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#132 コミュニケーション前の、当たり前合わせ
2026-09-15 09:42

#132 コミュニケーション前の、当たり前合わせ

今回は、『コミュニケーション前の、当たり前合わせ』のお話です。


お伝えしている心理学ですが、

皆さまにとっての日常的で、身近な話題とも自然とつながっています。

その見方・活かし方を、ご紹介します。


今回は、「コミュニケーション前の、当たり前合わせ」について。

コミュニケーションと言えば、双方向のやり取り。とは言え、その場だけのものではない。特に何かを一緒に進める場合、お互いの当たり前には意味がある。そこでは何が起きているのか、いないのか。気づくヒントが得られます。


第1回目「承認欲求は誰もが持っている原点」

第2回目「心の仕組みは、世界共通。誰もが持つ、親・成人・子ども。」

第8回目「承認欲求を満たし合う、コミュニケーション3つの法則。」

ともリンクするお話です。


まだ聞いた事がない方も、

何本か聞いて番組に興味を持ってくださった方も、

気づくと変わる、いつもと違う変化を味わってみませんか?


<今回テーマ理論とつながる、特別回>

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠#76-SP4 コミュニケーション3つの法則と、3つのドア。振り返りと、まとめ。⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

※#1~#72の内、各SP回ごとでは、18エピソードが対象です。

※Spotifyリンクです。他のアプリでお聴きの方は、番組名とエピソード番号で検索してください。


<参考図書>

TA TODAY:最新・交流分析入門 第2版

ヴァン・ジョインズ&イアン・スチュワート(著)実務教育出版 2022年9月

※TA・交流分析の教科書とも言える本です。

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://amzn.to/4mwDgpV⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠


いい人間関係が面白いほどできる本

繁田千恵(著) 中経出版 2004年3月

※基本理論がシンプルでわかりやすく表現されています。

 絶版らしく、古書での入手になるかと。

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サマリー

コミュニケーションにおいて、相手との認識のズレは、互いの「当たり前」が合っていないことから生じることがあります。本エピソードでは、ホッチキス止めの例を通して、コミュニケーションの法則に基づき、この「当たり前合わせ」の重要性を解説します。新しい環境での円滑な人間関係構築のためには、まず相手の前提を理解し、認識を合わせることから始めることが大切だと説いています。

はじめに:コミュニケーション前の当たり前合わせ
こんにちは。明治大学で生涯学習講座の講師をしています。 遠藤美保です。この番組では、社会人や学生向けの生涯学習講座を10年以上行ってきた私が、日常生活でも活かせる心理学をポッドキャストでお伝えしていきます。
今回のテーマはこちら。コミュニケーション前の当たり前合わせ。今回はコミュニケーション前の当たり前合わせのお話です。お伝えしている心理学ですが、皆様にとっての日常的で身近な話題とも自然とつながっています。その見方、活かし方をご紹介します。
今回はコミュニケーション前の当たり前合わせについて。コミュニケーションといえば双方向のやり取りとはいえ、その場だけのものではない。特に何かを一緒に進める場合、お互いの当たり前には意味がある。そこでは何が起きているのかいないのか、気づくヒントが得られます。
第1回目、承認欲求は誰もが持っている原点。第2回目、心の仕組みは世界共通。誰もが持つ親、成人、子ども。第8回目、承認欲求を満たし合うコミュニケーション3つの法則ともリンクするお話です。
コミュニケーションのズレが生じた経験談
皆様、いつもと違う場でのコミュニケーションに苦労したことはありますか。違うグループ、違うメンバー、新しい学校、新しい職場などなど、同じようにしていてもどうもずれたりうまくいかなかったり。
以前、新しい職場に所属した時のこと。仕事自体はそれまで経験してきたなじみのある業務。ただなにぶん新しい職場ですから、一緒に組む人たちはまだなじみの浅い人たち。そんなタイミング。
ある時、私が担当していた案件。かなりタイトなスケジュールで資料を作成後、大量に印刷をして数十部の冊子を仕上げ、その日のうち締め切りまでに急いで先方へ持参する必要がありました。
手分けをして作業を進める中、仮にAさんとしますが、Aさんは冊子にまとめる役割。資料はA4サイズの横型、左上の隅一箇所をホッチキス止めというパターンでした。
冊子が積み上げられ、よし間に合うよかった、そう思いつつチェックをしていた時のこと。え?見るとホッチキスの止め方が縦になっていたり横になっていたり混在しています。とっさに頭の中はぐるぐる。どうして?
それまでの経験でも資料のホッチキス止めは当たり前。数え切れないほど自分でしたり他の人にしてもらったり。斜めに止める人、真横にする人、まっすぐ縦にする人、止め方があれこれあるのは知っています。
でもこんな縦だったり横だったり混ぜるって何?そんないい加減な。思わずこんなきちんと揃えてください。
動揺してそう言ってしまいました。口調はもっときつかったと思います。しばしの沈黙の後、あ、はい。が、どうも空気が微妙。私以外のメンバーはもともとよく慣れた方々。おかしい。
よく考えてみればいい加減な仕事をする人たちとも思えない。なんだろう。あ、そうか。はたと思い当たりました。実はこの時準備していた資料は2種類。しかも表紙がどちらもほぼ同じ。分かりにくい。
だからホッチキスの止め方で工夫していたのか。いい加減どころかなんて行き届いたお仕事、やってしまいました。
改めて確認すると、そういう意図だったとのこと。はぁ申し訳なさすぎる。もちろん皆様にひら謝りしました。我ながらお恥ずかしい限りです。
コミュニケーションの法則と当たり前合わせの重要性
さて今回のお話。コミュニケーションの法則から考えてみます。
順調に進んでいた作業。この時はコミュニケーションもスムーズ。それぞれがそれぞれの役割を果たし手分けして作業。
これはコミュニケーションの第一法則。相互に補うと書いて相補交流。誰もが心の中に持つ、親、成人、子どものうち、狙い、狙われたところから反応、やりとりが続くもの。
こちらが働きかけた部分から狙い通りに反応が返ってくる状態です。この時は目標に向かって成人対成人のやりとりだったかと。
ただ目の前のほっちキス止めを見て頭の中はぐるぐる。どうしてそんないいかげんな。私が変化。とっさにこんなきちんとそろえてください。
しばしの沈黙の後、あ、はい。それまでの成人対成人ではなく、私の心の中の親から相手の心の中の子どもに向け、攻める、叱るやりとり。
これはコミュニケーションの第二法則。交差点の交差と書いて交差交流。心の中の親、成人、子ども。狙い、狙われた部分ではないところから反応。ストレートに続かない、止まってしまうやりとり。
Aさんの立場からすれば成人対成人のやりとりだったはずが、いきなりこんなきちんとそろえてください。心の中の親からAさんの心の中の子どもめがけて言葉が飛んできたわけです。そのためしばしの沈黙、やりとりが止まってしまいました。
ただ、この時Aさんは、あ、はい。気持ちを切り替え応答。ひとまずコミュニケーションを再開してくれました。そしてその後、なんとか事実が判明。誤解は解けたのですが、しばらくギクシャクしたように思います。そりゃそうですよね。
コミュニケーションは、その場のやりとりだけではない。それぞれの前提、当たり前が違えばずれてしまうもの。業務自体は慣れていても、それとこれとは別。新しい場では当たり前合わせができていない。まずは観察したり、多めに確認したり、お互いの当たり前を知る、合わせるところから始めたほうが良さそうです。
まとめと番組からのお知らせ
では、今回覚えていただきたいポイントは、コミュニケーション前の当たり前合わせ。まずは気づくこと、そしていつもと違う変化を味わってみませんか。ここまで聞いていただきありがとうございます。最後に番組からのお知らせです。
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