行かれるケースってのは終わりなんですかね。
野村でもレイザーさんでもどちらでもいいですけど。
Hideaki Kudo
そうですね、比較的そのケースはどちらかというと、
少ないかなと正直なところ思います。
いろんな形は本当にございます。
少ないからないんだというわけではないので、
もちろんですね。
最近ですと、
すみません、レイザー側の立場で、
野村側の立場で、
ホールディングス側の立場でいきますと、
最近ですと、
くださいさんがですね、
バリデータ事業ということで、
おまかせという会社を立てていらっしゃいますけれども、
そこに出資させていただきましたと。
この場合は、
もともとこういった会場を含めてですね、
ネットワークの中で生まれてきたというのは現実でございます。
その上で冒頭申し上げたように、
シナジーが非常に分かりやすいということもあって、
かなりトントン拍子でいったケースかなというふうには思います。
Kimihiro Mine
はい、ありがとうございます。
小野さん、今関西でオプテージさんとしてやってらっしゃいますけど、
さっきおっしゃっていただいたインフラということで考えていて、
当然Web3はインターネットなんで、
関西とか、もっと言うと日本とか、
本質的には関係ないわけですよね。
オプテージさんとして関連グループさんとして、
じゃあもうグローバルに打って出るぞ、
Web3なんだからみたいな、
そういった野望っていうのはお持ちなんで、
言える言えないはあると思うんですけど、
今後の方針とかってお持ちなんでしょうか。
Akihiro Ono
ありがとうございます。
我々Web3インフラっていうところなんですけども、
特にB2Bに向いてますと。
なので自分たちのまず役割としては、
プロトコルと企業両方を向いて、
これの結設点になるべきだと思ってますし、
あるいはグローバルとローカルの結設点になるべきだと思ってますので、
さっきホワイアスティが話しましたけども、
自分たちのこのマーケットにおける、
産業における役割っていうことを考えると、
グローバルに向かざるを得ないなっていうところを
思っているというところです。
ちょっと大人な回答をしました。
Kimihiro Mine
ありがとうございます。
グローバル市場への展望
Kimihiro Mine
ちょうど時間が経ちましたが、
本日30分という形で、
非常な駆け足となってしまいまして、
なかなか掘り下げた議論できなくて、
申し訳ないところでございました。
本日この後、
お飯交換のお時間を持たせていただきますので、
ぜひご興味、ご関心をお持ちいただけた皆様、
ご登壇の皆様に対して、
お飯交換のご挨拶をお願いいたします。
本日はどうも貴重なお時間をさせていただきまして、
ありがとうございました。
ありがとうございました。
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